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2022年01月08日

プラモデル2021

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2022年がスタートしました。

2004年から書き始めたこのBLOGもこの春で18年となりますよ。


もう更新ペースは昔の比ではなく、
化石みたいなBLOGとなってしまったけど、
そんなんでも見に来てくださる方がいらっしゃって嬉しい限りです。

これからもポチポチと更新していきますので、
よろしくお願い申し上げます。


さて、年が明けてしまったんだけれども、
2021年もスローペースながらも模型はポチポチやってました。


去年の秋くらいに作ろうと思って着手したビネットがあったんだけど、
私生活でいろいろとモッチャモッチャとありまして、
情熱が一気にプツーンと切れて冷めきってしまったんだけど、

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友人との食事会で新作を見せてもらってから、
また模型熱に火種が灯って、3ヶ月越しでやっと完成させました。


これは、あるコンペに出そうと思って作っていたもので、
1/35なら何でもオーケーなコンペだったので、
思いっきり風刺を入れて作っちゃおうと着手したものでした。


ハッキリ言って、この武漢ウイルスは、人的なもの、国家的なもの含めて、
メッチャ頭にきている。

なんなんだよ。世界をメチャクチャにしやがって。


日本でだって、コロナであっけなく亡くなってしまった方もいる。


おふくろは現在、施設に入っているんだけども、
もう2年直接会えてない。

やっと最近、ガラス越しでの面会が許されたけど、
なんなんだよ、それ。


そんなこんなもぜーんぶひっくるめて、
メッチャ頭にきてるんだよ。


その怒りをビネットで表現しようと思ったわけです。

でも、あからさまに「FU●K 〇〇!」みたいなのは、
あまりにも短絡的すぎるので、怒りを内にぐっと閉じ込め、
静かに皮肉を込めるのがいいなと。


ということで、ウイルスが蔓延して防護服がないと出歩けない世界に、
ウイルスの売人がデカイ面して闊歩している、みたいなイメージ。


Facebookのアルバムにしました。


1/35 ビネット Virus&Violence




これは最近(2022年になってから)完成したものだけど、
去年から作り始めたので、2021年の作品としてカテゴライズします。



その他、宇宙ものから始まって、マシーネンをいろいろいと。


ここからは完成した順に時系列で貼っていきます。


1/350 2001年宇宙の旅 ディスカバリー号

 



スペース1999 イーグルトランスポーター




1/20 クラッフェンフォーゲル



1/20 ダックスフント ブルー迷彩




1/20 ダックスフント デザートピンク




1/20 フリードリッヒ デザートピンク




1/20 キュスター改 デザートピンク




1/20 キュスター改 ジャングルグリーン

2022年に発売となった、グローサーフントの派生機、
ダックスフントが思いのほかツボにはまってしまって、
一機作ったものの、もう一機おかわりしちゃうくらい気に入った。

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もともとグロフンはAI搭載の無人殺戮兵器という設定なんだけど、
なんかオマヌケな愛嬌ある顔で、ギャップ萌え〜ってやつですな。


それから、我が家には、プラモデルの完成品を居間に飾るなら、
暗い色はダメで、明るい色にしなければならないという、鉄の掟がある。


そこから、非現実的にならない範囲できれいな色・・・


そうだ!デザートピンクだ!


ということで、

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ピンクのキュスターを。

これにシャーマンの砲身を持ってきてパックレーテ仕様にした。


デザートピンクは、
砂漠に照る朝日や夕日が反射してピンクに見てるということで、
実際にあるカラーリング。


結局、デザートピンクで、
ダックスフント、フリードリッヒ、キュスターを作って、
砂漠で岩場背景のジオラマシートを使って、



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こんな感じで写真を撮って遊んだりして。


そんな感じの2021年でした。


今年はどんなのを作ろうかと思案中です。



コロナがどうなっていくのかわからないけど、
今年はマシーネン40周年ということもあり、
そろそろ関西マシーネンやりたいですな。


動向を見ながら慎重に判断しようと思います。


今年もよろしくお願いいたします。



posted by わこう at 21:28| Comment(0) | プラモデル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月07日

マシーネン2020その他。


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2020年に入り、いろいろと生活環境にも変化が訪れた。


今まで長年、模型専用部屋として使っていた部屋を、
他の用途で使うことになって諸々撤去。

現在は、キッチンで模型する時に必要なものを出し、
終わったらその都度片付けるという、キッチンモデラーとなりました。

仙台に住んでいたころは、模型部屋なんて無かったから、
模型するときはちゃぶ台(こたつ)に出して模型して、
終わったらその都度片付けるという、ちゃぶ台モデラーだったので、
元のスタイルに戻るだけだから、あまり抵抗なく移行できた。


なんかこう、メリハリが付いて逆にいいかなと思っている。

まぁちょっと、出したり片付けたりは面倒だけどもしょうがない。


本当は、2020年4月に、
大阪で関西マシーネン会を開催する予定だったけれども、
のコロナ事情で中止した。


横山先生やMAXさんに会えるのをメッチャ楽しみにしていたけど、
こういう事情だからしょうがない。


で、今年に入ってから、
関西マシーネン会用に作品をいっぱい作るぞぉー!
と、かなりエンジン全開で作ったんだけども、展示会叶わずだったので、
備忘録として、2020年に入ってから作ってきた、主なものを載せます。

ほとんどがマシーネンです。


作った順番はちょっと前後するけど、
似たカテゴリに分けたほうが見やすいと思いまして、並べ替えます。

Facebookにアルバムとしてアップしたものを貼り付けますので、
詳細はアルバムの説明文やキャプションを御覧ください。

スマホで表示されないときは、申し訳ありませんが、
PC表示で見てみてください。


ニーゼとメルジーネ

ニーゼとメルジーネ、きちんと撮影しました。2020年初プラモ。 今までグレー背景で撮影したけど、今回は黒背景で。写真が締まって見えます。 やっぱり2機並ぶといいもんだなぁ。

若生 貴大さんの投稿 2020年1月18日土曜日


カウツとフリーゲ

新金型でリニューアルしたカウツを作ったのを機に、フリーゲも作って同じカラーリングでペアにしました。 カウツは新しいキットだけに、プロポーションバツグンで、改造箇所は無くストレート組みで。 フリーゲはさすがに古いキットなので、腕関節は固定...

若生 貴大さんの投稿 2020年2月5日水曜日



アルタイル

アルタイルを製作しました。 もともと、先日作ったカウツとフリーゲと同じ部隊という設定で、カラーリングを統一する案はあったんだけども、どうせならもうひとひねりしようと、足の膝下を改造して、バーニアを付け、高機動型試作機という自分設定に。 ...

若生 貴大さんの投稿 2020年3月13日金曜日



フリーゲとパイロット

殻割りフリーゲを作りました。 ベースキットはカウツ、そしてニーゼ用の殻割りキットとハッチを持ってきてフリーゲに。 そして、シュトラール宇宙飛行士のフィギュアと合わせて、パイロットとしてセット。 カラーリングはさんざん悩んで濃い水色になりました。フリーゲはクリアを吹いてテカテカにしてます。 パイロットは、バイク模型用のディテールアップツールなどを使ってデコってます。

若生 貴大さんの投稿 2020年1月22日水曜日



スーパーボールとパイロット

1/20のスーパーボールを作りました。 シュトラール軍が続いたので、今度は傭兵軍のスーツで。 インターステラーや2001年宇宙の旅、ゼログラビティなどの影響で、最近は宇宙がマイブームで、宇宙系のスーツを作ってるとやっぱり楽しい。 今回...

若生 貴大さんの投稿 2020年2月10日月曜日




シーピッグとパイロット

1/20シーピッグとパイロットフィギュアを作りました。 フィギュアは、とまそんさん原型の、傭兵軍宇宙パイロットに、同じくとまそんさん原型のシュトラール宇宙パイロットヘッドと交換。 シーピッグは、桃色戦車さんの短足化キットを使い、さらに膝...

若生 貴大さんの投稿 2020年3月2日月曜日



キャメルとパイロット

長年、作ろう作ろうと思いつつなかなか手を付けられなかった、キャメルを作りました。大型キットなので大変そうだと思ったんだけども、案外そうでもなかった。 色は、我が家ではリビングにプラモデルを飾るなら、暗い色はダメという厳しいルールがあるので...

若生 貴大さんの投稿 2020年6月12日金曜日



ドラゴンボール ブルマのバイク

バンダイのブルマのバイクを作りました。バイク模型は久しぶりです。 なんと言っても1番力を入れたのは、0.3mmのピアノ線で張り替えたスポークです。後輪は全て、前輪は見える部分まで張り替えてます。ニップルはゴム管で。 その他、工作で手を入...

若生 貴大さんの投稿 2020年4月17日金曜日


で、いろいろ作ったけれども、その中で特に自分でも気に入ってるのは、



アルタイル高速起動型

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ドラゴンボール ブルマのバイク

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フリーゲとパイロット

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かなぁ。



フリーゲとパイロットは、今年公開になった、
フォードvsフェラーリを見たあと、
やっぱりガルフカラーのGT40は鉄板だわと思って、そこから着想を。

やっぱりこのカラーリングは至高ですわ。


そして、コロナで気持ちが沈みがちだったり、
我が家には、「暗い色の模型はリビングに飾ってはいけない」という、
鉄の掟があるもんだから、マシーネンから少しかけ離れた、
カラフルな色を使うことに重きを置いた。

2001年宇宙の旅の宇宙服が、
原色のような鮮やかな色なのも影響している。


と、ザザッと書いてきたけれども、
ホントは他にも作ったものがあるけれども、
それはまた追々公開すると思います。


今年はあと何個作れるかな。


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2018年07月14日

1/20 Ma.K P.K.A。

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久々に模型に戻ってきました。

去年の関西マシーネン会が終わってから、
なんか燃え尽きてしまって、なかなか模型に着手できずにいた。

去年の関西マシーネン会も盛り上がったもんなぁー。





ということで、何をつくろうか考えた挙げ句、
まずは自分が好きで得意な作風で行こうと。



と言えば、ゴシックパンク調だ。




過去作では、

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とか、


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1/12 HONDA RS1000 Gothic Style。


とか、


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2015年のマシーネン会で、横山賞をいただいた、


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1/20 Ma.K FIRE BALL いろいろ。


とか


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MK44 アンモナイツ スチームパンク風 製作記。



とか、



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1/12 YZR500 スチームパンク風


とか、



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ベアッガイ DE スチームパンク。



とか、いやー、いろいろ作ってきたなぁ。



ということで、今回もリハビリを兼ねて製作開始。



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今回のキットは、NITTO時代のもの。

箱もかなり年季が入ってます。









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製作途中。足首を短足化するためにこれで組んでます。






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ファルケ付属の、女性パイロットフィギュアを改造。






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仮組みが終わったところ。


ひたすら金属パーツでリベットをくっつけていく地道な作業。







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今回、このマホガニー色のサフのおかげで、
塗装がめっちゃはかどった。






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金属パーツはいただきものなんだけども、
今回、フルで使わせていただきました。





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途中から、何か一つ綺麗なものを入れたいと思い、
工芸用のアクリル玉を使ってこんなデコレーションを。






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こんな大きさです。







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フィギュア塗装は・・・やっぱり鬼門で下手っペだなぁ・・



今回は、タミヤのアクリル、ファレホ、シタデルという、
すべてアクリル塗料を使ってみました。


ラッカー塗料だと、次の日頭が痛くなったりするので。


ただ、アクリルは水性だから水で希釈できるんだけども、
水だとどうしてもシャバシャバすぎちゃってうまく塗れず、
俺はタミヤアクリルの溶剤で希釈している。


そして、基本塗装完了後、
クレオスのウェザリングカラーを使ってサビや黒ずみを表現。

あえて暗く沈むように塗り重ねた。



で、いきなりですが、


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完成写真。







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またいつものごとく、時計パーツでデコレーション。









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この真横から見たクラシカルな雰囲気が好き。








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ななめうしろ。







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反対側。







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使い込んで古めかしい感じに塗った。







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胸のアクリル玉の裏側には、メタルシールを貼って、
反射して若干光るようにした。






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足首は短足化。







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このへんの汚し具合が気に入っている。







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アクリル玉と時計パーツが、この模型の一番の見せ場かなぁ。







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マシーネンをご存じない方のために。

こんな大きさです。






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台座にも、時計パーツでちょっとオブジェ的なものを。










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この写真が一番好きかなぁ。








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という感じで、あんまり深く考えずに、
サササッと作ったんだけども、メッチャ楽しかった。


次の関西マシーネン会に持っていきます。


よかったら現物を見てやってください。


よろしくお願いしまーす。




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2017年11月30日

関西マシーネン会2017。


2017年11月のもうひとつのBIGな出来事。


それは、




関西マシーネン会。




今年もスタッフとして頑張りましたよ!



ということで、ダイジェストで、Facebookにアップした投稿を転載します。



レジェンド、横山宏先生のシェー!から始まった、関西マシーネン会2017。






そして同じくレジェンド、マックス渡辺さん!

トライアスロンをされてることもあって、すごく身体を絞ってあったよ。










ホビージャパン誌に掲載された、横山先生、MAXさん、えでぃさんの作品を、
アルバムにしました。


今年も超盛り上がりました。


横山先生、MAXさん、ご参加いただいた皆さん、スタッフの皆さん、
本当にありがとうございました!




