2019年春に糖尿病と診断されてから1年半が過ぎた。
過去記事にも書いたけれども、
現在は治ったと言っていいだろう。
いろいろと試行錯誤はあったものの、一貫してやってきたのは、
食事の際は、なにはともあれ野菜から食べるということ。
野菜ファーストってやつですね。
血糖値の急上昇を抑えるのが一番の目的。
血糖値の急上昇が続くと、
血管に負荷がかかって動脈硬化となり、
やがてボロボロになった血管が崩れ、血液と一緒に流れて、
頭に詰まれば脳梗塞、心臓に詰まれば心筋梗塞だよ、
と、お医者さんに教えられた。
実際、自分の父は心筋梗塞でトイレで孤独死。
母は脳梗塞で倒れ、現在も右半身麻痺と失語症。
両親がそうだから、自分もサラブレッドなわけですよ。
で、自分も一時は糖尿病と診断されたことで、
やはり気をつけなきゃいけないなと。
話は戻って、食事の際の食べる順番はいつもとても考えていて、
まずは野菜を食べて、肉や魚などのタンパク質を食べて、
ごはんやパン、麺などの炭水化物は、
一番最後に少量食べる、ということ。
ガチの糖質制限食はせずに、
適量の良質な糖質は逆に必要と考え、ごはんやパンも食べている。
可能な限り、お米は玄米や分づき米、
パンやパスタは全粒粉を食べるようにしているけど、
外食するときは、ふつうに白米や精白したパンやパスタも食べる。
そのかわり、食べる順番、そして食べる量を徹底して管理してきた。
その甲斐あって現在は、Ha1cも標準値まで下がり、
腎臓、肝臓、コレステロール値も異常なし。晴れて健康体となったわけです。
で、前置きが長くなったんだけども、
毎日毎日野菜を食べるのに、かんたんな方法はサラダでしょう。普通は。
だけど、けっこう生のレタスとかキャベツとか、
たとえドレッシングとかかけたとしても、
そのまま食べるの辛くないですか?
自分はつらい。
最初は、ノンオイルのドレッシングとかを、
あちこちで買ってきたりして試してたんだけど、
やっぱりつらいんすよ。
で、自分は、マクロビオティックや望診法をやってきているわけですが、
そこでポイントとなるのが「陽性化」ということ。
ざっくりいうと、食べ物を陰陽に分けて考えたときに、
野菜そのものの陰陽はあれど、それはいったん横において、
生野菜は火の通った野菜に比べて陰性です。
でも、火を通さずに陽性化させるとしたら、
答えは「塩」です。
戦後間もない頃、マクロビオティック創始者の、
桜沢如一先生の命を受けて渡米した久司道夫先生は、
アメリカ人が生野菜をそのまま食べているのを見て、
ビックリしたそうです。
しかし、陰陽で考えると、肉食ということは極陽性。
極陽だから、生野菜という陰性でバランスをとっているのか!
と、納得したんだそうです。
そして、日本の生野菜の食べ方は漬物。
塩で揉んだり漬け込んだり、さらに発酵という工程が加わる。
日本人の食文化は、なんと素晴らしいんだろうと思ったそうです。
1990年代、久司先生が日本に帰ってきて間もない頃に行った、
講演会のビデオの中で語っています。
で、生野菜を食べるのなら、
必ず塩を使って陽性化させて食べよう、と思ったわけです。
とはいえ、ただ塩で揉んでもしょっぱいだけ。
そこで、とあるお店で出された生キャベツの一品に、
ピピーン!ときました。
これは自分にとって革命でしたね。
塩の代わりに、塩昆布で揉み込むわけです。
このくらこんの塩昆布は、無添加でかつとても美味しい。
この乗務用パックひとつあると、かなりいろいろ使えます。
野菜を揉み込むだけじゃなくて、ダシとして使ったり、
煮物に入れたり、冷奴に乗せたり・・使い方はいろいろ!
そして、塩昆布+ごま油が最強タッグ!
もー、この組み合わせは最強ですね。
野菜を無限にスイスイ食べられる。
塩昆布に含まれる塩分で、野菜が塩もみされてしなっとなるので、
それにごま油をかけたりして、いろんなバリエーションが作れる。
これで、食べづらい生野菜を食べやすくする手段ができたわけです。
ということで、備忘録を兼ねて、最近は作ったときには写真を撮って、
Facebookにアルバムを作ってアップしている。
現在、アルバムそのものを埋め込む事ができないので、
ある日の投稿を埋め込んでおきます。
そこから、すべての写真にアクセスできます。
今日の生野菜 ベビーリーフ、大葉、トマト、山芋、塩昆布、ごま油。 仕上げに白ごまをふると、一気に食欲がわきます。
若生 貴大さんの投稿 2020年9月4日金曜日
そして、最近気がついたことがある。
生野菜を多く摂ると、野菜によっては繊維質がとても多いので、
立派なう○こが出る。
野菜ではなく果物になるけども、
パイナップルなんてすごい繊維質。
繊維質を多く摂ることで、腸の状態が良くなった感じがする。
ちょっと話は脱線するけれども、
自分が食べたものとう○この状態で、
ある程度の健康状態がわかるようになった。
毎日よく観察していると、肉を多く食べたとき、魚を多く食べたとき、
穀物で特にお米をしっかり食べたとき、玄米を食べたとき、
パンを食べたときなどなど、
う○この色、形、柔らかさ、においがそれぞれ特徴的だ。
それはここに詳しく書くわけにもいかないし、
個人個人、それぞれに違うものだから、
毎日毎日自分で観察していくしかない。
だけど、ある程度のものさしは必要。
だったらう○こと言ったら、日本ではこの人しかいない。
藤田紘一郎氏監修の、
ウンココロを一度読んでみることをオススメします。
笑えるイラストと共に、
う○こをどう観察すればいいかがわかります。
余談だけども、自分はパイナップルが大好き。
しかし、パイナップルをたくさん食べると、
う○こが太くてかったーくなって、酷いときは血が出ます。
立派なう○こが出るのは嬉しいんだけども、
立派すぎるとそれはそれで困るという、なかなか難しい状況。
そんな時は、油でコントロールします。
生野菜を食べるとき、前の日などに繊維質の多いものを食べすぎて、
立派すぎるう○こするのが怖いような時は、
ごま油やオリーブオイルを生野菜に加えて和えます。
火を通さない生の油は、適量を超えるとお腹を緩くするので、
逆にそれを利用するわけです。
ただそれは、自分があみ出した方法であって、
万人にとっていいものなのか、
そもそもお腹にとっていいものなのかはわからない。
ただ、自分の場合、汚い話だけども、
酷い時は便器が鮮血に染まる時があるので、
そうならないように、う○この硬さを油でコントロールしている、
っていう感じです。
と、いろいろ書いてきたけれども、
りえさんとふたり、2012年に故郷の仙台を離れて、
他に身寄りのない関西に来た。
りえさんと運命共同体。二人でなんとかやっている。
しかし、先に書いたように、自分は両親が脳梗塞や心筋梗塞をやっている。
糖尿病は、その入り口であるわけで、
もし自分が梗塞を起こして倒れれば、りえさんは関西で一人どうなる?
自分がなんとしても糖尿を克服しなければいけない理由はここにある。
やることやって、それでもダメだったら諦めもつくかもしれない。
でも、やれることをやらずにそうなってしまったら後悔しかないだろう。
それは嫌だ。
この先あと何年、何十年生きられるのかわからないけれども、
生涯現役、死ぬ瞬間まで元気。
それが理想だ。