
親友、あべはりさんが亡くなって2年が経った。
6月28日が命日。
あの衝撃的な朝の出来事は、今でも昨日のことのように覚えている。
朝、突然かかってきた電話。
ニュースであべさんが死んだと言ってるんだども・・と。
まさかと思ってあべさんのケータイに電話をかけ、本当の事なんだと知った。
あわてて飛び起きてあべさんちに向かう。
布団に横たわっていたあべさん。
信じられない・・・
そして、一日中鳴り止まない電話。
涙する仲間たち。
ある日突然この世からいなくなってしまった、俺のでっかい弟のような存在。
あれから2年。
悲しいのはやっと抜けたな。
とはいえ、半年くらいは、思い出しては泣いてたね。実際。
今は、悲しいというより寂しいね。
もう会えないのかと思うと、本当に寂しい。
先日、あべはりさんの三回忌の法要に出席させていただいた。
その席で、あべさんのお父さんが声を詰まらせながら言っていた。
このたびの震災で、大切な家族を失った方もたくさんいらっしゃって、
後追いを考えた方もいらっしゃった。
しかし、大切なのは、後を追うことではなく、
亡くなった人がどれだけの事をしてきたのかという生きた証を、
残された人たちが語り継いでいく事ではないかと。
震災で大切な人を失った方の悲しみと比べようもないけれど、
しかし、似た境遇にある私たちだからわかることもある。
残された私たちは精一杯生きて、
亡くなった人のことを時に思いだし、語っていくことが、
供養にもつながるし、私たちの務めなのではないか。
という内容の事を言っていた。
もう、それ以上の何ものでもないな。
俺も久しぶりにあべさんのことを思い出して泣いたよ。
その日の夜は、いつもの自然食を考える男の会で語り、
そして今日は、あべはりさんの同級生を中心とした仲間が集まって、
偲ぶ会を開いてくれたので、俺も参加させていただいた。
しんみりして笑って飲んで食って・・
みんなあべさんのことが大好き。
本当に幸せなヤツだなーと思う。

今日の偲ぶ会の面々。
三回忌の法要が終わると、次は七回忌。
法要そのものはそうだけども、
俺たちはこれからも折々に、あべさんのことを思い出しては語っていくだろう。
それが俺たちの務め。
あべさん、ありがとう。
が、彼の死をこの目で見ていない私にとって、やっぱり彼がこの世にもういないというのはどうしても信じられないというか、受け入れられないとうか・・・。
ご家族、身近なお友達の皆さんがこうやって少しずつ前に進んでいこうとされている中、こんな事を言うのは本当に心苦しいです。
でも、やっぱり、遠く離れたところで1人いまだに悲しいです。
あべくんは今どこで何をしているでしょうね・・・。
未だに阿部さんがいなくなってしまった実感がありません。
私たちは東京にいるため、なかなか仙台にはいけませんが、毎年阿部さんの命日には胸を詰めらせています。