
先日、札幌に出張に行ってきた。
その出張の時の記事はこちら。
実は、今回の札幌出張で、とても感激した出来事があった。
ちょうど、飛行機の搭乗手続きをしていたとき、ケータイに着信があった。
由仁町に住む、K島さんから。
ちなみに、K島さんは、今年1月に開催した半断食合宿に、
わざわざ北海道から参加してくださった男性。
なんだろうと思って電話に出ると、
「わこうさん、今日北海道に来るんでしょ?
仕事を昼で終わらせたので、空港に迎えに行きますよ!」
と。
よくよくお話を聞くと、奥様に、仙台でお世話になった人が北海道に来ると伝えたところ、
仕事を早く切り上げて迎えに行ってあげたら?と言ってくださったらしい。
いやー、なんてうれしいことだろう・・。
さらに、
「今日一日、私、わこうさんの足になりますから!」
と。
その心意気に胸が熱くなって、涙出そうだった。
このときの出張は、たしかにまわるところが多くて、
移動が大変だなーと、正直思っていたから、本当に渡りに船。
ありがたくご厚意を頂戴することにした。
千歳空港まで迎えに来てくださったK島さんのおかげで、
出張の二日目にお邪魔しようと思っていたところなどを初日に伺うことができて、
本当に助かった。
千歳から札幌市内まで、車の中で、ずーっと男同士の語らいを。
K島さんは、男性ながらマクロビオティックを7年間しっかりとやってきた方で、
男目線のマクロビオティック談義は、それはそれは楽しく、話が尽きない感じ。
K島さんのおかげで、今回の札幌出張はとても有意義なものとなった。
K島さん、本当にありがとうございます。
さて、なんでこの話に赤いホンダのS600(以下、エスロク)が出てくるのかというと、
実はK島さんは、もう日本で数少ないこのエスロクのオーナーさんなのだ。
エスロクは、1964年に発表された、ホンダのスポーツカー。
往年の名車だ。
40年以上前の車なので、さすがにもう残存台数も少ない貴重な車。
K島さんのエスロクは、今はシーズンオフなので車庫にしまっているんだけども、
車検もとってあるし、現役で走れる状態で所有している。
俺は、エスロクの実車はまだ近くで見たことがなく、
あわよくば、いつか助手席でいいから乗ってみたい憧れの車だ。
エスロクのおもしろさ、素晴らしさは、
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このマンガで知ることができる。
で、今回の出張の御礼の意味も兼ねて、
エスロクのプラモを作って、K島さんにサプライズでプレゼントしようと考えたわけだ。
今回作ったのは、

エルエス社製、1/32のキット。
ただでさえ小さいエスロクだけど、1/32だからなおさら小さい。
K島さんにボディカラーを聞いたら、赤だということで、
ネットで拾ったエスロクの写真を参考に、オリジナルの赤を調色。

こんな感じになった。
いやー、小さいなー。

手のひらに乗っちゃうサイズ。

古いキットだったけど、デカールは大丈夫だった。
ということで、木の板にクリアーを吹き、エスロクを固定して

完成!

逆サイドから。
実はこのキット、メッキパーツがなく、窓とかのクリアパーツを除いては、
すべて部品が白。
バンパーも白。
一度、メタルカラーで塗装して磨いてみたんだけども、
イマイチ、リアル感が無い。
そこで、

こんな、ミラーフィニッシュ曲面追従金属光沢シートなるものを使って、
バンパーやヘッドライトまわり、窓枠などに貼ってみた。

こんな感じになった。
やっぱり曲面だから、かなり貼るのが難しくてシワもできてしまったんだけども、
これが現在の俺の技量の限界。
実は、ボディ色の赤を塗るときまでは完璧だったんだけども、
クリアーを塗った直後、4番目のニャン、クウちゃんが俺の膝の上にビヨーンと。
毛が舞って、1本だけボンネットにペタッと・・・。
その一部始終を見ていたんだけども、スローモーションだったね。(笑)
しょうがないから、乾燥後、ボンネットだけ水研ぎをして毛を取り、
コンパウンドをかけた。

後ろはこんな感じ。

オープンカーなので、中もちゃんと塗って作った。

いやー、惚れ惚れするリアビュー。
この車、かっけーなー。

反対側。燃料キャップやトランクのヒンジの失敗せずに塗れた。

タバコの箱と並べてみたところ。
小さいねー。

先日作った、1/25のタンカートレーラーと並べてみた。
この対比。(笑)

サプライズで突然送ったんだけども、破損もなく無事に届いたようで安心した。
ということで、K島さんとの熱い友情を結ぶエスロクなのだった。
今月から、山村塾の札幌校で、毎月札幌に行くことになるし、
これからも末永いお付き合い、よろしくお願いします。K島さん。