
最近、大貫妙子が歌う坂本龍一というコンセプトで、
ニューアルバムがリリースされ、その仙台公演があったので、
りえさんと行ってきた。
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これで最後ということで、本当に貴重な仙台公演。
俺は、YMOからの流れで坂本龍一(以下 教授)の大ファン。
30年前、俺が中学校一年の時、やはり今回の講演と同じ、
東京エレクトロンホール宮城(旧 宮城県民会館)に、
YMOが来て、友人と一緒に見に行ったこともあり、とても感慨深い。
そのときのことを書いた記事「YMOに想う」はこちら。
今回の公演で30年ぶりに見た、生の教授だったわけだ。
ステージは、客席もステージも薄暗く、
グランドピアノとマイクだという、シンプルなレイアウト。
そして、静かに演奏が始まった。
教授の、繊細かつ柔らかいピアノと、大貫妙子の乾いた優しい声。
ただただ、素晴らしくて素晴らしくて鳥肌が立った。
曲の合間合間に、語りがあるんだけども、
大貫妙子と教授のなんとも言えない、スローな間の掛け合いが、
とにかくおもしろく、「わははー!」という笑いじゃないんだけども、
「クスクス」「ムフフフ」と、なんかこみ上げてくるおかしさ。
教授も言っていたけど、茶飲み話てきなMC。
いやー、おかしかったわー。
バックには、モノトーンが基調の、
とてもシンプルなCGがスクリーン投影されていて、
またスローで繊細な曲調にピッタリ合っていた。
んー、すごいセンス。さすがだなー。
CDのクオリティも素晴らしいんだけども、
やはり、生で演奏している教授の、本当にソフトなピアノは、
生ならではの迫力があった。
んー、うまく言葉にできないんだけども、とにかく素晴らしかったのだよ。
アンコールが2回あったんだけども、
戦場のメリークリスマスを弾いてくれて、マジで鳥肌が立ったよ。
いままで、プロアマ問わず、いろんな人が弾く戦メリを聞いたけど、
やっぱり本物はぜんぜん違う。
まぁ、あたりまえだけども。
りえさんが、今回のアルバムを買ったので、
家で一緒に聞いていたんだけども、いやー、素晴らしいわー。
ピアノは、正直、生で聞いたときの方が良かったんだけども、
それでも素晴らしいクオリティだ。
切なくなるメロディラインと、大貫妙子の絶妙なヴォーカル。
ぜひ聞いていただきたい。
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こういう、静かな曲が好きになったということは、
耳が肥えたのか、歳をとったからなのか、どうなんだろう・・。
とにかく、30年ぶりの教授。
生で見られて良かった。
また仙台に来ていただきたい。