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2009年06月29日

あべはりさん 逝く。

DSCN2623.jpg
昨日、大切な戦友、「あべはり」さんこと、あべ鍼灸院の阿部伸幸さんが、
事故のため、37歳でこの世を去った。


あべさんが無くなるほんの少し前まで、
定例で毎月やっている、「自然食を考える男の会」で、一緒に酒を飲んでいた。


最近あべさんは、山で熊の親子と遭遇したそうで、そんな話や、
お台場の原寸大ガンダムの話なんかを、本当に楽しそうに話していた。


本当に楽しそうだったんだよ。




それなのに、その直後、彼は死んでしまった。






激しい事故だったらしく、ニュースにもなって、
そのニュースを見た友人を介して朝早く俺に電話があり、
「まさかぁ〜。」なんてあべさんのケータイに電話したら、
身内の方が泣きながら電話に出て「亡くなった」と。

「顔を見てやってもらえませんか。」
と言われ、「わかりました。すぐ行きます。」と言ったものの、
何が何だかワケわかんなくて、半ば放心のまま身支度し、
酒もまだ残ってたからタクシーで向かった。



あべさんは、布団に横たわっていた。


まだほんのり赤みを帯びて、ムクッと起き上がりそうなほどなのに・・・。










あべさんは、俺が現在のまくろび庵をオープンし、
この世界に飛び込んでからできた、はじめての男友達。


約3年前のある日、180センチを越す巨体でヌーッと現れ、
「コーヒーもらえますか。」とオーダーされたのが、あべさんとの最初の出会い。


全然鍼灸師っぽくない風貌で、
珈琲好きだし、猫好きだし、車好きだし、共通点が多くてあっという間に仲良くなった。





その後、俺も治療に通ったけど、
それよりも一緒に組んで何かをすることが多かった。


彼は一流の治療家を目指して、本当に一途に勉強していたし、
酒を飲んだときも、シラフのときも、いつも熱く語っていた。

俺は誰かにあべさんのことを紹介するときには、
いつも「ゴッドハンド」と言っていた。



DSCN2784.jpg
ウチの店で講座をしたときに使った、
等身大ガイコツを取りに来たときのひとコマ。

そのときのエピソードはこちら。

ガイコツくんの哀愁。

ガイコツくんその後。




昨日、今日と、あべさんと今まで何をしたっけかなーっていろいろ思い出していたが、
思った以上に、俺はあべさんと一緒にいろいろやった時間が多かったなーと、
あらためて思った。


いて当たり前。家族みたいな感じ。



だから、本気で怒って口論したこともあったし、
逆に、いっぱい一緒に楽しんだ。

語ったし、笑ったし、酒飲んだし。





あべさんは、困ったり悩んだりすると、拾ってきた子犬のような顔をする。
頼み事が苦手で、不器用な男だったなー。


いっぱい悩みを聞いたし、俺の悩みもいっぱい聞いてもらった。



かといって、「俺たち親友だよな!」みたいなベタな関係ではなく、
お互い商売をしているから、あえて言うなら「戦友」だ。


でも、でっかい弟のようでもあった。



いつも、毎月あべさんにやってもらっている陰陽五行講座が終わったあと、
酒も飲まずに、ただとりとめもない話をして何時間も過ごすのが、
最近の俺たち二人の定例会。

男二人で、酒も飲まないのに腹抱えてゲラゲラ笑って、
スッキリした顔をして帰っていくあべさんを見ては、
いつも「カワイイやっちゃなー。」と思っていた。


そして、あべさんがいること、存在することがあたりまえだと思っていた。





だけど、トラックの運転手時代から、
友人や先輩が亡くなることを何回も経験してきたが、
今回はホント、キツイ。





胸が張り裂けそうだ。









昨日は、あべさんの訃報を聞いた人たちから、
店の電話やケータイにバンバン電話がかかってきたし、
俺からも電話をたくさんかけた。


どうしていいかわからず、身の置きようがない仲間たちが、
何人も店に来た。


途中何度もこみ上げてきたが、イベントだったし、
とにかく俺がしっかりしなきゃと思ってこらえた。



だけど、男の会のメンバーの顔を見たり、電話で声を聞くと、
やっぱりダメだったなー。





長い一日が終わって、家に帰ってホッとして、
過去に撮った写真の中から、あべさんの写真を眺めていた。

やっとあべさんを偲ぶことができると。



そしたら、それまでこらえていたものが一気に吹き出して、
声に出して思いっきり泣いた。


許されるなら、もう一度あべさんに会いたい。


もう一度腹抱えて笑いたい。


コーヒー飲みながらさ。




あまりにも突然すぎるよ・・。





あべさんの弟さんから電話があり、
明後日の葬儀で、友人代表で弔辞を読むことになった。


何を話していいのか、まだ頭が真っ白で浮かばないけど、
あべさんが胸を張ってあっちに行けるように、
精一杯送り出してあげたい。




以下、あべさん関連の記事を抜粋してみた。

あべさんと俺、それぞれの珈琲。

ジャパニーズスポーツカー。

走れた。

新潟ふたり旅→ありえない結末。(スゴイ話です。)

40イェーイ!

ファンキーエンデューロまかない班。

新メンバー、クウちゃん。





CCI20081009_00000.jpg
去年開いてもらった、俺の誕生会の時の写真。

あべさんからもらった、「I LOVE 昭和車」のTシャツも、
我が家の4匹目のニャン、クウちゃんも、
あべさんの忘れ形見になってしまった。


今となっては、あべさんが無くなる直前までやっていた男の会で、
一枚も写真を撮っていなかったことが悔やまれる。

本当にあべさんは最後まで楽しそうだったからだ。


あんなに笑ってるあべさんを見たのは久しぶりだなー。





DSCN4834.jpg
クリックで大きいサイズで表示されます。

あべさんが亡くなる4日前、別な飲み会で撮った写真が、
俺が持っている、最後のあべさんの写真となった。


ビールをこよなく愛すタフガイ、あべさん。



死んでもタフだよ。あなたは。



どうか安らかにお眠りください。





お通夜 6月30日 18時

葬儀    7月1日 14時


八善堂
仙台市宮城野区原町2-4-21
022-256-5755

喪主 阿部美那夫 さま


八善堂のアクセスマップはこちら。
ラベル:あべさん 男の会
posted by わこう at 07:41| Comment(2) | TrackBack(0) | 普通の日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
未だに何と言って良いのか,言葉が見当たりません。

自然食を考える男の会の同志として,Creativeコースの講師仲間として,また,私自身の身体を診てくれた鍼灸師さんとして,あべはりさんは私にとって大きな存在でした。

久しぶりに土曜日の男の会で一緒になって,席も隣になり,ガンダム話で盛り上がったりして,とても楽しそうだったので,まさかあの会が終わった直後に亡くなるなんて,事故現場にお花やビールを手向け,お線香をあげに行った後になっても,未だにその事実を受け止められずにいます。

あべはりさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

わこうさん,弔辞の大役,お疲れさまです。私は残念ながら東京ですが,あべはりさんをみんなで送るその時間,魂と思いだけは仙台に向かいます。
Posted by すだっち at 2009年06月29日 22:27
若生ちゃん
今日はありがとう
そしてきちんと日記に残した勇気に彼への愛を感じました
帰り道現場に行きました。
こんな悲劇が周りにも地球全体にも二度と起こらない事を祈ります
辛くて悲しいけど葬儀では彼の兄貴として立派に送る言葉を捧げて下さい。
今日のお父さんの言葉は精一杯だったと思います

Posted by シブヤマサト at 2009年07月01日 01:42
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