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2017年08月29日

1/12 バイク with ロボット。

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一年ぶりにバイク模型作った。


今回は、8/25,26に浜松で行われた、
バイクモデラーズミーティング2017に出展するため、
2つ作品を作ったので、その製作記です。


バイクモデラーズミーティングのレポートは別記事で。


いつもの如く写真が多くなってしまったので、
説明は最小限に抑えます。



さて、今年も浜松で行われる、「バイクのふるさと浜松」で、
YAMAHAのバイク開発をされている脇村さんが主催で、
バイク模型展示イベント、バイクモデラーズミーティングが開催される、
ということで、それにむけて製作という流れ。


日本4大バイクメーカーのうち、kawasakiを除く3社は、
浜松市発祥ということで、浜松は「バイクのふるさと」と言われている。


なので、この「バイクのふるさと浜松」というイベントは、
浜松市をあげたビッグイベントで、毎年ものすごい動員数を誇っている。


その中でのバイク模型展示なので、
メッチャたくさんの人に見られるということで、
テキトーなものは出展できないなと、気合を入れて作りました。



ただ、最近俺は、すっかりマシーネンばっかり作っているので、
なんかこう・・マシーネラーならではのオリジナリティを出したかった。


そこで、最近はバイク模型と同じ、1/12スケールのロボットのキットや、
可動フィギュアがいろいろと出てきているので、
それとバイクを組み合わせた作品を作ろうと思ったわけです。


ということで、まずはバイクを作らないと始まらないということで、
タミヤのkawasaki H2Rを素材として選んだ。


H2Rと言えば、バイクにしてスーパーチャージャーを搭載し、
最近は時速400キロ記録を樹立。

とんでもないバケモノバイクだ。




ということで、製作開始。



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今回は、近未来仕様ということで、サイバー感+使い込んだ感じを出す、
という設定にして、本来の色味は全く無視。

とにかく黙々と、パチパチと組んだ。




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今回は白基調となるので、白サフを吹いた。





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思いっきり端折っちゃったけども、
白とアイボリー、グレーの三色で塗り分け、マシーネンのデカールを流用。

ウェザリングカラーや、ウェザリングマーカーを使って汚した。

そして、アクリルの黒鉄色を使ってチッピングを。


今回のポイントは、メッキやメタリックを一切使わずに仕上げるということ。
近未来なので、鉄に代わる新素材という設定にした。




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さて、これに乗せるフィギュアなんだけども、
東亜重工の合成人間という可動フィギュアを使用。


これは以前、何かの雜誌でYAMAHAの脇村さんが取材を受けた写真で、
「東亜重工」と書かれたTシャツを着ていたのを見て、
東亜重工ってなんだろう?と思って検索して、
たどり着いたのがこの合成人間だった。



俺が見つけたときは、まだこのフィギュアは発売前で予約の段階だったので、
定価で買えたけれども、最近はなんかプレミアなのか高くなってるんだよね。


まぁーでもこのフィギュア、可動部分がメッチャ多くて、よく動くんだよ。





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こんなんとか。



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こんなんとか。




ということで、ポージングはどんな感じにもできる。


H2Rとあわせて、

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こんなんなりました。







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こういうのもできるんだけど、ポージングをどうしようかなーと考えてる時、




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エクスペンタブルズの中で、
ジェイソン・ステイサムがDUCATIに乗っているシーンを思い出し、
このフィギュアの顔や雰囲気が、ステイサムそっくりジャマイカと。



なので、ステイサムがまたがってオラついている感じで、


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こんな感じで完成。






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ななめうしろから。









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真うしろ。けっこうこのアングルが好き。







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今回は、マフラーも白に。

カウル、エンジン、フレーム、マフラーなど、主にツヤを使い分けた。






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時速400キロ超で悪路を走って追跡とかすれば、
小石何かがすごい勢いで当たるだろうから、
よく当たりそうな部分の塗装ハゲを表現した。






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エンジンは、アイボリーに。

カウルに貼った、マシーネンから流用したコーションラベルが効いてるかなと。






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Qのデカールが効いてて、個人的にはメッチャ気に入ってます。






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マフラーのツヤ感を大事にして、使い込んだ感じにした。




ということで、作品が1個できた。


しかし、1個だけっていうのも淋しいなと思ったのと、
以前作ったもので、もっとアレンジして作品として確立させたいものがあった。




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去年(2016年)の正月に作った、RS1000のゴシックスタイル。





これと、やはりロボットを組み合わせて作品にしようと。



そして選んだのが、


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スターウォーズのローグワンに出てきたロボット、K-2SO。





このキットは、バンダイということもあって、とにかくサクサクと組めた。

2時間位でササッと組んで、黒サフ吹いて一晩乾燥。



俺の十八番でもある、鉄板塗りをササーッと筆塗りして、
ウェザリングカラーやフェザリングマーカーを使って、



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こんな感じに。

こちらも、マシーネンからデカールを流用。



バンダイのスターウォーズの1/12の人型のキットは、
股関節があまり開かないので、バイク模型にまたがらせようと思うと、
股の加工をしなきゃいけないんだけども、
このK-2SOは、股関節がガバーッと開くようになっているので、
無加工でバイクにまたがらせることができる。





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ということで完成。


使い古しの老ロボットの哀愁 的なものを表現したかった。







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ななめうしろから。







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かなり真剣に塗った背中。






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軽くサビ表現も。







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肩アーマーの「Adios!」デカールが効いてるかなと。



そんなこんなで、大急ぎで2つの作品を作ったのでした。



Facebookに、それぞれのアルバムをつくって、
上の写真以外にも何枚か公開しているので、よかったら御覧ください。




H2R

浜松で行われた模型展示会、バイクモデラーズミーティングに向けて製作した、kawasaki H2Rと東亜重工可動フィギュアを組み合わせた作品の制作記と完成写真です。

若生 貴大さんの投稿 2017年8月28日


K-2SO

浜松で行われた模型展示会、バイクモデラーズミーティングに向けて製作した、HONDA RS1000とスターウォーズ ローグワンに登場したK2SOを組み合わせたものの製作記と完成写真です。

若生 貴大さんの投稿 2017年8月28日



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2017年07月15日

1/35 Ma.K。

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しばらく模型から離れていたんだけども、やっとエンジンがかかって、
このところ続けていろいろと作り始めている。


きっかけを作ってくれたのは、



海洋堂から発売された、1/35のマシーネンのガチャ、
ガチャーネンだった。


ちっちゃいし、ただ組み立てるだけなら10分もあれば余裕でできる。


この手軽さのおかげで、長らく離れていた模型から戻ることができた。



今年は、マシーネン(S.F.3.D)生誕35周年ということもあり、
1/35にいろんなバリエーションが増えて、
これはこれで面白いことになってるなぁと思う。


ということで、しばらくブログの更新もサボっていたこともあって、
だいぶ作ったものが溜まっちゃったので、ここで一気に公開します。




写真が多いので、説明は最小限に。



以前京都で、伊藤若冲展を見に行った際、
その売店で売っていた、竹製の絵葉書を買ったことで、
インスピレーションがピピーン!と。


その絵に似せて、ガチャーネンとかを使って作ってみようと。



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ということで、虎の絵に似せてS.A.F.Sをグレーの虎柄に。


ちなみに、伊藤若冲は、本物の虎は見たことがなく、
虎の剥製から、実際の虎を想像して書いたんだそうだ。

愛嬌があっていいよね。






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そして、これは牡丹かな?の花の絵。


これは、秋葉原のイエローサブマリンの1/35メルジーネを使用。






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こんな感じで書き込んでみました。







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そして白いオウム。


これも、イエサブさんのプラウラーを使った。






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3つ並べるとこうです。





つぎに、


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アクアマリンから発売された、1/35ラプターとラプーンのキットを、
密林仕様の迷彩柄に仕立ててみた。





ラプーンには、1/35のAFVの大砲のキットを流用してライフル風に改造した。



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持たせるために、腕や足を関節ごとにバラバラにして、
軸打ちしてポージング。

でもなんかちょっと不自然なポーズになっちゃったな・・・



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反対側。








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上から。







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前から。









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ラプターも、腕の角度とかを微妙に修正した。






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今回ははじめて、シタデル塗料を使ってみた。

最近使ってる人が増えてきたり、入手しやすくなったりこともあるけど、
ラッカー系塗料を使った時に、有機溶剤を吸うから頭が痛くなっちゃって、
それがなんかイヤになっちゃったんだよ。


ファレホは以前からたびたび使っていたけれども、
今回シタデルを使ったことを皮切りに、いずれすべての塗料を、
水性アクリルに変えようと思っている。


サフ吹いたりするのはしょうがないけど、
一番作業時間が多い工程で有機溶剤を可能な限り吸わなくていいのは、
次の日の朝起きたときの爽快感が全く違うし、メリットが多いかなー。


ネックは、ラッカー系より値段が高いことくらいかな。





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斜め後ろからのラプター。


ラプターは、膝から下に追加装甲があるぶん、
いい感じに短足に見えてカッコいいなぁと思う。






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反対後ろから。




そして、先日、実写版攻殻機動隊を見て以来、
攻殻機動隊熱が再燃。


いろいろ見ていくうちに、多脚戦車を作りたくなった。



そこで、ただ作るのではなくて、
ガチャーネンと組み合わせたらどうかなと。




ということで、WAVEの多脚戦車の製作に。



前面にガチャーネンのS.A.S.Fを持ってきて、
家にあった他のキットから、使えそうなパーツを流用。



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こんな感じに。

あんまりコテコテディティールアップしすぎると、
せっかくのフォルムがうるさくなっちゃうなぁと思って、
最小限にとどめた。

腕は、1/20のS.A.F.Sから持ってきた。





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このキットも、シタデルやファレホなど、水性アクリルを使って筆塗り。


水性アクリルは、水で溶いて絵の具のような感覚で使うといいとも聞いたんだけど、
なんか濃度の調節とかがうまくいかなくて、
結局、タミヤのアクリル用の溶剤で溶いて、薄く何層も重ねて塗った。


さすがにこの大きさになると、色が乗らないと塗っていてツラい・・・

そして、同じボリュームの足が4本あるので、だんだん飽きてくる・・


と、苦行のような塗装だった。



その後、汚しを入れたりリペイントしたりして、



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こんな感じで完成。







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正面から。








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横。






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ななめうしろ。








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反対側。










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1.5mmのアルミボールを使ってリベットを再現。

ボディ表面は、軽く鋳鉄表現してます。






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本当はもっと汚したいけど、ただ汚いだけになっちゃうかもしれないので、
ギリギリのところでおさえた。







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そして、ガチャーネンを3体、随伴機として同じカラーで塗ってみた。


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マシーネンの原点。このフォルムはやっぱりいいっすね。







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勢揃いな感じで。



ということで、久々に模型やって楽しかった。


これらは、2017年11月12日に行う、
関西マシーネン会に持っていきますので見てやってください。





次は久々にバイク模型に着手しようかなと思っているので、
ちょっとの間、マシーネンはお休みの予定。





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2017年05月27日

【FB】伊藤若冲×1/35 Ma.K。

Facebook投稿より。


posted by わこう at 22:00| Comment(0) | プラモデル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年03月21日

1/35 Ma.K いろいろ。

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久しぶりに模型作りました。


先日、ワンフェス2017年冬が開催され、マシーネンの目玉の一つとなったのが、
海洋堂さんが出展した、1/35 S.A.F.Sスノーマンのキット。



その後、俺のFacebookのニュースフィードには、
少しの間、いろんな人がこのスノーマンを作った投稿がダダダーッと。

プロポーションもいいし、手軽だし、俺も作ってみたいなぁと。


そこで、不本意ながらヤフオクで転売されていたものをゲット。


それに伴って、いろいろと1/35シリーズを作ってみたくなった。


また、今年はマシーネン生誕35周年ということもあり、
1/35企画があるらしい。


ということで、早速製作開始。



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各所、バイクのキット付属のケーブル用のゴムチューブや、
細い電線などを使って、パイプ類をディテールアップ。



さらに、関西マシーネン会のボスである、
村尾えでぃさんが原型製作した、
1/35ポーラーベアのレジンキットをゲットしたので、


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こちらも同じくパイプ類などディテールアップ。








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こんな感じになりました。


どちらもなかなかのプロポーションで、塗る前からテンション上がりまくり。






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何層か塗り重ねてこんな感じに。

アップで撮ってるから大きさがわかりづらいけど、
いつもの1/20に比べるとかなり小さいです。




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今回、フィギュアヘッドは、初の試みで、
クレオスのウェザリングカラーのサンドイエローとブラウンをのみで塗装。

いい感じにツヤが消えてメッチャ簡単に雰囲気良く塗れた。


小スケールのフィギュアヘッドは、当面これでいくべ。



そして今度は、1/35ナッツロッカーのキットに付属されている、
グスタフとメルジーネに着手。


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なかなかプロポーションいいです。





R0017089.jpg

下地は赤サフにした。



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塗り重ねてこんな感じに。

今回さらに、クレオスのウェザリングカラーに追加された新色の、
イエローやマゼンダなども多様して、色に深みを出したつもり。



さらにさらに、先日、京都の承天閣美術館で開催中の、
伊藤若冲展に行ってきたんだけども、
その売店で買った若冲の絵葉書にインスピレーションを受けて、



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こんな感じのものも作ってみた。


この絵葉書は竹製で、とても雰囲気があって、なおかつ丈夫だ。

それを木のベースに溝を掘ってはめ込んで接着。


この絵に書いてあるオウムに模して、
イエローサブマリンの1/35プラウラーに色を塗ってみた。



IMGP6075.jpg

目玉を書き、頭には羽を模したツノをつけた。





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ウェザリングカラーのホワイトを使うと、
いい感じにガッサガサにツヤが消える。


