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2023年02月09日

PS5とSniper Elite 5と枢軸軍侵略戦。

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ゲームネタです。

全く興味にない方にはナンノコッチャな内容ですが、
なるべく理解できるように努力して書きます。


ついに私のところにもプレイステーション5がやってきました!

数年間、ゲームから遠ざかっていたんだけども、
とあるゲームがきっかけでゲーム熱が復活し、
さらにPS5購入というパッションまで沸き起こしました。

今回は、その経緯やPS5がどのくらい凄いのかを、
わこう目線で書いてみます。



相変わらず、スナイパーエリート5の枢軸軍侵略戦にハマっています。


スナイパーエリートのシリーズは、それぞれ第二次世界大戦が舞台で、
シリーズによってイタリアだったりフランスだったりします。

私は4からやり始めて、現在は5にハマっているわけです。


スナイパーエリートの主人公は、連合国側のスナイパー、

576355.jpg

カール・フェアバーン。


基本的にスナイパーエリートシリーズは、連合国が善、ナチスが悪です。


連合国の凄腕スナイパーのカールくんが、
ナチスが占領・占拠しているところに単独潜入して、
地元のレジスタンスの力を借りながら、
ナチスの秘密文書を入手したり、秘密基地や兵器を破壊する話です。



しかし!



スナイパーエリート5から加わった新機能に、
「枢軸軍侵略戦モード」というのがあります。


過去記事にも書いたけど、本当にこのモードはヤヴァイ。

カールくん側をプレイするとき、「枢軸軍の進入を許可」の設定にすると、
オンラインでつながっている世界中のプレイヤーが、
ナチス側のモブキャラとして侵入してきて、自分を倒しに来ます。


これについて別な人が書いた記事に、

「自分の部屋に、突然知らない他人が入ってくるような緊張感」

と表現した言い回しがあるけれども、
まさにそれは的を得ているなと思う。


とにかく緊張感がハンパないです。




しかし私がハマっているのは、侵入「される」側ではなくて、
「する」側です。

つまり、ナチスの兵士となって、カールくんを倒しにいくのです。


もともと枢軸国とは、第二次大戦において、
連合国側の敵国となった、ドイツ、日本(他にもある)のこと。

このスナイパーエリート5には、
日本の士官なんかも暗殺対象として出てきたりします。


それを、枢軸軍の兵隊として阻止したりするわけです。


日本人の私が、枢軸軍の兵隊として、連合国側の兵士を倒しにいく。

もー、背徳感バリバリですわ。


このゲームを考えた人は罪作りだ。ホントに。


でも、侵入する側は、1勝負あたり早ければ1分くらいで終わっちゃうし、
時間の許す限り気楽に何度でもできる。

そして、相手も生身の人間なので、
コンピュータが動かしているキャラではないので、
1勝負ごとに凄い緊張感で、メッチャ心臓バクバク。

この緊張感が病みつきになって、もー離れられないのですよ。



と、前置きが長くなりましたが、近況を書きます。



スナイパーエリートに限らず、
最近のゲームのコントローラーは主要動作がスティック式。

スナイパーエリートみたいな武器を構えてエイム(狙う)するときに、
スティックが動きすぎちゃって狙いが定めにくい、なんてことありませんか。


私もそうで、スティックが動きすぎて、
狙いを定めようとしているうちに、相手にやられてしまう、
ということがメッチャ多かったのですが、
あるアイテムをつけることで、劇的に改善しました。


それが、

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鬼エイムというものです。

スティックの根本にある、オレンジのスポンジみたいなのがそうです。





これを付けることで抵抗が増すので、
スティックの行き過ぎや不安定さを防ぐことができます。

抵抗が増すので、慣れないうちは指が疲れるんだけども、
狙いを定めるのが劇的に向上します。

私はこれを付けてから、勝率がグーンと上がりました。


PS4版のスナイパーエリート5をやっているときから、
この鬼エイムのおかげて勝利数を伸ばしていき、


ps5_2.jpg

赤丸で囲んだように、926勝!もうすぐ1000勝だ!

