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2008年10月29日

失うことと向き合う。

最近、「失うことと向き合う」ことを考える出来事が起こっている。


俺だけじゃなくて、俺の周りの人たちにも、なんだか示し合わせたように、
「失うことと向き合う」がテーマの、問題や悩みを持った人が現れ始めた。

なんなんだろうね。このタイミングは。




今まであったものを失うことは、やっぱり恐い。


まだ、自分で失うか失わないかを選択できるんだったらいい。

だけど、そんな選択もできないままに、
半ば強制的に失わなきゃいけないことが起きたとき、
そのことと、どう向き合ったらいいんだろう。


俺はまだ、失うまでに少し時間があるから、
気持ちの準備ができる分ラッキーだ。



自分を内観したり、人の話を聞いたりしてつくづく思うのは、

受け入れることと、可能性を見ること。





誰だって、失って胸が痛くなって苦しくなることを望まない。

そのことから逃避することだってできる。


だけど、そこには可能性がないばかりか、
いつかもっと大きいカルマとなって自分に跳ね返ってくるもんだ。

自分がそのことを通じて気付かなきゃいけないことがあるなら、
いつか向かい合わなきゃない。


だったら、痛いけど、そのことと向き合ってみよう。

そして、悲しさやみじめさや、かっこ悪さも全〜部受け入れてみよう。

難しいけどやってみよう。



そして、そのことを咀嚼した先に見える光がかすかな希望でも、
たとえ、その先に暗闇しか見えなくても、その先にある可能性を考えてみよう。



最近そんなことを考えている。





そんな中、「リアル」の8巻が出た。

リアル 8 (8) (ヤングジャンプコミックス)リアル 8 (8) (ヤングジャンプコミックス)
井上 雄彦

集英社 2008-10-29
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いやー、相変わらずすごいね。この漫画は。

リアルって何?という人はこの過去記事をどうぞ。



この心理描写の繊細さ。素晴らしい。




この中に、脊椎を損傷し、障害者となった格闘家が出てくる。


今まで、自分にとって「力こそすべて」と思い、
そこに威厳やステータスを感じ、その世界で生きてきたが、
脊椎損傷によって、そのすべてを失った男、白鳥。

そのときに白鳥が言った言葉。

「強さってなんだろうな。」



やっぱり俺は、「受け入れること」が強さだと思う。

その第一歩は、向き合うことだ。




程度は違うけど、4年前、
事故にあって膝が曲がらなくなった時の気持ちを思いだした。


俺も暴力が最後の砦として生きてきた。

力こそすべて。人生は勝ち負けだという価値観の中に。



だけど、膝が曲がらない現実。

失うものの怖さ。

なかなかそのことと向き合えない自分。



そんなことを思い出して、
そのときの自分とオーバーラップして泣いちゃったよ。




結果として、俺の場合は地獄のようなリハビリと、
自分の身体の治癒力、そして最近は、あべはりさんの治療も相まって、
膝も問題なく曲がるし、小走りできるようなまでに回復した。


だけど、あの、膝が曲がらないことの恐怖や、
そのことと向き合ったり、受け入れなければならなかった思いは、
今でも忘れない。


だけど、逆にそのことがあったから、
いろんな意味でシフトしたり、執着を手放したりして、
新たな人間関係や、新しい展開へと広がっていった。


痛かったけど、向き合って受け入れた結果だと思う。




そのときは痛かったけど、
結果として「事故にあったおかげ」で今の自分がある。



それは、希望と可能性だ。


だから今、何かを失うことが起きても、きっと大丈夫だと思えるんだ。


痛いけど、それは終わりじゃなくて始まり。




さぁ、前に進むぞ。
posted by わこう at 22:17| Comment(4) | TrackBack(0) | 普通の日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「スラムダンク」を
途中から読まなくなったのは
抉るような心理描写から逃げたから。

ムスメがバスケを始めたおかげで
また読み始めるハメになり

あるのっぴきならない事情から
「リアル」も購入することになりました。
(最新刊の帯がヒントです。)

さあ。泣くぞ。


私は今のわこうさんに救われたと思ってるので、
その怪我にも感謝しています。(不謹慎)
暴れん坊のわこうさんも見てみたかった気もしますが。。。

あの「綿(わた)」使ってくださいね。
回復の助けになると思います。
Posted by ほずみく at 2008年10月30日 12:04
失うと必ず何か手に入るよね、痛みを乗り越えた強さや学びはもちろんだけど、そのほかにも・・・。

新陳代謝かな〜。
失ったものへかけた時間の大切さや愛は変わらない、でも留まってるわけにもいかない。

失うことは前進の一歩なのでしょうね。
Posted by KURO at 2008年10月31日 18:15
私も今まさに事故でのせいで今まで一番自分の中で大切で大きかったものを失いかけています。

随分 悩んだし、悔しくて泣きました。
てゆーか、こうして書いているだけでも涙が出てきます。

今までは「事故のせいで、事故のせいで・・・」チクショー!!(怒)だけだったけど事故のお陰で人の痛みも少しは解るようになったと思うし、事故にあわなければ五体満足の自分がそれだけで どんなに素敵で素晴らしいことなのか気付くことが無かったはず。
そう思うと決して悪い事だけでもなかったのかな?とも思えます。←百歩譲って(笑)

これから示談にむけて大変なことが目白押しですが頑張らなくちゃ。

今度 話を聞いてやって下さい(^^;)
Posted by akrabu at 2008年11月02日 20:43
向き合う、見つめるって事が一番難しい気がします。私はビビリながら目つぶって走り出すタイプだから、目の前の障害と向き合う。
まずこれをしなきゃなーと思いました。
Posted by よしだ at 2008年11月06日 19:37
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