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2014年07月29日

対等であること。


ここ最近、関西でまた新たな人間関係がグワーッと広がり始めている。


で、仙台にいた時からいつも思っていたことなんだけども、


「俺は関わる人たちに、どんな玉を投げられるだろうか?」


ということを考える。



そして、その人からもしっかりと受け止めようと思う。


それは循環だ。



例えばお互いが持っている何かのスキルやノウハウ、
楽しい時間や会話、共同作業などなど。


そして、その関係性が確立したら、年齢や立場の上下は多少あれども、
基本的に対等な関係であると考えている。

俺がその人よりも年上だろうが年下だろうが関係ない。


俺もその人に何かしてあげたいという気持ちのままに動き、
その人が俺に何かしてくれたらそれを感謝して受け取る。



それが、本当に意味で、先に書いた
「対等な人間関係」であると言えるのではないかと。



そのためには、人間的なスキルの向上も大切だと考える。


そして、何回も書くけれども、自分もその人に与え、
その人から返ってくるものもしっかりと受け取り、
その循環がいい人間関係を作ると考えている。




ちょっと話はそれるんだけども、こういうことを考えるときに、
いつも思い出す数年前の出来事がある。



当時、俺は有限会社の社長をしていたんだけども、
あるイベントで一人の男性と出会った。


名刺交換をしつつ自己紹介をし、
立ち話から人生観や仕事の話になったんだけども、
俺は正直、その時だけの会話で終わって、次に会うことはないだろうと思っていた。


しかし、その数日後、その男性から電話があり、

「わこう社長のお話をもっと伺いたいので、ぜひお会いできないでしょうか?」

と。


俺は何かビジネスの話なのかなと思い、
まぁ、乗るにせよ乗らないにせよ、話だけは聞いてもいいかなぁとは思ったものの、
当時、超忙しくて時間を作るのが難しかったんだけども、
調整してやっと時間を作って、その男性とファミレスで会うことになった。


再会してすぐ、その男性が、

「わこう社長はいろんな体験をされていらっしゃるので、
ピンチを切り抜けた時の武勇伝などお聞かせいただけないでしょうか?」

と。


俺はちょっと変だなとは思いつつ、話したよ。

人生最大のピンチになって、それをギリギリ首の皮一枚で切り抜けたこととか、
どうやって起業したのかなどなど。


で、けっこう長い時間、いろいろきかれるもんだから話したんだけども、
なんだか話し疲れちゃって、


「で、結局今日俺と会おうとした目的はなんですか?
どんなビジネスの話ですか?」


と質問したところ、


「いえ、今日はわこう社長のお話をお聞かせいただきたくてお会いしました。」


という返事が返ってきた。



「え?ただそれだけ?」


と聞き返したら、


ニコニコしながら「はい!」と答えやがった。


なんでもその野郎は、経営の勉強をしていて、
なんかそういう系の偉っぽい人から、


「いろんな経営者の話を聞いて吸収しろ!」


みたいなことを言われているらしく、
俺がたまたまその野郎のターゲットとなったわけだ。




で、そこで、腸が煮えくり返るのを抑えつつ、


「あなたに俺の体験を話すことで、
あなたの身になるようなことがあるならそれはそれでよかったんだけども、
あなたからは何かこう・・なんか無いんすか?」


と質問したら、


「はい!ありません!」


とニコニコして答えやがった。




まだ30代前半で血の気が多かったこともあって、
プチーンと切れちゃったんだよね。


「オイオイオイオイふざけんじゃねぇよ。

俺とお前にそれなりに人間関係ができあがってるんならまだしも、
こっちは忙しい中調整して時間を作ってきたのに、
なんでよく知りもしないお前なんかに俺の話をするだけなんだよ。

こういうのってお互いに持ってる玉を出し合って、
人間関係を築いていくもんじゃねぇのか?」


俺も興奮してちょっと声が大きくなっちゃって、
ファミレスがシーン・・となってたね。


で、その野郎、


「でも今の僕にはわこう社長にお返しできるようなものはものは
なにも無いんですぅ〜・・うぇーん・・」


と泣き始まっちゃった。



なんなんだ・・この生き物は・・・
いい歳してアホアホアホアホアホアホアホアホアホ!


と思ったね。




で、そんな自分にも情けなくなって、
ファミレスを飛び出してさっさと車に乗って帰ろうとしたんだけども、
その野郎、ファミレスの入口で、俺の車を綺麗な90度のおじぎで見送っとったわ。


最後までわけわからんかった。


もちろん二度と会うことはない。




こういう感じの人ってたまに会うんだけども、
俺は「クレクレ野郎」と言っている。


人からもらう、受け取ることばっかりの人。



いや、俺だって自分の力が足りなくて受け取るだけのときもあるよ。

だけども俺は絶対にリベンジすると約束している。


もしくはメシごちそうするとか。


人間性で返せない時は、ひとまずそういう返し方をして、
自分がその人に人間性で返せるようになったら返す。


でも、誤解なきようもう一度書くけれども、ここでいう循環というのは、
例えばお互いが持っている何かのスキルやノウハウ、
楽しい時間や会話、共同作業などでも充分成り立つと思うんだよな。


その積み重ねが対等な関係を生む。


そう考えている。




対等であること。


それは自分がどれだけその人に投げられる玉があるかということ。


言わば人間力とか人間的な魅力というか・・



だから、人生はどこまで行っても終わりがなく、修行だと思う。

だけども、その修業を最大限に楽しもうと思う。



後悔しないように生きたい。






posted by わこう at 01:30| Comment(1) | 普通の日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月07日

1/12 YZR500 スチームパンク風 完成写真編。

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スチームパンク風にバイクビネットを作ったわけだけども、
写真が多くて三部作にしたんだけども、いよいよこれが三部の完成写真です。








ということで、説明は過去記事でやったので、説明は最小限にします。







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バイクの反対側。








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うしろから。








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横から。









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少し上から。










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デコレーションはこんな感じで、「動き出しそうな感じ」をポイントに。










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カウルの隙間からのぞくエンジンがメッチャカッコイイなと。









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カウルのアップ。

大きい歯車の隙間から中が見えます。一応。







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このレトロなデザインがなんとも言えず好きなんだな。








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キャストホイールもノスタルジックでいいよなー。


フィルタリングしたのが効いてるなと。






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このバイクの特徴のひとつでもある、
左側からフレームの中を通って右側に抜けるチャンバーの美しさ!








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シングルシートもこんな感じでデコレート。







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フレームはカッパー色です。


もう少し明るめのいろでも良かったかな・・









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タンクの装飾と、カウルの隙間から見えるエンジンの美しさ。


チラリズムは大事ね。









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フィギュアは、元々のポーズをそのままにしてアンドロイド風に。



顔のアゴ部分には革風シールを貼った上からリベット。









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プロポーションがいいので、機械っぽく見えないかなー。








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で、このアンドロイドがバイクのライダーなんやでー!っていうのを強調するために、
スケールが全く違うんだけどもカギ型のチャームを使ってアピール。








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襟にはマイナスリベット。









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足にもこんな感じで関節部分を中心にデコレート。








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背中には、スチーム動力の機械がくっついてる、という設定。









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足の後ろの部分。







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ボタン電池を交換できるように。

ちなみに実験したところ、つけっぱなしで約24時間くらいだった。






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アンドロイドの割には気取ったポーズとってます。

ちょっと生意気そうな感じがいいかなぁーと。



ということで完成したので、これで何かにエントリーしてみっかな!



やっぱりバイク模型は楽しいなー。








posted by わこう at 04:23| Comment(0) | プラモデル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月06日

1/12 YZR500 スチームパンク風 フィギュア編。

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スチームパンク風のバイクを作ったわけだけども、
それに合わせるフィギュアを制作しました。





そもそも、今回作ったバイクは、スチームで動く前提では作っていない。


だけども、スチームパンクという前提で作品に仕上げるとしたら、
やはりきちんとした理由付けが必要だ。



ということで、バイクはスチームではないけれども、
それに乗るのは人間ではなく、スチームで動くアンドロイド。


アンドロイドがスチームを動力源としてバイクを駆り、
生身の人間では出せない領域のスピードでレースする・・という前提。



そうすると、今回レーサータイプのバイクを選んだのにも意味が生まれるわけです。



とはいえ、俺はまだフィギュアをフルスクラッチできるほどのスキルはないので、



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古いもので、こんなフィギュアがあるのを発見。

1/12のレジン製ドロンジョ様。






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貴重でもう手に入らない。たぶん。


定価6800円だけども、あるネットショップで1400円で投げ売りしているのを発見。

実はもう一個ストックがあるので、そっちはまた別な作品に使う。



さて、このドロンジョ様、なかなかプロポーションが良くて、
ボン・キュッ・ボンのナイスバディ。


それをどれだけ原型をとどめつつ無機質な機械にできるか、というのが今回のチャレンジ。







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太ももから足の付根にかけてと、二の腕からかたにかけてスジ彫りし、
可動部を表現。


同時に、またまた1mmのメタルボールでリベットを。








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顔はこんな感じに。






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横からみるとこんな感じ。




そして大事なことに気付く。



「レジンプライマー吹いてないのに部品つけちゃったよ!」



このまま塗装すれば、レジンだから簡単に剥がれてしまう。

なので、しょうがないから、顔はレジンプライマーを筆で塗った。







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足もこう。


だけども、かなり湾曲してるから、
これを機械っぽく見せられるのかなと、一抹の不安が・・







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で、やっとこさレジンプライマーをスプレー。




で、胸の部分に穴が開いてるわけなんだけども、

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今回もベアッガイのときみたいにボワボワーっと光るようにしようと。









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ベアッガイもそうなんだけども、使ったのは、100円ショップで売ってる擬似ローソク。








