
芦屋に引っ越してきてからは、まだプラモを作っていない。
というか、まだ引越し荷物の整理が終わらなくて、プラモを作れる環境がまだ作れない。
製作しなきゃいけないものもあるから、早く環境を整えないと・・
で、今日は、引越し前ギリギリまで作っていたプラモの記事を。
一応、引越し前に撮影まで終わらせたものの、
現時点ではまだ完成と言える出来ではないので、途中経過として見てください。
今回製作したのは、

HY2Mシリーズの1/60グフ。
そもそも、1/60のグフが存在すること自体知らなかったんだけども、
3月のプラモ部の中でこのキットの話が出てきて、
仙台にいる間にいっちょ作ってみっか!となったわけだ。
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もう絶版なので、定価12000円でありながら、結構相場が上下するので、
購入のタイミングが難しい。
とにもかくにも、貴重なキットであることは間違いない。
本当はこのキットをビシーっと仕上げて、高値で販売しようかなーと思ったんだけども、
結果から言うと、キットを甘く見ていたこともあり、あんまり満足いく出来とは言えない。
現時点では。
なんでかというと、
・引越しもあるので、さっさと仕上げようと焦って作ったが、
焦って作ると良いこと無いなーと実感。指も派手に切ったし。
・このキットは主要関節部分がネジ止めになってるんだけども、
関節可動を前提にすると、ネジ止めの強さの調節がすごく難しく、ポージングができなくなる。
・そして、このきっと最大の難関、モノアイを始めとした9個のLED発光の配線がとにかく大変。
と、主にこういった理由があげられる。
とはいえ、ネットで検索すると、きちんと仕上げている人もいらっしゃるので、
俺の技術がまだ未熟だということだな。
しかし、そうは言っても、とにかく大変だったー。このキット。

これ、プラモの組立図じゃないでしょ。
ハンダ付けまでの工作は無いものの、ハンダゴテを持っている人は、
ハンダ付けしたほうがより確実な感じがするなー。
俺はしなかったけど。
とにかく、プラの部品以外に、ネジやらなんやらいろーんなパーツがゴチャゴチャ入っている。

こんなのとか。
それで、説明書通りに組んだものの、スイッチを入れてもLEDが点灯せず、
配線をやり直したり色々やったんだけども、
結局原因は、電池ボックスの端子の不良という、古典的な原因だった。
それを見つけるまで、とにかく難儀したー。
で、結局、端子と電池の接点がうまく行かないこともあり、
自分なりに配線をつなぎ替えた。

本当は、モノアイ用に1個、それ以外の点灯部分用に1個と、
二個のスイッチが付くんだけども、
配線を変えて1個のスイッチですべて点灯するようにした。
ということで、

こんな感じでモノアイ。

そして、背中のバーニア、ふくらはぎ、足の裏、操縦席に、
それぞれLEDが仕込んであって、光るようになっている。
と、とりあえず配線と仮組が終わったので、いよいよ本製作に入っていきます。
とにかく1/60だから、いつも作っている1/100に比べて、
一個一個のパーツがでかい!
その上、場所によっては合わせ目消しをしなきゃないので、
けっこう大変だったなー。
で、今回は、合わせ目消しも兼ねて、肩のスパイクアーマーに、
鋳鉄表現をしたんだけども、
いつもは溶きパテを使ったり、パテを指ですり込んだりするんだけども、
今回は、プラモ用の接着剤を大量に塗って、

歯ブラシで叩いたり表面を荒らしたりしてデコボコをつけてみた。

こんな感じに仕上がりました。
今回も、シリコンバリアを使ったハゲチョロ表現をするので、
鋳鉄表現をしておくと、ハゲチョロがより生きるんじゃないかと。

その他、チョコチョコとディテールアップ。
今回、ボディ色をどうしようか散々迷ったんだけども、

お友達からいただいた、イグルー2の設定資料集に載っている、

このグフカスタムっぽい色にしようと。
白に近いグレーのような水色のような、そんな色。

こんな感じに。
ちなみに、今回は基本色の下に、メタルブラックと焼鉄色を混ぜたものを塗り、
一層クリア吹きをした上からシリコンバリアを塗り、その上から基本塗装してある。
そのあたりは、前回作ったゲルググと同じなので、
こちらの記事をご参照ください。
ということで、

基本色の塗装が終わりました。
今回もすべて筆塗りで。
そして、せっかく塗った基本色なんだけども、
カッターや粗めのサンドペーパーでこすって、ハゲチョロを。
その上からウォッシングして、

こんな感じに。
左がウォッシング前、右がウォッシング後。
ウォッシングが終わって組んでみて、

こんな感じになりました。
その後、いつものごとく、タミヤアクリルのバフとアルコールを使って、アクリル流しを。
ということで、

こんな感じになりました。

足は激しくハゲチョロした。

油彩絵の具を使って、軽くサビ表現も施してあります。

アクリル流しをしたら、いい感じに塗膜が割れてヒビが入った。
でもこれは、偶然の産物であって、意図的にはコントロールできないんだよなー。

上から。

後頭部はこんな感じです。

ふくらはぎ部分。

そして、LEDを点灯。

個人的には、ここのバーニアが光るのが好き。

ヒートロッドをチョロ出しにしてみました。

前回作ったマスターグレードのゲルググと並べてみた。
やっぱりでかいなー。

こんなに大きさが違う。
なので、このグフにも、ちゃんとジオラマベース的なものを作って、
ポーズを固定して飾りたいなーと思う。
そういう意味では、まだ未完成のグフです。
あともうちょっとで、プラモを作れる環境ができるので、
そうなったら一気に仕上げたいと思う。
ただ、このグフは、LEDを点灯させようと思ったら、
いちいち背中のランドセルを外して、中のスイッチを操作しなければいけない。
そういう意味では、ちょっと不親切なキットだなーと思う。
さらに、プラスチックが弱くて、塗料に侵食されて何箇所かパーツが割れてしまった。
なので、俺的にはちょっと不満というか、モヤモヤしたものが残る結果となった。

電子工作とか好きな人は苦にならないんだろうけど、
俺にとっては、とっても大変なキットでした。
だけど、このでかさに救われるというか、作り甲斐があるキットだったなー。