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2012年06月15日

フジ子・ヘミング追記。


先日、ピアニスト、フジ子・ヘミングさんのことを書いた。


その記事はこちら。


フジ子さんのピアノは、
クラシックに縁の無かった全く新しいファン層を獲得したり、
その独特な演奏スタイルに魅了される人が世界中に増えていく反面、
技術的な面などで、いろいろとツッコミが入る部分があり、アンチも多数存在する。


ネットで検索すると、「フジ子・ヘミング現象」なんて言葉も。


俺は、過去記事にも書いたけども、フジ子さんの演奏スタイルは好きだ。



いろいろと議論を呼んでいる「ラ・カンパネラ」も、
他のピアニストの動画もいろいろ見たけども、甲乙をつける意味ではなく、
いろんな人がいていいという意味で、フジ子さんの演奏は好きだ。


だから、そういう意味ではホント、好み、趣味趣向の世界だ。




さて、なんでまた今日、あらためてフジ子さんの事を書こうと思ったかというと、
今日、フジ子さんに関するおもしろい話を聞いたからだ。


今日、芦屋アトリエに、ある演奏家のHさんが来てくださったんだけども、
Hさんのお友達のお母さん(って言ったっけかな・・)が、
フジ子・ヘミングさんと同級生で仲良し。

フジ子さんの家にテレビの取材が入る事が決まると、
掃除を手伝いに行ったりするそうだ。


フジ子さんは、やはりいろんなメディアで伝えられるとおり、
普段は猫に囲まれるように暮らし、性格はかなり天然ちゃんだという。

野の花を頭に飾ったり、カーテンを巻いておどけてみせたり、
かなりお茶目に性格みたい。


俺はその話を聞いて、なぜか安心したというか、うれしかった。



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先日、俺が見たDVDによると、

フジ子さんは若き日に、
ウィーンに来ていたバーンスタインに押しかけで演奏を聴いてもらったところ、
見事認められることができ、一時はバーンスタインの秘蔵っ子とまで言われ、
初めてのリサイタルの前には、
バーンスタインの秘蔵っ子として新聞に告知記事も載ったが、
もともと右耳の聴力を中耳炎をこじらせて失っていた上に、
演奏日直前にこじらせた風邪で、
左耳の聴力も失い、演奏は散々の結果だった。


その日の晩、いたたまれなくなって、
逃げるようにウィーンを離れストックホルムに向かった。

その後、治療によって少しだけ聴力は回復したものの、
音楽教師として人目を避けるようにひっそりと暮らす・・


というのが、苦節のフジ子さんの半生。

っていう内容だった。

フジ子さんの当時の心境を語るインタビューもある。



だから、それから35年後の空前のフジ子・ヘミングブームは、
こう・・浪花節的な要素が後押しして、特に日本人にマッチングするんだろうな。


一度大きな挫折を味わい、隠れるように生きてきた人が、
ある日突然脚光を浴びる。


それだけでも充分ドラマチックではあるけれども、
人がなぜフジ子さんの演奏に惹かれるのかと言えば、
やはりそういった経験からにじみ出る、深みみたいなものなんじゃないかなー。



フジ子・ヘミングさんの演奏は、
その時のコンディションや気分によって全く違うという。

だから、ぶっちゃけ「今日は当たり」とか「ハズレ」とかがあるみたい。


確かに、それって演奏家としてどうなのよっていう部分は否めないものの、
「フジ子・ヘミングファン」だったら、べつに演奏が良かろうが悪かろうが、
あんまり関係ない話だと思う。


だって、ジャズだってロックだって、そういうのあるでしょ。

今日のプレイはイマイチだったなーとか、今日は神プレイだったー!とか。

誰かのコンサートに行ったって、今日はのどの調子悪そうだったなーとか。



クラシックのことはよくわかんないんだけども・・・



とにかく、今日、間接的ではあるものの、
フジ子さんをよく知る人の話を聞くことができて、なんかうれしかったんだよ。


別に何か結論やオチがある話ではないんだけども、
ちょっと書きたくなった。


 


posted by わこう at 23:22| Comment(2) | TrackBack(0) | 普通の日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
3年前、抗がん剤治療をやってた時期に
ピアノ曲がツタヤで流れてて「ずっと聴いていたい!」と心が求めました。フジ子さんの「ラ・カンパネラ」とわかり、その後
治療が終わるまで、ずっと聴いて癒されていたのを思い出しました。

治療が終わって大阪に帰って、フジ子さんのコンサートに行きました。
専門的なことは全くわからないのですが、温かくて包まれるような感覚になり、感無量でした。

今も特別な曲です。
Posted by タラ at 2012年06月16日 08:11
タラさん

あざっす!

やっぱり、フジ子・ヘミングさんは、ピアニストと言うよりヒーラーなんでしょうね。

ただ、そのツールがピアノだったみたいな。

フジ子さんに癒された人ってたくさんいるんでしょうね。
Posted by わこう at 2012年06月25日 01:55
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