消えすぎたなーと思ったら、またその上から基本色(ラッカー)を塗り足した。





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横から見るとこうです。

シンナーに侵食されて、腕のパーツにちょっと亀裂が入ってしまった。



ということで、他の完成写真です。





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メルジーネのアップ。







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横から。









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斜め上から。この角度から見るのが好き。







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グスタフ。

こっちは、フィギュアの顔を普通のラッカーで塗ったら失敗した。






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ななめうしろ。







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ポーラーベア。

認識帯を少し濃い青にした。

補色として、さび色っぽいオレンジを使ったんだけども、
青とオレンジが互いに引き立てあって、
いい色味になったなぁと思っちょります。





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この角度から見るのが一番好き。






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デカールは、スノーマンから流用。


しかしこのポーラベア、完成間際に手が滑って落っことしてしまい、
うしろのエンジン上部にある排気管のパーツが、
どこかにふっ飛んでいってどうしても見つからず、
結局間に合わせでなんか合いそうなパーツをくっつけた。


ここはそのうちきちんと修正しないとなー。






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スノーマンも同じカラーリングに。






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暗めの泥汚れより、サビも混ざった感じにして、
オレンジで強めに汚しました。





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ななめうしろ。



なかなか写真からスケール感が掴みづらいと思うんだけども、



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こんなに小さいです。

撮影中にクウちゃんが乱入。




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ということで、小さいので、気負うことなく手軽に塗れて、
1/35はなかなか楽しいです。


まだ作りたいものがいくつかあるので、そのうち続編をお見せできると思います。


Facebookのアルバムに、上記以外にもたくさん写真をアップしたので、
よかったら見てやってください。


ワンフェスで発売された、1/35のスノーマンが流行っているのを受け、家にある1/35をいろいろと塗ってみました。 イエサブさんの1/35プラウラーと伊藤若冲の絵葉書をあわせたもの、えでぃさん原型のポーラーベア、ワンフェスのスノーマン、ナッツロッカーのキットに入っていた、メルジーネとグスタフの合計5つ。 まだ作ってみたいものの案があるので、今回はシリーズその1としました。

若生 貴大さんの投稿 2017年3月20日



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2016年10月25日

Ma.Kパックレーテジオラマ「雪山」。

setuzan.jpg

久々にジオラマを作った。


去る10月23日、大阪ボークスで、マシーネンの模型展示会、
関西マシーネン会2016 秋味Light
が開催されたんだけども、それに出品しようと製作。



関西でのマシーネン展示会に、スタッフとして参加させていただくのは、
2012年の神戸展示会から数えて今回で4回目。


そして去年は、お会いすることをずっと夢見ていた、
横山宏先生についにお会いすることができて、もう昇天しそうな勢い。


今年も実は、横山先生、MAX渡辺さんと濃密な時間を過ごさせていただいたんだけども、
今回の記事は、まず今回作ったジオラマの製作記を。


今、展示会で撮影した、
横山先生とMAXさんのトークショーのビデオを編集しているので、
それが完成してYouTubeにアップするまで、ちょっとだけ時間がかかりそう。

次の記事に、その動画の公開も含め、
詳しく展示会や両先生来阪の事を書きます。



さて、去年の展示会で、1/12の巨大クレーテと林さんのフィギュアをあわせて、

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パンク調クレーテを作って、横山賞をいただきました。





このところ、パンク調やゴシック調のものを作ることが多かったし、
今回の展示会では、そういう全く違った世界観のものではなく、
本道とまではいかなくても、きちんとマシーネンの世界観に則って作ろうと。


さらに今年もいろいろと新しいプラモデルがリリースされたけれども、


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このパックレーテをぜひ作ってみたかった。





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ということで、まずはパックレーテを作ってみて、あとはそれから考えようと。



ということで製作開始。






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クレーテとかキュスターを作っているので、頭部もある程度サクサクと。


パックレーテは、砲身を長いのと短いのを選べるようになっているけど、
今回は短砲身で。





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組み上がりました。今回は改造は無しで。






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赤サフ吹きました。







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基本塗装が終わったところ。

最近、ラッカー系の溶剤を使うと頭痛がひどいので、
今回はファレホを中心とした水性アクリルを筆塗りで。


ただ、濃度調節がどうもうまくいかなくて、というか、塗料がメッチャ濃くて、
薄めたつもりでも薄めきれず、塗膜が厚くなってコッテコテに。







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でも、このコッテリ感もまた味があって、これはこれでいいかなと。






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コッテリ・・・







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今回も、クレオスのウェザリングカラーを使って汚しました。


やっとウェザリングカラーの使い方がわかった。
これは素晴らしい塗料です。



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なにげに初めて塗った冬季迷彩。








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そして、あらかたウェザリングも終わって考えた。

このまま単品で仕上げてもいいんだけども、展示会の中で、
たくさんの力作の中に埋もれないようにするためにはどうしようか・・


せっかく横山先生やMAXさんに作品を見ていただくチャンスなので、
少しでも目立たせたい!と。


10秒でも20秒でも多く、立ち止まって見ていただきたい。



ということで、ジオラマに仕立てることにした。





テーマはこうです。


パックレーテは無人兵器。

故に、攻撃前に、雪山の上から、
偵察部隊がパックレーテのもとにスノーモービルで待機。

崖下を双眼鏡で見下ろしながら、攻撃のタイミングを図っている、

という設定。



検索すると、1/20のバイクの古いキットなんかもあるから、
それをベースに、ファルケみたいな反重力装置をつけて、
バイクみたいなものを作ろうかなと思ったんだけども、
パット見で万人に理解してもらえるのは、やっぱりキャタピラとかだよな、と。


そこで、




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このラピュタのフラップターをベースにしてスノーモービルを作ろうと。


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そして、キャタピラ部には、以前買ってもう身に着けなくなっていた、
メタルのブレスレットがあったので、


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デカいペンチでバッキバキに切ってダブルにし、キャタピラ風に。





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こんな感じのチェーンです。






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バイクのエンジンとかのあまったパーツをつけたりして、スノーモービル風に。

位置付け的には、このマシンはあくまでも添え物なので、
あまりカッコよくして、主役のパックレーテやフィギュアを食っちゃあかんと。

だから、ディテールもあまり追加せずに適当な感じで。


とにかくジオラマとして、ひと目で状況のつじつまが合うこと、
それを目的とした。



そして、状況を説明するのに欠かせない、


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フィギュア。

今回は、サイトウヒールさん原型の、ホワイトナイトパイロットをベースに。

このコッテリしたスーツが、防寒着っぽくて最高だ。





ただ、このフィギュア付属のヘッドは、ヘルメットをかぶっていて、
双眼鏡で覗くシチュエーションに合わない。



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ということで、同じくmk44のアンモナイツパイロットフィギュアも、
ヒールさんが原型をされているので、そこからヘッドだけ持ってきた。


そして、ポーズを少し変形するんだけども、
関節のバランスとかが崩れないように、慎重に切込みを入れ、
曲げたあとにパテを盛って修正した。






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双眼鏡のようなものも作り、持たせてみた。






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サフ吹いた。







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スノーモービルも、こんな感じでパックレーテと同じカラーリングに。






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横はこんな感じ。







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フィギュアヘッド。寒いので鼻の頭を赤くした。






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ボディも塗りました。








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スノーモービルも汚しました。








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横から。

汚すとやっぱり立体感が出ていいよね。







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そして、ジオラマの奥行き感を出すために、1本だけ木を植えようと。


ということで、アルミ棒に細い針金をぐるぐる巻きにして枝を作り、







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モデリングペーストをモリモリと盛る。







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黒サフを吹いた上から、ファレホで幹や枝を塗り、
やはりクレオスのウェザリングカラーで立体感を出す。






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3Mのスプレーのりで、鉄道模型用のグリーンを貼って・・・





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ジオラマ用の雪の粉をふりかけて雪が積もった感じを。









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ジオラマベース用の木枠に、スチレンボードでだいたいの地面の形を決め、
乾いてもやわらかい紙粘土っていうのが売っていたので、
それで地面を作ってみた。

前面には、観葉植物用のバークを貼った。これを岩のような色に塗るわけです。


お一人様3点限り デコレーションバーク Sサイズ 20L(黒松タイプ)






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ということで完成!






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全容はこんな感じです。






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上から。

展示会なんかでは、みんなこのアングルから見ることになるので、
パックレーテもこの角度から見て1番カッコよく見えるポージングにした。


ただ、ちょっと紙粘土が割れて亀裂が入ってしまったところが何箇所か・・





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うしろから煽りアングルのパックレーテ。







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スノーモービルのチェーン(キャタピラ)には、雪が固まっている感じで。







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横から。







setuzan.jpg

アオリで。







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パックレーテの笑ったようなマーキングがシュールだ。


ということで、結果としては、今回の展示会では選外だったけれども、
いろんな方から、作り方や塗り方を聞かれたり、お褒めいただいたり、
一心不乱に鬼のように写真を撮ってはるかたがいらっしゃったりと、
手応えはビシビシと感じている。


自分的には、以前通わせていただいていた吉岡和哉氏の模型教室で、
吉岡さんから叩き込まれたジオラマの考え方を最大限に駆使して、
今時分にできるベストを尽くして作ったので満足している。

機会があったら吉岡さんにも見てもらおう。うんうん。


ということで、次は、今年の関西マシーネン会のことを書きます。

もうちょっとだけお待ちください。




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2016年08月22日

1/12 YAMAHA SR400。

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久しぶりにバイク模型作った。


今回の記事は、写真がとても多いので、説明はなるべく簡素化して書きます。



今回作ったのは、YAMAHA SR400。


なぜこれを作ることになったかというと、モデラー仲間で、
YAMAHAの社員さんで、バイク開発に関わっている脇村さんから、
浜松でバイク模型のイベントをするということで、お誘いいただいたから。


浜松は、KAWASAKIを除く三社である、
YAMAHA、HONDA、SUZUKIの発祥の地であるということで、
「バイクのふるさと」と言われている。

そこで、毎年恒例で、「バイクのふるさと浜松」というイベントが、
町ぐるみで開催されているんだけども、
今年はその一画に、バイク模型の展示ブースを設けるということだった。





そして、俺は現在いろいろあってSRに乗っている。


そこで、脇村さんが、
ちょうどアオシマさんからSR400のキットの提供を受けたので、
SRのオーナーであるわこうさんに作っていただきたいとご指名くださったわけです。


そして、せっかく作るわけだし、可能な限り実車と同じに作りたいなと。


なので、今回のテーマは、「SRわこう仕様」。


ちなみに俺のSRは、外見は限りなくノーマルで、
80年代あたりの昭和風なスタイルにまとめてあるので、
今回作る模型も、限りなく昭和にしようと。





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恐縮しつつもお受けすることにし、早速製作を開始。



しかし、問題がひとつ。


俺のSRは、

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初期型のSPカラーである、黒地に赤金のラインが入ったタイプなんだけども、
キットにはこのカラーのデカールが入っていない。


そこで、大阪の友人で、デザイン事務所をやっている大谷さんに、
デカールを製作していただくことにした。


ちなみに、大谷さんの事務所には、白トナーも印刷できる5色のレーザープリンターがあり、
黒地の上にも発色良いデカールが作れるというのも大きな理由だ。



そこで、大阪にある大谷さんの事務所にSRで行って、

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採寸。






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キットのタンクパーツや付属のデカールをスキャンして大きさを割り出し、
赤金のラインを作ってもらった。





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仮で紙に出力してサイズチェック。







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失敗した時を想定して、いろいろと出力してもらった。


大谷さん、ありがとうございました!




そしてようやく製作に入ったわけだけども、いくつかのこだわりポイントが。



俺のSRのような初期型のタンクは、通称ナロータンクと呼ばれ、
後期型に比べて幅が細くてシュッとしている。


そこで、


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タンクの両側を削ってシュッとさせた。





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大きさはこんな感じ。


見る人が見ないと、ナロータンクにしたことなんてわからないと思うんだけども、
ここだけはどうしてもやりたかった。


さらに、俺のSRは、キャストホイールをはいているんだけども、
キットのホイールはスポーク。


で、他のキットからキャストホイールを流用しようと思ったんだけども、
散々迷って、


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タミヤのDUCATI900から流用することにした。

本物のキャストとは若干形が違うんだけども、雰囲気はこのホイールが限りなく近い。


そして、ここでも若干の問題が。


フロントホイールは、キットのはドラムブレーキなんだけども、
実車はディスクブレーキ。

リアホイールは逆に、DUCATIのホイールはディスクブレーキなんだけども、
実車はドラムブレーキ。


フロントのディスク化はそんなに難しくないけども、
リアのドラム化はどうしようか悩んだ挙句、
SRキットのホイールのドラム部分を切り取って、DUCATIのホイールに移植。


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こんな感じになりました。




もう一つの改造点は、キャプトンマフラー。


何で作ろうか散々悩んだ挙句、8mmのプラパイプを使うことに。


ちょうど、同じ径のアクリル球があったので、
半分にカットしてプラパイプの前後につけた。



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こんな感じに。

マフラーエンドは3mmだったかのアルミパイプを使い、
出口の部分をギリギリまで削って薄くした。





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アルクラッドで塗装してこんな感じ。

でも結局、キャプトンの部分は、ハセガワのミラーフィニッシュを貼ってメッキ調にした。






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エンジンは塗り分けて、CRキャブのファンネル仕様にした。

結局、サイドカバーで隠れちゃうんだけどもね。






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シートは、キットのシートを切り取ってマジカルスカルプでアンコ抜きシート調に。






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バーハンドルは、真鍮管を使ってコンチハンっぽく少し絞った。







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本当は、俺のSRは、こちら側から見て手前側にディスクが付いてるんだけども、
初期型のSRは反対側にディスクが付いているので、今回は初期型仕様に。











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ドラムブレーキのアームは真鍮管で。







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大谷さんに作ってもらったデカールを貼ってクリアを吹いたところ。







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リアシートカウル。







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サイドカバー。







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シートには、革調シールを貼って、革の質感に。






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実車のエンジン周りはこう。








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今回の模型はこう。








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スロットルワイヤケーブルには、このメタルパーツを使った。







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木の板に置いて雰囲気を見る。







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少し汚してヤレた感じを。


汚しは、クレオスのウェザリングカラーを使用。







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ということで完成!