というところで、PS5が手に入りました。



スナイパーエリート5は、PS4版とPS5版があるので、
当然今までのセーブデータは4版から5版に移行できるだろうと、
タカをくくっていました。


しかし!


あろうことかどうやってもセーブデータの移行ができない!


調べて調べて調べまくっても、
日本人のサイトでこれについて書いている人がだーれもいない。

なので、翻訳ソフトを駆使しながら海外のサイトも調べまくったさー。


しかし、やっと見つけた掲示板には、
やはり移行ができなかったという絶望的な書き込みしか無く、

「私はもう諦めた」とか、「これはバツだ」とか、
「PS5版で最初からプレイし直している」とか・・・














R0021115.jpg

キャアアアアアアアアアアアア!


って感じだ。

私の926勝ぉ〜!!



念のため、ゲームソフトを作ったメーカー(海外)にも、
翻訳ソフトを駆使して、なんとかならないのかと懇願したけど、
まったく返事がありまへん。


どうしようか本当に悩んだ。

ちょっとややこしいけど、PS5には、
スナイパーエリートの4版も5版も入れられるので、
そのまま4版をプレイしようかとも思いましたよ。


しかし、PS5の素晴らしいグラフィックの恩恵を受けたかった。


You Tubeにも、PS5版でなおかつ4K画質のプレイ動画が上がっていて、
魅入ってしまうほど映像が素晴らしい。


もうね、この誘惑には勝てませんでしたよ。

海外の掲示板で見つけた人たちと同じ道をたどることにしました。



もう一度最初からプレイです。


ということで、枢軸軍侵略戦も最初からやり直したわけですが、
前述のとおり、鬼エイムのおかげで勝率が格段に上がったので、
順調に勝利数を伸ばしております。


この記事を書いている、2023年2月9日現在、勝利数も

ps5_3.jpg

285まで伸びてきました。


あと、スナイパーエリート、特に枢軸軍侵略戦において、
絶対に使った方がいいアイテムは、

ヘッドフォンです。


絶対に使った方がいい。

枢軸軍侵略戦では、広いマップの中でいかに相手を見つけるか。

もうこれの一言に尽きます。


相手がこういうふうにミッションを進めているんじゃないかと、
あたりを付けながらできれば先回りをして有利に立ちたい。

心理戦でもあります。


その時に、ヘッドフォンがあることで、
相手を見つける確率がメッチャ上がります。

遠くから聞こえる銃声、相手の足音、罠を仕掛ける音、
草むらの中を進む衣擦れの音。

そして決定的なのが、相手がこちらの位置を探るために、
電話を使うわけだけれども、変なダミ声で、

「ヘイ、イエーガー。ナンチャラカンチャラ・・」

が聞こえたら近くの電話にいます。


これが聞こえるのと聞こえないのでは、
相手を発見するまでの時間が全く違います。

ヘッドフォンは、被るタイプじゃなくて耳に入れるタイプでもいいです。

スナイパーエリート5では、
そういう繊細な音もあえて収録されています。

本当によく考えられたすごいゲームですよ。



そして最後に、画質と動画のことを書きます。


言うまでもなく、PS5のグラフィックは本当に素晴らしい。

特に、光の反射については実写を見ているようです。


水たまりや、雨が降った濡れたところの描写、
木漏れ日なんかも本当に素晴らしい。


そして動きもヌルヌルでスムーズ。も〜戻れまへん。




私は以前から、枢軸軍侵略戦の勝利した瞬間をダイジェストにして、
編集してYou Tubeにアップしてきました。


コツコツと勝利を積み重ねていき、その動画数も20を超えました。

どんだけヒマなんだよと。(仕事はちゃんとしてますよ!)


しかし、PS4の時代は、外付けのキャプチャーボードを繋いで、
録画ボタンを押して録画し、そのデータをPCに移し、
編集ソフトで編集して、レンダリングしてYou Tubeにアップ。

というとても面倒なプロセスをたどっていました。

その割には、画質はHDなので、
アップしてもなんとなく画質がショボい。



しかし、PS5になってからは、
PS5内で録画、編集、レンダリング、アップができ、
さらに4K画質でアップできる!

これは超うれしい。



ただし、4Kにするには条件もあって、

1, PS5に繋ぐモニターが4Kモニターでなければならない

2, 4Kで録画する際は、手動で録画する

ということが条件です。


1に関して、試しに、HD画質のモニターを繋いでみたら、
録画の最高画質はHD以上を選べなかったけど、
4Kモニターを繋いだら4Kを選べるようになった。


そして2の手動で録画するの意味なんだけど、
PS5には、なんのアクションをしなくても、
プレイの様子は自動的に録画される機能がついている。

たとえば、プレイが終わったあとで、
「今のプレイを残しておこう」と思ったら、
その時からさかのぼって、
15秒、30秒、1分、5分・・・というように選んで記録できる。

これはなにげに便利な機能だ。

しかし、4K画質で録画しようと思ったら、
事前に手動で録画を開始しないと、4Kが適用されない。


でも、うっかり手動録画をスタートし忘れたり、
逆に止めるのを忘れて、余計なところまで何十分も録画されたりと、
手動ならではの不便さもある。


でも、4Kで録画できるんだったら、
その不便さもしょうがないなって感じだ。


4K録画が手動設定なのは、
たぶんすべて4Kで録画してしまうと、
容量をすぐ圧迫してしまうからなんだと思う。


4K録画に関してはここだけが注意点です。



ということで、私のアップした動画をいくつか貼っておきます。



アップした初期のころ。画質もいまいちボンヤリしてます。





PS5にしたてで、まだよく編集がわかってなかったころ。




やっと理解して4Kでアップしたもの。


枢軸軍侵略戦をずーっとやっていると、2023年2月現在で、
私は通算1100勝くらいしてるんだけども、負けた数はその何倍もです。

たぶん2000敗〜3000敗くらいしてるんじゃないかな。


倒された相手はほぼ全部カールくんです。


だから、すっかりカールくんが嫌いになってしまいました。


だからYou Tubeにアップするときのサムネイルも、
カールくんがやられた瞬間のシーンを使うという・・

全世界のカールファンを敵に回しそうな感じです。



一応、私のYou Tubeチャンネルも貼っておきます。

収益化はしていません。完全に趣味のチャンネルです。




PS5の中には、シェアファクトリーという、
画像編集アプリが初めから入っていて、

ps5_4.jpg

特段難しいことをしない限りは、このソフトで編集は充分です。


そして、4K画質だったとしてもレンダリングが爆速。


PS5には、メッチャ高性能なCPUが入っていると聞きます。

その恩恵の賜ですね。


そして、あらかじめPS5と自分のYou Tubeや、
ツイッターアカウントとリンクさせておけば、
編集が終わったらそのまんまアップできます。

いやぁ、すごい世の中になったもんだ。



そんな感じで、PS5を味わい尽くしております。


こんな情報ではありますが、なにかのお役に立てれば幸いです。




posted by わこう at 23:48| Comment(1) | GAME | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月06日

KAWASAKI W650がやってきた。

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セカンドバイクをまた乗り換えて、
我が家にKAWASAKIのW650がやってきた。

まーたバイクを乗り換えた、という声が聞こえてきそう。

でも乗り換えてしまったものはしょうがない。


どんな経緯で乗り換えたか、
乗り換えてみてWとはどんなバイクでどうなのかを書きます。


ある日、我が家のメインマシンの、
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DUCATI 900SSの油温計が壊れてしまったので、
新しい油温計の取り付けを、いつものトラストさんにお願いした。




前にも書いたけど、このトップで流れる動画でバイクに乗っているのは私です(笑)



この動画です。


まぁそれはどうでもいいんだけども。



トラストさんには、修理や車検の間に出してくれる代車があって、
このときはなんと、



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W800を代車で貸してくれたのですよ。


私は以前から、人生最後に乗る上がりバイクとして、
KAWASAKIのWに乗ると決めていた。

キャブの650か、インジェクションの800か、
どっちにするかは決めていなかったけど、
上がりはWだということだけは決めていたのです。


で、インジェクションのW800を、
ドカの修理が上がるまでの2週間ほどお借りしました。

その間、大阪に行ったり吉野に行ったり、
チョイ乗りや下駄バイク的に使ってみたりと、
いろーんな使い方をしたわけです。

もちろん高速で移動したりもしました。


その時に思った。

「これ、車やん。」


車並みに疲れない。快適なのですよ。

びっくりしちゃったわけですよ。


クセのない素直な乗り味、高速も快適、ポジションもラク、
重量は210キロあるので、ドカに比べると重いんだけど、
それでもぎりぎり問題ないレベルの取り回しの良さ。


いやぁ、上がりバイクと決めていたから、
Wに乗るのはまだまだ先だと思ってたんだけど、
一度その快適さを知ってしまったら、もう戻れましぇん。


ということで、Wに乗り換えるぞ!と決めたわけだけども、
650と800どっちにしようかなとメッチャ迷った。

結局、800は高性能でいいんだけども、より車っぽく感じてしまって、
それよりもバイクらしさというか、
荒々しさが残っているキャブの650に決めた。

可能であれば、規制前の初期型。1999年式。

ということで、トラストさんにも探してもらいつつ、
自分でも初期型の650を探したんだけども、
初期型のWはやはり古いことと、みんなけっこう長距離乗るので、
過走行車しか無いんですよ。8万キロとか10万キロとか。


そうしたらある日、
トラストの店長からえらい勢いで電話がかかってきて、

「すっかり忘れてたんですが、うちの離れたところにある倉庫に、
初期型の650があるんですよ!思い出しました!」

と。

かなり前に部品取り用に確保したもので、何年も倉庫に放置。

なので、走行距離は奇跡の13000キロ!

なんというラッキーボーイなんだ!私は!
(ボーイ?とかいうツッコミはなしでオナシャス)


で、倉庫に眠っていたWが

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これ。


サビサビでキャブも無く、いろいろパーツも無かったんだけど、
このWくんをお迎えすることに決めました。


ということで、それまでセカンドバイクとして使っていたシルクロードは、

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トラストさんの店頭に置いていただいたところ、
次のオーナーさんがソッコー決まった。

1年の付き合いだったけど、
君はもうなんの不具合も出ないよう完璧に仕上げたので、
次のオーナーさんにかわいがってもらうんだぞ。

ありがとうございました。




というわけで、トラストさんにバッチリ整備していただいて、


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晴れて納車となりました。

タンクは銀/青だったんだけども、アズキ/ベージュのタンクに変えた。


Wには、アップハンドル仕様とローハンドル仕様があるけれど、
私はアップハンドルをチョイス。

ラクなポジションで、所謂「殿様乗り」で乗ろうと思った。



納車後早速、毎月の吉野への定期参拝をWくんで行ってみた。
往復200キロのプチソロツー。



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12月だけど、紅葉が残っていて綺麗でした。


自分であとから手を入れた部分としては、

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ゼッツーテールにしたり、
リアショックがヘタってたので、カヤバのガスショックに変えたり、
ハンドルバーをPOSHのW1タイプの黒いハンドルに変えたり、
ウインカーを小さめのものに変えたり。


乗ってみて、特に高速を走ったとき、
フロントの設置感がイマイチに感じて、
フォークオイルやタイヤの空気圧など、いろいろ考えたんだけども、
カウルを付けて、ダウンフォース的な効果を得たらいいんじゃないか?
と、思い立って、



