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2011年05月11日

写真で見る牡鹿町。



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先日の日曜日、親友のナベさんと一緒に、
石巻市の旧牡鹿町に支援物資を届けに行ってきた。

今回はその報告記事です。


本題に入る前に突然話はとぶんだけども、最近アンドロイドケータイに変えた。

ケータイについての事はまた別記事に書くとして、
最近、アンドロイド用アプリケーションで、お気に入りのものができた。


camera360


このアプリ、写真をいろんなエフェクトをかけて撮れる、超楽しいアプリなんだけども、
トイカメラの王道、「LOMO」のように撮影できるエフェクトがあり、
四隅が少し暗くなり、ピントがやや甘くなって、
色もゆるーくかつビビットな感じに撮れるのが、俺の一番のお気に入り。


今回の被災地支援報告記事は、このcamera360のLOMOエフェクトで撮影した写真で、
情景を紹介していこうと思う。



で、話は戻って、ゴールデンウィーク中に、後輩の石橋くんが、
一足お先に牡鹿町に入って、支援と情報収集をしてきてくれた。


実は、車を被災地に贈る支援プロジェクトの第二弾として、
埼玉のOさんという方から、軽自動車をご提供いただけることになった。

Oさん、本当にありがとうございます!


しかしながら、多少の整備が必要なのと、
被災地の事を考えると、まる2年車検を付けた方が良いということで、
車検を取り直す事も考えており、皆様からの募金は、
その費用に充てさせていただくことになりました。

そして、石橋くんには、そのOさんからご提供いただける車を贈る方を、
リサーチしてきてくれとお願いしていたのだった。


すると、石橋くんから、

「旧牡鹿町の、ある避難所に、良い感じの人を発見しました!」

という報告があり、早速今回物資をお届けしながら、
その人に会いに行こうと考えたわけだ。


ということで、今回はナベさんと2人、石巻港を通って、牡鹿町に向かう。




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途中、俺が今までの人生で見たクレーンで、たぶん最大であろうと思われる、
超大型クレーンが見えてきた。








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とにかくでけぇ!

写真だと、どうしてもその大きさや臨場感が伝わらないのがとっても残念だ。







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その傍らに、陸に乗り上げてしまった大型船があり、
ひょっとするとこの船を吊るためのクレーンなのかなーなどと想像した。








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石巻港の、製紙工場。

こどもの日明けだったこともあり、煙突に鯉のぼりか付けられていた。






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集められたがれきの山。







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津波被害の倉庫。



そして、ついにお目当ての、牡鹿町の、とある避難所に到着。


最初に話しかけた、ちょっと年配の方に事情を話すと、

「あー、それだったら、車を流されてしまったわげー奴(若い奴)にやってけろ。」

ということで、紹介してもらった。



そのIくんは、そこの70名くらいいる避難所の中で、明るく中心的な存在。

津波で車を流されてしまった。



Iくんのいる避難所は、近隣にたくさんある、
小さな避難所のとりまとめやお世話もしている。

しかし、車が無いので、自転車で移動したり、誰かの車に便乗させてもらったりと、
なかなか思うように支援に動けないのが厳しいと言う。


もう、この人に車を贈るしかないでしょ!


埼玉のOさんという提供者の方と、全国から募金してくださった皆さんからの車なので、
避難所の方々や、近隣の避難所の支援のために、
有効に使っていただきたい旨を説明した。


いやー、車の話をしたときの、Iくんの何ともうれしそうな笑顔に救われたわー。


Iくん、納車までもう少し待っててね!




ということで、支援物資もお配りして、その避難所をあとにした。
皆さんからの暖かい心のこもった物資、間違いなくお届けしてきましたよ!

皆さん、本当にありがとうございます。




さて、旧牡鹿町と言えば、去年の夏、山村慎一郎先生の砂浴合宿でお世話になった、
「のり浜」という小さな浜がある。

そののり浜には、洞窟があり、「のり浜の霊洞」と言われている。


去年書いた、のり浜の霊洞の記事はこちら。


実は、今回一緒に行ってくれたナベさんは、
去年のこの砂浴合宿の時に、穴掘り要員として手伝ってくれたのだった。


なので、俺もナベさんも、震災以来、のり浜の霊洞のことはずーっと気になっていた。


ここまで来たら、見に行くしかないっしょ!



