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2023年02月06日

KAWASAKI W650がやってきた。

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セカンドバイクをまた乗り換えて、
我が家にKAWASAKIのW650がやってきた。

まーたバイクを乗り換えた、という声が聞こえてきそう。

でも乗り換えてしまったものはしょうがない。


どんな経緯で乗り換えたか、
乗り換えてみてWとはどんなバイクでどうなのかを書きます。


ある日、我が家のメインマシンの、
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DUCATI 900SSの油温計が壊れてしまったので、
新しい油温計の取り付けを、いつものトラストさんにお願いした。




前にも書いたけど、このトップで流れる動画でバイクに乗っているのは私です(笑)



この動画です。


まぁそれはどうでもいいんだけども。



トラストさんには、修理や車検の間に出してくれる代車があって、
このときはなんと、



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W800を代車で貸してくれたのですよ。


私は以前から、人生最後に乗る上がりバイクとして、
KAWASAKIのWに乗ると決めていた。

キャブの650か、インジェクションの800か、
どっちにするかは決めていなかったけど、
上がりはWだということだけは決めていたのです。


で、インジェクションのW800を、
ドカの修理が上がるまでの2週間ほどお借りしました。

その間、大阪に行ったり吉野に行ったり、
チョイ乗りや下駄バイク的に使ってみたりと、
いろーんな使い方をしたわけです。

もちろん高速で移動したりもしました。


その時に思った。

「これ、車やん。」


車並みに疲れない。快適なのですよ。

びっくりしちゃったわけですよ。


クセのない素直な乗り味、高速も快適、ポジションもラク、
重量は210キロあるので、ドカに比べると重いんだけど、
それでもぎりぎり問題ないレベルの取り回しの良さ。


いやぁ、上がりバイクと決めていたから、
Wに乗るのはまだまだ先だと思ってたんだけど、
一度その快適さを知ってしまったら、もう戻れましぇん。


ということで、Wに乗り換えるぞ!と決めたわけだけども、
650と800どっちにしようかなとメッチャ迷った。

結局、800は高性能でいいんだけども、より車っぽく感じてしまって、
それよりもバイクらしさというか、
荒々しさが残っているキャブの650に決めた。

可能であれば、規制前の初期型。1999年式。

ということで、トラストさんにも探してもらいつつ、
自分でも初期型の650を探したんだけども、
初期型のWはやはり古いことと、みんなけっこう長距離乗るので、
過走行車しか無いんですよ。8万キロとか10万キロとか。


そうしたらある日、
トラストの店長からえらい勢いで電話がかかってきて、

「すっかり忘れてたんですが、うちの離れたところにある倉庫に、
初期型の650があるんですよ!思い出しました!」

と。

かなり前に部品取り用に確保したもので、何年も倉庫に放置。

なので、走行距離は奇跡の13000キロ!

なんというラッキーボーイなんだ!私は!
(ボーイ?とかいうツッコミはなしでオナシャス)


で、倉庫に眠っていたWが

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これ。


サビサビでキャブも無く、いろいろパーツも無かったんだけど、
このWくんをお迎えすることに決めました。


ということで、それまでセカンドバイクとして使っていたシルクロードは、

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トラストさんの店頭に置いていただいたところ、
次のオーナーさんがソッコー決まった。

1年の付き合いだったけど、
君はもうなんの不具合も出ないよう完璧に仕上げたので、
次のオーナーさんにかわいがってもらうんだぞ。

ありがとうございました。




というわけで、トラストさんにバッチリ整備していただいて、


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晴れて納車となりました。

タンクは銀/青だったんだけども、アズキ/ベージュのタンクに変えた。


Wには、アップハンドル仕様とローハンドル仕様があるけれど、
私はアップハンドルをチョイス。

ラクなポジションで、所謂「殿様乗り」で乗ろうと思った。



納車後早速、毎月の吉野への定期参拝をWくんで行ってみた。
往復200キロのプチソロツー。



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12月だけど、紅葉が残っていて綺麗でした。


自分であとから手を入れた部分としては、

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ゼッツーテールにしたり、
リアショックがヘタってたので、カヤバのガスショックに変えたり、
ハンドルバーをPOSHのW1タイプの黒いハンドルに変えたり、
ウインカーを小さめのものに変えたり。


乗ってみて、特に高速を走ったとき、
フロントの設置感がイマイチに感じて、
フォークオイルやタイヤの空気圧など、いろいろ考えたんだけども、
カウルを付けて、ダウンフォース的な効果を得たらいいんじゃないか?
と、思い立って、



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ロックハートのビキニカウルを付けてみた。

奇跡的に、アズキ色のカウルがヤフオクに出品されていた。


しかし、これで少しの間乗ってみたんだけど、
確かに高速を走ったときの、防風効果やダウンフォースは素晴らしい。

だけど、この大げさな感じがどうしても馴染めなくてやめた。


あとは、ヘッドライトケースがメッキだったので、



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黒く自分で塗った。






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グッと締まっていい感じだなと思う。






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で、ビキニカウルの代わりに、
こんな感じの小さいメーターバイザーを付けてみた。

つけてまぁまぁ経つけど、
未だにこれはアリなのかナシなのかよくわからない。


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最後に、大きめのエンジンガードを付けました。

これがこの記事を書いている、2023年1月現在の姿。最新版です。




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前から見るとこんな感じ。昭和だなー。


実際に乗ってみて、まず特筆すべきことは、
200キロとか走っても、身体のどこも痛くならなかった。

腰、膝、肩、手首、ケツ、どこもだ。


今までいろんなバイクに乗ってきたけれども、
どこも痛くならないバイクは本当に初めて。感激しちゃったよ。

今まで乗った中で一番楽だったシルクロードでさえ、
ケツが痛くなってたもんなぁ。


シートも柔らかく、無理な膝の曲げもなく、腕や手首は自然な高さ、
殿様乗りだから、遠くまで見渡せて視界が良いから予測が楽で疲れない。


なにこのバイク。

優秀すぎるでしょ!

しいて挙げれば、2気筒故の振動くらいか。


でも快適そのもの。


取り回しが楽で、ハンドルも良く切れるから切り返しも楽ちん。

コンビニのせまい駐車所でも全然大丈夫。


足つきは、私は慎重175センチで股下は82くらいだけど、
両足ベッタリ付くので、安心感ハンパないです。

初期型のwは、どちらかというと高回転寄りにセッティングされていて、
800に比べると、回して楽しい感じ。

トルクも十分あって、信号待ちからのスタートでも、
ドン!と前に出るからメッチャラクです。

ただ、やはりドカに比べると、遅いのは否めない。当たり前だけど。

ワインディングで寝かしすぎると、
すぐにバンクセンサーがこすっちゃってちょっと残念。

たまに、もうちょっと力がほしいな、っていう場面もあるけど、
概ね今の馬力、トルクで満足している。


だけど、機会があったらキャブをちょっと調整してみたいな。


ツーリングやチョイ乗り、下駄バイクとしても大活躍しています。

なんといっても気負わずに乗れるのがいい。それが一番。



やはり、上がりバイクにしようと思っていたこのwは、
想像したとおりの素晴らしい乗り味でした。


これで我が家の、理想のバイクを模索する旅は終わり。

ついに理想のバイクに出会ってしまった。



Wは、その乗りやすさから、手放さずに長ーく乗る人が多いと聞く。

それは乗ってみて納得です。





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ということで、Wくん、末永くよろしくな。





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2022年08月14日

HONDA シルクロード改とDUCATI 900SS カスタム記2022

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我が家には、2台のバイクがある。

1995年式のDUCATI900SSと、HONDAシルクロード(1981年式)。




しかし、シルクロードは現在、いろいろいじったあげく、

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こんな姿になってます。




シルクロードの元々の姿は、

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こうです。


なんか流れでこうなっちゃったんだよなぁ。




ということで、ドカもシルクもいろいろいじったので、
備忘録も兼ねて近況を書いてみます。


まずはシルクロードから。


そもそもは、シルクロードはじめ、同系のエンジンの持病である、
セル滑りから端を発した。

もともとシルクに積んでいるエンジンは、
キックが付いてないセルスタートのみ。


しかし、そのセルの設計にいろいろ難があって、
経年とともに、セルモーターのギアが欠けたり削れたりして、
滑って噛み合わなくなってしまう。

エンジンをかけようと思ってセルを回すと、

キュキュキュ・・プイーン!と空回りしちゃって、
いつまでもエンジンがかけられないという現象。

しかも、もうかれこれ40年以上前のバイク故に、
このあたりの部品がもう手に入らない!

なので、長く乗っているシルクロードオーナーさんは、
みんな直面する大問題なのだ。


最悪、押しがけとかできるけど、
朝のエンジンが冷え切っているときに、
イチかバチかで押しがけしてかからなかったとしたら・・・


想像しただけで疲れる。


で、私のシルクちゃんも、ご多分に漏れずセルが滑り始めて、
早めになんとかしないとヤバいな・・ということでいろいろ考えた。


方法はいろいろあるようなんだけども、

1、同系の、CB250RSやXL250Sなどのエンジンから、
キック部分だけをシルクロードに移植する方法。


2、同系のCB250RSのエンジンをまるっと換装してキックスタート仕様にする方法。



で、いつもお世話になっているトラストさんと相談した結果、


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エンジンを換装することになったわけです。



そして実は、このトップで流れる動画でバイクに乗っているのは私です(笑)



この動画です。


ありがたいことに、モデルをやってほしいとお声がけいただきまして、
喜んで受けさせていただいた次第です。


ちなみにこのバイクは、この動画の制作会社の社長さんのバイクで、
トラストさんでカスタムしたKAWASAKI W650です。


カッコいいでしょ。





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エンジン換装に関してもいろいろあって、
私が勘違いして合わないバイクのエンジンを、
間違ってヤフオクで買っちゃったりして、
なんだかシッチャカメッチャカでした。


しかし、結局もう一機エンジンを買って、やっと換装完了。

CB250RSのエンジンはほぼポン付けでいけました。



しかし、この系のエンジンにはもう一つ避けられない持病がありまして、



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この、ロッカーアームシャフトのところからオイルがダダ漏れ。


しかも、このロッカーアームシャフトがなかなか抜けないようで、
だいぶ難儀したとトラストさんから聞きました。

しかも、さらにこのエンジン特有の問題として、
力をかけすぎるとヘッドボルトが簡単に折れてしまうということで、
そこも多分に漏れず、一本折れたそうで。


しかし、そのご尽力のおかげで、オイル漏れも完全に治り、
キックスタートでエンジンがかけられるようになったわけです。


本当に感謝しています。



で、ここまできて、エンジン換装なんて大手術もしちやったし、
カスタムも行くとこまで行っちゃえー!ということで、
シルクロードベースのVMX(ビンテージモトクロス)にしちゃおう!

