
先日、WAVEから発売となった、グラジエーターを作りました。
また今回も例によって写真が多いんだけども、
説明はなるべく控えめにして、製作記と完成写真を公開します。

今回作った、グラジエーター。
![]() | 1/20 H.A.F.S. グラジエーター [後期量産型] ウェーブ 2016-01-23 売り上げランキング : 23147 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
これは、メカデザイナーである横山宏先生が、プラモデルでのキット化を前提に、
30年前にデザインしたそうなんだけども、いろいろあってキット化が頓挫。
しかし、30年経った今年、ついに!
横山先生とファン共々悲願であったキット化がやっと実現したという、
みんなの夢が乗っかったキットなのですよ!
そのことは、以前アップした、横山先生とMAXさんの対談の中にも出てくる。
ちなみに、ちょっと話がそれるんだけども、
関東の横山先生の大ファンである、湯本さんという方が、
この動画を世界中の方々に見ていただきたいと、英語訳を付けてくださいました。
英語字幕付きで見られるので、英語圏のお友達に教えたってください。
湯本さん本当にありがとうございました!
さて、このグラジエーター発売を受け、俺の周りではグラジエーター祭り!
Facebookの俺のニュースフィードには、グラジエーターの話題や写真でもちきり!
その甲斐あって、Amazonのプラモデル販売数では、
一時、スターウォーズのプラモデルを押さえ、堂々の売上1位となった。
スゲー!パチパチパチ。
とううことで、俺もビッグウェーブに乗って、早速作ったわけですよ。
で、Facebook上では、なんか、グラジエーターを作り始めると、
なぜかカニが食べたくなるとかなんとか・・・
理由は、

これでした!
カニだよこれ。
グラジエーターに触発されて(?)、今夜はカニ鍋でした。
Posted by 若生 貴大 on 2016年1月30日
ということで、お正月用に食べようと思ってそのまま冷凍していたカニがあったので、
その日の晩はカニ鍋でした。
今回は、森林迷彩でグリーンを基調にしようと思ったんだけども、
サフは補色である赤サフを使ったら、

やっぱりカニでした。

なんとなく、ハッチは普通のS.A.F.Sのツルンとしたタイプのほうが、
なんとなく無機質でカッコいい感じがしたので、他のキットから流用。
虫ピンでリベットを打ち込んでみたんだけども、
塗りあがってみると、正直これはいらなかったな。
あとは、溶きパテで表面をガサガサにして、鋳鉄みたいな表現を。
そして今回、僚機として、むかーしに作ったラプターと、A.F.Sをリペイントして、
グラジエーターに随伴させようと、

おんなじカラーリングにリペイントした。
ただ、迷彩柄がなかなかこう・・バシーッとキマらなくて、
何回も何回も塗り重ねて、ぼかしたりフィルタリングしたりして、

やっとこんな感じになった。
今回は主に、ウェザリングは、油彩絵具をエナメル溶剤で溶いたもので、
フィルタリングする感じで汚していった。

グラジエーター付属のフィギュアヘッドは、サイトウヒールさん原型ということで、
せっかくなので、A.F.Sのものと付け替えた。

サフ吹いたところ。この時点ですでカッコイイです。

そして今回は、ビネットベースも作ってみた。
B5の額縁に、モデリングペーストをモリモリ盛って地面を作り、
ある秘密のマテリアルを着色して、緑の葉っぱや落ち葉を表現してみた。
このベースの制作は、モデリングペーストが意外に乾燥が早いので、
乾く前に塗ったり盛ったり整えたりしなきゃいけないので、途中写真はありません。
ということで、グラジエーターを乗っけて、

完成です!
今回は、完成時の具体的なイメージが沸かなくて、
作りながら修正していったんだけども、当初の想像以上の出来になって、
個人的にはかなり満足している。

横から。

そして、ラプターとA.F.Sを随伴させてみた。

グラジエーター反対斜め前から。
車もそうだけども、ワイド&ローに構えるのがカッコイイなと、個人的には思う。
だから、グラディエーターも地面スレスレのところまでボディを下げ、
足をガバーッと開いたポージングに。

ななめうしろから。
このグラジエーターは、「見せ場」がたくさんあると思う。
ボディもいろんな形の集合体で、見せ場がたくさん。

さらに、この足の股関節部も見せ場のひとつ。
ウェザリングが映える映える。

この関節部も見せ場として最高だ。

使い込んで赤く焼け、錆びた感じに。

ピアノ線で、手すりのようなものを作ってディテールアップしてみた。
このあたりも見せ場のひとつ。

スモークディスチャージャーは、横山先生やMAXさんの作例を真似して、
赤く塗りました。

レールガン。ここはスプリングでディテールアップ。

S.A.F.Sタイプのものに交換した、ツルンとしたハッチ。
個人的にかなり気に入っている。

マフラー部。

黄色の認識帯は、ハセガワのイエローシートを使った。

うしろの手すりは、アルミ棒で作った。
さらに、0.3mmのピアノ線でアンテナを作った。
だけど、もっと細くてもよかったかな。

隠れた見せ場、股関節部。

このあたりも見せ場なので、納得いくまで何度も塗り重ねた。
鋳鉄表現が効いてるかなと。

足のスプリング部。
このあたりのディテールはすごいなーと思った。
とにかく、グラジエーターには、見せ場がたくさんあるから、
塗っていても楽しいし、たぶん他の人が作ったグラジも、
見応えがたくさんあるんだろうなーと。
上から下までしげしげと眺めていたくなる。
Facebookにアップした、グラジエーターのアルバムをどうぞ。
そして、僚機の2機も。

ラプター。

正面から。

ラプターも、迷彩がなかなかうまく塗れなくて、何度も重ね塗りした。

A.F.S。

レーザーガン。

ななめうしろから。

ヘルメットも塗ったんだけども、フィギュアヘッドがカッコイイから、
ヘルメット無しで素顔のままでいくことにした。
ちなみに、やはりフィギュアの顔を塗るのが苦手なので、
目はイーストウッドみたいにに、白目がわからない感じに塗りつぶした。
他にも少し写真があるので、他の写真はFacebookのアルバムでどうぞ。
グラジエーターは、作っていてもストレス無くサクサク組めるし、
塗って楽しいし、メッチャ良いキットでした。
何機でも作りたいな。
みんながキャッキャ言いながらグラジエーターを作っている様子を、
横山先生は、たぶん喜んで見てくれてるんだろうな。
先生、素晴らしいキットをありがとうございます。
そして、おめでとうございます。