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2014年06月28日

カミナリ。


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最近、「カミナリ」っていうブランドのTシャツを集めている。

上の写真の他にもまだ数枚あるんだけども洗濯中。


カミナリブランドは、


コンセプトを「JAPANESE BADBOY KULTURE」から「OLD SCHOOL SHOWA MODERN」(古き良き時代の昭和モダン)に改め、ノスタルジーを感じさせる当時の不良っぽくイカシタ文化、風俗、流行などをウェアに落とし込み、独自の世界を展開。


とある。


超お気に入りのために、逆にあんまり流行ってほしくないので、
サイトは自分で検索して見つけてください。(笑)




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もともとは、6年前の俺の誕生日に、
親友のあべさんからプレゼントされたのが始まり。

その誕生会の模様。一番左の帽子かぶってるのがあべさん。




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これがそのTシャツね。

「I LOVE 昭和車」「アイアンバンパーオーナーズクラブ」とある。





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当時乗っていたアストロ。

アメ車でも古いのが好きで、歴代鉄バンパーの車を乗ってきたこともあって、
あべさんがこのTシャツを選んでくれたらしい。



しかしその後、あべさんは事故で突然死んでしまった。





で、このTシャツもなんとなく普段使いでは着られなくなってしまって、
なにか思い入れのあるときなんかに着るくらいでほとんど出番がなかった。




しかしあべさんが亡くなって5年が経ち、
ある日ふとしたきっかけで目に止まったTシャツに、心を奪われてしまった。


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このチーム久光を称えるハコスカのTシャツ。


このハコスカのTシャツは、
カミナリのTシャツラインナップの中でもかなり人気があるらしく、
俺が見つけた時は新作で発表されていたにもかかわらず、既に完売寸前。

普段はLサイズなんだけども、Lはあっという間に完売。
Mならかろうじて一枚在庫が残ってて、滑り込みで手に入れた。


この辺りからじゃないかなー。カミナリが流行りだしたのは。


で、あべさんが生前、

「このカミナリブランドのTシャツ、
わこうさんに集めてほしいなー。似合うと思うんすよね。」


って言ってたのを思い出したのもあり、
同時に、カミナリもなかなかツボなデザインのものを出し始めたことも相まって、
去年あたりから少しずつ気に入ったデザインのものを集め始めた。


まぁ、ちょっと派手なんだけども大阪あたりでは全然普通ね。



芦屋では・・・・





これ着て出かけると、関心がある人は2度見、3度見する。


どっちの意味で2度見してるんかなーと一抹の不安はあるが、
でも、気に入って着てるからいいのだ。



べつに、あべさんの意志を継いでだとか、供養がなんちゃらとか、
そんな重い意味合いで着ているわけじゃないんだけども、
俺がカミナリを着てると、あべさんが笑って見てるような気がするんだよな。


「おっ!今日はハコスカいくんすか。」


みたいな。




と、今日6月28日は、あべさんの命日なのでカミナリにまつわる話を書いてみた。




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と同時に、今日は現在の俺のブラザーであるナベケンことナベさんの誕生日でもある。


毎年おんなじこと書いてるけども、二人の親友の命日と誕生日が同じってすごくね?



そんなこんなもあり、ナベさんも俺と車の好みが似てるし、古いコルベットとか乗ってたし、
よし、ナベさんにもカミナリの泥沼に浸かっていただこう(笑)という思惑もあり、



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送ったさー!新作のハコスカ!



こうして、カミナリの輪が広がっていくといいな。



故 あべさんを偲び、なべさんの誕生日を祝い、仙台に思いを馳せるのだった。




posted by わこう at 23:59| Comment(0) | 普通の日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月26日

関西で玄さん。

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先日、日本駆け込み寺の玄さんが、兵庫でトークライブするというので会いに行ってきた。





玄さんは、新宿歌舞伎町で、「たった一人のあなたを救う」という理念のもと、
DVや金銭トラブル、ストーカー、自殺などなどで悩む人達を救う活動をしている人で、
これまでにたくさんの著書があり、玄さんをモデルにしたVシネマがあったり、
俳優の渡辺謙が、玄さんの活動に感銘を受け、自ら主演でドラマ化されたりもしている。


