
数年前から、頭皮に湿疹のようなものができるようになった。
思い返すと、断酒を始めた年から出始めたような気がする。
で、あの大震災のあと、急激に酷くなった。
季節や食べ物で頻度が変わるんだけども、
ひどい時はとにかくかゆくて、血が出るくらいかきむしる。
そんなことをすると、余計に酷くなって広がって・・・のループに入ってしまい、
いやー、とにかくしんどかった。
で、俺はてっきり、自分で勝手に、脂漏性皮膚炎と思い込んで、
それ用のシャンプーとか使っていたんだけども全く効果がなく・・・
そこで、やはりちゃんと皮膚科で診断していただいたほうがいいなと。
そして皮膚科で、尋常性乾癬(じんじょうせいかんせん)と診断された。
脂漏性皮膚炎が、真菌という菌によるものなのに対し、
尋常性乾癬は、免疫性の病気で、現在は完治できないらしい。
通常、皮膚の再生サイクルはだいたい3週間くらいと言われてるんだけども、
尋常性乾癬の場合は、皮膚病ではなく免疫性の病気で、その部位だけ、
4~5日くらいというすごいスピードで再生サイクルが行われるんだそうだ。
皮膚科の先生が、念のために皮がむけたものを顕微鏡で見てくれたんだけども、
菌は発見されなかった。
で、ここからがポイントとなるんだけども、
前述のとおり、尋常性乾癬は完治しない病気なので、
現在のところは、症状を抑えることしかできないんだってさ。
そこで先生からはステロイドを処方され、紫外線をあてる治療を勧められた。
だけどもさ。
やっぱりステロイドを使うのには抵抗がある。
結局症状を抑えるだけだし、常習的に使っていって、もし使用をやめようとすると、
抑えていたぶん一気に反動がきて大変だという話を、
アトピーなどで苦しんでいる人のいろんなサイトやBlogで読んだ。
ということで、ステロイドを使わず、完治までいかないまでも、
別な方法で改善することはできないもんかと、自己流でいろいろ調べ始めた。
基本的に病院嫌いだからさー。
なるべく行かずに済むなら行かない方法を模索したい。
ということで、いろいろ調べた結果、2つのあるものに辿り着いた。
「紫イペ」と「タールシャンプー」
紫イペっていうのは、別名「パウダルコ」と言われるようで、
南米の広葉樹の薬木の樹皮なんだそうだ。
で、日本でも紫イペのサプリメントを取り扱っているサイトとかあったんだけども、
国産品はとにかく高い!べらぼうだ。
サプリメントのボトル一本数万円とか。
いやー、確かに質の良し悪しとかあるんだろうけども、
常習的に摂取していくのに一本数万円のものを飲み続けるなんて現実的にムリ。
で、なにげにアマゾンで検索したら、
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なんだ。あるじゃねーか。
100粒2本セットで1500円くらい。
ただ、海外直送品なので、注文してから届くまで少し時間がかかる。
俺が頼んだときは、2週間くらいだったかなー。
ちょっと大きめのカプセルで、たまにのどに引っかかるんだけども、
一日4錠を目安に飲むといいらしい。
そろそろ飲み始めて二ヶ月くらい経った。
この、紫イペで内面から作用させつつ、

外側からは、パインタールのシャンプーと石けんを使っている。
パインタールって、松ヤニのことなんだと、このシャンプーを調べて初めて知った。
この、尋常性乾癬っていう病気は、もともと欧米では昔からある病気みたいで、
日本では戦後あたりから出始まったというのをどこかのサイトで読んだ。
俺はたぶん小麦ものでも、特に焼いたもの、
つまりパンとかクッキーとかが関係してるんじゃないかと思っている。
あとは油。
実際、トーストとか食べると、今でもすぐ真っ赤になるよ。
で、話を戻すと、
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このグランパのパインタールシャンプー&コンディショナー、
そして、
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パインタール石けんを、紫イペとほぼ同時期に使い始めた。
ちなみに、このグランパの製品も、海外直送品なので、少し時間がかかる。
でも、今回は10日くらいで届いたかなー。
なぜ、尋常性乾癬に松ヤニが効くのかは、
調べたけどもイマイチ明確な答えを見つけることができなかった。
だけども、「なんでかわかんないけど効く」。
そして、この製造元であるグランパは、創業1878年の伝統ある石けんメーカー。
いや、正直、最初は「タールで作ったシャンプーだー?!大丈夫なのか?それ。」
って思ったよ。
でも、背に腹は代えられない。
とにかくひどくなった時のかゆみは本当に耐え難い。
とにかく良くなることを信じ、害にならないことを信じて使い始めた。
パインタールのシャンプーや石けんは、
独特のゴムみたいなタイヤみたいな香りがするんだけども、
俺はもともとそういう系の香りは嫌いじゃないので、抵抗なく使っている。
で、以前は、

このように、額の真ん中の髪の毛の生え際あたりが、
赤くなっているのがわかると思うんだけども、
このころは、会う人会う人「いやー、ひどそうやねー。」とか「どしたん?」とか聞かれた。
で、最近はどうなったかというと、

こうです。
やはり焼いたパンとか食べるとグワーッと赤くなったりするけども、
時間が経つとおさまって目立たなくなるくらい。
そして、あの掻きむしるような痒みは、今のところ襲ってこなくなった。
紫イペとパインタールの製品。
同じ時期に使い始めたから、正直どっちが効いてるのか、
どっちも効いてるのか、よくわからない。
今は夏だし、アトピーもそうだけども、夏場は逆に症状はあまりひどくならない。
勝負は冬ね。
冬の乾燥する季節は、こういう皮膚の症状は強く出るので、
はたしてどうなるかなーと。
あとは、食事の部分では、粉ものをあまり食べずに、
お米や蕎麦を中心とした食生活にしてるんだけども、
そういう時はやっぱり症状は軽い。っていうかほとんど出ない。
特に、玄米を食べてる時は調子いいね。やっぱり。
症状が一発で出る食べ物は、
・パン(特に焼いたもの)
・クッキーとかの焼き菓子
・小麦を使って揚げたもの(揚げたお菓子とか)
・チョコレート
あたりが顕著かなー。
小麦と油のコンポもすごいね。
そして、そういうものが好きなんだ。これが。
だから、症状がひどい時は、食べたいのを我慢している。
で、それで2~3日調整すると症状がおさまるので、
調子いい時にまた少し食べて、また我慢する・・
というふうに、常習的に食べ続けないように、メリハリをつけるようにしている。
だって食べたいときは食べたいもんな。
この記事が、尋常性乾癬に悩むすべての人に当てはまるわけではないと思うけども、
体験談として何かのお役に立てば幸いです。