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実車はこう。



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模型はこう。








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ななめ前からの実車。





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模型。







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エンジン周り 実車。





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模型。









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反対サイド。














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リア周り 実車。







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模型。










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斜め後ろから。







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実車と若干違うけど雰囲気が同じのキャストホイール。







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スロットルワイヤーまわり。

ちなみに、メーターやライトのフチには、ミラーフィニッシュを貼ってます。






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けっこう苦労したリアドラムブレーキとマフラー。







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うしろからのアングル実車。







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模型。








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フロントのディスクブレーキ。






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ということで、こんな感じで完成しました。


ディテールはけっこう雑な部分や甘い部分があるけれども、個人的には及第点。


そしてこれを引っさげて、浜松の模型イベントに出陣したわけです。


イベントの様子は別記事に書きます。



結果はどうだったのか!




お楽しみにー。




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2016年02月15日

1/20 グラジエーター 密林仕様。


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先日、WAVEから発売となった、グラジエーターを作りました。

また今回も例によって写真が多いんだけども、
説明はなるべく控えめにして、製作記と完成写真を公開します。






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今回作った、グラジエーター。


1/20 H.A.F.S. グラジエーター [後期量産型]1/20 H.A.F.S. グラジエーター [後期量産型]

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これは、メカデザイナーである横山宏先生が、プラモデルでのキット化を前提に、
30年前にデザインしたそうなんだけども、いろいろあってキット化が頓挫。

しかし、30年経った今年、ついに!
横山先生とファン共々悲願であったキット化がやっと実現したという、
みんなの夢が乗っかったキットなのですよ!




そのことは、以前アップした、横山先生とMAXさんの対談の中にも出てくる。


ちなみに、ちょっと話がそれるんだけども、
関東の横山先生の大ファンである、湯本さんという方が、
この動画を世界中の方々に見ていただきたいと、英語訳を付けてくださいました。

英語字幕付きで見られるので、英語圏のお友達に教えたってください。


湯本さん本当にありがとうございました!



さて、このグラジエーター発売を受け、俺の周りではグラジエーター祭り!


Facebookの俺のニュースフィードには、グラジエーターの話題や写真でもちきり!


その甲斐あって、Amazonのプラモデル販売数では、
一時、スターウォーズのプラモデルを押さえ、堂々の売上1位となった。


スゲー!パチパチパチ。


とううことで、俺もビッグウェーブに乗って、早速作ったわけですよ。



で、Facebook上では、なんか、グラジエーターを作り始めると、
なぜかカニが食べたくなるとかなんとか・・・



理由は、








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これでした!


カニだよこれ。




グラジエーターに触発されて(?)、今夜はカニ鍋でした。

Posted by 若生 貴大 on 2016年1月30日




ということで、お正月用に食べようと思ってそのまま冷凍していたカニがあったので、
その日の晩はカニ鍋でした。





今回は、森林迷彩でグリーンを基調にしようと思ったんだけども、
サフは補色である赤サフを使ったら、




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やっぱりカニでした。








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なんとなく、ハッチは普通のS.A.F.Sのツルンとしたタイプのほうが、
なんとなく無機質でカッコいい感じがしたので、他のキットから流用。

虫ピンでリベットを打ち込んでみたんだけども、
塗りあがってみると、正直これはいらなかったな。


あとは、溶きパテで表面をガサガサにして、鋳鉄みたいな表現を。



そして今回、僚機として、むかーしに作ったラプターと、A.F.Sをリペイントして、
グラジエーターに随伴させようと、


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おんなじカラーリングにリペイントした。


ただ、迷彩柄がなかなかこう・・バシーッとキマらなくて、
何回も何回も塗り重ねて、ぼかしたりフィルタリングしたりして、




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やっとこんな感じになった。


今回は主に、ウェザリングは、油彩絵具をエナメル溶剤で溶いたもので、
フィルタリングする感じで汚していった。






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グラジエーター付属のフィギュアヘッドは、サイトウヒールさん原型ということで、
せっかくなので、A.F.Sのものと付け替えた。






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サフ吹いたところ。この時点ですでカッコイイです。









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そして今回は、ビネットベースも作ってみた。


B5の額縁に、モデリングペーストをモリモリ盛って地面を作り、
ある秘密のマテリアルを着色して、緑の葉っぱや落ち葉を表現してみた。


このベースの制作は、モデリングペーストが意外に乾燥が早いので、
乾く前に塗ったり盛ったり整えたりしなきゃいけないので、途中写真はありません。



ということで、グラジエーターを乗っけて、



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完成です!



今回は、完成時の具体的なイメージが沸かなくて、
作りながら修正していったんだけども、当初の想像以上の出来になって、
個人的にはかなり満足している。






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横から。







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そして、ラプターとA.F.Sを随伴させてみた。






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グラジエーター反対斜め前から。

車もそうだけども、ワイド&ローに構えるのがカッコイイなと、個人的には思う。

だから、グラディエーターも地面スレスレのところまでボディを下げ、
足をガバーッと開いたポージングに。






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ななめうしろから。




このグラジエーターは、「見せ場」がたくさんあると思う。


ボディもいろんな形の集合体で、見せ場がたくさん。





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さらに、この足の股関節部も見せ場のひとつ。


ウェザリングが映える映える。







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この関節部も見せ場として最高だ。





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使い込んで赤く焼け、錆びた感じに。






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ピアノ線で、手すりのようなものを作ってディテールアップしてみた。


このあたりも見せ場のひとつ。








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スモークディスチャージャーは、横山先生やMAXさんの作例を真似して、
赤く塗りました。







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レールガン。ここはスプリングでディテールアップ。







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S.A.F.Sタイプのものに交換した、ツルンとしたハッチ。


個人的にかなり気に入っている。








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マフラー部。









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黄色の認識帯は、ハセガワのイエローシートを使った。






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うしろの手すりは、アルミ棒で作った。


さらに、0.3mmのピアノ線でアンテナを作った。
だけど、もっと細くてもよかったかな。






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隠れた見せ場、股関節部。











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このあたりも見せ場なので、納得いくまで何度も塗り重ねた。

鋳鉄表現が効いてるかなと。







R0052665.jpg

足のスプリング部。

このあたりのディテールはすごいなーと思った。



とにかく、グラジエーターには、見せ場がたくさんあるから、
塗っていても楽しいし、たぶん他の人が作ったグラジも、
見応えがたくさんあるんだろうなーと。


上から下までしげしげと眺めていたくなる。



Facebookにアップした、グラジエーターのアルバムをどうぞ。



新製品、WAVEのグラジエーターの迷彩仕様作りました。森林を想定したグリーン系の迷彩仕様で塗ると同時に、僚機として、過去に作ったラプターとA.F.Sを同じ迷彩にリペイント。A.F.Sのヘッドは、グラジエーター付属のものと入れ替えてあります。

Posted by 若生 貴大 on 2016年2月8日


そして、僚機の2機も。



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ラプター。










R0052679.jpg

正面から。







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ラプターも、迷彩がなかなかうまく塗れなくて、何度も重ね塗りした。







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A.F.S。







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レーザーガン。






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ななめうしろから。







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ヘルメットも塗ったんだけども、フィギュアヘッドがカッコイイから、
ヘルメット無しで素顔のままでいくことにした。

ちなみに、やはりフィギュアの顔を塗るのが苦手なので、
目はイーストウッドみたいにに、白目がわからない感じに塗りつぶした。



他にも少し写真があるので、他の写真はFacebookのアルバムでどうぞ。

5年くらい前に作ったラプターとA.F.Sをグラジエーターにあわせてリペイントしました。A.F.Sはヘルメットも塗装したんだけども、フィギュアヘッドを入れ替えたら、被せて隠してしまうのがもったいなくなって、ヘルメット無しです。

Posted by 若生 貴大 on 2016年2月8日


グラジエーターは、作っていてもストレス無くサクサク組めるし、
塗って楽しいし、メッチャ良いキットでした。

何機でも作りたいな。


みんながキャッキャ言いながらグラジエーターを作っている様子を、
横山先生は、たぶん喜んで見てくれてるんだろうな。


先生、素晴らしいキットをありがとうございます。

そして、おめでとうございます。



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2016年01月29日

HEXBUG PUNK STYLE。

IMGP0061.jpg

また一つ作品が増えました。


今回は、赤外線で動かせるラジコントイ、HEXBUG(ヘックスバグ)を改造するという試み。



これはホビージャパン誌(以下HJ誌)で、MAX渡辺さんが発起人となり、
このHEXBUGを、ジャンクパーツを使ったりしてオリジナルメカに改造して発表しよう、
という企画で盛り上がって、ジワジワと広がり始めている遊び(?)。


HJ誌には、いろんな作家さんたちが作った、
個性あふれる作例が載っていて、メッチャインスパイアする。


この企画に横山宏先生も乗っているんだけども、
その作品を、去年11月に大阪で行われた、関西マシーネン会に持ってきてくださった。



sensei_hexbug.jpg

これです!

1/20のJKフィギュアと並べてあって、メッチャカッコイイよね。






edy_hexbug.jpg

関西マシーネン会のリーダーである、村生えでぃさんの作品もHJ誌に掲載されていて、
マシーネン会の時に持ってきてくださった。

凄いよねー。これ。


コントローラーまで作りこんである。



このHEXBUG運動は、海外の人たちもやっていて、
Facebookの中にグループがあるくらいだ。




現在300人くらいいて、俺も入っている。


世界中のいろんな人が作るHEXBUGは、
いやー、それはそれは個性が炸裂していて、インスパイアされるよ。



というわけで、俺も作りたくなって挑戦してみたわけです。




今回使ったのは、


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この、2個セットのファイトパックっていうやつ。


Hexbug Battle Spider バトルスパイダー2個付 並行輸入品

2個入ってるけど、まずは1個から。

2個目はいつ作ろうかな・・・




で、やはり最近の俺の作風(芸風?)からいくと、
やはりスチームパンク的なものかなぁと。


ただ、今までもいろいろと「スチームパンク」と定義して、
いろんな物を作ってきたんだけども、
Facebook上で、ある作品について海外の人から、

「これは厳密に言うとスチームパンクではない。」

的なコメントをもらったりしたので、
最近はハッキリ「スチームパンク」と定義しないで、
「パンク調」とか「ゴシック調」と、曖昧に定義づけることにしている。


で、今回もスチームパンクにこだわらず、
グッチャグチャにしてやろうと思ったわけです。

どれだけ狂気じみたものにできるか?みたいな。



ということで、ジャンクパーツをいろいろくっつけたり、
リベット代わりに虫ピンを刺したりして、


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こんな感じになりました。


前の顔っぽい部分は、1/12バイク、SUZUKIの隼のフロントカウル、
横のフレームは、やはりバイクのTZR250のフレームから流用。

あとは、昔作ったドラッグレースのファニーカーから、エンジンやシリンダーヘッド、
マフラー、コックピットなどを。

後に目玉が入る部分は、マシーネンのシュトラール軍パイロットのヘルメット。






R0052235.jpg

こんな感じで運転席みたいに作った。


なぜかというと、




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この黒人少年のフィギュアを乗せるため。


このフィギュアはみどうじさんの新作、「テッテレー」。

元ネタは、ボケての中の、

tettere.jpg

これをフィギュアにしたもの。







本当は、腕無しの胸像のようなフィギュアなんだけども、


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別なフィギュアから腕を持ってきてつけた。



この、テッテレーくんの表情や、2本しか無い前歯など、
もうこの時点でいろいろクレイジーだ。


だけど、これをもっとクレイジーにしようと思ったわけです。




さて、HEXBUG本体も概ねできたので、



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サフ吹いたところ。



ここから、いつものように、メタルカラーやウェザリングカラーを使って、

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真鍮やメタルが使い込まれて黒ずみ、ところどころサビも浮いている感じで筆塗り。






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テッテレーくんも塗り始めたんだけども、やはり顔の塗装はまだまだ下手ッペ。



