2021年の年末、我が家に蔵王権現様をお迎えしました。
蔵王権現様とは、修験道開祖の役行者さまが、
奈良県吉野の金峯山で感得されたとされている悪魔降伏(ごうぶく)の菩薩。
とされている。
現在は吉野山にある金峯山寺に、巨大な蔵王大権現像がお祀りされていて、
ふだんはクローズなんだけども、年に2回、約ひと月ずつ御開帳されている。
ちなみに、今年令和4年の秋は、11月1日〜11月30日までです。
私は2012年にご縁をいただいてから、
毎月可能な限り参拝させていただこう!と決め、
ついに今年で10年を迎えることができました。
年に1〜2回参拝できない月がある年もあるけど、
なんやかんやで100回以上月参りさせていただけてます。
現在住んでいる兵庫県芦屋市から往復約200キロ。
毎月毎月、車で行ったりバイクで行ったりしている。
最近の吉野参拝時の、
Facebookに投稿したアルバムを転載します。
月に一回、日常を離れて頭を空っぽにして、心新たにまた1ヶ月頑張る。
それをこの10年繰り返している。
私にとって必要で大切な時間。
2021年の冬、なんか突然、蔵王様をうちにお迎えしたくなった。
金峯山寺の御札は毎年いただいているんだけども、
より具体的な御姿で御招きしたいなと。
そこで、いろいろ仏像を調べていたら、
なんと、仏像マニアで有名な、
みうらじゅん氏が、蔵王権現像を監修したフィギュアがあると!
みうらじゅん氏がどれだけ仏像マニアなのか、
そして、イSム(イスム)というところから発売された、
これです!
説明文から抜粋。
モデルは三佛寺(鳥取県)蔵の重文「木造蔵王権現立像」。
切り立った崖のくぼみに建つために
"日本一危険な国宝"とも称される同寺の
「投入堂(なげいれどう)」の正本尊です。
中国製で素材はポリストーンなんだけども、
みうらじゅん氏が、徹底的に監修したこともあって、
いやぁ、素晴らしい造形と彩色です。
金箔が貼られていたけど経年劣化によりはげて、
深みと味わいが出ている、みたいな感じが見事に再現されている。
コラー!起きろー!
みたいな。
しかし、いつも馴染みのある、自分にとっての蔵王様は青い。
金峯山寺の蔵王大権現像は、見事なブルーの巨大な像だ。
なので、青く塗ったり、ちょっと改造してみようと思ったのですよ。
ということで、水性アクリルのブルーでザザザッと塗った。
設定としては、先祖代々受け継がれて、
大事にしまってあった蔵王大権現像が、蔵から発見された。
みたいな。
なので、キレイに塗り分けられたりしなくていい。
古めかしい感じが出ればそのほうがいい。
そして、イSムの蔵王権現像は、
トレードマークである三鈷杵(さんこしょ)を持っていない。
なので、シルバーアクセサリーの金剛杵(こんごうしょ)を、
ちょっと加工して手に持たせて、
こんな感じになりました。
もう、経年劣化で塗られたブルーも金箔もはげ落ちかけている、
そんな感じにしました。
ということで、壁掛け用の簡易神棚の上におまつりさせていただき、
こんな感じに。
それ以来欠かすことなく、朝起きたときと寝る前に手を合わせて、
蔵王様のご真言を唱えさせていただいています。
こうしていつも蔵王様を感じて、お姿を見させていただくと、
いつも頭の中にハッキリとしたお姿をイメージできて、
とても身近に感じることができます。
金峯山寺の月参りもまる10年。
また新たな10年を目指して、
足しげく粛々と通わせていただきます。
頑張る!