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2013年06月20日

1/12 KAWASAKI GPZ400R 改と俺のバイク。


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またバイク模型作りました。

このBLOGを長いこと読んでくださってる方は、
この写真を見て「あれ?」と思うかも。特にバイクとか好きな人は。



そうです。

今回は俺が乗っていたバイクをオマージュしようと、
GPZ400R 通称400Ninjaを作っちゃったのよー。


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これです。これ。


このバイクは、俺がトラックを引退後(かれこれ15年前くらい)、
ぷらーっと通りすがりのKAWASAKIのショップに立ち寄った時に、
思わず衝動買いしてしまったバイク。


正確に言うと、GPZの兄弟車で、カウルが無いバージョンの、
FX400Rなんだけども、微妙に外装がGPZと違ってて、微妙にカッコ悪かった。

なので、GPZの外装を探して替えたという、スタートからしてキチガイなマシン。


そして、ジャパニーズ旧車スタイルならいざしらず、
こんな80年代臭がプンプン漂うスタイルなのに、黒のショート管で乗ってた。


よく、「え、えぇぇーー!?」って感じで2度見されたっけな。


その後、マフラーエンドにスーパートラップマフラーをつけたり、
900Ninja用のアンダーカウルを無理やりつけたり、
カッコイイんだか悪いんだか微妙なビキニカウルつけたりと、
全てにおいて斜め上いく微妙なスタイルを貫いた。

スーパートラップをつけた時の記事はこちら。



結局、当時乗っていた車が、
高速を走っていてまさかのタイミングベルト切れで廃車。

突然車が無くなってしまって、次の車の購入資金として泣く泣く手放した。


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そのラストランの時の写真。


手放すときの記事はこちら。



そして結果的に、ヤフオクで、

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このアストロを4万2千円でゲットしたわけだ。

最終的には修理やなんやで、トータル100万以上かかったけどね!わははー。



まぁ、話が脱線してしまったんだけども、製作記に入ります。

今回使ったキットは、


タミヤの1/12 GPZ400R。



俺が乗っていたバイクの雰囲気を壊さないようにしつつ、
少しだけアレンジを加えようと思った。


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ということで、タンク~後ろまで塗装して、デカール貼ってクリア吹いた。

あんまりツルテカにするとリアリティが無くなるので、
研ぎ出しはしないのが俺の制作ポリシー。


よーく見ないとわかんないんだけども、タンクは金属だからツヤあり目に、
シート下のサイドカバーからテールカウルにかけてはFRPだから、
少しツヤの質感を変えるために、サッとだけ半光沢のトップコートを。


そして、とにかくブラッキーに。

ボディはもちろんのこと、フレーム、エンジン、ホイール、ハンドルなどなど、
とにかく黒で。

だけども、材質によって、つや消し黒、セミグロスブラック、つやあり黒、メタリック調など、可能な限り塗り分けてリアリティを追求するというテーマ。





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ハンドルは、俺のバイクを忠実に再現するために、
先日作ったZ1から余ったパーツを持ってきて、トップブリッジを加工してアップハンに。


アップハンにした理由は、KAWASAKIのショップの人や居合わせたお客さんに、

「長時間乗ると腰が痛くなるから悪いこと言わないからアップハンにしな。」

と言われたから。


実際、そのお客さんも900Ninjaとかにアップハンしてた。






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そして、ディスクブレーキの穴に、リューターで一個ずつ穴を。

上が開けたもの、下がまだなもの。
やっぱりリアル感がぜんぜん違うね。





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ということで、今回はエンジン系のカスタムはほとんどナシで、
エアクリーナーもしっかりと付けました。







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で、ビキニカウルは、スクラッチする自信が無かったので、
RZ350の余ったパーツからカウルを持ってきた。







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ちょっと無理やり感が否めないけど、俺のバイクもそうだったしそれでいいかと。(笑)




ということで、





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完成!








