
思うところあって、
PENTAXのオールドレンズ(クラシックレンズ)に手を出してしまった。
今さらながら、なんかこう・・マニュアルでピントを合わせて一枚一枚丁寧に撮る、
みたいなことをやってみたくなった。
そういう点では、PENTAXはすごいね。
オールドレンズがいろいろあるし、しかもリーズナブル。
そして、最新の一眼レフでも、マウント形状が変わらないから、
オールドレンズがそのまま使える。
素晴らしい!
ということで、明るい単焦点を標準〜中望遠くらいの画角で使いたいと思い、
SMC PENTAX-M F1.4 50mm という、かなり古いレンズを、
ヤフオクで数千円でゲットした。
このレンズ、基本設計かかなり古く、40年以上前とかなんとか。
そして、チョコチョコと仕様変更をしながら長ーく販売してたみたい。
正直、俺がゲットしたのは、いつの頃のものなのかよくわからない。
ただ、珍しく、当時もののレンズフードが付属していたので超ラッキー。

早速、K-3に装着してみた。
前述の通り、ピントはマニュアルなんだけども、絞りもマニュアルなんだな。これが。
電子接点が無いので、絞りをどのくらいにして撮影したか、とかいう情報が記録されない。
後期のモデルになると、
絞りだけ電子接点がついて、カメラ側で操作できるものもあるみたい。
でも俺は、ピントも絞りもマニュアルでいい。安いし。
しかし、ただこのレンズをK-3に装着しただけでは、シャッターが切れない。
カメラ側で設定が必要だ。
K-3の設定の中のカスタム設定「C」の4のタブにある、
27,絞りリングの使用という項目を「許可」にすると、
シャッターが切れるようになる。
そして、このレンズにはもう一つやっかいなことが。
絞りリングを回しても、絞りが効かないのだ。
リングで絞りを変えて撮影しても、開放のままで絞りの羽が動かない。
ちなみに、カメラから外して絞りリングを回すと、きちんと羽が出る。
だけど、カメラに装着すると、レバーみたいなのが出て、
絞りが開放のままになっちゃう。
うー・・・
そこで、かなり強引な手段となるけれども、
そのレバーみたいなのを外してしまったらどうかなと思いついた。
万が一、万が一壊してしまったとしても、
居酒屋一回分くらいの損害だけで済む。
ということで、分解してみた。

この写真の赤丸で囲んだ、レバーみたいなやつ。
これが、レンズをカメラにに装着すると、絞りの羽根を動かすためのロックを外してしまい、
開放のままになってしまうのだ。

ということで、マイナスドライバーで、根っこのところを少しこじったら、
あっけなく外れました。
早速カメラに装着してテスト。

絞り開放の状態。

絞った状態。
無事に絞りが動くようになりました。
はたしてこの方法が正しかったのかどうか、正直俺もよくわからない。
もし、この記事を読んで実行される方は、あくまでも自己責任でやってくださいよ。
かなり外道な方法のような気がするけどしょうがない。
古いレンズを、ただ使い道なく置いておくよりは、
ちょっと強引な改造だけども、また現役として使えるようにして、
現場でガシガシと使ってあげるほうが、
俺の場合はそのほうがよいと判断したわけです。
早速いろいろ撮ってみたわけだけども、確かに設計が古い分、
現代のレンズに比べると、シャープさに欠ける感は否めないけども、
独特の甘さと色の出方にすごく味があって、俺は気に入っている。
さらに、f1.4というメッチャ明るい特性をいかして、
背景ボッケボケな感じで撮るのがいいな。
ニャンを撮ろうと思うと、動くからピント合わせがかなり難しいんだけども、
それもまたトレーニングと思って撮りまくっている。
Facebookのアルバムにしてアップしたので、よかったらご覧ください。
中にサボテンの写真があるんだけども、
絞りを少しずつ変えて撮ったのが三枚くらいあるので、
目安にしていただけたら幸いであります。
Posted by Wako Works on 2015年8月14日

たった数千円の投資で、また写真の幅がグーンと広がって、
なかなか楽しいですわ。カメラ道。
これからも精進精進。
私も数年前からK-50にOldLens楽しんでいます。
http://cyapu.com/2015/02/09/smc55f18/
F値1.8でもボケを感じますが、1.4ならもっと凄いでしょうね
猫の写真綺麗でした。
お邪魔しました。
ありがとうございます。オールドレンズ愛好家の方がいらしてメッチャ嬉しいです。
ペンタックスは素敵ですよね。
先日も、古いマクロレンズを中古で買って同様の改造しました。
用途に合わせて細かく買えられるので大変助かってます。
お互いにいい写真いっぱい撮りましょう。
絞りはシャッター速度、絞りともマニュアルにしてしまえば無改造で動きますよ^ー^
それ以外は解放しっぱなしなので、ほかに方法はないかと検索していたらこちらにたどり着きました。