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2010年04月18日

まんたんMUSIC。


今から16年くらい前、俺がトラック野郎時代、
会社から新車のトレーラーヘッドをあてがわれた。

それ以前のトラックには、AMラジオしか付いていなかったのが、
その新車には、FMラジオが付いていた。

当時は、トラックでFMを聞けるなんて、画期的だった。

と、思う。



だって、深夜にやっているラジオって言ったら、
オールナイトニッポンとか、歌うヘッドライトが定番だったけど、
なんというか、華が無いんだよ。華が。

それが、トラックでジェットストリームとか聞けるのは、
本当にうれしかったし、画期的だった。

まぁ、眠くなるけどね。ジェットストリーム聞いてると。


が、当時はまだ、本当の深夜時間帯のFMラジオ番組なんて無かったところに、
彗星の如く華々しく始まったラジオ番組があった。

それが、「まんたんMUSIC」だ。

まんたんMUSICのWikipediaはこちら。



深夜3時から6時まで、ちょうど運転していて一番眠くなる時間帯に、
日替わりで、女性パーソナリティがけたたましく喋っている、
当時としては、かなり画期的な番組だった。

Wikipediaの説明文にもあるけど、
深夜のAMラジオ番組の対抗馬として、
トラックドライバーをターゲットにした番組だったらしい。


いやー、うれしかったねー。


FMのクリアな音で、深夜のテンションとは思えないほどの勢い、
そして、女性パーソナリティの声。


なんか、真夜中に女の人の声を聞くとうれしいもんだったんだよ。


だから、俺のトラック仲間の間にも、まんたんMUSICのリスナーが、
ものすごい勢いで増えていった。



で、日替わりのパーソナリティの中で、
火曜日担当の、奥井亜紀ちゃんが好きだった。

関西弁と非常に高いテンションで、抱腹絶倒。

それでいて、歌手なので、しっとり系の歌を歌い上げるそのギャップ。


で、ラジオだし、顔がわかんないから、
どんな人なのかイメージがどんどん膨らんで、もー、恋してたね。(笑)


ちなみに、奥井亜紀ちゃんは、大ヒットこそ無いものの、
いろーんな番組のオープニングやエンディング曲に採用されている、
けっこう実力派の歌手。

奥井亜紀ちゃんのWikipediaはこちら。



で、いろんなテーマでハガキやFAXを募集していたから、
夜中の休憩時間中に、俺はよく出先でハガキを書いた。


ペンネームは、「マッドトラック。」(←実話)(笑)


で、たぶん、始まって間もない番組だったし、深夜時間帯だし、
ハガキも少なかったんだと思う。

俺のハガキはよく採用された。



初めてラジオで、

「ペンネーム、マッドトラックさんから・・」

と、奥井亜紀ちゃんが読んでくれたのを聞いた時は、
ゾクゾクッと鳥肌が立ったもんだった。




「うぉー!読まれとるー!」


みたいな。


そして、その、まんたんMUSICでハガキが採用されると、
「まんたんステッカー」なるものが送られてくる。


mantan.jpg

こんなの。

で、奥井亜紀ちゃんのサインが書いてあった。


もー、天にも昇る感じだったね。



それに味を占めて、奥井亜紀ちゃんの火曜日以外にも、
他の曜日にもハガキを出しまくり、いっぱい採用され、
まんたんステッカーがどんどん増えていった。


もちろん、トラック仲間には、俺が夜中にせっせこハガキを書いているなんて、
絶対に内緒にしていた。

俺が「ペンネーム マッドトラック」だということも。(笑)


だって、意外にマメにハガキを書いてるのとか知られるの、
恥ずかしかったもん。

コンビニでハガキを買いだめしたり、突然ギギーッとトレーラーを停めて、
ハガキをポストに投函している姿とか、見られたら恥ずかしくて死んでしまう。



が、しかし、もらったまんたんステッカーは、やっぱり自慢したくて、
トラックのフロントガラスのところに、無線クラブの看板と一緒に飾っていた。



ある日、積み場で一緒になった、よその運転手のおっちゃんが、
俺のまんたんステッカーを見つけ、

「お?これ、まんたんステッカーかい?」

と、訪ねてきた。


「うん、そうだよ。」


「おー、どうやったらもらえるんや?」


「ハガキ書いて。」


「えーなー。それ、くれんか?」

「ダメだよー。」

「じゃあ、売ってくれへんか?」

「ダメだってば。自分でハガキ書いたらいいべや。」



「なんや、売りもせんのか

このガキャ・・。






「ガキとはなんだコラ、

やんのかこの野郎・・。」




たかだかステッカー一枚で、大の大人が本気でケンカ。

まぁ、ケンカの理由なんて、いつもこんなもんです。



結局、そのやりとりを見ていた、別の運転手たちに、


「まぁまぁ、そんなに熱くなんなよ。」


と、なだめられ、ケンカはおさまった。


アホだ。



でもそれだけ、当時、まんたんMUSICはHOTだったんだよ。



その後、パーソナリティの総入れ替えがあり、
なんだかターゲットが変わってきて、番組の雰囲気も変わってしまい、
いつしか、まんたんMUSICも聞かなくなっていき、いつの間にか番組が終了していた。


そういう意味では、ステッカー一枚で本気でケンカしたことも、
一層バカバカしい思い出となってしまったが、
そんな自分がかわいいなーと思う。



と、きれいにまとめてみた。

 
posted by わこう at 00:35| Comment(2) | TrackBack(0) | 嗚呼 トラック野郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
わこうさま☆

初めてコメントします^^

私も、ラジオにハガキを投稿して
読まれた経験あります♪

すごく嬉しいですよね。

深夜のラジオ番組にハガキを出していたので、
ラジオを聴きながら、
読まれた夜には、嬉しさと興奮のあまり
なかなか寝付けなかった思い出があります(^^)

Posted by mame at 2010年04月18日 18:52
mameさん

ありがとうございます。
うれしいですよねー。採用されると。

今は、BLOGやTwitterでカンタンに表現活動ができますが、
そんな便利なものが無い時代、
手間暇がかかる分、叶った時の喜びはひとしおですよね。
Posted by わこうちゃん。 at 2010年04月18日 23:11
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