と思いたち、XL500Sのビッグタンク、タックロールシート、
ゼッケンプレートなどなどで外装を固め、




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こうなったわけです。

XLのタンクは、ほぼポン付けでいけました。

この時代のホンダ車は、こういう部分が共用できるので、
カスタム素材としては最高です。


シルクロードベースのVMXにする最大の理由は、
フロントが19インチであるということ。

私はオフロードは基本的に走らないので、
オフ車の21インチホイールは大きすぎる。

舗装路を軽快に走りたい、にわかオフローダーなのですよ。


高速を走る機会も多いので、
19インチのほうが何かと都合が良いのです。


ちょっと話はそれるんだけども、
このシルクロード、フレームがメッチャ固いのか、
高速を走っていても全くブレずに恐怖感がない。

いやぁ、これにはビックリした。


こう・・エンジンや走行系の作りよりも、フレームが勝っている、
という印象を受ける。

車でも、欧州車はシャーシのほうがエンジンよりも勝っている、
というふうに作っているらしいけど、そんな感じかなーと思う。


というのは、最近SR400を数日乗る機会があって、
何年かぶりにSRで高速を走ったんだけども、
なんかフレームがしなやかすぎで、シナシナした感じを受けた。

シルクロードに比べて、フレームがグニャグニャというか・・

とにかく高速を走っていて、なんか落ち着かなくておっかないのです。


私がかつてSRに乗っていたときに感じた不安感はこれだったのかと。


ステアリングダンパーを付けたりいろいろ対策したけど、
結局、高速での頼りなさを理由に手放すことにしたんだもんな。


と、まぁ、SRのことはいいとして、


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こんな感じに仕上げました。

ライトは、マーシャルのちょっとこぶりなものに。

黄色いレンズで昭和っぽさを出してみました。





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リアスプロケは、ホントはシルバーが良かったんだけど、
即納できるのがゴールドだけだということで、
しかたなくこれにしたけど、付けたら付けたでまぁいいかと。




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エンジンは、シルクロードが20馬力に対して、
載せ替えたエンジンは25馬力あるんだけど、
六甲を走ろうと思うと、上り坂ではやっぱりダメですな。

非力感が否めないので、
そもそもブレーキもドラムブレーキで効きも良くないし、
このバイクでは、飛ばさないでトコトコと走っている。




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tt&coさんのレトロなジェットがよく似合う、と思う。




ということで、
キックスタートの様子の監視カメラ映像を編集してみました。




さて、だいぶ長くなったけど、長いついでに次にドカの近況を。



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先日、うちの900SSちゃんも車検の時期となり、
尼崎にあるドカに強いショップ、モトマッシモさんで、
点検と車検をしていただきました。




相変わらずの丁寧で完璧な整備で、
メッチャ調子良くなって帰ってきました。


なんか淀みなくパワフルに吹け上がるようになってメッチャ元気。


しかしですね、車検に出す前にシートをいろいろいじってから、
ポジションに違和感を感じていて、
車検から上がってメッチャ調子良くなったのに、
人間のほうがなんかイマイチ駄目で、
おっかなくて乗り切れないのですよ。


時系列で説明すると、車検に出す少し前に、
このバイクに付いている、社外品のシングルシートカウルと、
それに乗っかっているシートが、なんか合わないなと思っていた。

前のオーナーさんは、それでも工夫に工夫を重ねて、
SUZUKIのグース用のシートを上手に加工して付けていた。

そこで、このシートを純正シートに変えたらどうなんだべ?

と思ったのが迷走の始まり。


幸いにして、ヤフオクで2000円くらいで純正シートを落札できたので、

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革を剥がして、中のウレタンを土台ごと電ノコでカット。




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革を張って、タッカーを打って、こんな感じに仕上がりました。



しかし、それまで乗っていたグースのシートより、
あきらかに高い。


たぶん3センチ、へたすると4センチくらい高くなったかな。

で、乗り慣れないまま車検へ。


その後、車検から上がってきた調子バッチリのSSくんに乗ったら、
乗り慣れないままなんかいつまで経ってもうまく乗れない。

シート高が高くなって、重心も高くなって、
たかだか3センチくらいの違いなんだけど、
地面から遠く離れてしまったような感覚。

ビュンビュンと吹け上がるのもあって、
いやぁー、一言でいうとおっかないんですわ。

シートの見た目のフィット感にこだわったあげく、
自分で乗りにくくしてしまったのでは本末転倒。


そこで、純正シートを加工して、低くしようと思ったわけです。


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ということで、リューターと荒目のヤスリで、
スポンジをゴリゴリと削りました。




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そして、ゲルザブを中に仕込んで、
長距離でもケツが痛くならないように。





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ということで、ちょっとシワがあったり、素人施工感は否めないけど、
過去最高の乗り心地となりました。


ところが、スポンジを削りすぎてしまって、
元々付いていたグースのシートよりも、低くなってしまった。

低くなったことで、重心が下がってメッチャ乗りやすくなって、
恐怖感も全く感じなくなったんだけど、
今度は、シートが低すぎるが故に、膝の曲がりがキツくなるという、
また新たな問題が。



ところがですね、このSSくんには、
前のオーナーが付けてくれた、
ガルーダのバックステップがセットされてまして、


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この赤い矢印のところが、六角ボルトを緩めるだけで簡単に回るのですよ。

これで、ステップとペダルを低くセットして、
すべての問題は解決となりました。



いやぁー、重心が低くなっただけで、すごいフィット感と安心感。

バイクに包まれている感じ。


メッチャ乗りやすくくなった。


スピードは出てなくても、コーナリングがメッチャ楽しい。気持ちいい。




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今年は記録的な猛暑で、今はなかなかバイクで出かけるのはリスキーだけど、
朝のまだ気温が上る前なんかに、六甲に走りに行っている。


と、1つの記事で2台のバイクの話を持ってきたから、
だいぶ長くなっちゃったなー。


でも、そんなこんなで楽しくやっております。



そして実は、以前は957カイエンターボに乗っていたんだけども、



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970パナメーラGTSに乗り換えました。

なんやかんやでもう少しで乗り換えて1年になるんだけども、
そのうち、パナメーラのことを書いてみようと思います。


posted by わこう at 23:55| Comment(2) | バイク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月30日

HONDA シルクロードがやってきた!


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セカンドバイクとして、新たなバイクがやってきた。

HONDAのシルクロード。型式はL250S。



このBLOGにも書いてきたとおり、自分のメインバイクは、

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DUCATI 900SS 1995年式。




そして、自分のセカンドバイクの使い方は、
主に買い物やチョイ乗りなどの用足しだったので、今までは、

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SUZUKIのK125だった。

ちなみに、以前記事を書いてからもいろいろとカスタムしてきて、
シートを変更したり、フロントフェンダーを小さいものに変えたりして、
ビジネスバイクと言うよりは、クラシックなテイストに仕上げた。

さらに、過去記事にも書いたとおり、愛知のカスタムショップ、
改華堂の小川さんのご協力により、250ccなどと同じ、
軽二輪登録にしてもらって、自動車専用道路を走れるようにした。



その後、K125をセカンドバイクとして使ってきたわけなんだけども、
K125を買うずっと前から、ずーっと気になっていたバイクがシルクロードだった。

で、K125のカスタムやいじりたいところがすべて終わった今、
ずっと気になっていたシルクロードに、やっぱりどうしても乗ってみたくなった。


そんな折、ヤフオクにいい感じのシルクロードが出品され、
いつもお世話になっているTRUSTさんのご協力により、晴れて納車となったわけです。


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今回のシルクロードの決め手は、適度に手が入っていることだった。

リアフェンダーが短くカットされていたり、ホイールが黒く塗られていたりと、
古いバイクなのでオリジナル性が重要視される中、
このテキトーないじり加減がいいなと。

シルクロードはかつて不人気車だったから、たぶんどっかのお兄ちゃんが、
安く買ったシルクを、雑にテキトーにいじったんだと思う。

でも今や、自分等と同じ年齢層の間で、ジワジワと人気が高まってきて(?)、
それに加えてこのコロナ禍で、バイク相場がガーンと高騰。

シルクロードも最近なかなかいい値段で取引されているみたい。


なので、自分にとっては、こういうテキトーに雑にいじってある個体のほうが、
気負わずいろいろやれるから、逆に都合が良かったのです。


なので、テキトーにいじって、

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手始めに、フロントフェンダーをアップにしてみたりして遊んでみた。


しかし、納車されたばかりのこのシルクちゃん、
乗り始めてみると、あちこちダメダメなところがでてきた。


・キャブがダメで、アイドリングもフケも安定しない。

・メーターからギャーという異音。道行く人たちが振り返るレベル。

・燃料コックがダメでガソリンダダ漏れ。

・タンク内のサビが思った以上に酷かった。

・メッチャカビ臭い。頭が痛くなるレベル。


たぶん、長年動かすことがなかった放置車両だったんでしょう。

いやー、ある程度は覚悟していたけど、なかなかのツワモノの個体でしたわ。



ということで、一旦納車されたものの、
不具合を治すためにトラストさんにUターン。


それから待ちに待ってやっと再び納車されたと思ったら、
なんか煽られたり、歩行者や車が、まるでこちらが見えていないような、
飛び出しや割り込み、幅寄せなんかが相次いだ。

そこで、これはお祓いをしていただいたほうがいいなと、
急きょ、西宮神社でお祓いしていただいた。



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西宮神社といえば、西宮のえべっさんで有名な、
あの福男とかでたびたびニュースになるところです。







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祝詞の中に、

「このバイクが手となり足となり、山も海も街も、
安全に誰ひとり傷つけるなく、乗り手をお運びくださいますように」

といった感じの言葉があって、なんか感動で泣きそうになった。



そして、無事にお祓いが終わり、喜び勇んで六甲へ。



ところが山のてっぺんでエンジン切ったあと、
エンジンがかからなくなってしまった。


結局、山の上であとは下りのみだったので、
空走で街まで降りてきて、


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はい。またレッカーでUターン。



お祓いしていただいた直後の出来事。これはなにかあるぞと。


しかも、トラストさんに届いたあと、店長から意外な言葉が・・



「いや、あっさりエンジンがかかって
絶好調です。」


結局、なぜエンジンがかからなかったのか、
燃料、キャブ、電装、いろんな角度から検証してもらったけど、
結局原因がわからず。


ここで、

以前からぼんやり考えていたことを実行すべきではないのか?

と、頭の中で声が聞こえたような気がした。



それは、

シルクロードのVMX化。



VMXというのは、ビンテージモトクロスの略で、
70年代くらいのオールドスタイルのモトクロスみたいにするカスタム。

ベース車両はいろいろで、SR400とかW650とかをベースに、
カスタムしている人もいる。


ということで、タンク、サイドカバー、リアフェンダーを、
白からシルバーにカラーチェンジ。


さらに、フロントフェンダーを、
オフロードタイプの大きいものに変えハイアップ。


さらにさらに、前述の、頭が痛くなるほどのカビ臭さは、
ほぼ間違いなくシートからのニオイであるだろうということで、
シートの張替えか、中古シートへの交換を考えたんだけども、
せっかくなので、ビンテージのダブルシートを装着。



ということで、


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これが






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こうなりました。






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このシートは、SR400用のビンテージのシート。

固定するために多少の加工は必要だったけど、
奇跡的にサイズがピッタリ!

違和感なく装着できたなと思っている。



どうですか、錆びたリベットが雰囲気出してるでしょ。





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シルクロード特有の、このサイド出しマフラーが、
いいスクランブラー感を醸し出します。




ということで、たびたび過去記事にも書いているけれども、
以前から毎月、吉野の金峯山寺にお参りすることを自分に課し、
毎月通い続けて、もうかれこれ9年を超えた。


それを今度は、このシルクロードで行ってみようと、


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片道約80キロの道のりをシルクロードで。

しかも、この日は強風で、二輪で高速を走るのは怖かったので、
オール下道で。


高速を使うと1時間半から2時間で着くところが、3時間かかった。



いやー、遠いわ寒いわケツが痛いわで、もろに修行のような旅となった。





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でも、道すがら、こんな綺麗な景色に出会えたり、






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こんな虹のアーチが出たりして、なんか天から歓迎されたような、
励まされたような感じがした。





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すごいでしょ。このハッキリとした虹の色!






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そして、風のあまり強くない別の日、ついに高速道路デビューした。


現在履いているタイヤは、DUNLOPのTT100GPという、
もろにロードタイヤということもあり、高速でも実に快適に移動できた。


もともとシルクロードは、スピードもそんなに出ないし、
ブレーキが前後ドラムブレーキで効きもそんなに良くないしで、
のんびりトコトコと走るバイク。

高速でも80キロくらいでのんびり巡航。


軽いし、重心が高くて場所によってはおっかないところもあるけど、
慎重にゆっくり走れば大丈夫というレベル。


このエンジンは、さすがHONDAといった感じで、
タフでもありながら、燃費もリッター30キロくらいとメッチャ良いです。



ドカのような胸のすくような加速とか、コーナリングを楽しむ、
みたいな物はないけど、安全に気持ちよく目的地に行く、
ということに関しては、さすがHONDAやなーって言うのが感想です。


重量は140キロくらいで、買い物に使ったり小回り聞かせたり、
普段遣いの足として使えるギリギリのレベル。

これ以上重くなったら、下駄バイクとして使うのは無理だわ。



結局2021年11月末現在、
K125はまだ手放してなくて3台持ってるような感じだけど、
今後はどうなるかわからないな。



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クセがなく、とても乗りやすいバイクです。
1981年型だから、実に40年選手。

長い眠りから目覚めて、まだギクシャクしている感じだけど、
あちこちのんびりと旅しようかなと思っている。


今後ももう少し手を入れていこうと思うので、また記事にします。


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2021年09月24日

DUCATI 900SSに半年乗って。


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久々のBLOG更新です。


今年(2021年)の2月の末に我が家にやってきた、DUCATI 900SS。
それから半年が過ぎた。

なんやかんやで、この半年で走行距離も4000キロを超えて、
この短期間でなかなかに走り込んだなと思う。


今でも、天気の良い日は、週5のペースで六甲を走っている。


そのくらい乗れば、
このバイクのこともいろいろ感じたりわかってくるわけで、
手を入れた箇所の備忘録も兼ねて書いておこうと思う。



現在、週イチで習い事で大阪に通っている。

芦屋から大阪まで、片道約30キロ弱。


天気が良く暑すぎず寒すぎないときは、ドカで通っている。


PXL_20210916_020727888.jpg

ただ、大阪の市街地は、バイクの駐輪に関しては取締りも厳しいので、
駐輪場を使うことが必須となり、車で行く手間とほとんど変わらない。

快適さで言ったら車で行ったほうがいいに決まっている。

バイクは、暑いし寒いし肩は凝るし疲れる。


それでもなぜそんな思いまでしてバイクで行くのか。

それはバカだからです。


でもそんな自分がキライじゃない。



高速でビューンと一気に走り抜ける爽快感は、
車で行くのとは全く違う気持ち良さがあって、
その麻薬みたいな気持ち良さを味わいたいがために、
バイクに乗るんだなぁと思う。



さて、このドカで高速を移動するにあたり、
何回も高速を走っていると、気になる点が出てきた。


風のそんなに強くない日、
もしくは追い風や向かい風だったらいいんだけど、
風が強く、かつ横風だと、リアタイヤがメッチャ振れる。

とんでもないくらい振れる。

それはスピードに関わらず、100キロ超であっても、
70キロくらいであっても、横風の強いときはめっぽう弱い。

横風じゃないときは、ビシッと安定するんだけど、
例えば、高速で「強風走行注意」の時で、なおかつ横風のとき。

本当にね、リアがメッチャ暴れるんですよ。メッチャ怖い。


で、いろんな人に相談してみた。

バイク屋のベテランのおっちゃん、
ドカのディーラーに勤めていて長くドカを乗ってきた人、
バイクを作っている人、いろーんな人に聞いた。

でも、返ってくる答えは、
「いやー、そんなことないと思うなぁ」だ。

そこで、その方々がそれぞれ、
いろんな可能性を教えてくれたので要約すると、

・タイヤ
・サスセッティング

に集約される。


その要因を一つずつ見ていくと、

・リアタイヤに関しては、過去記事にも書いたけど、
純正が170サイズなのに対し、コーナリング重視にしたので、
160サイズと、ワンサイズ細いタイヤを履いている。

そのせいで、轍の影響などを受けやすいのではないか。


・サスセッティングに関しては、確かに硬かった。
カッチカチに硬かった。


さらにもう一つあって、可能性は限りなく低いんだけども、
自分が考えたことは、ドカのリアタイヤには、
タイヤをおおうような形でフェンダーが付いてるんだけども、
タイヤサイズを細くしたせいで、
風を巻き込んで浮力が発生しているのではないか(笑)

要は、ダウンフォースの逆で、後輪だけ風を巻き込んで浮いちゃう?


という、主に三点かなぁ。


タイヤに関しては、まだ山が残ってるし、
今交換するのはまだもったいないので、
それは他の2点を対策してからにしようと思い、
サスセッティングとフェンダーを対策してみた。

ちなみに、タイヤはブリジストンのBATTLAX S22なので、
性能的や品質的には全く問題ないと思う。


まずは、サスセッティングを最弱にしてから少しだけ戻した。



そして、リアフェンダーを短くカットしたものに交換。


そしてさらに、

900ss_2.jpg

以前は、フルカウルにしていたんだけども、
スタイルはこれ以上無いくらいカッコいいんだけど、
横風が吹くと、隣の車線までふっとばされるくらい影響を受けるので、

duca.jpg

ハーフカウルに戻し、なおかつ、カウルの下部分をカットした。

これはこれで、FCRキャブがむき出しになって、
メカメカしくてカッコいい、と個人的には思う。


ということで先日、まぁまぁに風の強い日に、阪神高速でテストラン。

お天気情報の風速は15mくらい。


阪神高速の3号線(神戸線)は、
高架でかつ、風よけの無い区間が数箇所ある。

横風の影響を受けるのはそのあたりで、いつもヒヤッとしていた。


3回ほど走ったけど、一応、対策の効果はあったようで、
リアタイヤが振れて暴れる、ということはほぼ無くなった。

これでたぶん、多少風が強くてもあまり怖い思いをしなくなるだろう。


ただ、「ほぼ」で、
まだなんとなーくうっすらその兆候は残っている感じも否めないので、
今度タイヤを変えるときは、標準サイズの170に戻そうと思う。


この900SSは、
トラスフレームだし、スイングアームも新品に交換したし、
ベアリングも問題ないし、こんなことが起きるのがとにかく嫌だ。

せっかくいいバイクに出会えたのに、
そんなことで乗ることを躊躇するのが何よりも嫌だ。


後輪が振れる現象を、ネットでそんな感じの情報がないか散々探したけど、
見つけることができなかった。



あ、そうだ。

サスに関しては、前のオーナーさんが、
オーリンズのアブソーバーに、ハイパープロのバネを組んでいる
それも影響してるかもしれない。


と、自分の900SSのウイークポイントをつらつらと書いてきたけれども、
「横風が強い日」限定のネガ要素であり、
他はもうこれ以上無いくらい気に入っている。


過去には、CB1300SFやGS1200SSなど、
4気筒のバイクにも乗っていたけど、
ドカのLツインエンジンはトルクフルで素晴らしい。

そして何よりも軽い!

900ccにして、200キロを切って180キロくらいの車体は、
この50を過ぎたおっさんにとっては、本当に助かる。


軽さは正義。


4気筒大排気量車の、戦車みたいな乗り味もいいんだけども、
このSSの軽い車体に、そこそこのパワーのエンジン。

そして、思ったほどキツくないポジション。


最初はクッソ曲がらいバイクだなと思っていたのに、
しっかりブレーキングして、しっかり体重を移動すると、
細いタイヤも相まって、パターッとあっけなく寝る。曲がる。


そして、YAMAHAでバイクの開発に関わっている、
Wさんからのアドバイスで、


ドカなどの外車は、
フロントブレーキを残しながらコーナーに入るのは向いていない。

コーナーの手前でしっかり減速したら、
フロントブレーキは完全にリリース、リアブレーキでコントロールする。


というアドバイスがドンピシャにハマって、
フロントブレーキは完全にフリーにして曲がると、
面白いくらいにクイクイと曲がる。

特に、街乗りで、発進からの左折がとても苦手だったんだけども、
この乗り方に変えたら、苦手意識が無くなった。

本当に良かったっす。ありがとうございます。



あとは最近起こった出来事としては、
Lツインの激しい振動もあって、


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なんと!写真の赤丸部分、
アッパーカウルステーの一部の溶接が取れちゃった。



そこで、いつもお世話になっている、トラストさんで、


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再溶接してもらった。

でも、あんなところの溶接が取れるとかって、どうなのよそれ。






さらにヤフオクで、ライディングハウス製の、
このドカ用のアッパーカウルを落札できた。


もうなかなか入手困難なレアアイテムとなってしまった。




常々、このSSのカウルの、

900ss_13.jpg
この青丸で囲んだ部分のウインカーと、
リアのシングルシートのウインカー、
統一感がなくて、あまり好きじゃなかったんだけども、



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アッパーカウル交換により、ウインカーを埋め込み式となって、
メッチャ気に入っている。



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リアはこんな感じ。




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サイドには、白いDUCATIステッカー、
ドカのワークスのNCRのステッカーなどでドレスアップ。






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こんなSSで朝な夕なに六甲に走りに行っている。

カッコいいっしょ。





PXL_20210921_081623252.jpg

サイドビュー。クゥ〜ッ、我がバイクながらカッコ良すぎる!


結局、ハーフカウル→フルカウル→カットしたハーフカウル
→そして、このアッパーカウルと、姿が変わったわけです。



PXL_20210921_080445815.PORTRAIT.jpg

高校生の頃からも含め、今までたくさんのバイクに乗ってきたけれど、
このSSは、自分史上最高にフィットしている。

なんか、ニーグリップしたときの、不思議な安心感やフィット感、
手足の延長にすら感じることがある。

こんな感覚初めてだ。


しかしやはりDUCATIなので、乗りっぱなしというわけにはいかない。

オイル交換をはじめ、
ブレーキフルード、ブレーキパッド、バッテリーの点検・交換くらいは、
自分でやっているけど、その範疇を超える場合は、
いろんな方々の力をお借りして維持している。

ここ5年ほど、次々とバイクを乗り換えて、
自分にフィットするバイクを探してきたけれども、
この900SSは理想のバイクだ。


理想のバイクをついに見つけたんだ。


この幸せを長く維持できるよう、大切に乗っていきます。


posted by わこう at 03:53| Comment(2) | バイク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年06月13日

SUZUKI K125 (コレダ S10)CUSTOM。

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バイクネタ連投です。


2020年の夏、我が家にはバイクがもう一台増えた。

SUZUKIのビジネスバイク、K125。別名コレダS10。



今はもう希少となってしまった2ストロークのバイクだ。



ちょっとだけ話が変わって、
同じころ、りえさんのお母さんが仙台から引っ越してきて、
芦屋で一緒に暮らしている。


りえさんと二人暮らしだったら、いくらコロナ禍とはいえ、
ごはんはあまり考えることもなく、テキトーでよかったんだけども、
義理のお母さんとなる人と同居する、となると、
いろいろちゃんとしなきゃいけない。

メシもそれまでよりも、
外食やテイクアウトの回数も減るだろうし、しっかり作らなきゃない。

となると、逆に買い物の機会や量も増えるだろう。

そのたびに、いちいち車を引っ張り出して買い物に行くのも正直おっくうだ。


ということで、セカンドバイクとして、
気軽にササッと買い物に行けるバイクが欲しいなと。


ということで、スクーターではなくて、
カブとかのビジネスバイク(以降ビジバイ)がいいな。

そしてせっかくなら面白いビジバイがいいな。


ということで、2台の候補があった。

1台は、ホンダのCD125ベンリィ。
125ccクラスでは珍しい、2気筒のバイクだ。


そしてもう1台の候補が、SUZUKIのK125だった。


どっちにしようかギリギリまで悩んだんだけども、
2ストロークの軽快な吹け上がりを、また味わいたいなと、
そして、鈴菌感染者としては、やっぱりSUZUKIでしょう。

ということで、K125となったわけです。


ヤフオクで見つけたKを、
いつもお世話になっているトラストさんに仕入れてもらって、
整備と修理、カスタムをお願いした。

トラストさんは以前、
伊丹空港近くに大きな倉庫でやっていたバイク屋さんたったけど、
現在は、大阪府の豊能町に引っ越して、バイカーズカフェとして、
カフェとバイク屋を併用している。

取り扱うバイクを今は絞っていて、
トライアンフボンネビル系、KawasakiのW、YAMAHAのSR、
ハーレーのスポーツスター系あたりの、
トラディショナルっぽいラインナップとなっている。




自分が見つけたK125は、宮城県の村田町の人の物だった。

説明文には絶好調とあったので期待していたんだけども、
実際に届いたK125は、なかなかイッちゃってましたね。


エンジンは調子よくかかったと思ったら止まる。

原因はよくわからない。

そしてあちこちサビだらけ。




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なかなかヤヴァいです。





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ホイールなんてサビサビ。

トラストさんに、
キャブのオーバーホールやら電装のチェックやら、
いろいろお願いして、やっとこさ納車となった。

納車直前の、トラストスタッフさんによる、敷地でのテスト走行の動画。




納車されたばかりの頃は、


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バリバリのお買い物仕様。

昭和っぽさを出そうかなと、チェック柄の泥除けなんかつけてみた。
サビサビのスポークは、タイヤ交換のついでに黒く塗装してもらった。

これは効果抜群だったわ。
足元が締まってメッチャカッコいいなと自画自賛。




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その後、後ろの箱をさらに大きな物に変え、
お買い物バイクとして大活躍していた。

この箱は、ワンタッチで取り外しできるスグレモノだった。




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K125は、単気筒なのにマフラーが2本出し。しかも2スト。

さすが変態のSUZUKI。

こういうところが大好きです。



しかしその後、箱を付けてビジネスバイク然とした形に、
正直飽きてしまった。

なんか軽快感が無い。


それに加えて、
たまにはりえさんとタンデムでもしたいなと思ってたんだけども、


「いや、別にいい。」


とつれない返事。




ということで、んじゃあタンデムする必要がないならと、


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箱をやめ、荷台を外し、サイドバッグにした。

このサイドバッグは、こう見えても10リットルだから、
かなりいろいろ入ります。

お買い物バイクとしての本分は失わない。



しかしその後、エンジンからの異音、
たまにプラグに火が飛ばなくなってエンジンが全くかからなくなるなど、
不調が相次ぎ、長期の入院を余儀なくされた。

古いししょうがない。
そしてあまり愛情をかけられなかったんだろう。

よし、ではこれから愛情かけて育ててやるぜよ。


結局、ピストンとリングを新品交換で異音解消。

発電しないのは、ポイントがダメになっていたので、
新品のポイントに変えて解決。

なんやかんやで、現在日本で一番調子いいKなんじゃないかな。


軽々と吹け上がり、トルクが無いから発進はもたつくけど、
ツーストの気持ち良い吹け上がりで、バンドに入るとグイグイ加速する。

だけど、しょせんビジバイなので、80キロくらいからはなかなか伸びない。

まぁ、それでも、幹線道路や大きな国道を走る分には全く問題ないレベルだ。


ただ、普通はキャブレターを大型化したり、マフラーを変えたりすれば、
パワーアップが図れるけれども、
このバイクはロータリーディスクバルブなので、そういったことができない。


しかしこれだけ調子がいいと、さらに次のステップに行きたくなる。


と、ゆらゆら揺れる男心。



そして、常々感じていたんだけども、これだけ加速するんだったら、
高速道路は無理だとしても、せめて自動車専用道路とか、
125ccでは走れない道路も全然イケるよなと。

自動車専用道路が走れるようになると、ちょっとしたツーリングでも、
選択肢が広がっていいなと。


ということで、愛知にあるバイクのカスタムショップ、
改華堂の小川さんに相談して、125ccの原付二種から、
軽二輪にアップグレードしてもらうことにした。


小川さんのブログ、

そもそも小川さんとは、マシーネンで繋がった模型仲間。
マシーネン名古屋ミーティングのスタッフでもある。


数年前東京で、メカデザイナーの横山宏先生の、
60歳トリビュート展に行ったときに初めてお会いした。

自分は関西マシーネン会のスタッフということもあって、
その後もいろいろと、愛知まで行ったり、関西に来てくださったりして、
親交を深めていたのです。


先日は、ドカで名古屋まで行ったので小川さんに会いに行ったら、
帰りの高速を県境まで一緒に走ってお見送りしてれた。



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小川さんと。愛車のZ1Rがメッチャカッコよかった。



詳細は割愛するけれども、軽二輪としてナンバーを取り直し、
自動車保険もクラス替えして、晴れてニューK125と生まれ変わったのだ!


小川さん、本当にありがとうございました!




さらに、


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荷台を取っ払ってスッキリはしたものの、
もう少し外見を軽やかにしたいと思って、シートの革をキャメル色に張り替え。





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さらに、フロントフェンダーをショートタイプに交換。

リアフェンダーは、ボルトを外すだけで短くできるのでやった。

写真だとちょっと分かりづらいかな。







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そして、晴れて軽二輪となったので、
サイドカバーの125の「5」のところに、ジョークで6を貼った。





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ロータリーディスクバルブ方式なので、
シリンダーがスッキリ丸見えでカッコいいな。





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ヘッドライトは、黄色いレンズのリフレクターに変えて旧車感アップ!

ミラーは、ハンドルの下側に持ってきてスッキリさせた。



たまにショートツーリングに行くこともあるけど、
自動車専用道路を走れるのはいいよ。やっぱり。


ということで、いろいろと手間ひまかかったバイクだけども、
大事に乗っていこうと思う。



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Kに乗るときは、最近はスモールジェットで軽やかに。


今度は、もうちょっと遠くまで行ってみたいな。


よろしくにゃー。



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2021年06月10日

DUCATI 900ss (1995年式)がやってきた。


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久しぶりの更新です。



またバイクを乗り換えました。


6年ほど前に、SRでバイクにリターンして以来、
CB1300SF、GS1200SS、BANBAN200、
そしてDUCATI MONSTER900ieと乗り換えてきた。

自分でもなかなかのペースだと思うわ。



さらに、去年(2020年)の夏に、セカンドバイクとして、

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スズキのK125(ツースト)を増車。

現在は2台持ちです。



で、現在はタイトルの通り、

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1995年式の、DUCATI 900SSに乗っている。


乗り換えた経緯を簡単に説明すると、
直近まで乗っていた、DUCATIのMONSTER900ieは、
今まで歴代乗ってきたバイクの中で、
いろんな部分がとてもフィットして、メッチャ気に入っていた。

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乗り換える直前までいろいろと手を入れて、
セパハン化、バックステップ、アンダーカウルなどなどカスタムを進め、
かなり自分の理想に近いバイクに仕上がっていたのです。


ただ、いろんな人とDUCATIの話をするうちに、

「せっかくドカに乗るなら、
インジェクションもいいけどやっぱキャブだよ。」


というある人の言葉にググーッときていて、
いつかチャンスがあったら、キャブ車のドカに挑戦してみたいなぁ・・
と、思っていた。


そんな中、2月のある日、
突如彗星のようにヤフオクにこの900SSが出品されたのですよ。


自分は、この900SSは、憧れのバイクのひとつで、
乗りたいなとは思いつつ、古いしいろいろと大変そうだなぁ、
と思って、正直ノーマークでした。


しかし、出品されたこのSSは、奈良からの個人出品で、
素性が素晴らしく、また、出品されたオーナーさんが、
愛情を持ってこのSSを維持してきたのが文面から伝わってきた。

なんでも、他にどうしても乗りたいバイクができてしまい、
複数所有も無理だし、泣く泣く出品したんだそうだ。


しかも、開始価格は考えられないほど良心的。


気がついたらもう反射的に入札してました。


即決設定はナシ。終了まであと5日あった。


まぁでも、たぶんかぶせられて、落札はできないだろうと。
こんな優良物件、SS好きなら見逃すはずはないだろうと。


しかし、FCRキャブが入っているし、イタ車だし、
DUCATI初心者にはおすすめできない、
的な事が説明文に書かれていたこともあって入札がほとんど無く、
終了間際に少し競り合ったものの、なんと!落札できちゃった。

いやー、ラッキーボーイを通り越して、ミラクルボーイだわ。


事前に出品者さんに、自走引き取りしてもいいと許可を頂いていたので、
名義変更後、奈良まで電車で取りに行き、自走で芦屋まで帰ってきた。


という経緯で、ついに憧れのキャブのDUCATI、
900SSが我が家にやってきたわけです。


SSに乗ってみた最初の印象は、一言で言うなら、

「曲がらないバイク」

だった。



MONSTERも曲がらないバイクだったけどそんなもんじゃなかった。


MONSTERの感覚でコーナーを曲がろうとしても、
どうしても大回りになっちゃう。


2年間みっちりMONSTERで六甲を走ったにも関わらずだ。

自信やら自負やらなんやら、木っ端微塵に吹っ飛んだね。



これは腰据えて、MONSTERの時のように、
また1から手を入れないとダメだぞ、と。


いやぁ〜、まいったな〜と言いながらも、
いじる根拠ができたのでニヤニヤしていた。と、思う。


不具合も発覚し、それを直しつつ、自分好みにSSを育てていこうと決めた。




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まず、ひっ迫した不具合としては、スイングアームに亀裂を発見。
しかも、かなり危ない状態だった。

この時代のSS系のスイングアームの持病みたい。


そしたらなんと!後期型のスイングアームの新品が格安で手に入った。

なんというラッキーボーイ!これでとりあえずの心配事は無くなった。




ここから、曲がりづらいSSを、
どうやって曲がるバイクにすればいいのかを考えた。



まずは、タイヤサイズの変更。



SSの標準タイヤサイズは、太さが170なんだけれども、
ワンサイズ細くして、160にしてみたらどうだろうか?と。


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タイヤは、ブリジストンのBATTLAXの最新モデル、S22にした。

なんか、2020年のなんかのタイヤの賞をとったみたい。


MONSTERにも履いていて、
そのタイヤの路面に吸い付くようなグリップ感は、
まるで異次元だったのを知っていたのもあった。



さらに、



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フロントフォークを5mmほど突き出し。


だけど、SSの場合は、ネイキッドのバイクと違って、
フォーク突き出しも、いちいちカウルを外さなければならず、
また、絶妙にカウルステーが邪魔して手が入らない。

いやぁ、メッチャ大変だった。


しかし、苦労した甲斐あって、同じバイクかと思うほど、
コーナーをクイックイと曲がれるようになった。

こう・・意図しただけで、パタッと倒れてくれる感じ。

それでいて、S22の驚異的なグリップで、
コーナーで倒しても全く怖くなく、安心して入っていける。


ちょっと曲がりすぎかなと思ったり、
高速道路での直進安定性が少しスポイルされてしまった感じもするけど、
慣れたらまたその時考えよう。



あとは、レギュレーターへの負荷を減らすために、
ヘッドライトバルブをLEDにしたんだけども、
効率よく配光するために、


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マルチリフレクターを交換。

カワサキ車の角ヘッドライト用のものを半ば無理やり付けた。


でも、そのおかげでバッチリ明るくなったし、
電圧計を見ると、いい感じで電圧を維持できている。



あとは、長時間座っていると、ケツが痛くなるので、

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シートの中にゲルザブを仕込んだ。






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さらに、リアブレーキは、
前オーナーさんがキャリパーのオーバーホールをしてくれたけれども、
発進のとき一瞬だけ引きずるので、キャリパーごと新品に交換した。


あとは細々したところは常にいじっているので、
仕様が固まったら追々記事にしていこうと思う。


最初は正直、このバイクを乗りこなしたり、
維持していくことができるんだろうかと真剣に悩んだりもしたけど、
今は、天気のいい日はほぼ毎日乗っていることもあって、
今まで乗ってきた歴代バイクたちのどれよりも相性バッチリだ。

不思議と、なんか包まれているような安心感があり、
ニーグリップしやすい形状のタンクと相まって、
なんかフット感が過去最高にいい感じだ。


さらに、インジェクションのドカから乗り換えてみて思うのが、
なんか乗り味の重厚感や丸みが全く違うな、という印象だ。


例えて言うなら、
インジェクションのドカは化学調味料で調整された味の料理。


対して、キャブのドカは、無農薬のいい素材を使って、
時間をかけてじっくりと料理した味。


という感じ。



インジェクションドカは、簡単お手軽スピーディー、
何をとっても軽やかな印象。

それに対してキャブはじっくり煮込んだ重厚感、
腹の底から湧き上がるような鼓動と、それとは裏腹な丸い感じ。


ご理解いただけるだろうか、こんな説明で・・


どちらも甲乙付けがたく、一長一短がある。


でも現在の自分には、キャブの乗り味はとてもしっくりきている印象。



インジェクションのドカは、真冬のキンキンに寒いときでも、
あんまり深く考えなくても簡単にエンジンがかかる。

だけど、このキャブのSSは、FCRが入っていることもあって、
エンジンをかけることが、ちょっとした儀式みたいなもんだ。

考えながら慎重にエンジンをかけている。



そんなところかなー。



そして、SSが我が家に来てから3ヶ月が経ち、
外見もいろいろ変化してきた。





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我が家に来たばかりの頃。

フロントカウルが、フロントフォークに沿ってスパーンと切られている。

前の前のオーナーさんが軽量化のためにそうしたようで、
前オーナーさんも、FCRとかエンジンとか、
まる見えのほうがカッコイイと思うということで、こうなっていた。



悪くはないんだけども、せっかくのSSなので、
ハーフカウルは付けてみたいな、と思い、


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ハーフカウルに変えてみた。



これはこれでもちろん悪くないんだけども、
やっぱりせっかくのSSなので、
フルカウルにもしてみたい欲がムクムクと・・



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ちょうど、傷だらけで穴まで空いている、
ジャンクのフルカウルがオークションに出ていたので落札し、
自分で直したり色塗ったりした。


うーん。やっぱりフルカウルが最高にカッコいいや。
もうこのデザイン、カンペキじゃないっすか!

あまりのカッコよさと、これが自分のバイクなんだという喜びで、
ニヤニヤしたり、感激で泣きそうになったり、ため息ついたり、
いやー、なんか忙しいです。感情が。

幸せすぎる!好きすぎる!


もう、相棒感ハンパなく、
我が家に来てから3ヶ月で2000キロ走った。

なかなかいいペースだにゃー。



桜の季節には、


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桜の樹の下で。





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先日は、毎月参拝させていただいている吉野山に、SSで行ってきた。



その他、名古屋行ったり、大阪行ったり、
なんやかんやでいつも一緒感がある。

もー、可愛くて可愛くてしょうがない。



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ぶっちゃけ、
今まで乗ってきたどのバイクよりも気に入っている。

できれば、体力と財力が続く限り乗り続けたい。


っていうか、人生最後のあがりバイクにしたいくらいだ。
そのくらい気に入っている。


SSに乗っている(た)人の、
ブログ記事やレビューなんかを目にすることがあるけど、
曲がらないからとかいろんな理由で、
早々に手放しちゃう人もいたっぽい。

でも、幸いなことに、自分には最高にフィットしている。

Lツインドカドカ、乾式クラッチシャラシャラで、
とにかくうるさいバイクだけども、それがDUCATIの特徴であり、
世界中の人に愛される要因なんだなと思う。

とにかくできるだけ長く一緒にいよう。いろんな所に行こう。

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よろしくな。


posted by わこう at 00:27| Comment(0) | バイク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月10日

DUCATI MONSTER900i.eに1年半乗って。

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2019年の春に、人生初のDUCATIにしてから約1年半が経った。


2015年にSRに乗り始めてから、この5年間で、
SR→CB1300SF→GS1200SS→VanVan200、
そしてDUCATI MONSTER900i.eと、目まぐるしく乗り換えてきたんだけども、
やっと現在、自分に合ったバイクと出会えたなーと思っている。

だいたいみんな、約1年、早いと数ヶ月で乗り換えてきたので、
このMONSTERに1年半乗っているということは、
とても気に入っているということだ。



実は最近、セカンドバイクとして、

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SUZUKI K125(コレダS10)を増車した。

K125については、また別な記事に詳しく書くけれども、
実に25年ぶりくらいに乗る2ストローク車なので、メッチャ楽しい。



しかし今回は、MONSTERに焦点をあてて、
1年半乗ってきた感想などを書きます。



このMONSTERを手に入れるまでの経緯や、どんなことをしたのかは、


この過去記事の最後の方に、
曲がらくてドキッとする事があると書いたとおり、
まーず曲がんねぇバイクだなーと思っていた。

立ちが強いってやつですかね。



しかし、いろいろな試行錯誤と、
週に3日くらいの六甲への走り込みでわかったことがある。


このバイクは、
ちゃんと操縦すればきちんと曲がって最高に楽しいということだ。

コーナー手前でしっかりブレーキングして、
フロントにしっかり荷重をかけ、腰をグッと入れる。

すると、とたんにパタッと倒れてくれる。

Lツインの粘りがあってトルクフルなエンジンも相まって、
スピードを出さなくてもかなり踏ん張ってくれる。

コーナリングがこんなに楽しいなんて。


そしてこのバイクは、前荷重寄りにしないと、
とたんに曲がらなくなるんだな、という事がわかった。

ただ、前荷重にするという事は、
前傾がキツくなるので、手首が痛くなったり、
肩が凝ったりするので、
自分にとっていいポジションを見つけるのがテーマでした。



ということで、主に手を入れてきたことを簡単に書いてみます。



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まずはタイヤですね。

もともとこのバイクを中古で手に入れたとき、
ピレリのエンジェルSTを履いていたんだけども、
溝はまだまだあったものの、タイヤが古くてゴムがカッチカチ。


エンジェルがツーリング向きのタイヤということもあり、
なんかコーナリングがおっかなくて倒せなかった。


現在は、メッツラーのM7を履いている。

このタイヤは、ツーリング寄りのスポーツタイヤということなんだけども、
コーナーの安定感が素晴らしい。

ライフも結構良くて、減りは思ったほど早くない感じがする。

GS1200SSに乗ってたとき、α14を履いていたんだけども、
車重が重いこともあると思うんだけど、けっこう減りが早かった。


M7は、初めてのメッツラーだけども、かなり気に入っている。

ただ、空気圧が低くなると、フロントが切れ込むようになって怖い。
マメな空気圧チェックが必須です。




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あとは、フロントのバイザーを、
ビュエルのサイクロン用のものを加工して取り付けた。

アシンメトリーなデザインが気に入っている。

そして、高速を走っても、風がうまく逃げてくれるようになった。

まぁ、曲がりにくい話とは関係ないんだけども。




あとは、尼崎にある、DUCATIにとても強いガレージ、
モトマッシモの安村さんにアドバイス頂いたんだけども、
MONSTERはハンドルを低くして、前荷重にすることで、
ハンドリングを改善できるということで、


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ハリケーンのBMコンチ1型を、グリップを下向きになるように付けた。


セパハンまで行くと、長距離がしんどいかなと思うので、
ギリギリ低く、ポジションがしんどくないところを探してこうなった。

ちなみに、2センチくらいライザーで上げている。


コーナーリングでブレーキをかけたとき、
グッと前荷重になって、そのままの流れで内側のハンドルを、
下に押し込むように力を加えると、
クイーッと素直にバイクが倒れてくれることに気づいた。

MONSTERには、アップハンドルで乗っている人も多いんだけども、
そういう人は、より一層下に意識して、
押し込むようなコーナリングをすると良いんだそうだ。



まだまだ、曲がらないと言われているMONSTERを、
曲げやすいバイクにするために、対策したことがいくつかある。





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フロントフォークを、5mmくらいだけ突き出しした。


そのために、レバーブロック(ガッチャ)を導入しました。
これでフロントを天井から吊って調整するわけです。


これも、いろいろと試行錯誤したんだけども、
突き出し量を1センチくらい出しただけで、
ワダチに取られるわ直進性が不安定だわで、いろいろ破綻する。


しかし、ちょっとだけでも突き出して、
コーナリングをクイックにしたい。


で、走っては調整、走っては調整を繰り返して、
結局、5ミリだけの突き出し量で落ち着いた、という感じです。



突き出しをしたのにはもう一つ理由があって、
MONSTERのシートは、けっこうスポンジが硬く、
初めて200キロくらいのソロツーをしたとき、
100キロ過ぎた頃から、ケツが痛くて痛くてたまらない。

もー、座ってられないのよ。痛すぎて。

だから、高速走りながら、たまにステップに立ってケツを休ませないと、
とてもじゃないけど家に帰れない、くらいの感じだった。


そこで、ゲル座布団をシートに仕込んだんだけども、
アンコ抜きしないで、逆にアンコ盛り状態になって、
2センチくらいケツが上がる格好になった。

そうしたら、たかだか2センチのアンコ盛りなんだけども、
コーナリングのバランスが崩れちゃって、うまく曲がれない。

それもあって、フロントフォーク突き出し、という結論に至ったわけです。


結果的に、5ミリだけだけど、突き出したことでいろいろ解決した感じ。




そして最後に、1年くらい散々悩んで悩んで悩んで、




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リアショックをナイトロンの物に変更。

中古だけども、かなり状態の良いものが手に入った。



ちなみに、MONSTER900i.eと言っても、
自分のは2002年式なんだけれども、
それ以前のMONSTERとはフレームが違う。

自分のMONSTERは、最後の空冷900のエンジンのモデルで、
このあとは、1000ccになって、S2Rとか水冷のS4になっていく。

というとで、ちょっと前のMONSTER用のショックは、
合わない可能性があるということだったんだけども、
ラッキーなことに、S2Rにつけていた上物のショックを見つけることができた。




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DUCATIと言えばOHLINSの黄色いバネのショックだけども、
ナイトロンのレトログリーンみたいなバネがメッチャ気に入っている。


DUCATIの赤と、補色のようになっていい感じだ。


このリアショックにしてから、
自分がコーナーリングがメッチャうまくなったかのような錯覚に陥るほど、
コーナーリングが安定して楽しくなった。

GS1200SSも、
あんな大柄な割にはヒラヒラ曲がるバイクだと思ってたんだけども、
このMONSTER+ナイトロンショックの組み合わせにしてから、
この5年間走り込んできたいつもの道路が、全く違うものになった。

本当に楽しい。


という感じで、DUCATIライフを楽しんでいます。


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MONSTERは1994年から存在していて、
自分の2002年型は、前期の後半くらいの位置づけかな。

現在のMONSTERは、異型ヘッドライトになって、
全く違い物になっているんだろうけれども、
自分は、この丸型ヘッドライトのオールドMONSTERが好き。



でも、インジェクションだから、真冬でも一発始動で、
パワーもいつも安定している。

オールドルックでかつ、インジェクションモデルなので、
結果的にいい選択だったなぁと、最近特に思う。



ただ最近は、900ccの空冷Lツインで70馬力くらいだけども、
場合によっては持て余し気味な時がチラホラと。



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小さく、軽く、しかしながら程々にパワーがあって、
コーナリングが楽しい。

多いときは週5、六甲に走りに行っている。夏も冬も。


そして、六甲の四季を肌で感じている。最高の贅沢ですよ。


いつまでも乗り続けられるように、安全運転で楽しもうと思う。


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2019年04月30日

DUCATI MONSTER900 ieがやってきた。

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只今平成31年4月30日。もうすぐ平成が終わって令和になりますな。

そして、昨日4月29日で、このBLOGも開設15年となりました。


いやー、長かったようなあっという間のような・・・

とは言え、最近は更新もさっぱりなんだけども。



そして、平成最後を飾るネタがバイクだという・・



ということで、このたびDUCATIのオーナーとなりました。


以前の記事に、もともとGS1200SSに乗ってたのに、
いろいろあって、


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スズキのバンバン200に乗り換えたと書いた。


結局、このバンバンに買い手がついて、
乗り換えをすることになった。


ある日、なにげにヤフオクを見ていると、
なぜかわからないんだけども、とても気になるモンスターを見つけた。



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他にもたくさんモンスターは出品されていたにもかかわらず、
なぜこのモンスターに惹かれたのかわからない。

だけども、なんかとても気になっちゃったんだよね。


モンスター900の登場は、なんと1993年。

そこからずーっと基本スタイルが変わることなく、
世界中に愛されたロングセラーバイク。


そして自分のモンスター900ieは、「ie」と付いているだけに、
キャブではなくインジェクションモデルだ。2002年式。


モンスター900は2000年からインジェクション化し、
自分の2002年式がモンスター900最後の空冷エンジン。


でも、ヤフオクで見つけた当初は、そんなことも全く知らないまま、
ただただ導かれるように自分のもとに来た。


長年放置された車両のようだったけども、綺麗な車両。


なぜかこのバイクは、
可能な限り自分で手を入れて乗ろうと思ったんだよね。


そこで、いつもお世話になっているバイク屋さん、
伊丹空港近くにあるトラストさんで、車検と名義変更だけやってもらった。





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はじめてこのモンスターと対面したときのことは、
とても印象的だった。


初めて対峙した瞬間、
モンスターが「わぁー!」と喜んでいるような感じがした。

そして、バッテリーが上がっていたので、
トラストさんでジャンパーをつないでもらって、
まずはエンジンをかけてみようと。

ところが、トラストの店長がセルを回してもエンジンがかからないのが、
自分が回した瞬間に一発でかかった。


なんかそういう事があると、たとえ偶然だったとしても、
自分が選ばれたんだなぁと、特別感を味わったりして。

なんか可愛いじゃない。そういうの。


で、すっかりメロメロになっちゃったわけです。




・・・ところが、納車されてからがまず大変だったのですよ。


ある日、走っていたら突然リアブレーキの効きが悪くなった。

見てみると、リアブレーキのリザーバタンクが空っぽ!


そこで、ブレーキオイルの交換と補充をしたものの、
エア噛みではなく、なんかおかしい。

走っていると、だんだんリアが引きずってきて、
ブレーキが戻らない状態に。



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まず、一番難儀したのがリアブレーキだった。





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キャリパーのオーバーホールもしたけども改善せず、
結局原因は、マスターシリンダーのエア噛み(漏れ?)で、
マスターシリンダーを交換したら治った。



あとは、クラッチがだいぶ減っていて、ジャダーが出ていたので、


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ドカバイク製のクラッチ板に交換。


乾式クラッチとは言え、
自分でクラッチをバラして交換するなんて初めて。


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ネットで調べたり、FacebookのDUCATIオーナーさんや、
モンスターオーナーさんのコミュニティで質問したりして、
なんとかかんとか解決。


自分は、ドカ乗りの人って、
なんかとっつきにくいのかなぁと勝手に思ってたんだけど、
全く逆で、めっちゃフランクで親切な人たちばかり。

仲間意識が強いのかな。





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そしたら、愛媛に住む、
自分のと同じ年式の同じ900に乗っているメンバーさんが、
使わなくなったアルミステップを譲ってくださったりして、
なんか本当に良いことばかり!


他に手を入れた部分としては、


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リアのショート&フェンダーレス化





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タイミングベルトカバーの色が、
妙にプラスチッキーで気に入らなかったので、缶スプレーで黒に塗装。




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こんな感じになりました。






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更に、マフラーはシルモーター製のメッチャ抜けの良いマフラーなので、
エアクリーナーもK&Nのいっぱい空気を吸うタイプに交換。

それと同時に、プラグをイリジウムにしてみた。


もともと低速が薄く、回転が低いとバタバタして乗りづらかったんだけども、
給排気とプラグで、なんか下のトルクが増した感じになった。


インジェクションだから、
キャブ車に比べてできることは限られるんだけども、
現状、満足いくくらいになったかなー。

これ以上いじろうと思ったら、
ECU交換や書き換え(できるのかな?)をすることになるけれども、
そこまでは求めてないからこれでいい。


あとは、ドカは全般的にギア比がロング気味のようで、
今までのバイクの感覚で、中途半端な回転域でシフトアップすると、
思った以上に回転数が落ちで、低速でバタバタ言ってメッチャ乗りづらい。

ドカとはそういうもんだという諸先輩方は言う。


しかし、その中で、フロントスプロケットを、
15Tから14Tに歯数を減らし、ギア比をショート化することで、
乗りやすくなるよとも教えてもらった。


とにかく、2速が使いづらい。

ノーマルだと、1速のレンジが広いので、まだいいけども、
2速に入れた途端にバタバタ言い出す。



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そこで、14Tのフロントスプロケットに交換した。


これは効果絶大だった。


SRに乗っていたときは、高速巡航時の回転数を下げるために、
1丁多い歯数にしていたけれども、
ドカの場合はロング過ぎるからショートにする、という逆の考え。


とにかく2速がグワッとすぐに吹けてくれるので、
街乗りや山道を走る時に、とにかく使いやすい。

多少バタバタしても、すぐに吹ける。


このモンスターは、普段の下駄としても使うので、
街乗りがしやすくなったのはとても良い。


あとは、外装の部分では、


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SRの時に買った、DAYTONAのブルーのバイザーを。

赤いボディに青いバイザー。さし色が効いて気に入っている。


あとは、GSの時に一時つけていた、
メッキのバーエンドミラー。


バーエンドミラーの視野の広さに慣れちゃうと、
もうハンドルのミラーには戻れなくなっちゃう。





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あとは、バイザーからタンク、シートカウルまで、
カッティングシートでシルバーのストライプを。


もっと細々とてを入れたけれども、
大まかにはこんなところでしょうか。


そして最近出会った、尼崎にある、
ほぼドゥカティ専門とも言えるバイク屋さん、
モトマッシモさんで、自分で組んだクラッチが心配だったので、
点検してもらった。



モトマッシモの店主の安村さんはもともと外車のバイクに強く、
DUCATIディーラーの整備士を経て独立した方で、
ドカのことはなんでも知っている。

そういうプロの方に見てもらえば安心ってもんです。


点検終了後、安村さんが、
自分のバイクのテストランをするところを動画に撮った。


尼崎のドゥカティに強いバイク屋さん、モトマッシモ(Massimo Moto)さんで、うちのドカちゃんのクラッチに不具合が無いか見てもらいました。プロの方に点検していただいたら安心できるなと思いまして。 その後、テストランをしていただくところを動画で撮影。自分のバイクが走るところってなかなか見られないので、貴重な映像です。 結果、特に不具合も無いとのことで、これで安心して乗れるってもんです。 初めて伺いましたが、とても親切丁寧にしていただきメッチャ嬉しかったです。 近くに心強い存在ができました。

若生 貴大さんの投稿 2019年4月19日金曜日

そんなこんなで、
晴れて安心してこのモンスターに乗れるようになって、満足満足。




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桜の芦屋川沿い。





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アップでパシャリ。






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山でパシャリ。





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モンスターは、こっちからのアングルがカッコいいなと思う。

フェンダーレスにしたから、おしりが短くなってカッコいいでしょ。




気づいたことは、モンスターの車両重量は、190キロくらいで、
自分にとって、とてもちょうどいいこと。


SRに乗ってたときは、軽すぎてボディ剛性も頼りなかったから、
高速の長距離移動や、強風のときは正直しんどかった。


CB1300SFも、GS1200SSも、高速では安定走行できたけど、
普段使いにはやはり大きく重すぎた。

バンバンは、とてもフットワーク軽くお気楽に乗れたけど、
遅く、高速に乗ろうとすら思わなかった。


その、今まで乗ったいろんなバイクのちょうど真ん中のいいところ、
それがモンスターだ。


そして、モンスターにも、
片持ちスイングアームのものや水冷のもの、
最近のモンスターは、異型ヘッドライトだったりする。


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だけど自分は、丸目ライトでマフラーもアップタイプじゃない、
昔ながらのベーシックなスタイルが好き。

できれば、リアは2本サスにしたいくらいだ。



最初、GSに比べると全然曲がらなくて、
ヒヤッとする場面が何回もあったけど、
ドカとはそういうバイクだと、諸先輩方皆さんが言う。

しかし、コーナー手前でしっかりブレーキングして前荷重にし、
しっかりと身体を入れるとパタッと曲がるよ、と、
いろんな方からアドバイスいただいた。




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かつてのバイクたちで走った、いつもの六甲を今度はドカで。

最近やっとコツがわかってきて、
速くはないけど気持ちよくコーナリングできるようになった、と思う。


すごくクセが強いし、乾式クラッチはガチャガチャうるさいし、
低回転ではバタバタ言うし、
なんて乗りにくいバイクなんだコンチクショー!

と、思ったけども、乗り慣れてみると、
世界中にモンスターファンがたくさんいるのもうなずける。

第一印象最悪だけど、無二の親友に昇格、
みたいな、ベタな展開になるのかな。


まだまだ乗れていないけど、長く付き合っていこうと思います。



って平成最後の記事がこれか・・


posted by わこう at 22:46| Comment(1) | バイク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月15日

GS1200SSがやってきた。

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突然ですが、鈴菌に感染して、人生初のSUZUKI車オーナーとなりました。


SUZUKI GS1200SS。


2000年以降に発売されたものの、
1980年代のレーサーをオマージュしたデザインで、賛否の大きく分かれるバイク。


フロントの巨大なカウルについて、
ダッセー!という人と、カッケー!という人に真っ二つに分かれる。



当然俺は、









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カッケーー!

派だ。



去年の年末まで、

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CB1300SF(SC40)に乗ってた。


CBは、安定とトルクに特化したバイクで、とても気に入っていたんだけども、
どうしてもカフェスタイルのバイクに乗りたかった。


CBをカフェ風にカスタムすることも考えたんだけども、
俺の好みのデザインにするには、どうしてもフレームを一部切ることが避けられない。


理由はどうあれ、フレームを切ってしまったバイクは売れないだろうから、
フレームを切る=一生俺が乗る覚悟がいる、ということで、
そこまで腹をくくれなかったというのが正直なところだ。


すごくいいバイクで気に入ってたんだけどね。CB。


でも、ウイークポイントでもあるんだけども、俺には重すぎた。



2004年に事故で右膝を粉砕骨折して以来、やはり右足に力が入り切らない。

だから、この重心が高く、
270キロもある巨体を支えるのは、正直ホネだった。


一回だけ立ちゴケしたことがあるけど、
理由は右に傾きすぎたとき、力が出なくて支えきれなかったからだ。




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CBの前に乗っていたSRは軽すぎ、CBは重すぎ。


うーん・・なんで両極端なんだろう。俺は。




話は戻るけれども、カフェスタイルにもいろいろあるけれども、
俺は80年代のちょっととんがったデザインが好き。

で、いろいろいろいろ散々悩んだ挙げ句、
カリカリのSSでもなく、少しクルーザー寄りに振った、
このGS1200SSが、今の俺にはちょうどいいのかなと思ったわけです。


ということで、ネットでいろいろ巡回しているうちに、
気になるGSを見つけたので、いつもお世話になっている、
モトショップトラストさんで、業販で仕入れてもらうことになった。







ということで、


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CBくんとはお別れ。

8ヶ月だけだったけれども、CBからはバイクをうまく乗るための、
いろんなことを教えてもらった。

本当にありがとう。





ところが!


仕入元の東京のショップ、

M●D モトフィールド ドッ●ーズがとんでもないショップだった。


購入を決めて契約をしたのが12/20。

しかし、年末年始が絡むから年内の陸送は難しいと。

そこまではいいとしても、実際に大阪に届いたのは1/14だった。


どんだけ時間かかんだよ。



しかも、業者間の現状販売だったとは言え、タンクの中はゴミだらけ。

そのせいで燃料系はすっかりダメで、キャブもすべて分解清掃。

スターターはぶっ壊れてるし、その他修理にかなりの費用がかかった。


俺は業者間取引のことはよくわかんないんだけども、
こういうことって、せめて分かる部分は事前に言っておくもんじゃないの?


あとからあとから次々に問題が発覚して、
結局、当初の予算を大幅にオーバーした。


ふざけんなよ。まったくよ。

トラストさんだってとばっちり受けていい迷惑だよ。



トラストさんの献身的な修理と整備のおかげで、
結局隅々まで手を入れてリフレッシュされることとなった。

エンジン本体は開けなかったものの、キャブのOH、フロントサスOH、
リアサスも分解と調整、ブレーキOH、スターター諸々修理・・


お金はかかったけど、
現在のところ日本一リフレッシュされたGSじゃないかな。わはは。







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結局、納車が伸び伸びになって、契約から2ヶ月オーバーで、
やっと納車となったわけです。



どうですか。この80年代を彷彿とさせるデザイン。これでも2002年式。


当時このバイクは不人気車で全く売れず、海外でも売れず、
わずか3年で生産中止。

しかし、その後じわじわと人気が出て一気に高騰。
新車価格よりも高値が付くプレミアムバイクとなってしまった。



今年で15年くらいとなったわけだけども、
やっと少し値段が落ち着いてきたのと、
真冬というバイクのオフシーズンだったこともあって、
俺でもなんとか買える値段になったけれども、でもそれでも少し高いね。






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早速、納車直後に六甲に走りに行ってパシャッと。

二ヶ月以上待ったわけなので、嬉しさもひとしおですよ。







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まだ六甲はバイクで走ってる人なんてほとんど無く、
誰もいないことをいいことに、セルフタイマーで一人山の中で写真を撮る俺。

だってうれしいんだもの。







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狭い車庫だけども、やはりバイクがあるといい。

ほんのり漂うガソリンのにおいが幸せです。はい。



このGS、前のオーナーさんが隅々まで手を入れてくれたおかげで、
俺はほとんどいじるところが無い。


埋込み型の小型ウインカー、リミッターカット、バックステップ、
カーボンサイレンサー、シングルシートなどなど・・



俺が手を入れたのは、ヘッドライトやウインカー、テールランプのLED化。

CBのとき、レギュレーターがパンクしてえらい目にあったので、
省電力化でレギュレーターに負荷がかからないように。

それに伴い、ウインカーのリレーも交換。



あとは、

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このカウルミラー、見やすいし悪くないんだけども、
車庫の入り口が狭くて出し入れのときに引っかかるので、



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カウルミラーを取っ払って、バーエンドミラーにしてみた。


最初、鏡面が小さいタイプを付けたんだけども、車検対応タイプに変更した。



これで車庫の出し入れも、
ハンドルを切ってかわしながら入れられるようになった。




さて、肝心の乗った感想なんだけども、



いい。



実にいい。






全てにおいて、俺にちょうどいい。


車重は240キロくらいなんだけども、
シートが低くて足つきがいいから、ふんばりが効いて不安感がまったくない。


エンジンの吹けは、軽やか。実に軽やか。


トルクこそCBに負けけれども、軽やかにフォン!と回り、
パワーバンドに入るとゴリゴリと加速していく。


まさにゴリゴリと。


そして、コーナリングがヒラヒラと軽い。


いや、最新のSSやカリカリのSSに比べたらどうかわからないんだけども、
あの重たいCB1300、しかもキャブで初期のSC40を、
六甲でなんとかヨッコイショと倒しながらコーナリングしていたのに比べたら、
ちょっと腰をクッと入れただけで、パタンと寝て、スイーッと曲がる。


これは楽しい!


SRでもCBでも得られなかった快感。



ポジションは、セパハンだけども思ったほどしんどくない。

これはバックステップの恩恵も多分にしてあると思う。


まだ中〜長距離を走ってないので、
腰とかにどのくらい影響があるのかわからないけど、
あんがいいけそうな感じだ。


俺が一番気にしていた重量も、
重すぎず軽すぎず、本当に俺にちょうどいい。


今までいろんなバイクに乗ってきたけれども、
今のところ、このGSが一番相性がいいっぽい。

この満足感と一体感は、はじめて味わうものだ。


このバイク、俺にとって生涯の1台になるかもしれない。



SUZUKI伝統の油冷エンジン、そしてレトロっぼいスタイル、

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長く大事に乗ってやろうと思います。



そのうちまたレポートします。


posted by わこう at 21:52| Comment(2) | バイク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月01日

CB1300SF(SC40)に1ヶ月乗って。

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SR500からCB1300に乗り換えて1ヶ月が過ぎた。

自分なりにかなり乗りこんだと思うし、最近はすっかり大きさにも慣れて、
人馬一体感みたいなものが生まれてきた。

最近のカスタムや1ヶ月乗った所感など書いてみようと思います。


一言で言うと、乗りやすい!

乗りやすくていいバイクだと思う。


性質的に、ヒラヒラ乗るバイクではなく、
高速でドーンと長距離移動する、
クルーザー的な乗り方があっているような気がする。


実際のところ、SRから乗り換える一番の理由だった車格の問題は、
このCBで完璧に満たされたなぁと思っている。


SRは軽さがウリでもあり、街なかや山道を、そのスリムな車体を活かして、
スイスイと走る事に特化していると思うけど、
高速を走ったときの華奢な感じと、横風にふっ飛ばされそうな感じは、
メッチャ恐怖だった。


だけど、CBは多少の風はものともせずにどっしりと安定して走れる。

ガソリン満タン入れたらほぼ300キロだもんね。


俺はできれば天気が良い日は、
大阪まで仕事で通勤するのにバイクを使いたい。

阪神高速もよく利用するので、俺のニーズにはCB1300のほうが合っている。




一度、山の中で、Uターンしようとして失速しすぎ、
おっとっとガシャーンっていう感じで立ちゴケして以来、
取り回しや低速時の扱いにはとても神経を使うようになった。


それと同時に、やはり基礎体力を上げなきゃと思って、
筋トレしたり、エアロバイク漕いだりしていて、
結果的に運動不足も解消されていい感じだ。




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うちは、車庫の入り口が狭いので、それに合わせてハンドルの両端を少しカット。

ミラーも小型のものにしたので、こんなデカいバイクだけども、
まあまあラクに出し入れできるようになった。





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納車当時より、ブルーのバイザーを付けていたんだけども、







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ロケットカウルっぽいビキニカウルに変えたら、旧車感が一気にアップ。

トータルバランスがやっと釣り合った感じがしてとても気に入っている。





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マフラーエンドは、モナカ管に変えた。

これも旧車感を出すのに一役買っている。


キャブはノーマルだけども、オーバーホールしてもらってから、
レスポンスも鋭くなって絶好調!

俺はインジェクション車に乗ったことがないからわかんないけど、
この初期型のCBの荒削りな乗り味には、非常に満足している。


ただ、このバイクのレビューを見ていると、
大排気量なのでトルクが太い!みたいのが多い。

だけど俺はSRからの乗り換えだからなのかもしれないけど、
スタート時のドン!グイグイ!と前に出る感じは、
キャブをFCRに変えていたこともあるかもしれないけど、
SRの方が強いと思う。3000回転くらいまで。


そこは単気筒ならではの粘りと、車体の軽さなんだろうな。


もちろんCBも、1速で引っ張れば、鬼のような加速をするけど、
なんかSRと性質が全く違うものだから、
そこはこう・・思ったほどではなかったというのが正直なところだ。


しかし、トータル的には、カーブも曲がり角も、
太いタイヤと車重の恩恵で、安心してグイッとバイクを倒して曲がれるし、
バイクの運転がうまくなったような錯覚に陥るほど乗りやすいんだよ。


とにかく楽しい。


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これから、少しずつ移動距離を伸ばして遠くまで行ってみたい。


片道だけでも自走で仙台まで行きたいな。

片道は仙台〜名古屋のフェリーを使ってもいいな。


などと妄想広がりまくり。


良き相棒です。




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2017年05月28日

【FB】CB1300にビキニカウル。

Facebook投稿より。


posted by わこう at 19:00| Comment(0) | バイク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月07日

【FB】CB1300の幅。

Facebook投稿より。



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2017年04月20日

CB1300SF (SC40)がやってきた。


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1年間大事に乗ってきたSRとお別れし、新しいバイクがやってきた。

なぜか予定と大きく異なって、HONDAのCB1300SF。
インジェクションのSC54ではなく、あえて古くてキャブ車のSC40だ。


今回は、納車までの経緯と、乗ってみた感想など書いてみます。





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結局、元のバイクのSRちゃんは、ヤフオクに出した結果、
四国の方が落札してくれた。


これで本当にお別れ。


SRを手放すに至った経緯は、こちらの記事でどうぞ。


本当に美しく、楽しいバイクだった。愛していた。




今日、SRちゃんが旅立っていきました。 新しいオーナーさんは四国の方です。 可愛がってもらうんだぞ。さようなら。ありがとう。

若生 貴大さんの投稿 2017年4月7日

SRとの最後の別れ。


ライトとかハンドルとかタンクとか、
ナデナデしてやったらちょっとグッときた。


本当にありがとう。





で、


本当は、SRを購入して以来ずっとお世話になっている、
モトショップトラストさんに、CB1100を探してもらっていた。


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このレトロな感じと、空冷4気筒で1100ccという排気量にググっときた。




ところが・・・



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ちょっと話は変わって、トラストさんには、
いつからか置いてあるか不明の、白赤のCB1300SFがあって、
スタッフの人も売り物かどうかわからない。

店長だけが知っている、という不思議な存在だった。



店長不在の時、この1300に跨がらせてもらい、
エンジンをかけさせてもらい、少しスロットルをあけて、
ビューンビューン回してみた。


しかし、この初期型のCB1300は特に車格がでかく、
とにかくデカすぎてデカすぎて、俺には無理だと思った。

車重だって270キロもあるんだぜ。



そのときは、デカい以外、特になんの印象もなく終わって、
早くCB1100が見つかるといいなーと思ってた。


しかし、その夜に布団に入って、昼間にまたがった1300の、
あのデカさと、まるで母親に抱かれているかのような安心感が、
グワーッと蘇ってきて、なんか忘れられなくなってしまった。


全然ノーマークだったCB1300SF。


正直俺は、あのケツがビューンとはね上がった、
ネイキッドのスタイルがあまり好きじゃない。


だけど、あのどっしり感と安心感、そして、あのデカくて重いバイクを、
普段使いの下駄として使いこなせるようになったら最強だなと。


そこで、早速次の日トラストの店長に確認したところ、


「バリバリ売り物です。買ってほしいです。」


という事だったので、1100をとりやめて、
あえて古い1300に乗ることにとした、というわけです。



なんか1300から、俺を連れてってくれビームでも出てたんじゃないか。

そのくらいなんか忘れられなくて、気になっちゃったんだよ。



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そして、元の赤白のカラーリングは、
俺には爽やかすぎて似合わないと判断。



この赤白の外装を下取りしてもらい、
ヤフオクでスペンサーカラーの外装を、タンク、サイドカバー、
リアカウルと、バラバラに寄せ集め、
シートはアンコ抜きとキャメル色のタックロール革に張り替え。



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晴れて納車となったわけです。

赤白よりこのカラーリングのほうが、
俺には合っている感じがするんだけどどうでしょう。





ところが、


長期間放置されてたからなのかなんなのか、
レギューレーターが壊れて発電せず、新品のバッテリーがあがってしまった。

CBでコンビニに買い物に行ったら、バッテリーが弱っててセルが回らず… ジャンピングで一度はかかったものの、発電が弱くてダメだということで、バイク屋さんに搬送されていきました。 俺はタクシーで帰宅。保険屋さんが負担してくれるそうです。 またバイク乗れないのか。超ガッカリ。

若生 貴大さんの投稿 2017年4月13日


コンビニに買い物に行った先で立ち往生。

保険屋さんのロードサービスで、バイクはトラストさんに。

俺はタクシーで帰宅。



いやー、まいったっす。




ホンダ車は、レギューレーターが弱いみたいで、
ネット検索すると出てくるわ出てくるわ、レギューレーター不良。


消耗品としてストックしておくといいみたいな。



なんだよそれ。

アメ車のオルタネーターがよく壊れるのと一緒だな。



若生 貴大さんの投稿 2017年4月16日

ということで、やっと上がってきて、
いつもの吉野の月参りを、今回はバイクで行ってきた。


ところがその日は日曜日だったんだけども、
吉野の一目千本桜の1番の見ごろの時で、想像を絶する大渋滞!


ある交差点を曲がってから、ピターッと動かなくなって、
そこだけで90分ハマった。


水温はどんどん上がるわファンが回ると足が熱いわ、
エンジンがカブってくるわで本当に散々。

結局、山の中でカブリとオーバーヒートで立ち往生。


ホント泣きたくなったわ。




だけども、SRに乗ってた時に1番の不安要素でもあり、
克服したいポイントでもあった、
強風の高速巡航に関して、このCBは完璧だ。

余裕あるトルクとパワー。

そして、ウイークポイントでもある車重によって、
強風でもものともせず、戦艦のように安定してグイグイ巡航できる。


素晴らしい!


この日、200キロくらい走ったけれども、
バイクを運転しての疲れは、ほぼ全くと言っていいほど無かった。

渋滞に長時間ハマったのがとにかくしんどかった。


SRと比べると、100キロくらい重いんだもんな。




ということで、かつてSRで走った、




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六甲山や





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芦屋浜あたりを走っている。






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この迫力あるリアビュー!






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そして、SRの時に着けていたバイザーを、そのままCBで使うことにした。

クリアブルーのバイザーだけども、裏側からスモークグレーで自家塗装して、
彩度を少し落とした。


バイザーにはBELLヘルメットのステッカーを。







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ビッグバイクに乗るにあたり、ちゃんとしたフルフェイスをかぶろうと、
BELLのM3Jヘルメットをゲット。入手困難なヘルメットだ。

残り1個が奇跡的に手に入った。ラッキー!









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タイヤは、純正が190/60だけども、190/55にサイズダウン。


ヒラヒラとクイクイと走れるようになって、このサイズにして良かったなと。




早速、1回立ちゴケしてしまったんだけども、なんとか一人で起こせたし、
そういう意味では自信がついた。たぶんもう大丈夫。


とにかく重いから、ある一定以上絶対にかたむけないよう注意している。






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ということで、現在、バイク乗りには最高の季節。

何か理由をつけては、海に山に街にとバイクで出かけている。



こんなでっかいのに乗ってるんだという自負や、所有欲を満たすバイクです。


最後に、今回、SRもCBでも本当にお世話になった、
モトショップトラストの皆さん、本当にありがとうございました。

大事に乗ります。


ということで、トラストさんには現在、たくさんのバイクがあるので、
気に入ったのが見つかったら、ぜひ問い合わせてみてください。





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2017年04月11日

【FB】CB1300SF(SC40)納車。

SRとお別れし、新たにCB1300SFがやってきた!

インジェクションじゃなくて、旧型のキャブ車。

ついにCB1300が納車になりました。 いやー、デカイ!重い! 早速、阪神高速に乗って大阪まで。環状線をグルッと回って50キロほど走ってきました。 風が強かったけど全くビクともせず、戦艦のように巡航できた。スバラシイ! いろんなところに出かけるぞー!CBくん、よろしくなー。

若生 貴大さんの投稿 2017年4月11日
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2017年04月07日

【FB】バイバイSR。

SRがヤフオクで落札され、4月7日に旅立っていきました。

今日、SRちゃんが旅立っていきました。 新しいオーナーさんは四国の方です。 可愛がってもらうんだぞ。さようなら。ありがとう。

若生 貴大さんの投稿 2017年4月7日
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2017年03月24日

SRとお別れ。

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愛車のSRを、乗り換えのために手放すことにした。


ホントは、そのうちSRの事をじっくりと記事にしようと思っていたんだけども、
その前に手放すことになってしまってありゃりゃ〜って感じだ。



そもそも、このBlogにも何度か記事にしたけれど、
我が家ではバイク禁止令が出ていて、10年ほど乗っていなかったんだけども、
何度にも渡る話し合いの末に、やっとりえさんから許可が出て、
そんな思いの果てにやってきたSRだった。

俺も久しぶりのバイクだったし、本当にうれしくてうれしくて、
毎日のように裏山にある六甲山に走りに行った。


そのうち、ノーマルのままではいろいろと不満(不安要素)が出てきて、
ちょこちょこといじり始めたのが泥沼の始まり。


特に大きかったのは、納車間もないころ、
ほとんどノーマルの状態で淡路島まで行ったときのことだった。


まーず非力でね。80キロも出せばエンジンがプルプル言って苦しそう。

さらに、淡路島に上陸するには、明石海峡大橋を渡ることになるんだけども、
特別風が強い日ではなかったと記憶してるんだけども、
明石海峡大橋の上はものすごい突風で、横風に押されて車線をはみ出したりして、
本当に死ぬかと思う場面が何度かあり、軽くトラウマになったほどだ。

東京でいうレインボーブリッジみたいな海の上の突風渦巻く中を、
軽くて非力なバイクで走らなければいけない恐ろしさ。


そこで、高速での快適な巡航をするためには何が必要なんだろうと考え、
キャブをFCRの39パイに変えたところから端を発し、
フロントとリアの足回りの強化、そして、SR500のエンジンから、
クランクとピストンを移植して、500ccにしたあたりからカスタム熱が加速。

チョコチョコといじっていじっていじっていじって、
より乗りやすく、より快適にとカスタムしてきた。

さらに、外見も大事と、外装、シート、フェンダーレス化などなど、
SRのノスタルジックな雰囲気を壊さないギリギリのところで、
パッと見ノーマルに見えるんだけども実はいろいろ手が入ってる、という、
シブい路線で行こうと決め、そのように作ってきた。


さらにタンク、サイドカバー、リアカウルをもうワンセット中古で激安で集め、
初めての自家塗装にチャレンジ。


キャンディ塗装して、



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こんな感じで旭風防の短防と組み合わせたり、






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バイザーを付けたりして、風対策をしたりした。


おかげで、ノーマルのSRとは全く別物のマシンとなり、
街乗りや峠でも本当に楽しかったし、気軽に軽快に走れるので、下駄としても大活躍。

普段トコトコ走っても、いざスロットルをガバッと開ければ、
ズドドドという強烈な振動とともに気持ちよく加速していく。

ガバッと開けたときの感じは、まさに馬に乗ってるような感じ。


本当に楽しいバイクだった。




しかし、俺が1番克服したかった、高速での安定した巡航は、
やはり今ひとつで、強風のときは高速を使わない、
もしくはSRに乗らないという選択をしなければいけなかった。


車格がスリムで小さく、そして軽量なのが逆に仇となり、
街なかや峠では軽快に楽しく走れるんだけども、やはり高速は不向きだった。

わかってたんだけど、
なんとかなるんだったらSRでなんとかしたいと思っていた。



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だって、こんなオートバイ然として美しいフォルムのバイクはそうそうないよ。

同じようなトラディショナルなスタイルのバイクで、たとえばKAWASAKIのWとか、
トライアンフのボンネビルとかあるけれども、
俺はこのSRのデザインが、1枚も2枚も上を行くと思っている。



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このスリムさ!美しい鉄の馬!


しかし、本当はバイクで通勤する頻度をもっと上げたいし、
片道何百キロという高速移動をして、いろんなところに行ってみたい。

そう考えた時、本当に辛い決断だったけれども、
SRとお別れして、もう少し大きいバイクに乗り換えることに決めたのだった。


本当にこのバイクを愛しているし、できることなら手元に置いておきたい。

しかし、若い頃にバイクを複数台持っていたことがあるけれども、
結局なんだかんだ言ってもお気に入りばっかり乗って、
他のにはだんだんと乗らなくなり、しまいにはエンジンがかからない→手放す
というふうになっていくのがわかるので、
それだったらこのSRを愛してくれる他の人に託したいなと。


このバイクを購入し、さらにその後もカスタムにいろいろとご協力くださった、
大阪の伊丹空港近くにある、モトショップトラストさんに相談したところ、
委託販売として、トラストさんの店頭に置いていただけることとなった。


現在、ヤフオクにも出していて、
そのうちトラストさんがGooBikeにも掲載するということで、
1日も早く、いいオーナーさんが現れることを願っている。


カスタム内容も全て書いてあります。



次のバイクは、本当に悩みに悩んだ末、
HONDAのCB1100にしようと思っている。


YAMAHAのバイク開発に携わっている、模型仲間の脇村さんや、
ご主人がKAWASAKIにお勤めしている、KAWASAKI推しの新吉さん、
そして、SUZUKIを愛してやまない、SUZUKI推しの親友あべよっちゃんなど、
俺の周りにはいろんな人がいるんだけども、今回はどこにもかぶらないHONDA。


ズコーッ!っていう音が聞こえてきそうなんだけども、
皆さん本当に申し訳ないです。


今、トラストさんでCB1100を探してもらっているところです。


今は、新しいバイクへのワクワクよりも、
まだSRとの別れの辛さのほうが大きいんだけども、
とにかく早くいいオーナーさんが現れ、俺にもいいCBが見つかり、
みんなWin-Win、ハッピーハッピーになればいいなと。


お別れ直前。バイク屋さんにて。

若生 貴大さんの投稿 2017年3月23日


1年という短い間だったけど、本当に楽しかったよ。


ありがとうな。



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2017年01月25日

【FB】山と海とSR 2017_1

このところ、BLOGの更新ペースが落ちているのは、
Facebookに投稿するとそれで満足してしまうから。


なので、Facebookの埋め込み機能を使って、
Facebookに投稿したものを、このBLOGに記事として投稿する(手動)、
という試みをやってみます。

Facebookからの埋め込み記事には、タイトルに【FB】と付けることにします。



六甲山に走りに行ったら、日陰や標高が高いところはさすがに凍ってたので、途中で引き返してきた。 そのまま海に行って、雲と夕日のコントラストをしばらく見てた。

若生 貴大さんの投稿 2017年1月25日

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