
仙台でお店をやっていた頃から長年使ってきた、デスクトップPCが壊れてしまった。
最初はシステム的な原因かなぁと思って、
リカバリをやってみたりいろいろしたんだけどもダメ。
どうやらハード的な原因みたい。なんの前触れもなく電源がバツンと切れる。
もう7年も使ったからなぁ・・
とはいえ、簡単にポンとパソコンが買えるわけじゃないので、
最初は中古品をオークションで探したりしたんだけどもいまいちピンとこない。
そこで、以前から気になっていた、
Googleのchrome OSのパソコンを使ってみようかなと思い立った。
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ディスプレイはあるので、ノートではなくデスクトップ機のchromeboxにしてみた。
いやー、2万円で新品のパソコン。すごいね。
数年前から、ブラウザはchromeを使っていて、chromeもどんどん進化しているし、
Androidとの連携も最高。
そして、SEの友人が以前、
Googleのサーバーは、クラッシュのリスクとか、セキュリティとかを考えると一番安全だ、
と言っていて、最近はクラウドはGoogle Driveをメインにしていたこともあって、
chromeパソコンは俺にとって相性バッチリのはず!と思ったのも決め手だ。
と、前置きが長くなったけれども、モニターをHDMIでつなぎ、
試しに、今まで使っていたThinkPadのキーボードをUSBで接続。
ネット接続は有線で。
電源を入れたら、あっさりとキーボードも認識してすぐ使えるようになった。
ThinkPadキーボードの最大の特徴であるトラックポイントも、
ドライバの設定とか全くナシでよかった。すげぇ。
そして、グーグルアカウントを入力すると、あっという間に、

こんにちは。貴大さん。
はい、こんにちはー。
これから長いお付き合いですね。よろしくお願いします。
chrome OSは、ほとんどのことをブラウザで作業するので、
Google Driveから読み込んで、クラウド上で作業→クラウド上に保存、となる。
基本的に、ローカルマシンには、ダウンロードしたデータ以外は保存しない。
だから、記憶域が16Gと小さいわけだ。
こういう割りきった考え方は好きだなー。
ただ、理屈ではそうでも、実際の使い勝手はどうかな・・
ということで、いろいろ触ってみたんだけども、
おおむね満足ではあるものの、動作がちょっとカクカクになることがあったので、
メモリを増設してみようと。
ただし、メモリ増設などをすると、メーカーサポート対象外となるので、
完全に自己責任でやる必要がある。

chromeboxをひっくりかえすと、ゴム足が両面テープでくっついているので、
これをはがすと、

ネジ穴が出てくるので、四隅のネジ4本を外すと、フタが開けられる。

あとはノートパソコンと同じ要領で。
このchromeboxは、メモリ増設という前提が無いので、
メーカーであるASUSにも、最大メモリとかなんとかの記載が無い。
デフォルトでは、2Gのメモリが二枚差してあって4G。
増設すると言っても、どのくらいにするのかが迷いどころだ。
4Gのメモリを二枚差しで8Gにした人は検索すると出てくる。
8Gの二枚差しの16Gにしようか・・とか一瞬思ったけれども、
もし認識しなかったら嫌だなと思って、前例のある8Gで妥協することにした。
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いったんフタを開けたら、記憶域も増設したい欲求がムクムクと・・・
そこで、SSDもアップグレードすることにした。
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今や、ハードディスクじゃなくて、こんなちっこいSSDなんだもんね。
技術の進歩はすごいね。
SSDを交換するということは、chrome OSを新規インストールすることになるので、
あらかじめ、リカバリユーティリティーというアプリを使って、
この機械に合ったchrome OSを、USBメモリかSDカードにコピーしておく。
リカバリの準備が終わったところで、いよいよ換装作業に入る。

再度フタを開けて、右側の白黒のコードが繋がってるのが無線LANカード。
その無線カードを外すと、SSDの交換ができる。

こんなちっこいんだぜ。

今回換装するのは、256Gにした。
で、無事に換装が終わって電源を入れると、
リカバリユーティリティでコピーしたメディアを差せと指示が出るので差すと、

こんな感じで、OSのインストールが始まってあっという間に終わる。
Windowsのインストールと違って、メッチャ簡単で早い。
で、また自分のグーグルアカウントでログインすると、
あっという間にいつもの環境になって、使えるようになった。
ちなみに、chrome OSは、基本的にクラウドからいちいちファイルを引っ張りだして、
使い終わったらまたクラウドに保存するわけなんだけども、
オフラインで作業したかったり、いちいちクラウドから引っぱり出さなくてもいいものを使うときは、

赤線がひいてあるところの、「ダウンロード」にファイルをコピーすると使える。
要はここが、ローカルのファイルの保存場所となるわけだ。
俺は、音楽データをこのフォルダに入れて、
いちいちクラウドからダウンロードしなくてもいいようにした。
けっこうデータ量が大きいし、通信の負荷ばっかりかかるもんな。
このchromeboxは、
たいがいのデバイスが、つなぐだけで簡単に使えるようになっている。
ドライバのインストールがナンチャラカンチャラみたいのが全く無い。
なので、外付けのHDDもあっさり認識するので、使用頻度の高いデータは、
外付けHDDなどから「ダウンロード」にコピーしておけば良いのだ。
ちなみに、外付けのデバイスを外すときは、
上の写真の赤丸で囲んだ、イジェクトのマークをクリックする。
これをクリックしないでいきなりUSBとかを抜くと、
データが破損するから次からやらないでくれ的に怒られる。
chrome OSの使い勝手なんだけども、
ぶっちゃけ一長一短な感じだ。
いいところ
・シンプルで軽快。
・アプリもいろいろ充実していて、
アプリを駆使してその気になれば、Windowsマシン的に使える。
・クラウドで操作するので、データ紛失とかクラッシュの心配をしなくて良い。
といったところかな。
逆に良くないところ
・メモリがすぐパンパンになる。
クラウドで使うことを前提としているのでしょうがないんだけども、
少し大きなデータを動かしたりすると、

赤線をひいたところに表示される、メモリ使用量がすぐに90%を超えて、
パソコン全体の動作がガキガキと重くなる。
こうなったら再起動するのが一番手っ取り早く、
10秒もあれば再起動してまたすぐ使えるのでまぁいいかな。
・写真ファイルのプレビューがショボい。
例えば、複数枚の写真を一気にSNSとかにアップするとき、
写真の一覧から選ぶわけなんだけども、

こういう、プレビュー表示か、テキストのみの表示しか選べず、
しかもプレビュー表示は1:1の表示。
さらに、

たぶん、低スペックマシンで、解像度を落として表示させるための仕様なんだと思うんだけども、
サムネイル写真がボヤボヤーんとしていてわかりづらい。
なので、似たような写真が複数ある中からどれかを選ぶ、といったことがとてもやりづらい。
ちなみに、写真加工には、Photoshopに使い方が限りなく近い無料アプリがあるので、
加工に問題が無いだけに、この使いづらいサムネイルはとても残念だ。
BLOGを書くとき、俺は写真を一つの記事に大量に貼るので、
写真を選びづらいのはちょっと致命的だなー。
だから、やっぱりWindowsマシンありきでのサブマシンとしてだな。
今のところそれ以上はないかな。
まぁ、低スペックのパソコンでも軽快に動かせるための代償みたいなもんだな。
例えば、出張にノートのChromebookを持っていって、
出張先で撮った大量の写真を整理したり、SNSにアップしたり、BLOGを書いたり・・
といったことは、制限付きでまぁ、あり・・かなぁ〜・・ぐらいなもんだ。
ただ、同じことをするのに、数倍時間はかかるだろうな。
このchromeboxで2万円くらい、ノートでも3~4万も出せば買えちゃうので、
値段を考えたらそのくらい目をつぶれよって話だな。
俺のChromeboxの主な用途は、音楽をかけながらネットで調べ物をしたり、
Facebookやったり、メールしたり、撮った写真をアップロードしたりするくらいだから、
そのくらいの用途だったらこれで十分です。
仕事のメールもすべてGmailだから、急な対応も問題なくできるし。
イラストレーターだとか、動画編集なんかは、Windowsマシンでやればいいし。
といったところです。
せっかくなので、いろいろと使い倒してみようと思います。

でも、久しぶりに新しいパソコンをカスタムするワクワク感を味わって楽しかった。
これから長い付き合いよろしくなー。