今まで相談を受けた件数はざっと3万件と言っていた。


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以前玄さんに、ドラマなんかでいろいろ取り上げられてるけども、
一番事実に近いのはどれか聞いたら、この「実録 無敵道」だと言っていた。


このVシネの中で、ヤ●ザとの命がけのやりとりや、
組事務所にダンプで突っ込むシーンがあるんだけども、

「あぁ、あれはほんまやで。」

と、あっけらかんと答えたのは忘れられない。




そもそも俺と玄さんは、どんなつながりがあるのかというと、
俺は駆け込み寺の仙台支部である、「国分町駆け込み寺」の立ち上げスタッフだった。





簡単に時系列で説明すると、仙台に俺の友人の「斉藤さん」という男がいたんだけども、
ある日、斉藤さんが玄さんの活動を知り、新宿まで押しかけていき、
玄さんの一番弟子として、新宿に住み込みで駆け込み寺スタッフとなることとなった。


その目的は、いつか仙台に駆け込み寺を作ること。


仙台を離れる前、斉藤さんは、

「もしも仙台に駆け込み寺を作るような動きになったら協力してほしい」

と俺に言い、俺も喜んで受けると約束した。



斉藤さんが新宿に行って1年くらい経ったころ、あの東北大震災があり、
玄さん自身も、阪神淡路大震災の経験者だということもあって、
仙台でいろんな悩みを抱える人たちのサポートをせなあかん!という動きになり、
急きょ、国分町駆け込み寺を作ることになったので協力してほしいと要請があった。


そこで、俺が信頼している関わりの中で、
そういう活動を快く引き受けてくれる人たちとつないだり、
仙台で玄さんを囲む会を開いたり、仙台支部初期スタッフを募ったりした。



そしてついに、2012年3月12日、仙台支部開設準備室が立ち上がり、
同年7月7日に仙台支部が正式スタートとなった。





という流れ。





斉藤さんから仙台支部立ち上げの話が来たとき、
俺はすでに関西移住が決まっていて引っ越し準備段階。

だから、俺が関わったのは、「開設準備室」の立ち上げまで。






玄さんは、

「わこうが関西に行くんやったら、また関西で頼むで。」

と、言ってくれたものの、関西での生活でアップアップしているうちに、
あっという間に2年が過ぎた。



そうしたら実は、兵庫県の三木市にとても熱いご夫婦がいて、
NPO法人 自立生活支援センター 歩(あゆみ) という活動の一環で、
駆け込み寺の兵庫支部が発足したのだった。







そして、やっとここから本題に入るんだけども、
今回の三木市での玄さんトークライブは、この兵庫支部の天満さんご夫妻が主催。


その情報を、仙台支部スタッフの千葉さんが教えてくださって、
「よし!玄さんに会いに行こう!」となったわけです。


そして、二年前に玄さんから「また頼むで」と言われたこともあり、
どんな形での関わりになるかわかんないけども、
お手伝いできることを見つけにいくのも目的だった。



とにかくイベント前なので、主催の天満さんともあいさつもそこそこに、
バタバタ〜っとお手伝いを。


そんな時、奥さまから、

「実はカメラの撮影スタッフがいないので、写真をお願いできませんか?」

と。


うぉー!願ったり叶ったりじゃー!



ひょっとしたらそんなこともあろうかと、カメラを持っていってたのだよ。ワッハッハ。



ということで会場をカメラを持ってウロウロ。



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さっそく玄さんを発見!


俺の顔を見るなり、


「わ・・わこう!そうや!わこう!わこう!」



で、ふたこと目には、


「そう!フィギュア!フィギュア!ガンダム!」



ってどんな覚え方されとんねん。俺。(笑)



で、周りにいた人が、俺を見て、


「フィ・・フィギュアですか!?」



と困惑気味に見る。


みたいな。




こう・・懐かしさとか感動とか無い、あっけない再会でした。



ということで、当日撮った写真の中から数枚紹介します。






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会場となる兵庫県立三木山森林公園の音楽ホール。

緑に囲まれて素晴らしいところでした。








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開場時の受付の様子。








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熱心にパンフレットを読む人たち。







そして、主催の天満さんのあいさつが始まり、


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天満さんとかたわらで見守る奥さま。







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トークショーは、玄さん節全開で、スパッスパッと切れ味のいい話を。




今回の話の中で一番特徴的だったのは、玄さんは一貫して、
「たった一人のあなたを救う」の「一人」に完全にフォーカスしていること。


例えば、「グループ」や「クラス」や「組織」全体を良くするのに、
全体がテーマであったとしても、見るのは「一人」。


だから一度に複数の相談は受けないし、
複数人が解決するようなサポートの仕方はしない。



玄さんがこだわるのは、目の前にいる「一人」。



ここをぶれずに一貫しているところはさすがやなーと思った。




その後、懇親会にも加えていただいて、
とにかくジェットコースターのような時間が過ぎた。



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懇親会の最後、兵庫支部天満さんご夫妻との思いを語る玄さん。


とにかくこのご夫妻の本気度に心動かされたと言っていた。



天満さんとゆっくりお話したかったけども、主催者だしとにかく忙しい。


だけども、トークショー開場から懇親会開場までの移動のおよそ15分間くらい、
車中でお話させていただいたんだけども、その15分でしっかり伝わる誠実な人柄。


みんなその実直さに惹かれてこのご夫婦を応援してるんだろうなーと実感した。



今後、俺もいろんな形で兵庫支部の活動に参画させていただいて、
このご夫妻のお手伝いをさせていただきたいなーと、心から思った。


久しぶりに、人を見て魂が揺さぶられた。


これから天満さんともっとお付き合いを深くして繋がっていきたい。


そのためには、まずは俺はどんな玉が出せるのかをきちんと伝えることだ。

まずはそこからだ。



関西での生活を、より充実したものにしていきたいと思った。



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玄さん、またこれからもよろしくお願いします!




posted by わこう at 23:12| Comment(0) | 普通の日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月21日

FIGHTING梅干し。


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芦屋に来て2年。

なんかいろいろ必死でイッパイイッパイな2年だった。


しかし、もうそろそろ気持ち的にも余裕ができたし、環境にも慣れた。


ということで、ことしは関西に来て初の梅干しを漬けようと思い立った。



そもそもは、りえさんの大分のFacebookのお友達がお声がけくださって、
無農薬の梅を手に入れることになったことがきっかけ。


ちゃーんとこうしてタイミングよく事は運ぶようになっているのだよ。うんうん。


仕事で家を開けっ放しでなかなか荷物を受け取れずに数日経っちゃって、
もう熟してるんじゃないかと心配してたんだけども、




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まだまだ青かったので、少し熟させることに。








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こんな感じで少しずつ熟してきて・・・












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いい感じになったので、りえさんと「漬けっぺ!」と。


ちなみに、仙台にいた時は毎年漬けていたんだけども、
いつもお店で漬けていたから、りえさんは梅干しを漬けるところが見たことがなく。

今回はいい機会なので、りえさんに手伝ってもらって、実際に体験してもらおうと。


ということで、塩もみして・・





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こんな感じで漬かりました。




ここでハッと気づく。




漬物石が無い!!





仙台にはいい感じの「マイ漬け物石」があったんだけども、
引っ越しの時に置いてきちゃった。



そこでなにかいいものはないかと頭をフル回転・・・











ひらめいた!










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ダンベルのウェイトじゃー!



小ぶりで重く、平べったくて安定が良い。


漬け物石にぴったり!



ちなみに、上の写真はあくまでも撮影用で、実際は、






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熱湯消毒してラップで包んでます。


雑菌繁殖やカビ予防ね。




あと数日すると、岡山から赤しそが届くので、白梅酢が上がるタイミングを見て、
また漬け込むのだ。





ところで、2006年から梅干しは毎年漬けていたんだけども、
最初の頃は2~3キロと少なかったり、いろいろあった時に持っていかれちゃったりして、
少し多めに梅を漬け始めたのが2009年から。



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その中で、現在、開けずにずーっと漬け続けているカメが2つある。

これは、関西に引っ越しする際に、業者さんに手荒く運ばれるのがイヤだったもんで、
自分の車に積んで持ってきた。



2009年ものと2011年もの。


2011年は、あの大震災と放射線問題があったわけだけども、
奇跡的に伊豆産の未検出梅が入手できたので漬けた。



そして、2009年の梅は、


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俺の妹分である、相馬ののほずみちゃんのおじいちゃんの山から摘ませていただいた梅。





あの時は本当に楽しかったな。


ほずみちゃんのおじいちゃんもお亡くなりになり、福島原発事故があり、
現在はあの梅の木はどうなってるのかな・・


なんかこの時の梅摘みの写真とかブログ記事とか読んだら、
切なくなってちょっと泣いた。



ということで、我が家にある2つの開かずのカメの梅干しは、俺にとって、
どちらも超ー貴重な、思い出や思い入れがイッパイ詰まった宝物なのだ。




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今回漬けた梅も、関西第一号として記念すべきカメになるだろう。


美味しくなれよ。



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ファァァァァァーイッ!



posted by わこう at 15:39| Comment(1) | 普通の日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月14日

Facebookの大阪写真部。


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Facebookの中で、大阪写真部というグループを運営させていただいている。





立ち上げは2011年だったか・・まだ仙台にいたころ。


出張で大阪に行った時に出会った、
ヒーラーのひつきさんとカメラの話で意気投合。


では、Facebookの中に写真部を作ろう!となった。



しかし、ぶっちゃけ、立ち上げるだけ立ち上げてそのまま放置。


しかも、立ち上げ当初は「グループ」ではなくて、
「Facebookページ」として立ち上げた。


立ち上げてから気づいたんだけども、
Facebookページって、基本的には管理者の投稿ありきのトップダウン型。


管理人ではないユーザーからの投稿は、
「その他ユーザーのアクティビティ」として仕分けされてしまう。


だから、せっかくいい写真が撮れて投稿しても、
管理人の投稿が最優先されるので、投稿が目立たなくて、
人知れずタイムラインの下の方に流れていってしまう・・・

なーんてことが多々あり、なんだかなーと思っていた。


逆に企業や芸能人なんかの公式ページとして使うには、
Facebookページは最高のツールだと思う。



だけども、俺が作りたかったのは、
投稿に関しては、管理人だろうがそうでなかろうが関係ない、
横イチの対等な立場で自由に投稿できるコミュニティだった。

そういう点で向いているのは「グループ」という機能だ。


「グループ」だと誰が投稿しようが関係なく、対等にタイムラインに流れる。


なので、ある日突然思い立って、「Facebookページ」を廃止して、
「グループ」として立ち上げ直した。



という経緯があります。



現在の参加人数は約140名。


まだまだ小さいグループではあるけれども、
最初は俺やひつきさんの知り合いを招待するところからスタートして、
現在は、知らない人から参加申請が来るようになってきた。

いやー、メッチャうれしいっす。


あんまりガチガチにルールは決めたくないので、
ゆる〜い感じの最低限のルールでやってます。


個々のモラルにお任せした、大人のコミュニティのまま運営していくのが理想だ。


プロアマ問わず、一眼だろうがケータイだろうが関係なく、
日常で撮れたいいショットを淡々とアップしていただきたい。


最近俺がアップしたのは、


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こんなのとか、









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こんなのとか、









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こんなの。



別に、大阪写真部だからといって大阪や関西に限ってるわけじゃなく、
全国にメンバーがいらっしゃるので、全国の写真がアップされて楽しいよ。


そして俺自身も、管理人という立場もあって、
最近、写真に対して真摯に向き合っている実感がある。


以前は、同じようなアングルの写真でも、色が違ったりすれば、
すべての写真を公開したくて、個人のアルバムではすごい枚数の写真を公開していた。


だけども、その中の数枚は、はたから見たら、
「どこが違うのかがよくわからない」というようなのが被っていたりしていた。


そんなとき、りえさんに、「写真を安売りしない方がいい」と言われて、
ガツーンと来たんだよ。


あれもこれも見てほしい気持ちはわかるけれども、
その中でとびきりの一枚を吟味して選んだほうがより伝わる、と。



目からうろこだったねー。



それ以来、写真を撮る時も、「吟味した一枚」を意識して撮っている。


たとえ同じようなアングルで表情の違う写真が数枚あったとしても、
公開するのは一枚だけ。


選ぶのにも魂乗っけて選ぶようになった。




俺はそんな感じで写真部を利用しています。



Facebookをやっている方で写真が好きな方は、
よかったら大阪写真部に参加してみてください。


お待ちしてまーす。






posted by わこう at 16:04| Comment(0) | Photo | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月08日

ベアッガイ DE スチームパンク。


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久しぶりにジオラマ作りました。

今回の記事は、例によって掲載写真がメッチャ多いので、なるべく説明は簡潔にします。



今回、久しぶりにジオラマに挑戦したのは、8月に浜松で行われる、


その申し込み締め切りが明日6/9ということで、
ここのところずーっとこの制作をしていたんだけども、
製作過程の写真などを公開するのは、このエントリーが終わってからにしようと、
Facebookでも公開せずに極秘裏(笑)に制作を続けてきた。


無事にエントリーが終わったので、記事にして公開します。



ちょっと前置きが長くなってしまうんだけども、
ホントは、最初はバイクを使ってビネット調に仕上げようと構想を練っていた。



去年のモデラーズエキスポコンペに出品した、


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この紅葉とバイクみたいな路線で。





ちょっと話は変わって、模型仲間の環さんとたまに会っては模型談義をするんだけども、
その時に、環さんの製作途中の写真を見せてもらった時に、

「うわー・・やられたー!」

と、衝撃を受けたんだよ。



こう・・作りたい世界観が明確でしかもセンスが良く。


そういえば、一昨年のモデラーズエキスポで、
ヤマタクさんこと山田卓司氏が、トークショーの中で、

「ジオラマはコンセプトだ!」

といった旨の事を力説してたなーという事も思い出した。



その時のヤマタクさんの動画はこちら。


それもあり、バイクのビネットを雰囲気良く作ったとしても、
コンセプトの部分がスカスカというか・・・

雰囲気で終始持っていくこともできるんだろうけども、
できあがりのクオリティに大きく左右されると思うし、
完成したもののイマイチ・・なんて事もありえるわけで、それはとてもリスキーだ。


そういう意味では今回の「環ショック」は良い意味でとても大きく、
コンセプトを考えなおすところから仕切り直しすることにした。


環さんには本当に本当に感謝してます。




さらに時を同じくして、同じく模型仲間の庵さんという方がいらっしゃるんだけども、
この人は無類のアッガイ好き。

この庵さんが、個人イベントとして、1/144のベアッガイV(SAN)発売にあわせて、
ベアッガイVを持ち寄ってイベントを立ち上げちゃった。

いやー、スゴイね。アッガイへの深い愛を感じるね。


ベアッガイ祭りの公式なサイトは無いので、庵さんのブログ記事のリンクはこちら。



ということで、では、このベアッガイ祭りに参加しつつ、
浜松ジオラマグランプリにもエントリーしようと思ったわけです。




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ということで、発売されてまだ間もないベアッガイV(SAN)のキット。


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で、このかわいいベアッガイをとことんアダルティーにして、
日本一可愛くないベアッガイを目指そうと、スチームパンク風にすることにした。






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パチ組みが終わったところ。

そして今回、midoujiさん原型の博士フィギュアと合わせることにした。




このフィギュア、発売されたと思ったら瞬く間に完売した幻のフィギュアで、
midoujiさんのBLOGをチェックしててよかったなぁと心底思ったのだった。

とにかく素晴らしいクオリティ。


なので、今回のコンセプトは、この博士が作ったシステムで、
ロボットがロボットを作るということで、「ROBO made ROBO」ということに決定。



さて、コンセプトと方向性は決まったものの、
ベアッガイをスチームパンク風にできるのか?と一抹の不安を抱きつつ改造開始。


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ドールアイを埋め込んでみたりしたんだけども、
表情が伺えない、無機質な感じのほうが、可愛さを完全に払拭できるなーと、
ドールアイは却下。




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いろんなアクセサリー用のメタルパーツをネットで検索していろいろと組み合わせた。

