
俺の中で、バイク模型の情熱もだんだんと白熱してきて、勢いでまた作ったよ。
今回も写真が多いので、できる限り説明は省きます。

今回作ったのはこれです。
80年代に、そのデザインの斬新さで世界中を驚かせた、
SUZUKIを代表する名車、GSX1100S KATANA。
今回は、集合管とかオイルクーラーなんかが付いた、カスタムバージョン。
カタナがデビューしたのは俺が中学生のころ。
いやー、このデザインは衝撃的だったね。
バイク雑誌を読みふけっては、バイク好きな友達とあーだこーだ語り合ったもんだ。
ただ、デザインに関して、中学校の頃から、
もう少しこの部分がこうだったらいいのになー・・と思うところがいくつかあり。
なので、今回はその部分を自分好みにカスタムしたカタナを作ろうと思ったわけだ。
プラモだったらなんでもできるもんね。
当時からずーっと思っている、俺が思うカタナの残念な部分。
あくまでもデザイン上の話ね。
・フロント19インチ、リア18インチのタイヤはデカすぎなんじゃないか。しかも細い!
・あの独特な三日月型のフロントフェンダーが、どうにもカッコ悪い
・タンクからフロントカウルにかけての角度が、もう少し鋭角だったらカッコイイのに・・
と、主だったデザイン上の残念箇所をあげるとこんな感じかな。
3つあるテーマのうち2つは、フロントとリアのタイヤまわりの事なので、
いっそのこと、新し目のバイクのパーツを持ってきて、チャンポンしようと考えた。
チャンポン好きだなー。マジで。

以前作ったRZ250も、フロントとリア周りをTZRとのチャンポン。

比較的最近のこのZ1も、フロントのみドゥカティとのチャンポン。
ということで、今回は何とチャンポンしたかというと、

同じくSUZUKIの名車、世界最高速バイクの異名を持つ、GSX1300R Hayabusa。
なんつったって、前後ともファットなタイヤがいいじゃない。
同じSUZUKIどうしだから、違和感なく付けられるんじゃないかなーと。
ということで製作記に入ります。
今回は、少しメリケンなファンキーテイストにしたかったので、

エンジンは黒だけども、カバー関係はメッキを生かした配色。
そして、問題のリア周りのチャンポンなんだけども、

多少の加工は必要だったけども、イイ感じで付いた。
どうですか。このファットな感じ。
ただ、サスペンションの形式が違うので、

プロアームを引っ掛ける部分を作らなきゃなくて、
ホントはエンジンに直接引っ掛けるのが理想的だったんだけども、
フレームに棒を1本追加して、そこに引っ掛けた。

フロントタイヤを置いてみて雰囲気を見る。
んー、イイ感じじゃないのー。

次にフロント周り。
メッキ部分には、メタルシールを使用。

フロントはほぼポン付けでいけた。
だけど、フロントフォークが倒立タイプで太いこともあって、
フロントカウルの内側に干渉するのでカウルの内側をすこし削った。
ほぼ違和感ない仕上がり。

付属の集合管は、俺の好みからするとちょっと長すぎる。

なので、少し短くカットした。

タンクの塗装は、黒サフの上にシルバーを吹き、
その上から、クリアオレンジとクリアレッドを調色した色を吹いて、
鮮やかなメタリックオレンジに。
しかし、梅雨時だったこともあり、クリアでトップコートしたら、
湿気で塗装が曇っちゃってさぁー大変!

家のハロゲンのスポットライトを当てて、その熱で塗料を乾かしてツヤを復活させた。
だけど、塗膜が厚くなっちゃったり、クリアが少し垂れたりして、仕上がりはイマイチ・・・

仮組み。
雰囲気はいいんだけども、ここでもう一つの改修ポイント。
タンクからフロントカウルにかけての角度なんだけども、

改修前の写真。
赤線のカーブを、気持ちもっと鋭角にしたい。

改修後。
タンクの前部分を持ち上げ、それに付随して、フロントカウルの後ろ部分も持ち上げて、
くの字を鋭角に加工した。
やっぱりカタナっていう名前だし、こう・・切るぜーー!みたいな、
エッジの効いた感じにしたいっちゃ。

改修してこんな感じになりました。
カッコイイべ?
と、自画自賛。
模型は自分が作りたいように作って自己満足に浸れたらそれでいいのだ。
ということで、

完成!

こう・・ファットなタイヤの迫力と前傾がキツくなった感じが出てるんじゃないかと。




最近はいつも、ウィンカーレスで作ってるんだけども、
今回はテールランプもナシ!
なので、草レースに出ているマシンという設定。

マフラーのサイレンサー部分は、カーボン調のデカールがついていたのでそのまま使用。
ウェザリングしてあります。

オイルクーラーのホースの色が気に入らないので、近々修正します。

結局、フロントカウルは、いろんなキットのいろんなものを付けてみたんだけども、
イマイチなので、タイヤの迫力を出すために、あえてフェンダーレスに。

エンジンやカバー関係も、そこそこに使い込んだ感じを出すためにウェザリング。

マフラーのエキパイは、焼けてツヤが無くなった部分と、
ツヤが残っている部分を再現した。つもり。

タンクには黒いラインを入れました。

角度を修正したタンクとフロントカウル。

と、こんな感じで仕上げてみました。
今回は、時間が無くてかなり工程を急いで作ったこともあり、
近くで見ると雑な仕上がりでツッコミどころ満載なんだけども、
いずれ作る大作に向けての練習なので、これで良しとするっちゃ。
ホントは、そろそろモデスポコンテスト用の作品を作らなきゃないんだけども、
でも、その前にもう少し何台か作って遊びたい。
次はなに作るかな・・・
スイングアームが黒なのがポイントかもしれないですね。
キットの「SUZUKI」ロゴステッカーは白と赤しかないはず・・・
ハヤブサとのミックス効果がここにもあるわけですね!
あざっす!デカールの件、さすがですねー。
そのとおり、黒いSUZUKIのロゴはハヤブサから持ってきました。
ハヤブサのキットは年式ごとのロゴがたくさんあってお得感満載ですね。
使いようがないんだけども・・(笑)
あざっす!
本当は財力があれば実車でやってみたいところなんですけどねー。(笑)
さすがタミヤのキット同士なので、設計が正確だしパーツの合いやディテールもいいので、無茶に見える改造も案外ラクにできて楽しいです。