Jewelry YUKINE Official Site

2010年03月31日

【回想録】おかんキャラ秘話。

okan1_bigger.jpg

最近、まくろび庵のBLOGにも、Twitterのアイコンにも、
この、おかんキャラの写真を使っている。


この写真は、岩手のマクロビオティックレストラン、Sobe's Cafeで、
去年、ハロウィンパーティーに招待を受けたとき、
仮装必須だったので、この格好で参加させてもらったのがきっかけ。


実は、この仮装衣装を選んだのには、深ーい理由があるのだ。




まくろび庵オープンのずっと前にさかのぼって、6〜7年くらい前の話。


当時、俺は35歳。

そして、10歳年下の彼女がいた。


俺がモーレツアタックの末に、やっとの思いで彼女になってくれた人だったし、
年下だったこともあって、とにかく可愛かった。


可愛いから、何でもしてあげたい。

できる限り一緒にいる時間を作りたかった。


ちょっと家が遠かったから、会うときには、いつも送り迎えをしていた。



で、当時、俺は仙台の繁華街にとても近いところに住んでいたし、
その彼女が、飲み会や友人と街に出てきたときには、
帰りに家まで送ってあげたくて、酒を飲むのも我慢して家で待機。

終わった連絡があると駆けつけては、彼女を家まで送るという、
そんなことを続けていた。

でないと、オフィシャルに会う時間がなかなか作れなかったからだ。


俺は、それをしてあげることがうれしかったし、
きっと彼女もそうに違いないと思っていた。


ちょっと話は変わって、その彼女の動物占いは「オオカミ」。

オオカミだから、あんまり群れないし、1人の時間が必要だったり束縛を嫌う。


だから、彼女はよく、「自分で電車で帰るから大丈夫」と言っていた。


それでも、俺は会いたいから、
半ば無理やり彼女を迎えに行ったりしていたわけだ。


ある日、その彼女から、


「おかんみたいでうざい。」


と言われた。



まぁ、送り迎えの事だけでなく、その彼女のことを思いすぎるあまり、
けっこう細かいところまで干渉していたのも、そういわれた原因でもある。


しかしショックだった・・。



良かれと思ってやっていたことが、彼女にとって負担になっていたのだ。


たしかに、飲みに行ってても、自分のお迎えのために、
寝ないで待っている人がいると思えば、心底楽しめない。

今、こうやって、冷静に振り返ってみると、
いかに自分が身勝手だったというか、思いばっかりで行動していたのかがよくわかる。



自分がしてあげたいことと、相手がしてほしいことは、
必ずしも一致するわけではないのだ。



理屈ではわかってたんだけど、感情が入るとダメなもんだねー。こういうのって。


そうしてお互いに、

「なんでわかってくれないんだ?」

ってなって、どんどんすれ違っていく。


結局、その彼女とは半年くらいで別れてしまった。



今思うと、俺もガキだったなーって思う。

当時の彼女にも、申し訳なかったなーって思う。


もし、また会って話せる機会があったら、心から詫びたい気持ちだ。




で、話は1年半くらい前の、比較的最近のことにググーッと戻ってくる。


現在のパートナー、りえさんとお付き合いを始めたばっかりのころ、
りえさんの生年月日から、動物占いを見てみたら、「オオカミ」だった。


ケゲー・・またオオカミかー・・。



前の彼女から言われた、

「おかんみたいでうざい」


が、頭の中で何度もリピートする・・・。



りえさんも、あんまり干渉されるのを嫌うのかな・・。

送り迎えとか、あんまり強制しない方がいいよな・・。

思いだけで突っ走って暴走特急にならないように、
自分でブレーキをかけなきゃ・・。



などとそんなことを考えて、
りえさんとの関係は、本当に慎重に進めていったつもりだ。俺なりに。


あるとき、りえさんと動物占いの話になって、昔の彼女もオオカミだったこと、
「おかんみたいでうざい」と言われた話をし、
それが結構トラウマになっていることを打ち明けた。


それを聞いて、高らかに笑っていたりえさん。


いやー、打ち明けることができてよかったー・・。



で、りえさんを家に送った帰り道だったかな、
ケータイにりえさんからメールが届いて、


「私にはおかんが必要です。」


ってメッセージが。



いやー、やられちゃったねー。かわいいぞコノヤロー。



そして、俺も気兼ねなく、おかんキャラ全開で現在に至るわけだ。


と、まぁ、かなりのろけちゃったわけだけども。




okan1_bigger.jpg
そのことがずーっと俺の中にあって、
Sobe's Cafeで仮装をすることになったときに、
このおかんのヅラとかっぽう着を着ることにしたのだった。


これが、おかんキャラ誕生秘話。



昔の彼女との失敗で学んだ、俺の恋愛観と、相手との距離感。

それはもう、失敗じゃない。



やはり、人生には、なにひとつ無駄は無いのだ。



昔の彼女に、ありがとう。


そして、このことをBLOGに書くことを快諾してくれたりえさん、ありがとう。


スケールのでかい女だよ。まったく。



と、のろけで締めくくります。ありがとうございました。
 
ラベル:回想録 おかん
posted by わこう at 01:07| Comment(1) | TrackBack(0) | 回想録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
まいにち 楽しく読ませていただいてますo(^-^)o
あのおかんキャラが
無性に気に入っている私にとって
それがハッピーに繋がっていると知り

のろけた素敵なお話は
最高の幸福感を頂きました〜♪

ホンワカ(*^o^*)
Posted by かなやん at 2010年03月31日 11:25
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック