2023年のお正月明けすぐに、ドバイに行ってきました。
今回は私は7回目のドバイで、コロナ禍後2回目。
実は、去年(2022年)の10月に、コロナ明け初めてドバイに行きました。
その目的は、副業的にやっているドバイのお仕事の関係で、
YUKINEのジュエリーとは関係のないことでした。
しかし、結果から先に書きますと、
その2022年10月に話がポンポンポンと決まって、
ドバイ最大のジュエリーショップの1画に、
YUKINEのコーナーを作ってもらえることになりました。
そしてこの2023年1月のドバイで、初めての納品をしてきました!
今回は、その経緯や納品のときのことを書こうと思います。
長い記事になりますが、
最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
まず、YUKINEのドバイ進出にあたり、
キーマンとなった方がいます。
2023年1月の時点でドバイ在住17年の日本人、川名智之氏。
川名さんはかつて、日本で不動産業をずーっとやってきた方なんですが、
これから伸びる国で仕事をしたい!ということで、
世界中を飛び回ってどこで仕事をするのが良いか見て回った結果、
最終的に決めたのがドバイだったんだそうです。
ちなみに川名さんは、
日本で初めて、コインパーキングの横に自販機を置くことを思いついた人。
当時、ベンダー屋さんとしても、ものすごい数の自販機を持っていました。
とか、日本でもいろんな逸話を持っている人で、
一緒にごはんを食べてると、そんな話がいろいろ出てきて、
川名さんと話していると本当に楽しい。
その後、ドバイに来ても最初からうまくいったわけではなく、
いろーんな苦労や試行錯誤の末に、現在は不動産をはじめ、
様々な事業をドバイで展開しています。
そんな苦労話を聞くのも楽しい。
2018年に初めてドバイに行ったときにお会いさせていただいてから、
ずーっと気にかけていただいて、お世話になっています。
そのころから、折々で川名さんとお話させていただいたときに、
ドバイですごくでっかいジュエリーショップがあるので、
いつかYUKINEさんを紹介したい、と言ってくださっていました。
去年(2022)の10月にドバイに行ったときに、
食事をご一緒させていただいた際、川名さんに思い切って、
「以前仰っていたジュエリーショップをご紹介いただけないでしょうか」
と言ってみたところ、快諾してくださって、
その場でジュエリーショップの販売チーフのような方に電話してくださって、
翌日にアポイントが取れちゃった。
すごいスピート!
で、あれよあれよのうちに、
翌日ホテルまでそのジュエリーショップのスタッフの方が迎えに来てくださって、
プイーンとジュエリーショップへ。
私とりえさん、
そして一緒にドバイに行ったお友達の女医さんのゆきえさんも加わって、
3人でジュエリーショップへ。
それが、中東一の売り場面積を誇るという、
アル・ムマイヤズジュエリーというショップです。
こんな感じの売り場が一つの店舗にいくつもあります。
もー、圧倒されっぱなし。
すっかりおのぼりさん状態で、くちポカーン。
そんな中、担当してくださったのが、
トルコ人のハミット氏。
※この写真は、2022年ではなく2023年に行った際に撮影したもの。
ちょうどハミットさんのお誕生日ということで、YUKINEからお財布をプレゼントしました。
このハミット氏、日本語がペラペラ。
かつてお父様がトルコ絨毯の商人だった関係で、
日本にも100回以上来たことがあり、とても親日家です。
そして、ハミットさんに通訳になっていただいて、
お店のマネージャーと面談させていただきました。
このとき、まさか急きょこんな展開になるとは夢にも思わなかったから、
なんの準備もせずにドバイにいったので、
とりあえず自分たちが持っているYUKINEジュエリーを、
片っ端から持っていった。
ゆきえさんもYUKINEのヘビーユーザーなので、
ゆきえさんもありったけのYUKINEジュエリーを持ってきてくださって、
3人でジャラジャラっとマネージャーに出して、見ていただきました。
その上で、
「このオリエンタルなデザインはおもしろいね。売れるんじゃないかな。」
ということで、うちのジュエリーをアル・ムマイヤズジュエリーさんの店頭で、
販売していただけることになりました!
具体的には、アル・ムマイヤズジュエリーには、
世界中のプライベートブランドの、
ジュエリーデザイナーの作品を販売しているコーナーがあって、
その1画にYUKINEのコーナーができる、という感じです。
最初は小さく無理の無いところからスタートしましょう、
というマネージャーのご提案のもと、委託販売という形でスタートします。
アル・ムマイヤズジュエリーに卸すのではなくて、
場所を借りて、代わりに売っていただく、という形です。
それでも十二分にありがたい事です。名誉な事です。
で、大阪にあるサロンでYUKINEの代理店でもある、
クラリエの山上さんが、インスタでLIVEをやっていらっしゃるんだけども、
そこで、その時の状況や心境を語らせていただきました。
と、ここまでが2022年10月の話。
明けて2023年の1月上旬、アル・ムマイヤズジュエリーに納める、
初めてのジュエリーを持って、
またドバイへ向かいました。
関空から深夜23:30発なので、
飛行機で寝られるようにクタクタになって行ったんだけど、
なんか緊張していたのか、あまり寝られなくて時差ボケが本当にしんどかった。
しかし今回は、
アル・ムマイヤズジュエリーへの納品以外には公的な予定はなく、
あとは成り行きまかせでフレキシブルに動こう、とほぼノープラン。
で、何回もドバイに行ってるけれど、今回は初めてのエリアに宿を取った。
ドバイには、映画やテレビでよく紹介されるキンキラなドバイとは反対で、
旧市街地の昔ながらのアラブが残っているドバイクリークエリアがあるので、
今回の旅ではそこに泊まってみようと。
アル・ムマイヤズジュエリーからも徒歩で行ける距離。(約15分)
ペルシャ湾につながる入り江のエリアで、
メッチャ風情があって良かった。
Facebookのアルバムで投稿しているので、よかったらご覧ください。
ただ一箇所だけ、どうしても行ってみたいところがあった。
それは、2022年にオープンした、未来博物館。
前回来たときに行きたかったんだけど、ここはチケット制で、
滞在日の間、すでに完売でチケットが取れなかった。
なので今回は、事前にネットでチケットを購入しておいた。
ちなみにひとり145ディルハムで、1ディルハム約35円だったので、
約5000円くらいと、なかなかのお値段。
テーマは、近未来のドバイで、現在ドバイでは宇宙開発も始まっているので、
実際にその世界を体験しよう!みたいなコンセプト。
宇宙船で宇宙ステーションに行って、宇宙から見た地球とか、環境とか、
そんな感じの展示をいろいろ見て、また地球に帰ってくる、
みたいな展示でした。
ハイテク映像技術フル満タンですごかったです。
ドバイ空港着陸〜未来博物館で宇宙船の離発着を動画にしました。
そして、地球の動植物に対するリスペクトもふんだんにあって、
なかなかに見応えある展示でした。
中でも、地球上に存在する様々な生き物(細菌も含む)のサンプルが、
筒の中に標本されている、という感じの展示は、圧巻でメッチャ綺麗でした。
ひとつひとつの筒の中には、こんな感じで彫刻された、
様々な動植物の標本があって、ライトアップされています。
こちらもFacebookにアップしてますので、良かったらご覧ください。
ということで唯一の観光はここまで。
ここからはお仕事モードです。
結局今回は、ホテルから近いこともあって、
アル・ムマイヤズジュエリーに何度も足を運びました。
いやぁ、近くに宿を取ってよかった。
今回特筆すべきことは、
なかなか会えないアル・ムマイヤズジュエリーのオーナーに、
タイミングバッチリでお会いすることができたということ。
オーナーは、ドバイの他にも世界中にジュエリーショップを持っていて、
いつも飛び回っているので、ドバイには1ヶ月半〜2ヶ月くらいのサイクルで、
2日しか滞在しないという、超多忙な方なのです。
しかしなんと!今回私たちが滞在した日と、オーナーが滞在した日が、
バッチリ同じ日で、2日ともオーナーに会えました。
ハミットさんが何度も、
「なかなか会えない人なんですよ。あなた方ラッキーですよ」
と言ってました。
で、オーナー直々にジュエリーを見ていただきました。
ハミットさんもマネージャーのファルクさんも、
優しい雰囲気の方なんだけども、オーナーは一見厳しそうに見えるので、
ジュエリーを見てもらっている瞬間は、もー本当にドキドキで。
でも結果的にうちのジュエリーを気に入ってくださって、
無事に業務委託契約と納品、となったわけです。
契約が終わったあと、
「もうあなた達は我々のファミリーだ。なんでも言ってくれ。
お互いに良いジュエリーをたくさん作って売ろう。」
的なことを言ってくださって、
「おぉー・・ドバイにファミリーができたぜ・・」
と思った。嬉しかった。
アル・ムマイヤズジュエリーのオーナーは、
長年ジュエリーをやってきた人なので、
YUKINEがそのお眼鏡にかなったのは、本当に凄いことだなと思った。
そしてオーナーがりえさんに、
「あなたはどういう考えのもとでジュエリーを作っているの?」
という質問に対し、りえさんは、
「ジュエリー(装身具)は、太古から神と人を繋がりやすくする、
アンテナのようなものです。私は神とのアクセスを大切にしています。」
と答えました。
すると、オーナーは目を輝かせて、
「それだ!それがあなたの真実だ!」
と。
アル・ムマイヤズジュエリーのオーナーも、マネージャーも、ハミットさんも、
敬虔なイスラム教徒なので、そこはズキューンと胸に響いたようです。
私たちも、イスラム教圏でお仕事をさせて頂く上で、
そこには心からの敬意を払って進めていこうと思います。
さらにりえさんは、1994年からずーっとジュエリーをやってきて、
武蔵野美術大学で金工をやってきたこともあって、
素地がしっかりしている。
今回オーナーがYUKINEを気に入ったのも、
コンセプトだけでなく、りえさんのしっかりしたキャリアの上に成り立っている、
そういう部分なんだなと思った。
コンセプトと過去からの実績が両輪としてある、そういう部分。
あとから聞いた話なんだけど、
アル・ムマイヤズジュエリーには、世界中のジュエリーデザイナーや、
ジュエリーの業者、宝石商などがやってきては、
私たちの品物をアル・ムマイヤズジュエリーで取り扱ってくれと、
売り込みに来るんだそうです。
しかし、だいたいはそれを断っているそうで、
そんな中でYUKINEを気に入ってくれたのは本当に快挙だと、
川名さんが教えてくれました。
そして、店舗内のどのあたりをYUKINEコーナーにするかなどが決まった。
本当はこのとき、オーナーやマネージャーと一緒にオーナーのスマホで、
握手を交わして契約終わりましたよ!という写真を撮ったので、
オーナーにホームページで使いたいので写真をくださいと言ってあるんだけど、
忘れてるのか未だに送られてこないので、来たら追って公開します。
ということで、今回の旅のことも、
前述のクラリエの山上さんのインスタLIVEで語っていますので、
よかったらどうぞ。
と、経緯を長々と書いてきました。
とにもかくにも、川名さんがいなかったらこのご縁はありませんでした。
川名さんには、本当に本当に感謝しています。
本当にありがとうございます。
今後、ドバイに行く機会も増えると思います。
これからも、頑張って頑張って頑張っていきます。
皆さん、これからもよろしくお願い申し上げます。
【関連する記事】