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2009年11月14日

BVSCとキューバの奇跡。


以前友人からもらったDVDを、昨日、初めて観た。
俺がラテンやジャズが好きだからだ。


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ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ。(以下BVSCと書く。)

いやー、靜かに展開していくのに、なんてパンチのある映画だろうと思った。


ウィキペディアを見ると、BVSCは、

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』(Buena Vista Social Club) は、
ギタリストであるライ・クーダーと、キューバの老ミュージシャンで結成されたバンド。


とある。

その、老ミュージシャン達とバンドを結成して、
レコーディングやツアーをしていく様子を撮影した、ドキュメンタリー映画だ。


もう、10年以上も現役を退いている、キューバの老ミュージシャンにスポットを当て、
ワールドツアーまでやっちゃった、そのライ・クーダーの功績は大きいと思う。


この映画に出てくる老ミュージシャン達は、
この映画の撮影当時で70代から90代のお年寄り。

しかし、とにかくカッコイイのだ。



キューバのナット・キング・コールと言われた、イブライム・フェレール、
今も現役の女性ヴォーカル、オマーラ・ポルトゥオンド、
年をとっても素晴らしいプレイをするピアニストのルーベン・ゴンザレスなどなど、
とにかく、老人たちが輝いていて、カッコイイのだ。


映画としては、あまり抑揚のない感じで終始するんだけど、
とにかく、あとからジワーッと来て、それぞれの人生や生きざまに感動したり共鳴したりして、
胸が熱くなって涙があふれる。

そんな映画。


この映画の収録後、このバンドのほとんどのメンバーが、
高齢のために他界している。

そういう意味では、本当に奇跡と言える映画だ。



後半で、ニューヨークのカーネギーホールでの講演を前に、
イブライム・フェレールが、

「音楽に幻滅していた。音楽はなにももたらさなかったんだけど、
音楽をやってきたおかげで、憧れのニューヨークに来られた。」

みたいなことを言っていた。



キューバはいろいろあった国。
情勢だって不安定だったと思う。

そんな中、音楽を信じ、音楽にかけるしかなく、音楽を続けるしかなかった。

貧しく、それにしかかけるものがなければ、
とにかく信じてやり続けるしかないのだ。

それでも、50年以上音楽を続けてきた
イブライム・フェレールは凄いと思う。


他のミュージシャンたちも、もう、それしか選択肢がなく、
ずーっとやり続けてきたものが、やっと老人になって認められたり。



それに比べて、俺をはじめ、日本はどうだろう。

俺も、東京で、若林ケンさんとカラオケを歌うことができ、
写真で個展を開催させていただき、
お店では、俺の講座もさせていただいている。


それでも、「無い」とか、「足りない」というところから見たら、
何を持っていても、どこまで行っても、満たされることはないんだろうなーと思う。


でも、俺は、いろんなことができる、選べる環境に生きている。


それだけでも、本当に感謝だ。


あってあたりまえは、なにひとつ無く、在ることに感謝。

とにかくそこしかない。


この映画で、そんな、当たり前の日常に感謝して、
毎日を大切に生きるという、人として大切なものを教えてもらった。


本当に、胸が熱くなるイイ映画だった。

 
posted by わこう at 03:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 音楽ノスタルジー。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私もこれは最近見て感動したDVDナンバーワンです。「なめしただけの革」みたいなカッコよさで最高でした。
Posted by イネ at 2009年11月14日 12:36
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