
2016年9月12日は生涯忘れられない日となった。
俺がデザインしたジュエリーを、淡路島の伊弉諾神宮にご奉納させていただきました。

たびたびBLOGに書いてきたけれども、
現在俺は、りえさんのジュエリーブランドであるYUKINEの中のメンズラインとして、
IZANAGIというブランド名でジュエリーデザインをしている。
IZANAGIは、国造りの神様である伊弉諾の尊(いざなぎのみこと)からいただいており、
「始まり」「豊かさ」「力強さ」「愛」といったキーワードが浮かんでくる。
IZANAGIというブランド名を関することは、
いささかおこがましいかなという思いはあったけど、
この名前をつけるにあたり、淡路島にある伊弉諾神宮にお参りし、
神様にお伺いを立ててみたところ、お参りの瞬間にいい風がブワッと吹いて、
認めていただけたような気がしたので、この名前に決定したわけです。
その辺のことは過去記事にかきましたのでこちらをどうぞ。
2012年に関西に移住してきて、初めての伊弉諾神宮参拝以来、
なんか俺は、淡路島そして伊弉諾神宮に惹かれて、
たびたび参拝させていただいていたんだけども、
ここ一年半くらいは、隔月で参拝させていただこうと決め、
最低でも年に6回は参拝させていただいている。
でも、隔月参りを始めた頃は、まさか俺がジュエリーデザインをするなんて、
そして、IZANAGIという名前をいただくことになるなんて夢にも思わなかった。
とにかく平たく言うと、淡路島と伊弉諾さんが大好きなんだよ。
だから、大好きな神様のお名前を使わせていただきたかった。
そして、前振りが長くなってしまったんだけども、
このたび俺がデザインしたIZANAGIのジュエリーの中から、
祈りをテーマにした「Prayer」をご奉納させていただくことができました!

Prayerネックレスは、鳥居をモチーフしている。
神社にお参りするときには必ず鳥居をくぐるわけだけれども、
神様に手を合わせるということは、ただやみくもにお願い事をするんじゃなくて、
お願いする以上は、自分もそれを受け取るに値する人間であるよう努める、
という、神様との約束というか、コミットメントみたいなもんだと思っている。
このPrayerは、その決意を表すもの、という意味で作った。
以前、りえさんは、りえさんが一番ご縁を感じているという、
奈良の天河大弁財天社に、ドラゴンのリングをご奉納させていただいた。
その時は、ジュエリーをご奉納させていただきたい旨をお伝えしたところ、
天河さんでは「はい、いいですよ。」と実にスムーズに事が運んだので、
今回の伊弉諾さんもそんな感じなのかなと、軽い気持ちで電話で問い合わせた。
しかし、いろんなことを質問された上で、資料などをFAXで送り、
宮司さんからの審査と承認を得て、はじめてご奉納が許されるという、
なかなかハードルが高いものだった。
結果待ちの間、も〜、ドキドキだったわ。
そして晴れてやっと、OKが出てご奉納させていただけることに。
俺はご奉納させていただけるだけで天にも昇る気持ちだったけど、
りえさんは、せっかくだから、宮司さんがいらっしゃる時に伺いたいと。
たしかに、日本を代表する神社のひとつである、
伊弉諾神宮の宮司さんと、直接お話させていただけるチャンスなんて、
そうそうないなと。
このりえさんの英断には本当に感謝している。

ということで、当日は緊張の面持ちで伊弉諾神宮へ。

社務所にて、ご奉納の手続きを済ませる。
これが今回ご奉納させていただいたPrayerネックレス。

そして、いよいよ社殿に通された。
いつも外側から見ている社殿の中に入れて、それだけでテンションMAX!

今回は、株式会社YUKINEとしてのご奉納なので、
代表取締役であるりえさんが記帳したりするお役目。

ご奉納されるジュエリー。
滞りなくお参りが済み、最後に巫女さんが神楽を舞ってくださった。
伊弉諾神宮は、出雲大社や高千穂神社と合同で、
毎年神楽祭を開催していて、そのときはものすごい数の人々が大集結。
島を挙げてのお祭りということもあり、神楽のレベルが凄く高くて、
巫女さんや伴奏をされる方々の、一糸乱れぬ無駄のない動きと、
厳かかつ慈愛に満ちた雰囲気に、涙が出そうになった。
俺とりえさんのたった二人のために、
伊弉諾神宮の皆様が、心からおもてなしをしてくださっている。
その気持ちに感謝の念がグワーッと湧いた。
せっかくなので、伊弉諾神宮の本名宮司さんとご一緒させていただき、

りえさんとパシャ!

俺もパシャ!
上着の端っこがカメラに引っかかって、なんか幼稚園児みたいだな。
宮司さんは、素晴らしい袴をはいていらっしゃったんだけども、
これは公式のときの袴なのかな。
本名宮司さんがいろいろとお言葉をくださったんだけども、
特に印象的だったのは、
「私たちは古代人というと、質素な麻袋をかぶったような服装の人々を思い浮かべますが、
古事記などの文献から、実は古代人はとても装飾好きで、
アクセサリーをたくさん身につけていたということがわかっています。」
という言葉だった。
以前、天河大弁財天社の柿坂宮司さんより、
「ジュエリーは神様と繋がりやすくするアンテナのようなもの」
と教えていただいていたので、
今回の本名宮司さんのお話で、とても納得したし、
ジュエリーを提供し続けること、世に出し続けていくことが、
いかに高貴で大切なことであるのかを再認識したのでした。
その後、伊弉諾神宮の近くにあるとんでもスポット、

岩神大明神にも参拝させていただきました。
ここはとにかくなんか凄いんだよ。
うまく言えないんだけどなんか凄いんだよ。
ちょっとわかりづらいところなので地図のURL貼っておきます。
やっぱり俺は淡路島が大好き。
これからも隔月参りはずっと続けていこうと思う。

これからも、良いものを作り続けていくこと、
そして、社会や人のお役に立てる自分で在るよう、精進します。
ありがとうございます。