のり浜は、けっこう勾配のきつい遊歩道を10分ほど下ったところにある。
車では入っていけないのだ。


で、誰もいない山の中、男二人で降りていく。






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そして、のり浜が見えてきた。

あの綺麗だった浜にも津波の痕が。



で、海岸に降りて気づいた。



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砂浜が無い!






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去年の夏、こんなにあった砂浜が、




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こんな状態。

ちなみに、干潮時間からいくらも経っていない時間に行ったにもかかわらずこの状態。

満潮の時は、すっかりこの辺は水没だ。



今回の地震で、沿岸部の地盤が1メートルから2メートル沈下したと言うが、
その影響がのり浜にも顕著に表れていた。


もうここで砂浴はできない・・・。




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去年は、こんなに賑やかだったのに・・・








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この場所で砂浴ができたことは、本当に奇跡的だったんだなー。



なんか切ない。





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たぶん、俺と同じ思いであろうナベさんも、無言で写真を撮っていた。




その後、その合宿でお世話になったホテル、
さか井さんも避難所になっているということで、物資を届けに。


オーナーさんと1時間近く話して、皆さんからの物資に本当に感謝してくださった。


現在、このホテルには6名だけまだ避難されている方がいらっしゃる。
震災直後は、80名の宿泊客と、20名ほどの近隣の避難者の方がいたそうだ。


オーナーさんは、そんな中でも、明るく笑いながら話してくださった。


被災地に行くたびに感じるけど、みんな強いなー、しかし。

本当に頭が下がる思いだ。







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そして、牡鹿半島の帰り道、沖に船が出ているのが見えた。



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ナベさんが車を停めてくれたので、車から降りて、その勇姿を撮影。




この辺の漁師さんたちは、津波が来ると知ったとき、
みんな車を捨てて、船で一斉に沖に出たために、船は助かったんだという。

漁師さんたちの間では、「津波が来たら沖に出ろ」と言われているらしく、
この漁師さんたちは、その教えを忠実に守ったわけだ。

すごい勇気だ。







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天からの光に照らされた漁船の群れが、勇ましく美しかった。





しかし、その美しさとはうらはらに




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まだまだ生々しい津波の爪痕。




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岸壁に乗り上げた船。






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流されたトラック。




そして、今回、ひとつ確認しなければいけないことがあった。


行政は、避難時を出て自宅に避難した人たちへの物資支援を打ち切ったという。

しかし、ネットで調べても、あまり詳しく載っている記事が無い。


そして、石巻のある地区では、支援を打ち切られた自宅避難者が、
路頭に迷って泣いている人も多数いると、石橋くんから聞いた。


そこで、残り少なくなってしまった物資を持って、
ナベさんと二人、その地区への物資支援と聞き込みに。


しかし、夕方だったこともあり、人もまばら。


支援が打ち切られたって聞いたんだけど本当ですか?と聞いても、


「そういえば、あんまり炊き出ししなくなったなー。」

「うーん、今日日曜日だから休みなんじゃないの?」


などというトンチンカンな返事。






ここで想像できる最悪のシナリオは、
支援を打ち切られたことすら、知らされていないということだ。


もしこの通りだったんだとしたら、本当に大変なことだぞ。こりゃ。



この件については、お友達に、ある筋を通して確認していただいている。


ハッキリとわかったら、また報告します。



結局、そのエリアでこの日持っていった物資はすべて配り終わって帰路についたんだけども、
やっぱり、支援打ち切りが気になって、最後の最後に気持ちがどんより。


一日も早く改善されることを願ってやまない。





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帰りの石巻港。






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製紙工場も、夕日を浴びて赤く燃えているようだ。






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夕日に映えるクレーン。



今回の支援は、新しい出会いもありうれしかった反面、
闇というか、陰の側面も垣間見た感じがして、なんとも複雑な気持ちになった。





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そんな中、この漁船の群れは、ひとつの希望のシンボルとも言えるな。



今後も、継続的な支援がますます必要になっていくことがわかった。


俺も可能な限り支援していく。


この記事をお読みくださった皆さん、
今後も、継続的なご支援・ご協力をお願い申し上げます。


 
posted by わこう at 00:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 東北大震災日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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