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分解するとこんな感じ。


ベアッガイの時は、この回路とLEDを外し、
電池の端子の部分からハンダ付けしてコードを伸ばし、電池ボックスとつなげるようにした。



だけども今回は、ベースが小さいこともあって、ボタン電池ごと使えるようにした。





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ということで、いろんなパーツを貼りあわせてローソクの部分に貼っていく。






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合わせてみました。









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で、カッパーで色塗ってこんな感じに。


ボタン電池を交換できるように二分割。








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ボディに色塗りました。








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で、こちらもバイク同様、時計パーツでデコレートして、アンドロイド風に。



胸の中がボワボワ光ってなかったら、
ただこんなコスプレをしてる人みたいななっちゃうもんなー。



どんな感じに光るのか動画に撮りました。



 



さて、次はいよいよ完成写真です。



posted by わこう at 23:30| Comment(0) | プラモデル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年07月05日

1/12 YZR500 スチームパンク風 バイク編。

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またスチームパンクテイストで何かを作りたく、今回はバイクに着手した。


調べたんだけども、そもそもスチームパンクの定義があいまいで、よくわからなかった。


ファッションとしては中世ヨーロッパを基調としているんだけども、
スチームで動くものがそのまま進化したら・・というレトロフューチャーが前提。


今回、バイクを制作するにあたり、
そもそもバイクそのものをスチームで動く設定なのか、
ファッションとしてそんな雰囲気でデコレーションするのか・・

そんなことを色々考えながらも、とにかくセオリー通りには作らずに、
自由にハチャメチャにやりたかった。


あとは作りながら考えようと。


今年はじめてのバイク模型なので、
とにかくハチャメチャやりたかった、ただそれだけ。



ということで、今回チョイスしたのは、

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ヤマハYZR500 アカイバージョン。



スチームパンク風のバイクを検索すると、アメリカンスタイルがよくヒットするんだけども、
正直、俺はアメリカンスタイルに興味がなく、いまいちピンとこない。


なので、この80年代の、少しレトロバイクなデザインの域に入ってきたこのバイクを選んだ。


レトロフューチャーという定義には、俺の中ではバッチリ入るデザインだ。

このなんともモターッとした外観に、ピーキーでカリカリなエンジン。
この組み合わせがもうたまんね〜!って感じなのだよ。うんうん。



ということで製作開始。





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もういきなりリベット打ちまくりで。

今回は、1mmのメタルボールを使用。ピンバイスで穴開けて埋め込む感じ。






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カウルには、ガンプラのディテールアップに使うマイナスリベットを。

なにげにこのリベット高いのよ。


なので、メインはメタルボール、そして、アクセントにこのマイナスリベット、っていう感じ。






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このYZRは、ランナー数も少なく、サクサクッと組み立てて、
別に設定通りに塗り分けなくてもいいから、自分の塗りたい色をサササーッと塗る、
みたいな感じで、サクサクっと。


エンジンは、アルクラッドのクロムを使ってピッカピカに。


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まずはエアブラシで塗装したあと、細かい部分は筆で塗り分け。






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仮組み。

このチャンバーがなんともカッチョエエなー。






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美しいクロスチャンバー。






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で、ひらめいておもむろに穴を空けた。







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で、歯車のチャームを埋め込む。








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こう・・スケルトンにしてエンジンやマフラーなど、中が見えるようにしたかったんだよ。







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基本塗装しました。







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フレームに合わせて色合いを見る。


なかなかいい感じなんじゃないのー。







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エナメルでフィルタリングして立体感を。






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反対側。








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カウルの歯車に色塗りました。



この歯車を埋め込むのを思いつく前は、メタリックブルーのボディに、
黒か淡いゴールドかシルバーで、中世ヨーロッパっぽく、
つるとか花とかをデカールなどで模様をつけようかなぁなどと考えたんだけども、
歯車をデコレーションして、柄として使おうと思いたったわけです。


「そういうデザインや。」と割りきってしまえば、
逆にこの段階でやめといたほうが良かったのかもしれない。




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だけども、もう少しデコレートしたくなって、時計パーツの詰め合わせを使い始めた。






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タンクはこう。






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シートはこう。

座る部分には、革風シールを貼ってます。






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で、本組みしてこんな感じに。






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反対側はこんな感じ。



と、ここでりえさんや環さんから、「歯車の意味がよくわからない」とアドバイスが。



こりはデコレーションとしての歯車なのか、何か機能しているのか、
ようは、どっちにしても中途半端なんやなと自分で結論づけた。


ということで、時計パーツを追加して、もっと立体的にカッチョよくしようと。



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こんな感じになりました。


かなりメカメカしくなって、自分でもなんか気に入ってる。



いやー、アドバイスのおかげでメッチャ良くなりました。


本当にありがとうございました。




ということで、今度はこのバイクにもっとスチームパンクとしての意味付けを深くしようと、
フィギュアをあわせたわけです。







posted by わこう at 23:00| Comment(0) | プラモデル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする