
子供の頃に半年間だけ住んでいた場所で、
夕方になると決まって何かを焼いている香ばしい香りが漂っていた。
外で遊んでいると、その香りは一層顕著に感じることができた。
子供の頃は、それがなんの香りなのか全くわからなかった。
それから25年以上が過ぎ、俺も立派な珈琲バカになっていて、
おいしい珈琲豆を売っている噂を聞けば、あっちこっちに出かけたもんだった。
そんなとき、まさに、俺が住んでいた場所のそばに、
とんでもなくうまい珈琲豆を売る店があると聞き、
その店に初めて入ったときに、すべてがわかった。
俺が子供の頃に嗅いでいた香ばしい香りは、
この店で焙煎した珈琲豆の香りだった。
駅前あたりで売っている珈琲豆に比べると値段は高かったけど、
以来、俺はその店の珈琲豆のファンになった。
俺がお気に入りだったのが、モカブレンド。
モカは、なんつったって、香りがバツグンにいい。
「モカは酸っぱいから苦手だ」という人もいるけど、
その店のモカは、全然酸っぱくなくて、それはそれはうまかった。
大げさに言えば、俺の珈琲人生は、モカから始まったと言っても過言ではない・・・・
なーんて、ちょっと回想録的に気取って書いてみたけど、
この記事タイトル通り、
すげぇモカが入荷しました。
ヤバイです。
うますぎです。
ウチのお店には、珈琲豆の仕入れルートがいくつかあるんだけども、
仕入れ先の社長さんに、うまいモカがありませんかと聞いたところお勧めいただいたのが、

UTZ CERTIFIEDという認証を取った、
スペシャリティモカ。
こちらから買えます。
生産者、環境、品質に最大限の配慮をした、非常にクオリティの高いコーヒーだ。
その仕入れ先には、他にもUTZの認証を取ったコーヒーがあるんだけども、
まずは、俺がモカを飲みたかったもんだから、モカを仕入れました。
なんと言っても、もうね、うれしくて顔がゆるんでしまうくらいのいい香り。
力が抜けてしまう。いい香りすぎて。わははー。
これを、シティローストくらいで焙煎して、焼きたてを一気にドリップ。
挽き具合は中挽きで。
焼きたてだから、モコモコモコっと豆が生きているみたいに膨らんで、
フルーティーないい香りが・・・・
アツアツをカップに注いで、はやる気持ちを抑えつつ一口・・・

うめぇーーーッ!
と、俺はこうなりました。
いい香りに加えて、ちょっとだけ深く煎っているので、いい感じで酸味が消え、
ほろ苦さと甘味が引き立ってバランスがバッチリ!
200gで1750円と、ちょっとお高いですが、それに見合った満足感がありますよ。
仕入れ先に在庫がある限りは販売します。
ご購入はこちらからどうぞ。
1ロッドずつ、氣を入れて焼いてます。
わこう流焙煎の極上のモカ、ぜひご賞味ください。