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反対サイドから。









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カウルもまぁまぁ似合ってるでしょ。





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主に4種類の黒で塗り分けたエンジン周り。

軽くドライブラシとかウェザリングしてます。







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ディスクの穴がなかなか効いてるでしょ。







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ちょっとピンボケしてしまったけども、クラッチから伸びるケーブルは、
本来ならたぶんフレームの内側を通るはずなんだけども、
俺のバイクは思いっきり外側にベローンと出ていたので忠実に再現。(笑)



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ほら。(笑)







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チェーンは一コマずつ塗ったんだけど、細かすぎて見えなかった。
マジで老眼鏡無いとダメかな・・





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タンクやメーターまわり。






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集合管は、あえてショートタイプに。

ノーマルマフラーをベースに、プラパイプやパテで自作。
このマフラーの改造が一番大変だったかなー。







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マフラーエンドはこんな感じ。


と、こんな感じで、自分が乗っていたバイクを再現してみたんだけども、
こないだ、ある人にも言われたんだけども、

「バイク禁止令のパッションをバイク模型にかたむけたら、
よけいにバイクに乗りたくなるんちゃいますか?」









イエス。高須クリニック。




特に、自分が乗ってたバイクなんて作っちゃうと、
乗ってた時のいろんな思い出がグワーッと思い出されちゃって・・・



ちょっとここから少し回想録入るんで、もう少しだけお付き合いください。




そもそもなんで我が家ではバイク禁止令が出たかというと、
りえさんに「死ぬ」と言われたから。


でも、それには理由があって・・

まだ付き合って間もないころ、
俺は仕事とかでいろーんなことがあってストレスMAX状態。


そんなある日、りえさんとラーメン屋に入った時、
なぜか突然大量の鼻血。

のぼせてたのか、ストレスなのか、なんなのか。



とにかくラーメン屋さんがおしぼりとかたくさん出してくれたんだけども、
おしぼりもテーブルも血まみれ。


詰め物をしてなんとかかんとか鼻血は止まったんだけども、
りえさんが突然泣き出した。


「たかちゃん、死んじゃうのかなーって思って・・」


鼻血ぐらいでそんなわけないじゃんって言ったんだけども、


「たかちゃんみたいな
いろいろある人生だったら、
突然鼻血出してそのまま死んじゃうとか
充分ありえると思って・・」







「え・・えぇー?!」



りえさんの中では、
俺は突然死ぬんじゃないかと、かなりマジで思ったらしい。


それ聞いて、ちょっとキュンとしてしまったわけなんだけども。


だから、バイク禁止令は、どうやらその延長らしい。




いやー、なんかノロケちゃったなー。





あれから約5年経つわけなんだけども、今はどうなんだろうね。








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まぁ、そんなこんなでまたひとつ作品が増えたわけだよ。


まだまだ作りたいのあるよー。
しばらくはとにかくこのパッションはおさまりそうにないね。


次はホンダいくよ。ホンダ。


おたのしみにー。


 
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2011年03月02日

S600と北の大地の友情。


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先日、札幌に出張に行ってきた。

その出張の時の記事はこちら。



実は、今回の札幌出張で、とても感激した出来事があった。


ちょうど、飛行機の搭乗手続きをしていたとき、ケータイに着信があった。

由仁町に住む、K島さんから。


ちなみに、K島さんは、今年1月に開催した半断食合宿に、
わざわざ北海道から参加してくださった男性。


なんだろうと思って電話に出ると、

「わこうさん、今日北海道に来るんでしょ?
仕事を昼で終わらせたので、空港に迎えに行きますよ!」


と。


よくよくお話を聞くと、奥様に、仙台でお世話になった人が北海道に来ると伝えたところ、
仕事を早く切り上げて迎えに行ってあげたら?と言ってくださったらしい。


いやー、なんてうれしいことだろう・・。


さらに、

「今日一日、私、わこうさんの足になりますから!」

と。



その心意気に胸が熱くなって、涙出そうだった。


このときの出張は、たしかにまわるところが多くて、
移動が大変だなーと、正直思っていたから、本当に渡りに船。

ありがたくご厚意を頂戴することにした。


千歳空港まで迎えに来てくださったK島さんのおかげで、
出張の二日目にお邪魔しようと思っていたところなどを初日に伺うことができて、
本当に助かった。


千歳から札幌市内まで、車の中で、ずーっと男同士の語らいを。


K島さんは、男性ながらマクロビオティックを7年間しっかりとやってきた方で、
男目線のマクロビオティック談義は、それはそれは楽しく、話が尽きない感じ。


K島さんのおかげで、今回の札幌出張はとても有意義なものとなった。


K島さん、本当にありがとうございます。



さて、なんでこの話に赤いホンダのS600(以下、エスロク)が出てくるのかというと、
実はK島さんは、もう日本で数少ないこのエスロクのオーナーさんなのだ。

エスロクは、1964年に発表された、ホンダのスポーツカー。
往年の名車だ。


40年以上前の車なので、さすがにもう残存台数も少ない貴重な車。


K島さんのエスロクは、今はシーズンオフなので車庫にしまっているんだけども、
車検もとってあるし、現役で走れる状態で所有している。



俺は、エスロクの実車はまだ近くで見たことがなく、
あわよくば、いつか助手席でいいから乗ってみたい憧れの車だ。


エスロクのおもしろさ、素晴らしさは、

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このマンガで知ることができる。



で、今回の出張の御礼の意味も兼ねて、
エスロクのプラモを作って、K島さんにサプライズでプレゼントしようと考えたわけだ。



今回作ったのは、

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エルエス社製、1/32のキット。

ただでさえ小さいエスロクだけど、1/32だからなおさら小さい。


K島さんにボディカラーを聞いたら、赤だということで、
ネットで拾ったエスロクの写真を参考に、オリジナルの赤を調色。



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こんな感じになった。

いやー、小さいなー。




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手のひらに乗っちゃうサイズ。







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古いキットだったけど、デカールは大丈夫だった。



ということで、木の板にクリアーを吹き、エスロクを固定して


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完成!







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逆サイドから。



実はこのキット、メッキパーツがなく、窓とかのクリアパーツを除いては、
すべて部品が白。

バンパーも白。


一度、メタルカラーで塗装して磨いてみたんだけども、
イマイチ、リアル感が無い。


そこで、

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こんな、ミラーフィニッシュ曲面追従金属光沢シートなるものを使って、
バンパーやヘッドライトまわり、窓枠などに貼ってみた。





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こんな感じになった。


やっぱり曲面だから、かなり貼るのが難しくてシワもできてしまったんだけども、
これが現在の俺の技量の限界。


実は、ボディ色の赤を塗るときまでは完璧だったんだけども、
クリアーを塗った直後、4番目のニャン、クウちゃんが俺の膝の上にビヨーンと。

毛が舞って、1本だけボンネットにペタッと・・・。


その一部始終を見ていたんだけども、スローモーションだったね。(笑)


しょうがないから、乾燥後、ボンネットだけ水研ぎをして毛を取り、
コンパウンドをかけた。






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後ろはこんな感じ。






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オープンカーなので、中もちゃんと塗って作った。







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いやー、惚れ惚れするリアビュー。

この車、かっけーなー。






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反対側。燃料キャップやトランクのヒンジの失敗せずに塗れた。





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タバコの箱と並べてみたところ。

小さいねー。








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先日作った、1/25のタンカートレーラーと並べてみた。

この対比。(笑)




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サプライズで突然送ったんだけども、破損もなく無事に届いたようで安心した。


ということで、K島さんとの熱い友情を結ぶエスロクなのだった。


今月から、山村塾の札幌校で、毎月札幌に行くことになるし、
これからも末永いお付き合い、よろしくお願いします。K島さん。


 




posted by わこう at 16:31| Comment(0) | TrackBack(0) | プラモ回想録。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月23日

【プラモ回想録】タンクローリー。


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ここんとこ、出張やらなんやらで、プラモを作る時間がなかなか取れなかったんだけども、
以前から製作中のプラモがやっと完成した。



今回作ったのは、



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AMT社製、1/24 TEXACOタンカートレーラー。

先日、アメリカントラックのヘッドを作った記事を書いた。


あちらのキットは、ヘッドはヘッド、トレーラーはトレーラー、
それぞれ単体でキット化されているので、自由に組み合わせることができるわけだ。


製作日記に入る前に、以前、プラモデルにまつわる話がある場合は、
回想録として書くことにすると書いたが、
今後、そういう記事が増えると思うので、新しいカテゴリ、「プラモ回想録」を作った。

以前書いた、ばあちゃんとトヨタ2000GTの記事もこっちのカテゴリに移すことにする。



今回、タンクローリーのトレーラーを作ったわけだけども、
タンクローリーと言えば忘れられない思い出がある。


俺は昔、トラックの運ちゃんで、トレーラーにも5年乗っていたわけなんだけども、
俺がお世話になった会社に入る前、就職活動で何社か面接を受けたときがあった。

今日はその時の話。



当時俺は、大型とけん引免許、そして、本屋さんで売ってる参考書だけで独学でとった、
乙種4類危険物(危険人物じゃないよ)取扱者の資格を持っていた。


なので、雇ってくれるところがあれば、タンクローリーにも乗れるわけだ。


ちなみに、トラック業界も建設や土木と同じで、
荷主から直接仕事を請け負っている元請けと、子会社、孫会社がある。

どうせだったら、元請けで雇ってもらうほうがいい。


ということで、仙台にある元請けのタンクローリーの運送会社の面接を受けた。


ところが、人事担当の人(たしか人事部長だったと思う)が、
俺の顔を見るなり怒り出した。


当時俺は、ブリーチで金髪に近い髪でリーゼント。
口とあごにひげを生やしていた。24歳くらいだったかな。



人事部長曰く、

「面接にヒゲをたくわえたまま来るなんて何ごとだ!」


と、頭ごなしに言われてカチーンときて、

「雇ってくれるかどうかわからない会社のために、
なんでトレードマークのヒゲを剃らなきゃいけないんですか?」


と、俺。


いやー、生意気だったなー。わははー。


「じゃぁおまえ、ウチが採用したらヒゲ剃るのか?」



「あたりまえじゃないスか。採用されたら髪も黒くするしヒゲも剃ります。
っつーか、なんでおまえ呼ばわりされなきゃねーの?」


と、一触即発の空気。一体何しに行ったんだよ。


他の面接担当者に「まぁまぁお互い熱くなんないで・・。」となだめられた。


いや、元請け、下請け問わず、タンクローリー業界って、
危険物を扱うし、服装や規則とかかなり厳しいんだよなー。


俺は規則とか大嫌い。


当時、バブルははじけたものの、まだ仕事はたくさんあったし、
トレーラーの運転手って少なかったから、大げさに言えば引く手あまただったわけだ。

だから、こんなめんどくせぇ会社じゃなくても他に会社はあるさと、
もう、半ばヤケクソというか、超強気だったんだよなー。


人事部長は、「むぅー・・・。」と言ったまま、面接が終わった。


どうせ落ちると思った。


家に帰ってからも、その人事部長のあまりの横柄な態度に、
ムカムカムカムカ。


っていうか原因は俺なのにね。(笑)



次の日、その人事部長から電話があった。

「昨日は大変失礼いたしました。
今回、わこうさんを採用させていただくことになりました。」



ここで俺の人生は大きく変わることとなる。











「うるせぇ。
誰がおまえみたいなヤツのいる会社に入るか。


バーカ!」



と言って、電話をガチャンと切った。




俺は、「言ってやったぞコンチキショー!」と、清々しい気分に浸っていた。



そしてその後、俺が5年お世話になったトレーラーの会社に
就職が決まったわけなんだけども、
入社当時は配車係の根性試しのようなハードな仕事、先輩のイビリ、
超ハードな仕事でめげそうになっていた。


ある日、会社の先輩に、タンクローリーの会社の採用をけっ飛ばした話をしたら、
ハトが豆鉄砲食らった顔で、食っていた食べ物をポロッと落として、

「おめぇ、バッッッッッカだなー、おい!
あの会社に5年もいたら、
年収800万〜1000万なんだぞーおまえ。

俺のまわりのヤツら、面接受けてもみんな落ちてんのに!

一生安泰の会社だべやー!

いやー、バッッカだな、おい!

マジでバカ!ほんっと救えないバカ!」



と、バカバカ言われた。



「いや、いいんすよ。俺はこれで。」



なーんてかっこつけて返したものの、内心では、













「マジで!

マジで!?


チクショー!

失敗したー!」






と、後悔していたのは誰も知らない。



でも、ものは考えようで、あのときそのタンクローリーの会社に就職していたら、
こうしてBLOGを書くこともなかっただろうし、
まくろび庵も無かっただろうし、
りえさんや現在の仲間に出会うことも無かっただろうし・・


と、思うことにしている。




若いっていいなー。







ということを思い出したキットです。(笑)







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今回、はじめてAMT社のキットを作ってみたんだけども、
デカイからかなんなのか、パーツがねじれていたり反っていたりして、
まぁーずパーツの合いが悪い。

タンクの合わせ目もスカスカ。


なので、しっかり接着するために

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テープを貼りまくって完全に乾燥して反りが直るするまで、1週間くらい置いた。





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シャシーもなんだか歪みまくりで。




ということで、製作開始から2週間以上かかったんだけども、



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なんとか完成。


だけど、細かいところが、やっぱり穴の大きさがあわないとか、合いが悪いとかで、
なんかグチャグチャになってしまった。


遠目に見る分にはかっこいいんだけどね。





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うしろはこんな感じ。






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なにげに苦労した、コックとパイピングまわり部分。





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今回も、ウェザリングマスターを使ってスス汚れや黄ばみを再現。






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そして、トレーラーには、エアホースと電源の3本のコードとソケットがあり、
ヘッドとトレーラーをつなぐわけなんだけども、
当時の記憶を頼りに、真ちゅう線とバネを使って、可能な限り自作して再現してみた。




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ということで、先日作ったヘッドと連結状態にしてみた。


1/24だから全長80センチくらいあるかな。
まーずでけぇ。



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タバコを置いて大きさを比較してみた。

わかるかな。この写真で。






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ということで、タンクローリーにまつわる昔のことを思い出して、
恥ずかしいやらもったいないやら・・・。


でも、そういう選択をしたから、また人生おもしろいのだよ。うん。


と、自分に言い聞かせてみた。


 
posted by わこう at 20:26| Comment(0) | TrackBack(0) | プラモ回想録。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月27日

ばあちゃんとトヨタ2000GT。


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最近、いろんな人から、「また今日もプラモ?」とか、声掛けられることが増えた。


まぁ、店にみるみるプラモが増えているし、
最近このBLOGはプラモネタの割合がグーンと増えたりしているし、
俺がよっぽど毎日毎日毎日毎日プラモばっかり作っている風に映るらしい。



まぁ、当たらずも遠からずなんだけども。


それは俺に対する最大の賛辞として勝手に脳内変換して受け取っております。(笑)

皆さんありがとうございます。



さて、これからプラモネタを続けるにあたり、
ただただ製作工程や完成品の写真があるよりかは、
もしもそのキットに思い入れやエピソードがある場合は、
なるべくそっちを優先に書くことにする。


で、今日はその第一弾。


俺は子供のころ、じいちゃんはあちゃんの家に遊びに行くのが好きだった。


当時住んでいた家からばあちゃんちまで、バス停で4つか5つ位の距離だったから、
チャリンコでも充分遊びに行けた。


遊びに行ったからといって何をするわけでもないんだけど、
お小遣いもらえたし、お菓子やジュースを出してもらえたし、
ばあちゃんちで何するわけでもなくゴロゴロするのが好きだったのだ。


ただ、お年寄りにとって孫の相手は疲れると思う。
とても気を使うだろうし。



小学校4年生くらいのある日、
ばあちゃんちでゴロゴロしてると、ばあちゃんが、
「プラモデルでも買っておいで。」と言ってお小遣いをくれた。

俺が暇そうにしているのを気にしてのことだったと思う。




「うわーい!ばーちゃん、ありがとう!」

早速近所のおもちゃ屋にチャリンコを走らせた。


もう、当時から俺はプラモ大好き少年だったので、
「プラモ」と聞くと、とにかく興奮したもんだった。


たぶん、知らないおじさんから「プラモ買ってあげるよ。」って言われたら、
欲に負けてノコノコついていったと思う。(笑)

そのくらいプラモが好きだった。



で、その日ばあちゃんからもらったお小遣いで買ったのが、


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トヨタ2000GT。


今回作ったのはハセガワのキットだけど、
この時にお小遣いで買ったのは、別メーカーのもっと簡素なものだったと記憶している。

小学校4年の俺でもカンタンに作れてしまったからだ。


俺は、このトヨタ2000GTのスタイルが、
子供のころは、超カッコ悪いと思っていた。

顔はタヌキみたいだし、ぶんぶく茶がまみたい。


だけど、そのかっこ悪さがシブくていーなーとも思っていた。


当時、サーキットの狼シリーズのプラモが大流行して、
やれ、ランボルギーニだフェラーリだポルシェだBMW(子供の時はベームべーと言ってた)
っていうのが人気の主流。

俺はわざと斜め上を行って、マセラティ・メラクだのちょっとマイナーな感じで。


だから、この2000GTも、どこかオトナ目線で、
「どーだ、こんな車選んだ俺、シブイだろ。」的な、そんな下心で選んだ。

イヤなガキだな。わははー。



で、買ってきた2000GTのプラモを、早速おばあちゃんちで作る。

ニッパーなんて無いから、部品をランナーから手でもいだりして作る。


おかげでバリが出まくり。

接着剤もはみ出しまくりでグッチャグチャだったけど、
でも楽しかった。

その間、ばあちゃんがニコニコしながら俺のことを見てくれていた。


「できたー!」と見せると、
「うんうんよかったねー。上手ねー。」とほめてくれた。


トヨタ2000GTのプラモには、そんな思い出がある。


ばあちゃんは、俺が中三の時に病気で亡くなってしまった。

だけど、あれから25年以上経った今も、
ばあちゃんと言えばトヨタ2000GTなのだ。俺の中では。


そんなこともすっかり忘れていたわけなんだけども、
先日、模型屋で見つけた今回のキットを見たとき、
「あ、ばぁちゃんの車だ・・。」と、ちょっと目頭が熱くなった。


ということで、今回はばあちゃんのことを常に思い出しながら作った。




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これです!


りえさんもこのスタイルにはうなったよ。

箱絵を見た瞬間から、「この車カッコイイ・・。」って惚れ惚れしてたくらい。






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少し上のアングルから。


昭和テイストプンプンだけど、古くさくない秀逸なデザイン。
カッコイイ車だなー。あらためて見ると。




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反対サイド。






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真上から。

いやー、隙がないデザイン。カッコイイなー。


が、しかし、細かい失敗が多数。

上の写真に写っている、リアガラスのところに、
接着剤が流れた跡が付いちゃったり、ホコリが付いちゃったり、
近くで見るとまだまだ精進が必要だ。



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正面から見たタヌキ顔。

子供のころはカッコ悪いと思っていたマスクだけど、
今でもあんまりカッコイイとは言えないな−。(笑)

だけど、愛嬌があって好きな顔だ。




と、ばあちゃんを思い出しながら作った1台。

作りづらい箇所もあったけど、楽しいキットだった。


今回は、途中半断食合宿や風邪をひいたりしたもんだから、
一週間以上かかっちゃった。


でも、我ながらまぁまぁの出来で満足。






できたよ。ばあちゃん。


 
posted by わこう at 00:16| Comment(2) | TrackBack(0) | プラモ回想録。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする