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2004年10月28日

チェリー。

先日、pyoさんの記事に書いてあった、猫のちょっと不思議な話。


それを読んで、ひとつ思い出した話がある。

俺が体験した事ではなく、が体験した話なのだが。


以前、俺が住んでいた家には、猫がとにかくたくさんいた。
オリジナルメンバーは3匹だけだったが、
ボロい家だったので、猫は自由に出入りし、放し飼い。

ポコポコと仔猫を産んだりして、ピーク時は10匹強。
すごい賑やかな家だった。


ある日妹が、近所の悪ガキにいじめられていた仔猫を拾ってきた。


ゴンボしっぽで、白黒のブチ猫。ホルスタインのような柄の、
何とも愛くるしい猫だった。

当時、俺がハマッていた映画「アウトサイダー」に出ていた、
ダイアン・レイン扮する「チェリー」が可愛くて、
俺がチェリーと名付けた。


このチェリー、とにかく放浪癖があり、月に一回は長旅に出る。


とんでもない所から

「わこうちゃんとこの猫見たよ。」

と、報告を受け、「ゲェ!そんなとこまで行ってんの?」と驚くことしばしば。


近所でも、ちょっと名物の猫だった。


しかし、やはり妹に拾われたということもあり、
チェリーは家に帰ってくると妹にベッタリだった。




ところが、ある日を境にチェリーが帰ってこなくなった。
お腹が大きくなって、身ごもっていたというのに。


俺たちは希望的観測で、


「いつもより長旅に出たんだ。きっと。」

「愛嬌いいから、誰かに飼ってもらってるよ。」


と、無理矢理そう思うようにしていた。

最悪のシナリオなんて、考えるのもイヤだった。



チェリーがいなくなってだいぶ経った頃、
妹が不思議な人に会ったという。


あんまり忠実には覚えていないが、おおむねこんな感じの話だ。

ある日、妹が近所の猫と戯れていたら、
子連れの、ちょっと生気のない、不気味な感じの女性に話しかけられた。

もちろん、見たこともない人だ。


女性 「あなた、あのチェリーちゃんの飼い主でしょ?」

妹  「はい、そうです。なんで知ってるんですか?どちら様ですか?」

女性 「・・・・。」



女性 「・・あの猫ね、この近所で死んで、ゴミ箱に捨てられてたわよ。」

妹  「!!」

女性 「でもね、チェリーちゃん、あなたにものすごく感謝してるわよ。」

妹  「・・・・。」


そう言い残して、その子連れの女性は去っていったという。

妹はちょっとしてから、その女性を追いかけたが、
もうすでにどこにも姿は無かったという。

もちろんそれ以来、その女性を見かけることは無かった。


それは、チェリーが人間の姿になって、妹に礼を言いに来たのではないかと、
俺も妹も考えている。


posted by わこう at 02:55| Comment(7) | TrackBack(1) | ちょっと怖い話。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
チェリーちゃんの死は、可哀想でしたね・・・・
たぶん、チェリーちゃんだろうな〜その女性・・・

猫は恩を返してくれますよ。ウチの母も、飼い猫のミーにお婆ちゃんの世話を助けられてましたよ^^・・・・ミーは8年前、16歳でこの世を去りました。もちろん、母に看取られました。
Posted by 正季 at 2004年10月28日 09:08
おおおおっ そ、そんなことが。
でも猫が人間の姿にならなくても、実際そういうメッセージを受け取れる人って結構いるんですよね。そういう方かも。
Posted by pyo at 2004年10月28日 09:18
私も、自分のBLOGに書いたことがありますが、
亡くなった人がちょうど亡くなった時に夢に出たことがあります。
誰でもそういうメッセージを受け取れるわけではないでしょうし、
妹さんがチェリーちゃんと会えてよかったですね。
チェリーちゃんもきっと、感謝の気持ちを伝えられて安心したことでしょう。

猫は死ぬときは人知れずどこかに消えるという話もありますが、
会いにきてくれるなんてよほど懐いていたのでしょうね。
Posted by 紗月 at 2004年10月29日 00:53
妹です。OH!チェリー!!
たーくさん出会った猫たちの中で、やっぱり
今でも一番思い出されるのはチェリーだなぁ。

ところで、この記事。
話の流れとしては大体合ってるんだけど
私が出会ったのは不気味な感じの女性ではなく、
「なんとなくぽやーっと喋る、若い女の人」でした。
天然っぽい雰囲気とでも言いましょうか。。

チェリーを人間にしたら、きっとこんな風?みたいな
女の人でした。

あー。猫飼いたいなー。
Posted by さくら。 at 2004年10月29日 20:57
皆さん、コメントありがとうございます。
ちょっと切ない出来事を思い出しまして、書いてみました。


■正季さん

> チェリーちゃんだろうな〜その女性・・・

うん。俺も妹もそう思っています。確証はないけど。

会いに来てくれるなんて、律儀なヤツだなぁと。

> 16歳でこの世を去りました。もちろん、母に看取られました。

猫の16歳っていったら、大往生ですね。
お母様に看取られて、ミーちゃんも満足だったと思います。

我が家の3匹もそうなることを願ってます。


■pyoさん

> 人間の姿にならなくても、実際そういうメッセージを受け取れる人って結構いるんですよね。


そうですねぇ。
ウチの母も、よく夢枕に立たれる人です。

俺も霊感強い方でしたが、立たれたことは無いです。


■紗月さん

> 猫は死ぬときは人知れずどこかに消えるという話・・

これはよく聞きますね。いい猫ほどそうすると。

今まで、たくさんの猫を飼いましたが、
でもやっぱり、姿を消したのはチェリーだけでした。

> 会いにきてくれるなんてよほど懐いていたのでしょうね。

そうなんです。

だから、ウチの3匹がそうなった時、
会いに来てくれて、会話ができたらうれしいなぁと思います。

■さくら

ネタにさせてもらったよ〜。

> 話の流れとしては大体合ってるんだけど・・

大変失礼いたしやした。


> あー。猫飼いたいなー。

そろそろwも大きくなったことだし、飼ったら?

と、無責任に言ってみた。(笑)
Posted by わこうちゃん。 at 2004年10月30日 20:35
面白いはなしでした。なるほど、ブログってこんな風に流れ、交流していくんですね。。。チェリーの話も、ブルグという奴もどっちも面白い。

ちなみに、トチという子供時代の犬は、最後は保健所に連れて行かれてしまったのだけれど13歳まで生きました。生まれたときから13年間飼ったので、ついでに同年齢だったので、とてもかわいかったのです。が、その犬が死んでからというものは、それ以降5匹も犬を飼ったのですが、次々死にました。きっとトチがヤキモチ焼いているのかな、、、などとみんなで話していました。

Posted by ききちゃん at 2006年03月20日 15:41
ききちゃん、ありがとうございます。
その後いかがお過ごしでしょうか?

これからも、もっともっとBLOGを有効活用していけるように、
微力ながらサポートさせていただきますので、よろしくお願いします。
Posted by わこうちゃん。 at 2006年03月26日 02:26
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