何度も何度も塗り重ねて、


R0052336.jpg

やっとこんな感じになりました。


目には金のカラコンを入れたような設定。



これ以上いじると、MADMAX 怒りのデスロードみたいになっちゃうので、
このへんが限界かなぁと。


ちなみに、俺はあまり怒りのデスロードのテイストは好きじゃない。

あれもパンクはパンクなんだろうけど、
俺が作りたい世界観のパンクとはぜんぜん違う、と俺は思っている。


そのギリギリな感じにしたかった。



ということで、





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こうなりました。






IMGP0056.jpg

正面。








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テッテレーくんを乗せて。










IMGP0049.jpg

横から。







IMGP0053.jpg

ななめうしろ。








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はい、テッテレーくんのアップ。

HIPHOPやってるアーノルド坊やみたいになった。良くも悪くも。






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こう・・なんか狂気じみた感じが伝われば幸いであります。


所々、いつものように時計パーツを使ってます。






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歯車なんかを使って、「本当に動きそう感」を出してみた。

マシーネンの動力チューブが効いてるかなと。








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本体の一番のポイントでもある目玉はドールアイで。








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こう・・パンキーな感じが出てるかなと。









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コックピットの中も、バイクかなんかのシリンダーブロックのパーツとかを使ってそれっぽく。







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このへんも見せ場なので、時計パーツを多用してみた。







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魚の骨みたいな感じ。






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うしろには、マシーネンのグスタフ系の換気扇みたいなパーツを流用。






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テッテレーくんは着脱可能。



このHEXBUGは、ラジコンみたいに動くので、動かしてみたんだけども、
メタルパーツを多用しすぎて重くなったのか、
トルク不足なのかギアが空回りして歩かない。


だけど、上半身が回るのはできた。


動画に撮ったので、動く様子をどうぞ。




Facebookに、高画質写真でアルバムにしてあるので、
よかったらご覧ください。




最近じわじわと世界中で流行り始めた、おもちゃのHEXBUGをカスタマイズして仕上げる遊びに乗ってみました。パンク調に仕立てました。それに加えて、みどうじさん原型のフィギュア、「テッテレー」もパンクっぽくクレイジーな感じに。腕無しのバストアップフィギュアですが、他のフィギュアから腕を持ってきてつないでます。最近のMADMAXまでいかない、ギリギリのラインで留めたと自分では思っちょります。

Posted by 若生 貴大 on 2016年1月27日






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ということで、チャチャっと作って、サササッと塗ってなかなか楽しかったなー。


もう1個あるから、プランを温めて年内には完成させたいなー。




posted by わこう at 01:43| Comment(0) | プラモデル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月20日

1/12 HONDA RS1000 Gothic Style。

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2016年初の模型が完成しました。


年末年始はガッツリ模型すっぞ!と思ってはいたものの、
家事やってるとなかなか模型のモチベーションが上がらず、なんか映画ばっかり観てたな。


水は低きに流れるが如くってのは本当だなと思ったよ。わははー。


我が家では、俺がメシを作る担当なんだけども、
まず、朝起きたらご飯のしたく。

食べて終わって洗い物×2~3回。


晩ごはん食べ終わって洗い物が終わると、もうすでにもう燃え尽きていて、
茶の間にいったん腰を下ろしたらもうダメね。動きたくなくなる。


で、そのまま映画。


ちなみに、ウチは俺もりえさんもヘビーなAmazonユーザーにつき、
プライム会員登録をしている。


だもんで、去年から始まったAmazonの動画配信は、本当にうれしい。

無料映画もメッチャ凄い数があり、見たかったあれやこれも無料!


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我が家は有線LANを茶の間まで引っ張っているので、
Fire TVを使ってるんだけども、いやー、これはいいわ。

動作も軽快、YouTubeも見られるし、音楽も聞けるし。


だから、より一層模型離れが加速した。



と、言い訳はさておき。



1/17の日曜日に、大阪のボークスで、ラリーカーとバイク模型の合同展示会があり、
バイクの方は、モデスポのdanke親分こと小原さんがが主催する模型グループ、
「俺たちバイクモデラーズ」の展示会でもあった。

俺は、このバイクモデラーズのメンバーなので、
せっかく展示会に参加するんだったら、一つくらいは新作を持っていこうと、
お正月明け、やっと重い腰をあげて作り始めた、というわけです。


たぶんこの展示会がなかったら、まだ模型作らないで映画ばっかり見てたと思うわ。



というわけで、簡単な製作ポイントの説明と完成写真を紹介しまーす。




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今回は、タミヤから再販(?)された、ホンダのRS1000。


これをまた、最近マイブームの、

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こんな感じのパンク調というかゴシック調のスタイルで作ろうと思ったわけです。




基本的にストレート組みで、
リベットや歯車などでデコレーションするという手法なので、
今回は特別な改造はしていないので、制作部分の説明は割愛する。






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今回はじめて使ってみたのは、虫ピン。


これを写真奥のように、スタイロフォームにブスブスと刺していって、
一本ずつ、使う直前に切って使う・・ということを繰り返す。


もちろん、事前にピンバイスでリベットを打つ場所には穴を開けておく。



で、だんだんとめんどくさくなってきて、裏側から切れるようなときは、



R0052150.jpg

こんな感じでブスブスと一気に刺し、






R0052151.jpg

パチンパチンと切っていく。

俺は、太い針金とかも切れる、頑丈なペンチを使っ切っている。





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切り取った針の方は、こうやってビンに入れておけば安心。







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あとは、他のキットから、余ったパーツを持ってきて、機械っぽく配置したり。


この、RS1000は、ポイントカバーやジェネレーターカバー、エンジンガートとかが、
メカメカしいデザインなので、こういった枯れた感じの色合いが映えるんだよね。





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マフラーのサイレンサー部分は、少しシルバー色を残した。






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で、最初はこんな感じで仕上げてみたんだけども、
色味がイマイチしっくりこないのと、うしろが重すぎる感じがしたので、



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こんな感じに修正して完成!

リアシートカウルは排除。フレームごとうしろをバッサリカットして、
ジャンクパーツで小さなリアフェンダーをつけて、カフェレーサーのフォルムに。






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斜め前から。






R0001565.jpg

反対側面。






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リアフェンダーのうしろには、テールランプっぽく時計パーツを使用。







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反対斜め。










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タンクには歯車でデコレーション。


ファットなタイヤが効いてて、このアングルから見るのが個人的には好きだな。






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エンジン部。






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ということで、なんだかんだと紆余曲折はあったものの、
いい感じでまとまって、個人的には満足しております。





2016_1_17.jpg

展示会にも間に合って、こんな感じで展示させていただきました。


他にも過去作のジオラマとか持っていったんだけども、
今回のこのバイクも含めて、カップルで展示会を見に来てくれた彼女のほうが、
俺の作品に興味を持ってしげしげと見入ってくれたケースが多く、
なんかそれが嬉しかったな。


やっぱり、手塩にかけて作った模型だから、
こういった展示会でいろんな人に見てもらうのが嬉しいし、
次のモチベーションにつながっていく。


こういう場を作ってくださったバイクモデラーズの皆さんに感謝しております。


今年もガンガン作るぞーと。




posted by わこう at 00:32| Comment(0) | プラモデル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月30日

1/12 パンク調クレーテでパンクレーテ。


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大阪でのマシーネン展示会、関西マシーネン会 秋味! 無事に終わりました。

今回もスタッフとして参加させていただいて、本当に夢のような一日でした。




あまりにもいろんな事があり過ぎたので、マシーネン会の報告は別記事で書きます。


まずは、マシーネン会に持って行くために作ったビネットの製作記事を。


マシーネン会まで約10日あった。


だけど、横山先生から直接アドバイスいただいたりしたし、あまりのうれしさに、
こう・・模型熱がヒートアップして鎮められない。


本番まで10日あったとしても、
作業できる日は賞味半分作れればいいかなーという感じ。


でもなにか作りたい。だけど時間が足りないかもしれない。


とユラユラ考えていてひらめいた!


新たにキットを組み立てるところからやったら間に合わないかもしれないけど、
主に塗るだけだったらイケるんじゃね?


ということで、

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この1/12クレーテの完成品をリペイントしよう!と。






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ということで、1/20のキュスターと並べてみたんだけども、とにかくとてつもなくデカイ!


いやー、これは塗り甲斐があるってもんだ。



そして、

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マシーネンのフィギュアをいろいろ原型製作されている、
林さんの1/12のお姉さんフィギュアと組み合わせてみようと。


ちなみに、以前林さんにお会いした時に、ちゃっかり箱にサインをいただきましたー。




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フィギュアを仮組みして置いてみた。

いい感じ。



そして、今回は(も)パンク系でいくことにした。


さらに、今までの鉄板風塗装をもうひとひねりして、
以前からぼんやり考えていた新たな塗装を試してみようと。



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ということで、黒サフを吹いたあと、明度の違う2色のメタリックブルーで下地を塗った。


あと、ちょっとだけアレンジで、縦に2本あるつなぎ目の線に沿ってピンバイスで開口し、
メタルのビスを埋め込んだ。





R0051942.jpg

下半身はこんな感じ。







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メタリックブルーの上から、カッパーとかメタルカラーのアイアンとかステンレスとかブラスを使って、
ペタペタと塗っていく。








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こんな感じに。


その上から、タミヤエナメルのスモークとクリアオレンジでウォッシング。

あえてつやありのクリアカラーを使うことで、いい感じに金属のテカテカ感が出るんだよね。



どっちみち、あとからウェザリングをしていくとツヤが消えるので、
先にテッカテカにしておけば、あとからツヤのコントロールをすればいいのでラクチン。






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その上から、モデルファクトリーヒロの革調シートを貼った。

もう入手困難になってしまった貴重なシートなので慎重に貼っていく。





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そして、横山先生の真似をして、絵具皿にクレオスのウェザリングカラーを数色出し、
真ん中の部分には専用の薄め液を。





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濃くベチャッと乗っけたり、薄め液でぼかしたりしながら、濃淡を付けて塗った。






R0051962.jpg

こんな感じに。





そして仕上げに、最近発売されたばかりの、ウェザリングカラーのラストオレンジで、
サビ表現を。





R0051991.jpg

顔の先端部分とか。







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足のこのぶぶんとか。


このクレーテは、「これは何色か?」と聞かれたら一言では答えられないような、
要は、何色なんだかハッキリわからない、玉虫色的な感じにしようと思ったので、
だいたいイメージ通りに塗れたと思う。



そして今度はフィギュアの塗装に。



フィギュアもパンクっぽく、化粧も派手に、服(レオタード?)も、
ちょっとハードな感じにしようと。







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サフ吹いて顔のベースまで塗ったところ。




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とにかく目を塗るのが俺にとって鬼門なので、今回は苦手なところを先に塗った。


1/12で大きいということもあって、なんとかかんとか塗れました。



ベースは、A4のゴシック調の額縁を見つけたので、それを加工して使おうと。





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展示面と同じ大きさに切ったプラ版に、モデリングペーストでテクスチャをつけ、
黒サフを吹いたあと、いつもの鉄板塗りを。





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やはり、前述のクレオスのラストオレンジで、うっすらとサビが浮いてきた感じをだした。




R0051994.jpg

こんな感じに。







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さらに、このクレーテちゃんは、お姉さんのペットという設定にしたので、腰の部分に鎖を。


アクセサリーやさんで調達したチェーンを、やはりサビ色に塗った。













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お姉さんの髪は、オレンジとか赤とかメタリックブルーとかで派手目に。

メイクも濃く、パンクな感じに。


カッパー色のストッキングというか、タイツを履いているように塗装。






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ということで完成!


ゴシック調というか、パンク調というか。


パンク調のクレーテだから、「パンクレーテ」と命名。









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林さんのフィギュアはやっぱりいいなー。いい感じ過ぎる!







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クレーテの後ろ姿。







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少し上から。










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横顔。







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ちょっと写真だとわかりづらいんだけども、実物はテカテカとツヤがあります。








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お姉さんのアップ。








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足。








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機械部分は、サビを多めにした。









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機械部分。








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先端もサビを多めに。








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このアングルのカットが好きだ。









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お姉さんの全身。










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頭部のアップ。









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ライト。










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皮はクレオスのマルチブラックを染み込ませては拭き取り、
また染みこませせては拭き取り・・を繰り返してこんな感じに。








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この辺は、あえてブルーを多く残した。








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ツヤもあります。







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足。

ここもいろんな形があるので、画一的にしないで、前とうしろ、右と左を全部違う感じに汚した。







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かかと部分。








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りえさんのアトリエは、少しゴシック調の雰囲気があるので置いてみた。

そして怒られた。



そして、このパンクレーテも引っさげて関西マシーネン会に望んだ結果、


yokoyamasho.jpg

なんと!横山先生にメッチャお褒めいただき、横山賞をいただきました!
※セローさん、写真使わせていただきました。ありがとうございます!


ちなみに、横山賞は俺の他にも何人も受賞したので、俺だけではありません。


何年も、いつか横山先生にお会いしたいと思っていた夢もついに叶い、
天にも昇るような気持ち。



と、次の記事では、関西マシーネン会のレポートや所感を書こうと思います。



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posted by わこう at 23:58| Comment(0) | プラモデル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月19日

1/20 キュスター、フリードリヒ、コンラート、整備兵、TEAM BLACK MAMBA。

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マシーネンの関西展示会、関西マシーネン会 秋味!まで、
残すところあと10日。


夏の暑さで模型を全然作っていなかった反動か、
現在は俄然制作意欲がグワーッと湧いてきて、
なんかもうわけわかんなく作りまくっている。


R0000483.jpg

前回のルナダイバーを作ったあと、同じカラーリングで、
キャメルとルナポーン、そして今年発売になったニューラリーポーンで、
部隊を作ろうと思っていた。


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ところが!


ある日、シャワーを浴びていて、次に作るものの構想を考えていたところ、
突然、「ブラックマンバ・・・ブラックマンバ・・」という言葉と、
黒と白のまだら模様のイメージがガツーンと降りてきた。


なんじゃこりゃ、と。


ブラックマンバって言われても、それがなんだかわからない。

検索してみたら、コブラに並ぶ世界最凶の毒ヘビということがわかった。


BLACKMAMBA.jpg

こんなん。

目とか口の中が真っ黒。



そうか、これをイメージして模型を作りなさいということか。



しかし、そこでひとつ問題が。


作ろうと思っていた、キャメル、ルナポーン、ニューラリーポーンは、
月面のものなので宇宙仕様。


ブラックマンバがいるような、
ジャングルだとか、土や砂、泥といった感じとかが合わない。


どうすっぺ・・・


その時に、家にあったストックの中で、
いつか作ろうと思ってお蔵入りしていた、
キュスター&フリードリヒの存在を思い出した。

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さらに、最近発売となった、コンラートがカッコ良かったこともあり、
3機で部隊編成することにして、チームの名前をブラックマンバにしようと。


いつもの鉄板塗りの上に、黒と白の迷彩を施し、
毒々しく男くさい精鋭部隊といったイメージ。


ということで製作開始。


まずはキュスターから。



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特に改造はなく、基本塗装まで終わったところ。


ガンスとかもそうなんだけども、マシーネンシリーズの中で、
やっぱりこの系統のメカを作るのは一番楽しいな。

サクサクとあっという間に作れちゃうし。





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最初に書いた迷彩柄はこんな感じ。

この後、迷彩を書き直すことになる。






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オレンジの認識帯を書いたところ。







R0051455.jpg

軽くウェザリングしてみたところ。


ちなみに、ヘビのイメージで、アクリル玉を半分に切って黒く塗り、
目玉みたいにくっつけてみたんだけども、結局最後は不採用とした。


で、この段階で、ウェザリングをやめようか、もう少ししようか迷って、
Facebookに写真とともに投稿したところ、
なんと!横山宏先生からコメントでアドバイスをいただき、
もっと思い切って汚すことにした。


ちなみに、模型をあまりご存知でない方のために説明すると、
俺が最近作っている この一連の、
「マシーネンクリーガー」というメカは、
すべてこの横山先生がデザインされ、キット化されたものなのです。


その生みの親、原作者である横山先生から、
直接アドバイスをいただけるなんて、もう天にも昇る気持ち。


真夜中にひとり、コメントを見て「うぉー!」と叫んでしまった。



その時に横山先生からいくつかアドバイスをいただいたんだけども、
一番ガツーン!ときたのは、「明度を上げるウェザリング」というポイント。

砂や埃で汚れると、確かに白っぽくカサカサな感じになる。


俺は今まで、ウェザリングっていうと、わざと黒とか黒に近い茶色を使って、
色を沈み込ませる汚し方が多かったなーと。

それはそれで気に入ってはいるんだけども、
やり過ぎると、ただ汚いだけの汚しになっちゃう。


なので、今回は、元の色よりも明るくしていく汚し方を、
練習がてら試してみようと。






R0051475.jpg

上の写真とパッと見あまり違いがわからないかもしれないけど、

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このウェザリングカラーのサンディウォッシュと、グレーを使って、
けっこうバシャバシャに汚した。


ちなみに、このウェザリングカラーは、
AFVジオラマの権威でもある吉岡さんがプロデュースしている。

以前、吉岡さんに、
このウェザリングカラーの使い方がイマイチわからなくて、
質問したことがあったんだけども、この塗料は、
油彩をシャバシャバに薄めたものと考えるといいよと教えてもらった。


だから、乾くとがっちりツヤが消えてガッサガサになる。


油彩とかアクリルガッシュで汚し塗装をする場合、
フィルタリングとして使うわけなんだけども、
この塗料はシャバシャバになっているのでコントロールがしやすい、
というのが最大の特徴なんだそうだ。

横山先生も、このウェザリングカラーを大絶賛していた。






R0051486.jpg

ということで、さらに汚してこんなんなりました。


だいぶ白っぽくなって、最初はこれでいいかなと思ったんだけども、
やっぱりまたやり過ぎたなと反省。

せっかくの迷彩が、なんだかよくわかんなくなってしまった。


結局、このあと2回ほど、頭の部分を中心に、リペイントしては汚し、
またリペイントして汚し・・をして修正。


出来上がりは、この記事の下の方の完成写真でどうぞ。




さて、概ねキュスターが完成したということで、

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フリードリヒとコンラートを2機同時制作。



基本、ストレート組みだけども、

R0051554.jpg

うしろのガードと、





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キャノピー脇のガードを、0.5mmのステンレス線と0.8mmの真鍮管に置き換え。









R0051572.jpg

フィギュアは、フリードリヒのほうを、
数年前にみどうじさんが原型製作したフィギュアヘッドに置き換え。

あえて帽子やヘルメットをかぶらず、
ハンチング帽がトレードマークのベテラン、という設定。

口からアゴにかけてのヒゲもなかなか渋くていい感じだなーと。





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サフ吹いたところ。






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順番が逆になったけども、仮組みして塗装前に並べてみたところ。





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機体の基本塗装が終わりました。

ブラックマンバ!って感じに見えるかなー。





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ベース地は鉄板塗りです。







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フィギュアも乗せて雰囲気を見る。






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フィギュアの顔の塗り始め。

相変わらずフィギュアの顔塗装の苦手意識が拭えず、
何が一番鬼門なのかと考えたら、目玉の塗装が超苦手なんだなと。

だから、もう目玉を塗るのはやめて塗りつぶそうと決めた。


そう思うと気が楽で、


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コンラートのフィギュアはこう。






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フリードリヒのフィギュアはこうなりました。


本当はきっちり目玉まで塗り分けたらいいんだろうけども、
今回はこう作っておいて、腕が上がったらまたリペイントすればいいやと。




で、キュスター、フリードリヒ、コンラートが完成し、
本当はこれで終わり!と思っていたんだけども、
ふと、サイトウヒールさん原型の、
整備兵フィギュアを置いてみたらどうなるだろうかと。




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いやー、いい感じだなー。
ポーズが自然で、肩の力が抜けた感じが実にいい。

男くさくベテラン部隊というイメージにもピッタリだ。







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下塗り。






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こちらも、目玉の塗り分けはしないで。ほぼ線に近い感じに。

実際、こういう人いるもんね。白目が見えなくてただ線に見える人。



east.jpg

こんな感じの。






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ということで、ウェザリングやツヤの調節をしてこうなりました。





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ということで完成です!






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キュスター。







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何度も書き直した迷彩柄。






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白っぽくカサカサな感じに。







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キュスターを横から。








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整備兵とともに。








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コンラート。

こちらはウェザリングはほとんどせずに、スミ入れや軽いウォッシングのみ。







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鉄の冷たい感じがでてるといいなと。






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この迷彩柄も、何度も書き直した。







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あえてキャノピーを完全に締めた状態。










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フリードリヒは、徹底的に汚した。

使い込まれた機体っていう設定。






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軽くサビが浮いてきている感じとかを出したかった。









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使い込まれたプロテクターとか。




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3機をうしろから見るとこんな感じ。






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ということで、このビネットも、
関西マシーネン会に展示しますのでよろしくお願いします。


いつものように、写真が多いので、
Facebookのアルバムにしたので貼っておきます。



11/28のMa.K展示会に向けて、キュスター、フリードリッヒ、コンラート、それに整備兵フィギュアをあわせて部隊化。もともとは、「BLACK MAMBA」というキーワードとこの黒と白を使った迷彩柄がイメージとして降りてきたのが始まり。BLACK MAMBAは、コブラと並んで世界最凶の毒ヘビだそうで、熟練の男たちによる最強の部隊、という感じを作りたかったので、男臭いビネットにしました。

Posted by 若生 貴大 on 2015年11月5日




2015年11月8日
ボークス大阪SR 8階で12時からです。(入場無料)


スタッフなので、当日は主に受け付けをしてると思うので、
気軽にお声がけくださいねー。



よろしくお願いしまーす!


posted by わこう at 02:09| Comment(0) | プラモデル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月06日

1/35 Ma.K ルナダイバーと関西マシーネン会 秋味!

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11月に、マシーネンの展示会が大阪で開催され、
俺もスタッフをさせていただいているので、最近は頭の中がマシーネン漬け。


展示会当日まで、できる限りいろいろ作りたい!


ということで、今回はルナダイバーを作りました。




akiaji.jpg

まず、11月の展示会について、詳細が決定したので、公式サイトを更新し、
参加要項など公開しました。


今回も、僭越ながらサイトは俺が作らせていただいたんですが、
この秋の展示会では、PKAスーツ系のコンペを開催することとなったので、
マシーネンのシュトラール軍系のプラモデルの箱絵の配色で作ってみました。





今回の展示会では、なんと!


横山宏先生と

MAX渡辺さんが

来てくださるのだよ!




実は俺は、Facebookではお友達になっていただいているものの、
まだ横山先生にお会いしたことがなく、この展示会で初めてお会いすることになるので、
楽しみでもあり、かーなーりー緊張もしている。

スタッフという、責任ある立場でお会いするので。


でも、プラモデルに出戻った6年前、雑誌や本で見ていた天上人、
横山先生についに会えるのだよ!


とにかく自分も楽しまないと、いいイベントにならないし、ベストを尽くすのだ!




ということで、今回なぜルナダイバーなのかというと、
今年の1月のマシーネン大阪展示会で、MAX渡辺さんからお貸しいただいた、



mashinnenkai_1.jpg

このルナダイバーがバキューンときてしまって、気がついたらAmazonでポチってたね。


1/35 マシーネンクリーガーシリーズ ルナダイバー スティングレイ (MK03)
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このエイ(スティングレイ)を彷彿とさせる秀逸なデザインに加え、
MAXさんの見事な塗り!


次の展示会では必ず俺もルナダイバーを出すぞ!と心に誓ったのでした。








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もう箱絵からしてカッコイイもんね。







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ということで、ガシガシと組んでいきます。




で、ここで東京~仙台の出張が入り、
仙台の最終日では、仙台の模型仲間と一緒にたまには一緒に作りたいなと、


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ルナダイバーのキットに付属の、1/35のプラウラーとスネークアイ(?)を、
仙台でサクサクッと作ってしまおうと。






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サフ吹いて、





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ガシガシ塗って完成。





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ちなみに、この鉄板塗装と赤のメタリックの迷彩は、


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ようは、ルナダイバーも含めて、同じ部隊という設定にしようと。






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こんな感じね。


ということで、仙台から関西に帰ってきて、ルナダイバーの作業再開。

黒サフ吹きました。








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そして今回も、以前作ったナッツロッカー同様、
鉄板風塗装をするんだけども、基本色を塗る前に、下地にこんな感じでムラムラに。


ここんところ、マシーネンを作るときは、みんな鉄板風塗装をしているんだけども、

nr_1.jpg

ナッツロッカーも鉄板。







fu_3.jpg

フンメルも鉄板。






なんかこう・・お家芸みたいな感じで、


わこうと言えば鉄板。鉄板と言えばわこう。



みたいな、ひとつの作風として、鉄板風塗装を突き詰めていこうと思ったのです。


だから、これからもまだまだ作りたいものがあるんだけども、
基本的に鉄板塗装で行くところまで行ってみようと思います。


なんか好きなんだよね。鉄板塗装。



鉄板鉄板!鉄板が大好きだ!





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ということで、鉄板の基本塗装の上から、メタリックのブラッディレッドで迷彩柄を。






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デカール貼りました。




そして、スミ入れとフィルタリングをして、一時は、




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完成!


とはなったものの、ちょっとフィルタリングをやり過ぎちゃって、
なんか汚らしい上に、色も全体的に沈んじゃったし、
迷彩の境目もボヤーンとしちゃったし・・・


ということで、リペイントして、





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こうなりました!



写真だとあんまり変わったような感じが無いかもしれないけども、実物はだいぶ違う。


そして、そういう汚れって、感覚的なものだから、
ハッキリと「ここがこう汚れてる」っていう明確なものがなく、
全体的な印象で、なんとなく汚れすぎ・・・とか、色がハッキリしない・・・
という「なんとなく」な感じなんだよね。


リペイントして、だいぶ色のメリハリがついて、カリッと仕上がったと思う。






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うしろから。







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横から。








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S.A.F.S系スーツと共に。









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ななめうしろ。











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プラウラー。


足に0.5mmのピアノ線を軸打ちして、穴を開けた木の台に挿してます。









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後ろ姿。









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横。









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これは・・スネークアイ?








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こんな感じで配置してみました。








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そして、先日のFIRE BALLも並べて。







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と、こんな感じで、鉄板塗りで迷彩をしてみたんだけども、
このちょっと沈んだ赤のメタリックとのツートンは、個人的にかなり気に入っている。


これと同系色で、今度はキャメルを作りたい。できればルナポーンも。


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マシーネンクリーガー ルナポーン (1/20スケールプラスチック組み立てキット)



11月の関西マシーネン会が盛況となるようがんばるのだー!


posted by わこう at 23:36| Comment(0) | プラモデル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月10日

1/20 Ma.K FIRE BALL いろいろ。

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久々にMa.Kに戻ってきました。


今回も写真が多いので、いきなり説明に入ります。




1年半くらい前の2014年4月、宇宙系のスーツを作ろうと思い、


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FIRE BALLに着手。


1/20 マシーネンクリーガー S.A.F.S. SPACE TYPE ファイアボール (スケールプラスチックキット)


このキットは、再販された時に3つも買っておいたので、
本当は他のスーツ系から持ってきたパーツを組み合わせて、
2機か3機の編隊を組ませたいなーと思い、とりあえず2つ同時に着手。


当時は、キャンディ塗装できれいなスーツを作ろうと思って着手したんだけども、



fb_1.jpg

これはこれでいいんだけども、頭で描いていたイメージと若干違って、
修正しようか、せっかくだからこのままの路線で仕上げちゃおうか、
散々迷っているうちにモチベーションが切れかかってきた。


なので、せっかくここまでやってもったいなかったんだけども、
この上から黒サフをブワーッと吹いて、
また新たなインスピレーションが降りてくるまで保留にすることにした。



あれから1年半。



今年の11月に、大阪でMa.Kの展示会があり、
今回もスタッフをさせていただいてるんだけども、
そろそろ展示会に向けてなにか作りたいなーと思っていたとき、
俺のお家芸である鉄板風塗装で、FIRE BALLを塗ってみたくなった。



そこで、もうすでに組んでサフまで終わっていたこともあり、
むんずと掴んでいきなり塗り始めた。


ただの単色の鉄板風塗装では面白みがないので、


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こんな感じで、地金のメタル色と、
ブラッディメタルレッドを基調とした赤メタリックで、迷彩塗装をした。






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メタルカラーは隠ぺい力が強いので少し薄め、
3階調くらいの違う色を使ってムラを出しながら塗装。







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ホワイトバランスを変えて撮ってみた。
こっちの色味のほうが実物の色に近いかな。







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ちょっとウルトラマンチックになってしまったんだけども、
これはこれで気に入っている。



ということで、2機あるうちの1機目のリペイントが終わった。



さて、もう1機をどうすっぺ・・・




いろいろ考えた結果、またスチームパンク調に作ってみようかなと。



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大げさなナットを演出するために、六角プラ棒を切り出して貼り付けた。






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で、基本塗装色の下地として、メタリックブルーとメタリックレッドで、
わざとムラになるようにランダムに塗装。



その上から、メタルカラーのカッパーやブラス、ゴールドなどを、
調色したり塗り重ねて、イエローメタルな感じに。




その上に、デコレーション用のウォッチパーツをそれっぽく貼り付けて、


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こんな感じになりました。


1年半前のメタリックブルーに塗るまでにも、
サフまで入れたら5層くらいの塗膜があり、今回さらに5層くらい重ね塗り。

もう表面もモールドが埋まってきてコテコテな感じではあるものの、
その厚い塗膜がまたなんとも言えない重厚感を出してくれて、
結果オーライな感じだ。




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ホワイトバランスを調整して、スチームパンクっぽい雰囲気を出してみた。






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横から。本物のメタルを貼り付けてるので、けっこうな重さがあるよ。






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ななめうしろ。

あえてアシンメトリーにしてます。




さて、この時点で完成でも良かったんだけども、
このスチームパンク調に仕上げたスーツに、
もっと背景というかストーリー性を持たせたくなった。


そんな中、また新たなインスピレーションが降りてきた!



もうね、降りてきた瞬間に布団からスマホに手を伸ばして、
Amazonでポチってたね。真夜中に。



そして手に入れたのは、






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林 浩巳さん原型の、ブリックワークスから出ている、女性パイロット。


マシーネンクリーガー ヘビーメタル表紙バージョン 女性パイロット (1/20スケール レジンキャスト組立キット)
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これをベースに、パンクっぽく改造しようと。



スチームパンクの定義のコスチュームは、
ヴィクトリア調で時代錯誤のレトロフューチャーなファッション。


本当はドレスでも着せようかなと思ったんだけども、
そうするとドレスでFIRE BALLに乗り込むのは、
たとえこれがSFの世界だとしてもちょっと無理がある。


なので、基本、パイロット的なコスチュームなんだけども、
ギリギリ攻撃的でパンキーな装飾とか装備、という設定にすることにし、
ネットでスチームパンクのコスチュームを検索しまくったよ。


ただ、コスプレも定義が曖昧な部分があって、
考証からいくとはたしてどうなんだろう??って感じなんだけども、
SFの中でのリアルを考えながらデザインした。




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立ち姿が美しいので、このバランスを崩さないように気を使いながら、
改造箇所を考えた。





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ファッションでの最大のポイントは、やっぱりコルセットだな。






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そして、このフィギュアのもともとのブーツは、
ゴツいエンジニアブーツみたいなのなんだけども、
それをひざ下までのロングブーツに変更。

それに伴い、足の角度を変え、ヒールを作った。


また、足の幅もだいぶスリムに。


もともとのこのフィギュアのブーツは、
細い靴ひも一本いつ本まで、素晴らしい造形で作られていたため、
それをガシガシ削ったり、足首をちょん切ったりするのは、
とっても気が引けたんだけども、そういうリスクを伴うぶん、良い物を作ろうと誓った。


そのことをFacebookに書いたところ、
原型師の林さんご本人から、激励のコメントを頂いたりして、
俄然やる気が出た。







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だいたいのディテールアップが終わって、プライマーを吹いたところ。







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いつも、フィギュアの顔の塗装が鬼門で、なかなかうまく塗れないので、
今回はいつもと違う方法を。


今、ピンクのサフがあるのね。


なので、これを下地色として利用しようと。














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いつもは筆塗りなんだけども、今回はエアブラシで。


肌の色を何階調か吹いたところ。



以前、林さんとお会いした時に、フィギュアの顔がうまく塗れないと相談したところ、
いくつかアドバイスをいただいたんだけども、
それを実践してみたら、いい感じに塗れた。




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で、今回はパンクがテーマなので、目の周りに強めのアイラインを入れてぼかし、
大槻ケンヂみたいにちょっとだけ左目の下に線を書いた。








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ただ、黒目がやはりうまく書けず、これが現在の俺の技量の限界です。









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ということで、FIRE BALLとあわせて完成!








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メタルパーツや鉛板とかを使っていろいろデコレーション。






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白い肌にキツ目のアイライン。


右肩のラインがとても綺麗だったので、ここは装飾せずに素肌で。








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左肩にはプロテクターを。


やはりアシンメトリーに。








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このくらいの距離だとアラもわからなくていいかなー。




ということで、1年半越しに、



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鉄板風迷彩と、






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スチームパンク調のふたつのFIRE BALLが完成しました。



この2つとも、11月の大阪マシーネン展示会に持っていく予定です。


皆さんよろしくオナシャス!



posted by わこう at 02:04| Comment(0) | プラモデル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月24日

1/12 KAWASAKI Z1ジオラマで浜松グランプリ。


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春から作っていたジオラマがやっと完成したので製作記を書きます。


今回も写真がメッチャ多いんですが、最期までお付き合いいただければ幸いであります。



今回作ったのは、8/21~23まで浜松ジオラマファクトリーで行われた、
第四回、浜松ジオラマグランプリにエントリーするのが目的。



俺は去年作った、

rr_1.jpg

このベアッガイ以来2回目のエントリー。





今回は、以前からずーっと考えていた、
光ファイバーを使った水面の反射表現を使ってジオラマを試してみたかった。


ということで製作開始。


とにかく、ベース制作にどのくらい時間がかかるのか、
皆目検討もつかないので、先にベースを作ってしまおうと。





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今回の主な光源は、IKEAの電子キャンドルに使われているLED。

これは、すでにボワボワーッと光る回路が組み込まれているので、
3Vの電源につなぐだけでボワボワーっと発光する。


今回はランダムに光る水面を表現するために、たくさんの光源が必要となる。


もし、普通の、回路ナシのLEDを使おうとしたら、
それぞれにボワボワーッとなる回路を繋がなければいけないので、
今回はこのLEDがうってつけというわけです。



LEDがボワボワーッと発光している動画をどうぞ。




そしていよいよ、



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光ファイバーの登場。

今回は0.5mmと0.8mmだったかな・・・




それをベースのスチレンボードに、ブスブスと刺しまくり。



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こんな感じで。



それをランダムに8本の束に分けて、





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この熱伸縮チューブで覆い、光ファイバーの束を突っ込む。


このあたりの写真を撮らないでしまったんだけども、
とにかくちょっと気を許すとすぐにビヨーンと光ファイバーが外れるので、
すべての束を固定して、束ごと曲げてベースに収めるのがメッチャ大変だった。


ちなみに、光ファイバーは、直角以上に曲げない限りは光を通してくれるので、
多少ラフに扱っても大丈夫だった。


光ファイバーを曲げるには、加熱しなければいけないので、
ドライヤーの熱風を当てて曲げた。






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で、ベースの表側はこうなります。


動画でもどうぞ。







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そして、飛び出た光ファイバーを切る前に、ベースを作り、塗装し、草などをくっつけた。


ちなみに、スチレンボードにモデリングペーストを塗りたくって地面を作った。


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水面部分は、夕日が反射している前提なので、
シルバーの上にクリアオレンジを塗るキャンディ塗装を。



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そして、水表現に使うのは、乾くと透明になるペースト、ウォーターエフェクト。






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こんな感じで。







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そして、夕日の背景には、おととしの夏に、夕日百選にも入っている、
京丹後の夕陽が浜で撮った自分の写真。





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太陽部分にも電球色のLEDを仕込んで、こうなりました。




これでベースは完成。



次に、バイクの制作に入ります。


合わせるバイクは、やはり日本を代表し、かつ、誰もが知っている旧車ということで、
KAWASAKIのZ1にした。


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キットはZ2だけども、デカールに900のロゴもあったので、今回はZ1で。


やはりここは男KAWASAKIだべ。


このキットはスポークホイールが入っているので、
今回はキャストホイールではなくあえてスポークを。

ただし、キットのままだとスポークが太いので、


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スポークの張り替えを。


またこれが地道な作業なんだー。



で、今回は、通算3台目のスポーク張替えだったんだけども、
大変なのは身に沁みている。


だから少しでもラクに張替えができないかいろいろ考えて、
俺なりにラクな方法を編み出してみた。


今までは、ホイールが分割されているまま、片面ずつ張替えをしていたけども、
今回は、ホイールを先に貼りあわせてしまってから作業してみた。



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俺は、どの穴がどのスポークに入るのかわけが分からなくならないようにするために、
基本的にスポークを2本ずつ切って作業している。






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わざと少し残して、スポークの向きがわかるようにしておく。








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残したスポークをガイド代わりにして、ピンバイスで穴を開ける。









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こんな感じで。









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今回は1/12なので、0.3mmのピアノ線を。無ければステンレス線でもOK。





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そして、ニップルの部分は、細い電線の芯を抜いたゴム部分を、





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こんな感じで小さく切って使う。









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それを、先をL字に折り曲げたピアノ線に通す。

ポイントは、ピアノ線は切らずに長いまま使う。












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ピアノ線が長いままスポークを通し、中央部に近いところのボルト部分にも開口し、
その穴に折り曲げた部分を入れて接着。


接着後、ピアノ線の余分な部分を切る。


といった手順です。わかりづらいかな・・・



ポイントは、左右分割のまま作業するのではなく、貼りあわせてしまうことと、
ピアノ線を長いまま使うということ。

ピアノ線を先に切って長さを揃えてしまうと、
なんか穴に通しづらい感じがするんだよな。俺は。


慣れたこともあって、作業時間も少し短縮できたような気がする。



前輪、後輪、それぞれ3時間ずつくらいかなー。








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はい、張替え完了!

どうせ色を塗るので、ニップル部分はゴムでもいいのだ。






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サフ吹きました。







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あと、俺はこのアオシマのZ2のキットのテールカウルが、
長すぎで反りすぎのような気がして、あまり好きではないので、
テールカウルを短く切って改造。


それに伴い、シートはマジスカで形成。


その上から、モデルファクトリーヒロさんの、革調シートを貼った。



そして、このアオシマのZ2のキットは、フロントフォークとかのモールドがイマイチだったり、
ちょっと現代風のカスタムのテイストを入れたいと思い、
フロントフォーク周りとリアタイヤを、


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タミヤのドゥカティ916から流用。







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ブレーキディスクは穴を開け、ディスク面を薄く削ってある。






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フロントはほぼポン付けでいけた。







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今回は、マスキングをして、設定にない独自のレトロ調メタリックグリーンに。





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リアサスは、ドゥカティはモノサスだけども、ノスタルジックな雰囲気も残したいので、
あえてバネのサスを。

タイヤが太すぎるので、スイングアームを加工して広げた。





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ブレーキラインは、メタルパーツを使ってリアル感を。







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集合管は、エキパイ部分はキットを。

マフラーエンドはアルミ管を切って加工。






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エンジンは、ダークアイアンで軽くドライブラシしてウェザリングを。

エアクリーナー無しのファンネル仕様、プラグキャップは水色で。






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バッテリーはタンク内に仕込んであるという設定で、うしろはスカスカにチョッピング。


最近のバイクカスタムは、カフェスタイルが流行っていて、
けっこう渋くまとめるときは、スポークも、エンジンも、マフラーも、
可能な限り黒でまとめるのがトレンドっぽい。





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真後ろから見たところ。

このファットなタイヤが現代風カスタムの真骨頂って感じね。







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ということで、タンク、シート、サイドカバーをつけて完成!







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ちなみに、ドゥカティはフルカウルなので、ライトステーが無いので、
鉛板で自作してフロントフォークに接着した。

また、メーターは、Z2のものをトップブリッジに穴をあけて真鍮管で軸棒を通し、
メーターにも穴を明けて、軸棒に刺して接着。






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反対側。

スポークの細さが際立ってるなー。張り替えてよかったなー。









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ということで、ベースに刺して完成!







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エンジン部。






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フロントブレーキまわり。









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リアまわり。







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セパハンとブレーキライン。








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メーターには、リアリスティックウォーターを流し込んでガラスの再現。

タンクキャップはドゥカから流用。










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海のきらめき。




動画でもどうぞ。





ということで、無事に完成し、浜松ジオラマグランプリの前日搬入。


ヤマタクさんこと情景王 山田卓司氏と一年ぶりの再会。



設置が終わったら、早速ヤマタクさんが俺のジオラマを見て、
いろいろとアドバイスをくださった。


前日搬入で人が少なかった事もあって、ゆっくりと作品を見ていただき、
タップリとアドバイスをいただき、それだけでも浜松に行った甲斐があった。





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スタッフの皆さんも交えて、いろんな作品を見て意見を交わすヤマタクさん。(一番右)






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俺のもこんな感じで展示させていただきました。



その後、ナニワの女王、環さんも搬入で合流。


搬入後、ヤマタクさんや環さん、スタッフの方々と一緒にごはんを食べながら、
模型談義に花を咲かせ、本当に幸せな時間を過ごした。


皆さん、本当にありがとうございました。



グランプリの結果は選外だったけれども、
自分でやりきった感があり、とても清々しい気持ち。


表彰式に参加できなかったんだけども、お友達のラルーンのマスターから、
Facebookに嬉しいコメントが。


タミヤの会長からわこうさんの作品については
総評のコメントが代理で読み上げられておりました。

「作品の表現やバイクの完成度が素晴らしいし、
車体などに思い入れがあるのでは?」と言ったことでしたよ。


と。


ヤッホーイ!ありがとうございました!!




ということで、なんやかんやで3ヶ月くらいかかったんだけども、
チャレンジしてよかったなー。


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この作品は、8/30に大阪ボークスで開催される、オートモデラーの集いに展示予定です。

よかったら見てやってください。



皆さん本当にお疲れさまでした!あざした!!




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2015年05月06日

1/25 クライスラー300Cでビネット。

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久しぶりに模型がひとつ完成した。


二月初旬にメタルギアREXを作って以来、実に3ヶ月ぶりの完成品。


本当は二月から、1/12のバカでかいフェアレディZを作ろうと着手してたんだけども、
三月に愛猫のまるちゃんが死んじゃって以来、プツンと模型熱が冷めてしまい、
挙げ句、フェアレディZの改造箇所がメッチャ多くて、
完成までの時間が読めないこともあって、どうしてもモチベーションが上がらない。



で、悶々としていたときに、あるフィギュアが俺のスイッチを入れてくれた。


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Ma.Kのブリックワークスの1/20フィギュア原型を手がける神原型師、
林浩己さんの新作フィギュア、上司と部下。





こういった路線の、こう・・斜め上をいく感じが大好きなので、
発売と同時にゲット。

そして、これを元にしてビネットを作ろうと思ったわけです。
しばらく模型を離れていたリハビリも兼ねて。



ということで、早速フィギュアの塗りに入りました。




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レジンプライマーを吹いたところ。


久しぶりの有機溶剤の匂いに、「あぁ、また帰ってきたなぁ・・」と。








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で、今回は、どこまでも日本のヤ●ザにこだわってみようと。


ただ、とにかく顔の塗りがヘタッペなので、何回も塗り直し。
そして、ひとつ間違えると、日本人じゃなくて、チャイニーズっぽくなっちゃう。


チャイニーズでもいいんだけども、せっかく日本のヤ●ザにこだわろうと思ったんだから、
何回失敗しても、そこだけは守ろうと。


今回のフィギュアの塗りでこだわった部分は、

・部下(金髪のほう)の胸元に入れ墨をチョロ見せさせたんだけども、
トライバル風のタトゥはどこか外人っぽくなっちゃうので和柄にこだわった。


・主に夜を中心に活動しているという設定で、
全く日焼けしておらず、生っ白い肌色。


・ヒゲを書き込んだんだけども、
大げさに書くととたんに外国人っぽくなってしまうので、ギリギリ控えめに。


・ズボンが細く、現代風(21世紀タイプ)なので、スーツの色やシャツの色は、
古くさくないスタンダードな黒に近いグレーに。


といったところかな・・



そして、車と合わせたビネットにしようと思ったのまではいいんだけども、
どの車とあわせようかと散々迷ったあげく、



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クライスラー300Cとなった。

2005年式だけども、最近の年式まで大きくモデルチェンジしていないので、
特に古さを感じない車で、なおかつ、威圧感があり、しかも4ドアであること。

それがこの車にした理由だ。


ちなみに、映画アウトレイジ以降、ワルっぽいセダンのプラモデルが、
じわじわと売れていると、模型屋さんから聞いた。


だけども、クラウンとかセルシオとかだと、なんかお約束過ぎてつまんないなと。


タミヤのベンツ600SELとかも考えたんだけども、
この林さんのフィギュアのスーツの形からすると、
ズボンの細さとかが、90年代の車とは時代的に合わない。


あと、最近のベンツのキットもあるけれども、クーペなので2ドアなんだよね。

大事な人を送り迎えするのに、2ドアはちょっとリアリティに欠けるかなと。


なので、4ドアであることが絶対条件。



と、もろもろ考え抜いた結果、この車になったわけです。


特段変わったことはあまりないので、制作中の写真はほとんど割愛で。



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ただ、内装だけは力入れて塗りました。

皮のシートには、赤いステッチが入っているという設定。


リップクリームを塗って、皮の光沢感を出した。





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ホイールは19インチのものを。

できる限りシンプルなデザインで下品にならないように注意してチョイスしたつもり。





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メッキがかなりギラギラしていたので、
柔らかめのやすりボールで軽く研磨してツヤを消した。


その他改造点やこだわったところは、


・車高を下げすぎず高すぎず、ギリギリのところで調整。


・窓は、最近のユーロスタイルのトレンドは、フィルムを貼らない透明スタイルらしく、
スモークにはせずに、透明窓にこだわった。


・あえて、クリアではなくつや消しの白にした。



といったところかな。


そして、完成写真をFacebookにアップしたところ、
やはりフィギュア原型をされている、仲野さんという方から、
「タイトルは 親父を待つ ですか。」とコメントが入り、


「それ、いただきましたー!」


ということで、


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「親父を待つ」でタイトルプレートを作って完成!






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ちょっとパーツの合いが悪くて、フロントバンパーの隙間がちょっと大きかったり、
なんかいろいろツッコミどころはあるけれども、
リハビリだったということで、ヨシとしました。





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はい、上司です。

俺設定では、実力派の若頭といったところか。





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はじめの一歩の伊達エイジみたいになったな・・・






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部下の方は、若くていろいろ不祥事も起こすけれども、
なかなか肝が据わっていて、若頭に気に入られて、まずは運転手してます・・

って感じに。


胸元からチラリと見える和柄の入れ墨と、左手の包帯がポイント。


とにかく、林さんの造型が素晴らしいので、
本当にその辺にいそうな感じのリアリティ。





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ということで、こんな感じでビネットが完成。




そしてそして!


5月5日のこどもの日に、マイドームおおさかで、
アメイジングエキスポという模型イベントが開催されたんだけども、
林さんが、このイベントに参加するために、東京からいらっしゃると。


それにあわせて、大阪にある貸し模型工房、ワンステップさん主催で、
林さんが原型を作ったアトリエイット製品のコンペが開催された。



そこで、林さんを囲んで交流会があり、俺も参加させていただきました。



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神原型師、林さん。






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コンペ作品群。

これ、ぜーんぶ林さんの原型。






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ひとつひとつ、丁寧に作品を見ている林さん。






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「親父を待つ」というタイトルを提案してくれた仲野さん。








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これは、林さんが塗った制作見本。

さすがのクオリティです。



こういうのを見ると、
俺ももっとフィギュアをうまく塗れるようにならなくちゃ!って思う。

つくづくそう思う。


そんな感じで、久しぶりの模型製作でした。


次は、俺が今年エントリーしようと思っている唯一のコンテストのための制作に入ります。


締め切りまで間に合うかな・・・


とにかく頑張ります。




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2015年02月06日

1/100 METAL GEAR REX。

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またまた模型ネタです。


去年もそうだったんだけども、今のこの時期、新年でもあり、
なおかつ関西では貴重な寒い時期なので、なんか身体もピッピと動くし、
モチベーションも高く維持できるんだよなー。

関西は4月くらいからもうすでに軽く暑く、早い人は半袖を着るくらいだし、
東北生まれの俺にとっては、この寒い時期に飛ばしておこうと思うわけです。

夏はどうしても模型のモチベーションが維持できない。


関西(特に大阪)の夏は暑い。暑すぎる。

暴力的な暑さで、エアコン入れて、だるくなって・・というパターン。



ちなみに、去年の今頃は、

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こんなんとか・・・




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こんなん作ってましたわ。



ということで、今、異様なほど模型のモチベーションが上がっているので、
いけるとこまで突っ走ってみようと思う。


今回作ったのは、


メタルギアソリッド メタルギア REX (1/100スケール プラスチックキット)
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コトブキヤのメタルギア REX。


日本を代表するゲーム、メタルギアソリッドの1と4に出てくる兵器ね。

やはりメタルギアファンなら一度は作ってみたいキットだ。


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ゲームをやったことがない方は、歴代メタルギアが全部入っているBOXをどうぞ。



実際に組み立ててみると、いやー、なかなか素晴らしいキットでした。
パーツの合いもよく、基本的に接着剤がなくてもパチンパチンと組める。


だけども、久しぶりのこういったロボット系だったし、
最近作ったミイラ男も、マシーネンも、パーツ数が少なくてサクサクっと組めたので、
今回のようなランナーの枚数が多くてパーツ数の多いキットはちょっと苦痛だったなー。

構造上、後ハメ加工が必要な箇所もあるので、個人的な印象としては、
ガンプラで例えると、マスターグレードのザクのバージョン1.0みたいな感じ?
というとわかりやすいかなー。


ということで、とにかくパチパチと組んでいって、

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はい、パチ組み完了。


と、簡単に書いたけども、結構大変だった。





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で、今回も最近マイブームの電飾を仕込んだ。

仕込んだところの写真を撮り忘れてしまったんだけども、
けっこう加工が大変だった。

ちなみに、コックピット部の白色LEDは常灯だけども、
赤いほうは、回路をかませて、ゆっくりと数秒かけて点滅するようになっている。



白いほうが配線前の動画だけども参考までにどうぞ。





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今回は赤サフでいきました。







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本塗装の前に、メタリックでムラムラに塗った。






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筆塗りで、下地の鉄板っぽいのが、ところどころ見えるようにわざとムラムラで塗装。






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2色で迷彩にしてみた。






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2色のままでも悪くないんだけども、もうちょっとメリハリをつけるために、
迷彩柄の境目をなぞるようにして線を書いた。


色合い的にけっこう気に入っている。






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軽くスミ入れとウォッシング。


今回は1/100というスケールということもあって、
派手にウェザリングするとスケール感が台無しになるので、かるーく。






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そしてベースの制作に入ります。

木枠に厚手のプラ版をつけたところ。



左側に見える2つのスイッチは、ひとつは電飾のスイッチ、
もうひとつは、あるギミックのスイッチ。


あるギミックとは・・・




最後の方に書きます。







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溶きパテで地面の表面を作ったあと、モデリングペーストでさらにデコボコを。

ところどころにジオラマ用の小粒の砂利を散らばせて瞬間接着剤で固定してます。






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その後、3~4色を使って地面の色を描き、








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わかりづらいけども草とかも散らした。





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プラ棒でバリケードみたいなのも作ってみた。







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そして、このビネットの目玉、音声ギミックの回路。
ボタンを押すとMicro SDに入れたMP3ファイルを再生してくれるというもの。

自分では回路を組めないから、ネットで苦労して探して探して探して、やっと見つけた。







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スピーカーをくっつけたところ。







で、ボタンを押すとこうなります。


「スネェーーーーク!まだだ!まだ終わってない!」


「リキッドォォォォォォォォォォォーーーーーーー!」


っていう、リキッドとスネークのやりとりね。


これは本当は、メタルギアソリッドの中では、
最後の方のカーチェイスの場面で出てくるセリフなんだけども、
この会話が印象的なのであえてこの部分を使った。





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付属のスネークのフィギュア。






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スネーク目線からだと、REXはこんなに巨大です。





ということで、


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完成!







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迷彩はこんな感じに。







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全体を引きのアングルで。






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別角度より。








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リキッドが座ってます。






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背中部分。







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リキッド別角度から。








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スネークです。








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スネーーーーーーーーーーーク!!

みたいな感じ?



ということで今回も楽しかったなー。



次は何作るかなー。



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