先週の土曜日の2015年11月28日は、俺にとって生涯忘れられない一日となった。
前の記事 にも書いたけれども、関西マシーネンクリーガーの展示会、
関西マシーネン会 秋味!にスタッフとして参加させていただきました。
この記事では、当日のレポートや所感を書こうと思います。
ちょっと話は三年前に戻って、俺が仙台から2012年に関西に移住してきて、
まだこっちに来たばっかりのころは、だーれも知り合いや友だちがいなくて、
メッチャ心細かったし、軽い鬱になったりもした。
しかし、いつまでもそれじゃいけないと、一念発起して参加したのが、
2012年に大阪で開催された、Ma.K大阪テンジカイだった。
とにかく友達が欲しかった。
ちなみに、その時に持っていったのが、
あのテンジカイのときはまだ、関西に移住してきて2ヶ月くらい。
初めて乗った電車、初めての難波や日本橋、
あたりまえだけども、全く知らない人たち。メッチャ心細かった。
しかし、展示会後の懇親会で同じテーブルになった、環さんを始めとした方々に、
本当に暖かく迎えていただいて、本当に本当にありがたかった。
環さんにiibaマスター、エバラッチさんにたけさんと、なかなか濃ゆーいテーブル。
そこに、当日ゲストとしていらっしゃっていたMAX渡辺さん。
いやー、大阪スゲェ!と思ったね。
まさか、これが俺の関西ライフの出発点になるとは夢にも思わなかった。
このあと、環さんからお声がけいただいて、
モデラーズエキスポのスタッフを2012年から3年間させていただたことになり、
活動の幅がグワーッと広がっていくことになったわけです。
たくさんの人達と出会い、ご縁をいただき、有名なモデラーさんやライターさんと知り合い、
俺はこんなに幸せでいいのかと何度思ったことか。
そして2012年のMa.K大阪テンジカイのとき、
スタッフの人達が輝いて見えて、本当に眩しかったんだよ。
そして、俺はその大阪テンジカイがすべての始まりとなったことに、
心から感謝すると同時に、恩返しがしたいと思った。
そこで、僭越ながらマシーネンでもスタッフにまぜていただくことになった、
というわけです。
こういうイベントは、もちろん当日のいろんな準備や運営も大変なんだけども、
そこに至る前の、告知や申し込み管理が大変なのは、
過去にいろんなイベントを主催してきたからよくわかる。
だから、イベントの大きな舵取りや運営は、先輩方にお任せするとして、
俺は事務方として、こまごまとして面倒な部分を担当させていただこうと。
特に、申し込みいただいた方々への返信やお知らせ、
名簿の作製や管理などなど事務方に徹した。
俺が関西マシーネン会スタッフとして参加した一番の動機は、恩返し。
俺の関西ライフのすべてのきっかけとなった、あの三年前のテンジカイ。
それに対する感謝の気持ちです。
感謝が動機だから、何をやってもうれしいし、楽しい。
そして、俺がスタッフとして関わることで、Ma.Kファンの皆さんと、
いろんなことを共有できたり、おこがましいけど還元できたりしたらいいなぁと。
そんなことを思いながらスタッフとして参加させていただきました。
そして、自分の中に秘めたひとつの野望があった。
いつか、横山宏先生にお会いしたい。
それも、1ファンとしてではなく、もう一歩踏み込んだ近い立場で。
という野望。
ただやはり、そこは陰陽で、
自分がスタッフとして一生懸命やらないと到達できないなと。
まだ仙台にいたころ、
模型店ではじめて横山先生が書いたイラストの箱絵を見た時の衝撃。
とにかくカッコイイ。
ちなみに、5年くらい前、模型に出戻ってきて初めて作ったマシーネンは、
これです。
拙い作品で恐縮です。
そして、マシーネンはいい意味で中毒性があるから、
作れば作るほど入り込んでいく。
そのすべてのデザインをされている横山先生は神だ。
そして、マシーネンのイベントのスタッフをやっていれば、
いつか横山先生とお会いできる機会が絶対にある!
そう信じて、2012年の神戸展示会、今年1月のMa.新年会と、
スタッフとしてキャリアを積んできた。
先にも書いたとおり、第一の動機が恩返しなので、
先生にお会いするまで何年かかったとしてもいいのよ。
と、そんな心境で今回の関西マシーネン会を迎えることになったわけです。
マシーネン会前夜、横山先生とFacebookのコメント欄で会話させていただき、
もう俺は、遠距離恋愛で初めて会う人を待ち焦がれるような感じに、
気持ちが高ぶっていた。
実際にお会いしたら、失神してしまうんじゃないかと思うくらい。
失神は大げさでも泣いちゃうかもしれない・・くらいに思った。
しかしフタを開けてみれば、マシーネン会の受け付けをしていたもんだから、
横山先生がいらっしゃっても、なかなかご挨拶ができない。
そして、横山先生は皆さんに愛されているので引っ張りだこ。
そして、先生も精力的に作品をご覧になっては写真に撮り、アドバイスなどを。
完璧にタイミングを逃してしまった・・・・
MAX渡辺さんもいらしていたんだけども、同様に受付から離れられず、
ご挨拶すらできない・・・
ちょっと涙目だったけれども、受付のピークが過ぎ、
あんもさんが受付を代わってくださったりして、やっと横山先生とMAXさんにご挨拶できた。
横山先生からは、
「いつもFacebookで見てるから初めての感じがしないね!」
と本当にうれしい言葉をいただきました。
MAXさんもにこやかに、
「ひさしぶりですねー!」
と、お声がけくださって、メッチャうれしかった。
とにかくなんか舞い上がっちゃって、もうなんだかわけわかんなくて、
「ありがとうございます!ありがとうございます!」しか言えなかった。(笑)
その後、かなり前に買って年季の入ったモデリングブックを持っていったので、
サインをお願いしたら、好きなメカのイラストを書いてくださるということで、
デザインから30余年の末に、やっと来年1月に発売される、グラジエーターのイラストを。
とにかく、話しながらでもサラサラサラ~と書かれます。さすがです。
見てください。これ。
家宝です。
そして、MAXさんからも、
MAX渡辺のMa.K大好き vol.2にサインしていただきました。
家宝その2。
俺の作品を見ていただき、アドバイスをいろいろといただいた。
そして、
「スポットライトがこっちからこう当たったほうがカッコよく見えるから、
こう置いたほうがいいよ。ホラ、いいでしょ!」
と俺の作品を配置してくださった。
家宝その3。
今回のイベントの目玉でもある座談会には、ものすごい人だかりができ大盛況!
俺はビデオのカメラマンをさせていただきました。
VIDEO
録画したものは、俺が編集をさせていただき、YouTubeにアップしたので貼っておきます。
この生データは家宝その4。
とにかくみんな横山先生が大好き!
子供の頃からの憧れという人の多いこと多いこと。
マシーネンの前身であるS.F.3.Dの時代から33年だもんね。
33年だよ!
当時のホビージャパン読者だった中学生が、もうみんなオッサンですわ。
もちろん俺も。
サイン待ちの行列。
そのおっさんたちが、子供みたいに目をキラキラさせて喜んでる姿を見て、
あー、スタッフやってよかったな〜と思った。心の底から。
少し恩返しできたかな。
マシーネン会の本チャンが無事に終了し、今度はミナミに移動して懇親会。
MAXさんが向かいの席に来てくださったので、俺は三年前にMAXさんが言ってくれた言葉に、
とても感銘を受けて、それが現在の俺の模型スタイルとなったことへの御礼を言うことができた。
三年前の大阪テンジカイで、MAXさんは、
「模型はたくさん作ると上達するし楽しい。とにかく作って作って作りまくれ。
塗って塗って塗りまくれ。」
といった内容の事をおっしゃっていた。
その頃俺は、一つの作品を細部までこだわって作りたい気持ちもある反面、
他にもたくさん作りたいものがあって、いくらやっても時間が足りない。
その狭間で悩んでいた時のこのMAXさんの言葉で、
パカーンと頭を割られたような心境で、メッチャ気持ちが楽になったんだよ。
俺は自分で、模型は下手ッペと思っている。
下手ッペだから、人の何倍も作って、塗って、やっと人並みになれるのかなと。
だからよく、「わこうさんは作るの早いよねー。」と言われるけれども、
この時のMAXさんの言葉のおかげで、うまく作ろうと思わずに、
ただただ作りたいものを作りたいように作る、とシフトできたおかげなのです。
そして、数を沢山作っていけばいつか上達するだろう、と。
そんなこんなを、すべて伝えられたわけではないけれども、
とにかく感謝している、という御礼だけはMAXさんに伝えられたので、
本当によかったな。
その後、二次会まで横山先生、MAXさんともお付き合いくださり、
深夜まで盛り上がったのでした。
落ち着いて、ホッとした感じの横山先生。
深夜、お店を出た直後のお二人。
横山先生がブレてしまったんだけども、なんかいい雰囲気の写真だったので。
そしてその後、先生とMAXさんを大阪市内のホテルまで、
ボーラっちでお送りすることになり。
ウォー!レジェンドお二人が俺の車に!もう手放さないぞ!家宝その5。
もしかしてもしかすると、そんなこともあるかもしれないと、
前日にピカピカに洗車しておいてよかった。
MAXさんが、ボーラっちを見るなり、
「おー!ボーラだ!僕も過去に候補にあがった車なんだよねー。」
まーじすかー?!メッチャうれしい・・
横山先生もV6のアルファに乗っていらっしゃるので、
V6仲間ということで車中で車談義に花が咲き。
「わこうさんも車好きなんだねー。」
などと話をして、もう天にも昇る気持ち。
ホテルまでのわずか15分程度の時間だったけれども、
俺が先生とMAXさんを独り占めしてるんだぜ!エッヘッへ。
そんなこんなで、長い長い、人生最良の日が終わったのでした。
横山先生とのツーショット。
先生は、終始ファンサービスを忘れず、何を求められてもにこやかにご対応されていて、
本当に神だなーと思った。
とにかく凄いオーラを出していたし、
みんなそのオーラに巻き込まれ、包み込まれていくようだった。
芸能人と直接会うと、テレビで見るのと違って、ものすごいオーラを感じるけれども、
横山先生にもそんなオーラがあった。
俺がこんなこと書くのもおこがましいんだけども、
昔はバリバリにエッジが立ってたと思うんだけども、
そういう人は本当の優しさを知っている、持っている、と思う。
これからは、模型での繋がりももちろんなんだけれども、
俺も一人の人間としても、もっと自分を高めて魅力的な人間になり、
新たな気持ちで横山先生と関係性を築いていけたら幸せだなーと思った。
横山先生、MAXさん、関西マシーネン会スタッフの皆さん、ご参加いただいた皆さん、
ご協力・応援を頂いた方々、支えてくれたりえさん、本当に本当にありがとうございました。
最後に、俺目線で撮った関西マシーネン会の写真をアルバムにしたので貼ります。
会場に来られなかった方にも雰囲気や熱気が伝わればいいなと。
昨日の関西マシーネン会、東京から 横山宏先生と MAX渡辺先生にお越しいただき、大盛況のうちに終了することができました。本当に本当に本当にありがとうございました!スタッフとして受付にいる事が多くて、すべての作品を撮ったわけではないのですが、わこう目線の写真をアップします。
Posted by 若生 貴大 on 2015年11月29日