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ロックハートのビキニカウルを付けてみた。

奇跡的に、アズキ色のカウルがヤフオクに出品されていた。


しかし、これで少しの間乗ってみたんだけど、
確かに高速を走ったときの、防風効果やダウンフォースは素晴らしい。

だけど、この大げさな感じがどうしても馴染めなくてやめた。


あとは、ヘッドライトケースがメッキだったので、



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黒く自分で塗った。






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グッと締まっていい感じだなと思う。






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で、ビキニカウルの代わりに、
こんな感じの小さいメーターバイザーを付けてみた。

つけてまぁまぁ経つけど、
未だにこれはアリなのかナシなのかよくわからない。


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最後に、大きめのエンジンガードを付けました。

これがこの記事を書いている、2023年1月現在の姿。最新版です。




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前から見るとこんな感じ。昭和だなー。


実際に乗ってみて、まず特筆すべきことは、
200キロとか走っても、身体のどこも痛くならなかった。

腰、膝、肩、手首、ケツ、どこもだ。


今までいろんなバイクに乗ってきたけれども、
どこも痛くならないバイクは本当に初めて。感激しちゃったよ。

今まで乗った中で一番楽だったシルクロードでさえ、
ケツが痛くなってたもんなぁ。


シートも柔らかく、無理な膝の曲げもなく、腕や手首は自然な高さ、
殿様乗りだから、遠くまで見渡せて視界が良いから予測が楽で疲れない。


なにこのバイク。

優秀すぎるでしょ!

しいて挙げれば、2気筒故の振動くらいか。


でも快適そのもの。


取り回しが楽で、ハンドルも良く切れるから切り返しも楽ちん。

コンビニのせまい駐車所でも全然大丈夫。


足つきは、私は慎重175センチで股下は82くらいだけど、
両足ベッタリ付くので、安心感ハンパないです。

初期型のwは、どちらかというと高回転寄りにセッティングされていて、
800に比べると、回して楽しい感じ。

トルクも十分あって、信号待ちからのスタートでも、
ドン!と前に出るからメッチャラクです。

ただ、やはりドカに比べると、遅いのは否めない。当たり前だけど。

ワインディングで寝かしすぎると、
すぐにバンクセンサーがこすっちゃってちょっと残念。

たまに、もうちょっと力がほしいな、っていう場面もあるけど、
概ね今の馬力、トルクで満足している。


だけど、機会があったらキャブをちょっと調整してみたいな。


ツーリングやチョイ乗り、下駄バイクとしても大活躍しています。

なんといっても気負わずに乗れるのがいい。それが一番。



やはり、上がりバイクにしようと思っていたこのwは、
想像したとおりの素晴らしい乗り味でした。


これで我が家の、理想のバイクを模索する旅は終わり。

ついに理想のバイクに出会ってしまった。



Wは、その乗りやすさから、手放さずに長ーく乗る人が多いと聞く。

それは乗ってみて納得です。





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ということで、Wくん、末永くよろしくな。



posted by わこう at 23:52| Comment(0) | バイク | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年02月04日

何者でもない。

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りえさんと一緒に暮らし始めて15年目になった。


お付き合いを始めたばかりのころ、
当時のビジネスパートナーにハメられて一文無しに。


でも、そんなどん底になっても、りえさんは支え続けてくれた。



おかげて奮起して再起し、いろいろあって今に至ります。


たまに当時のことを思い出すと、抑えきれない怒りで眠れなくなったり、
弁護士さんから裁判すれば勝てると言われたけれど、
(相手は被害者ヅラしてるけど、そっちのほうが相当エグいことしてる)
争わないと決めて、そのエネルギーを良い方に使ってきた。


それもあってか、前記事のとおり、このたびドバイ進出が決まった。




そして、ここ最近特に感じることがあって、書き残しておこうと思った。


今回、りえさんが長年やってきたジュエリーのデザインが、
中東最大のジュエリーショップのオーナーのお眼鏡にかなって、
YUKINEジュエリーがドバイに進出することとなった。

これは自分たちでも快挙だなーと、つくづく思う。


あらためて思うのは、りえさんはずーっとブレないで、
ジュエリーというひとつ事を一貫してきた。

1994年からずーっとだ。


約30年。


これはすごいことですよ。



一貫してジュエリー。


一緒に暮らしていて彼女を見ていると、
まー、頭の中はジュエリーですわ。

一日中ジュエリーとお客様のことを考えている。


ジュエリーバカですわ。


約15年一緒にいても、その部分はずーっと変わらない。

飽きずにずーっと考えている。



ある意味、そこの部分に関して羨ましいなぁと思う。
ひとつ事を貫けるのも、才能だなぁと思うからだ。



一方で、自分はというと、高卒で地元の事務機屋に就職してから、
メイクアップアーティストを目指して勉強したり、
運転代行、印刷屋の営業、トラックの運ちゃん、花屋さん。

起業してからは、ブライダルプロデュース業、ホームページ制作、
広告の営業、不動産、カフェオーナー、印刷デザイン、カメラマン、
パソコンレスキュー、一般事務・・

と、いろーんな仕事をしてきた。

ライフワークとして、
日本駆け込み寺の相談員のボランティアをやったりしたこともあった。


駆け込み寺の玄さんについてはいろんな記事を書いたけど、



まぁ、我ながらいろんなことをしてきたもんだ。


そして、数年前からYUKINEの事務方として、
YUKINEのお客様とのやり取りや、お金のこと、
対外的なことや折衝ごと、たまにジュエリーデザインをしている。


ひとつ事をずーっと貫いてきたりえさんに対して、
結局何者でもない自分。


りえさんと比較して、自分は何も残せてないなぁと思って、
焦燥感や虚無感を感じることもあった。


しかし、私も今年は55歳になるわけだけども、
ここにきてやっと、今まで自分がやってきたいろんな仕事は、
ひとつも無駄ではなかったなと思い始めている。

一番は、いろんな職種それぞれに、「業界」というのかあるから、
いろんな業界事情を知ることができたのはとても大きい。

いろんな人の経験談を聞いたり、本やネットで得た情報は、
あくまでも「情報」であって、「経験」ではない。


私が知った業界事情なんてたかが知れてるかもしれないけど、
それでも生で肌で感じたものは、今の自分にとても役に立っている。


そして、ジュエリーバカのりえさんが、
安心して1年中ジュエリーのことだけを考えていられるように、
私の雑学に近い経験や知識が役に立ててるなと実感している。


そして、いろんな世界のいろんな人達と出会えたのも大きい。


自分の範疇を超えたことに関して、どんなジャンルの事だとしても、
誰かしら力を貸してくれる人がいる、それは自分にとっての財産た。


今回、ドバイからいろんな宿題を出されたけど、
今までの自分のスキルや人脈を総動員して、約10日でクリアした。


自分で言うのも何だけども、
私はコミュニケーションスキルは高いほうだと思う。

そして、大概のトラブルに関しても、
人脈とスキルを駆使してなんとかできると思っている。


そして、出会った人たちに心からの感謝とリスペクトがある。



そんなことを考えていくうちに、自分は何者でもないことは、
自分の人生において別にどうでもいい事なんだと思った。

りえさんと比べてどうこうなんてことも、思わなくていいんだよなと。


自分の知識、スキル、人脈が、
自分の大切な人たちのお役に立てば、それ以上に嬉しいことは無いなと。


50も過ぎると、若い頃のような遠回りや無駄なことに時間をかけるのが、
もったいなく感じてしまうけれども、
でも許す限りで、これからもいい無駄をしていこうと思った。


ますます何者でもなくなって、自分が死んだときに、

「わこうさんって結局なんの人だったんだろう・・」

って疑問符を残せるように死ねたら面白いじゃない。



そんなことを思っている今日このごろ。


posted by わこう at 22:21| Comment(0) | 普通の日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする