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2020年09月10日

DUCATI MONSTER900i.eに1年半乗って。

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2019年の春に、人生初のDUCATIにしてから約1年半が経った。


2015年にSRに乗り始めてから、この5年間で、
SR→CB1300SF→GS1200SS→VanVan200、
そしてDUCATI MONSTER900i.eと、目まぐるしく乗り換えてきたんだけども、
やっと現在、自分に合ったバイクと出会えたなーと思っている。

だいたいみんな、約1年、早いと数ヶ月で乗り換えてきたので、
このMONSTERに1年半乗っているということは、
とても気に入っているということだ。



実は最近、セカンドバイクとして、

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SUZUKI K125(コレダS10)を増車した。

K125については、また別な記事に詳しく書くけれども、
実に25年ぶりくらいに乗る2ストローク車なので、メッチャ楽しい。



しかし今回は、MONSTERに焦点をあてて、
1年半乗ってきた感想などを書きます。



このMONSTERを手に入れるまでの経緯や、どんなことをしたのかは、


この過去記事の最後の方に、
曲がらくてドキッとする事があると書いたとおり、
まーず曲がんねぇバイクだなーと思っていた。

立ちが強いってやつですかね。



しかし、いろいろな試行錯誤と、
週に3日くらいの六甲への走り込みでわかったことがある。


このバイクは、
ちゃんと操縦すればきちんと曲がって最高に楽しいということだ。

コーナー手前でしっかりブレーキングして、
フロントにしっかり荷重をかけ、腰をグッと入れる。

すると、とたんにパタッと倒れてくれる。

Lツインの粘りがあってトルクフルなエンジンも相まって、
スピードを出さなくてもかなり踏ん張ってくれる。

コーナリングがこんなに楽しいなんて。


そしてこのバイクは、前荷重寄りにしないと、
とたんに曲がらなくなるんだな、という事がわかった。

ただ、前荷重にするという事は、
前傾がキツくなるので、手首が痛くなったり、
肩が凝ったりするので、
自分にとっていいポジションを見つけるのがテーマでした。



ということで、主に手を入れてきたことを簡単に書いてみます。



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まずはタイヤですね。

もともとこのバイクを中古で手に入れたとき、
ピレリのエンジェルSTを履いていたんだけども、
溝はまだまだあったものの、タイヤが古くてゴムがカッチカチ。


エンジェルがツーリング向きのタイヤということもあり、
なんかコーナリングがおっかなくて倒せなかった。


現在は、メッツラーのM7を履いている。

このタイヤは、ツーリング寄りのスポーツタイヤということなんだけども、
コーナーの安定感が素晴らしい。

ライフも結構良くて、減りは思ったほど早くない感じがする。

GS1200SSに乗ってたとき、α14を履いていたんだけども、
車重が重いこともあると思うんだけど、けっこう減りが早かった。


M7は、初めてのメッツラーだけども、かなり気に入っている。

ただ、空気圧が低くなると、フロントが切れ込むようになって怖い。
マメな空気圧チェックが必須です。




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あとは、フロントのバイザーを、
ビュエルのサイクロン用のものを加工して取り付けた。

アシンメトリーなデザインが気に入っている。

そして、高速を走っても、風がうまく逃げてくれるようになった。

まぁ、曲がりにくい話とは関係ないんだけども。




あとは、尼崎にある、DUCATIにとても強いガレージ、
モトマッシモの安村さんにアドバイス頂いたんだけども、
MONSTERはハンドルを低くして、前荷重にすることで、
ハンドリングを改善できるということで、


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ハリケーンのBMコンチ1型を、グリップを下向きになるように付けた。


セパハンまで行くと、長距離がしんどいかなと思うので、
ギリギリ低く、ポジションがしんどくないところを探してこうなった。

ちなみに、2センチくらいライザーで上げている。


コーナーリングでブレーキをかけたとき、
グッと前荷重になって、そのままの流れで内側のハンドルを、
下に押し込むように力を加えると、
クイーッと素直にバイクが倒れてくれることに気づいた。

MONSTERには、アップハンドルで乗っている人も多いんだけども、
そういう人は、より一層下に意識して、
押し込むようなコーナリングをすると良いんだそうだ。



まだまだ、曲がらないと言われているMONSTERを、
曲げやすいバイクにするために、対策したことがいくつかある。





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フロントフォークを、5mmくらいだけ突き出しした。


そのために、レバーブロック(ガッチャ)を導入しました。
これでフロントを天井から吊って調整するわけです。


これも、いろいろと試行錯誤したんだけども、
突き出し量を1センチくらい出しただけで、
ワダチに取られるわ直進性が不安定だわで、いろいろ破綻する。


しかし、ちょっとだけでも突き出して、
コーナリングをクイックにしたい。


で、走っては調整、走っては調整を繰り返して、
結局、5ミリだけの突き出し量で落ち着いた、という感じです。



突き出しをしたのにはもう一つ理由があって、
MONSTERのシートは、けっこうスポンジが硬く、
初めて200キロくらいのソロツーをしたとき、
100キロ過ぎた頃から、ケツが痛くて痛くてたまらない。

もー、座ってられないのよ。痛すぎて。

だから、高速走りながら、たまにステップに立ってケツを休ませないと、
とてもじゃないけど家に帰れない、くらいの感じだった。


そこで、ゲル座布団をシートに仕込んだんだけども、
アンコ抜きしないで、逆にアンコ盛り状態になって、
2センチくらいケツが上がる格好になった。

そうしたら、たかだか2センチのアンコ盛りなんだけども、
コーナリングのバランスが崩れちゃって、うまく曲がれない。

それもあって、フロントフォーク突き出し、という結論に至ったわけです。


結果的に、5ミリだけだけど、突き出したことでいろいろ解決した感じ。




そして最後に、1年くらい散々悩んで悩んで悩んで、




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リアショックをナイトロンの物に変更。

中古だけども、かなり状態の良いものが手に入った。



ちなみに、MONSTER900i.eと言っても、
自分のは2002年式なんだけれども、
それ以前のMONSTERとはフレームが違う。

自分のMONSTERは、最後の空冷900のエンジンのモデルで、
このあとは、1000ccになって、S2Rとか水冷のS4になっていく。

というとで、ちょっと前のMONSTER用のショックは、
合わない可能性があるということだったんだけども、
ラッキーなことに、S2Rにつけていた上物のショックを見つけることができた。




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DUCATIと言えばOHLINSの黄色いバネのショックだけども、
ナイトロンのレトログリーンみたいなバネがメッチャ気に入っている。


DUCATIの赤と、補色のようになっていい感じだ。


このリアショックにしてから、
自分がコーナーリングがメッチャうまくなったかのような錯覚に陥るほど、
コーナーリングが安定して楽しくなった。

GS1200SSも、
あんな大柄な割にはヒラヒラ曲がるバイクだと思ってたんだけども、
このMONSTER+ナイトロンショックの組み合わせにしてから、
この5年間走り込んできたいつもの道路が、全く違うものになった。

本当に楽しい。


という感じで、DUCATIライフを楽しんでいます。


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MONSTERは1994年から存在していて、
自分の2002年型は、前期の後半くらいの位置づけかな。

現在のMONSTERは、異型ヘッドライトになって、
全く違い物になっているんだろうけれども、
自分は、この丸型ヘッドライトのオールドMONSTERが好き。



でも、インジェクションだから、真冬でも一発始動で、
パワーもいつも安定している。

オールドルックでかつ、インジェクションモデルなので、
結果的にいい選択だったなぁと、最近特に思う。



ただ最近は、900ccの空冷Lツインで70馬力くらいだけども、
場合によっては持て余し気味な時がチラホラと。



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小さく、軽く、しかしながら程々にパワーがあって、
コーナリングが楽しい。

多いときは週5、六甲に走りに行っている。夏も冬も。


そして、六甲の四季を肌で感じている。最高の贅沢ですよ。


いつまでも乗り続けられるように、安全運転で楽しもうと思う。




posted by わこう at 02:58| Comment(0) | バイク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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