やっぱりこういうほうが雰囲気いいなぁと。









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そして、胸の部分を繰り抜いて電飾を仕込んでみた。


これは、ろうそくの炎みたいにボワーっとゆるく点滅するんだけども、
100円ショップで売ってる電池式の擬似ロウソクを分解して、
回路ごとLEDと一緒に埋め込んだ。

電源は別にとるようにコードを延長。





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ジャンクパーツを組み合わせてこんな感じに作ってみた。

ちなみに中にも歯車とかを使ってちょっとだけ内部構造を再現してます。






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背中はこんな感じ。

アメ車やトラックのエンジンやマフラーなどのジャンクパーツがやっと役に立った。






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そして、足を建造中という設定にして、
歯車とジャンクパーツ、コードなどを使ってこんな感じに。


リアリティよりも、デフォルメした感じを重視した。





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ここにも電飾を仕込んで発光するように。


ここは、溶接しているようにババッとフラッシュっぽく点滅するようにしたくて、
だけども、俺は回路を作れないので、既存のものを流用することにした。


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これは、車用の電飾スイッチなんだけども、フラッシュ点滅のパターンが数種類あって、
ボタンを押すたびに切り替えることができる。

ただ、12V専用なので、電池を8本使うことと、LEDに抵抗をつなぐことが必須になる。


今回は、ジオラマベースの中に電池ボックスを仕込めるのでこれを使うことにした。





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そして、同じく建造中の足の下の部分。






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こんな感じになりました。


とにかくリベットを打ちまくろうと、丸リベットやマイナスリベットなどなど、
数種類のリベットを打ち込んだ。






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そして、ベアッガイを組み立てている側のロボットを。


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この、1/144の旧キットボールに付いている、1/250のボールを胴体に使用。



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関節部分には、歯車などを使ってデフォルメ。






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つやありの黒で下地塗装したあと、アルクラッドを吹いてクロム調に。

少しだけ墨入れなどして汚してます。





さらに、ロボットの他に動力源となる機械を作ろうと、


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こんな感じでピンポン球を使ったり・・







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鉄道模型用のプラントのキットをベースに、
歯車などを組み合わせてゴチャゴチャかつスチームパンキーな感じに。






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塗装前に実際に配置してみた。

ちょっとコチャコチャしてる感じもするけど、
この密度感がカオスな雰囲気を出すのではないかと。




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黒サフ吹いて・・・








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カッパーを吹いてこんな感じに。







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歯車部分などは筆塗りで軽く塗り分け。






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壁にも歯車でデコレーション。






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midoujiさんのフィギュアがアインシュタインをモチーフにしていることもあり、
ちょっとこんな感じで自画像風に作ってみた。






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いやー、素晴らしい造形です。スケールは1/35。









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こんな感じで塗れました。






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ベアッガイはこんな感じで、メタルカラーのブラスを中心に、
3色くらいを筆塗りで重ねていく感じで塗装。


マシーネンを塗ってるみたいで楽しかったなー。



ということで、



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ジャジャーン!完成です!






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電飾でピカピカー。







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ちなみに、博士フィギュアは、ベースに接着せずに軸棒を挿してるだけなので、
前向きにも後ろ向きにもできるようにした。






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今回は、ウェザリングは最小限に抑えた。軽くスミ入れ程度。







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足の部品を溶接しているミニロボット。







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ベアッガイの口元には、革調シートを貼ってさらにパンキーに。






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後ろ姿。

けっこう個人的に気に入っている。







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右腕も建造中という設定で、ホネホネで。











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動力機械もこんな感じで。

こちらにも青いLEDを仕込んで点滅させるようにした。






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今回は、溶接している部分の12Vの配線と、他の3つの配線、
それぞれ電源とスイッチを分けた。






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背面のスイッチはこんな感じ。

右側のフラッシュスイッチは、押すたびにいろんな点滅パターンで変化。









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個人的には、この胸元のボヤーッと点滅するのがお気に入り。







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少し空間が空いて間延びした感じの部分があるので、
歯車とかが無造作に置いてある感じを。

すべて接着してます。






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作業の様子を見守る博士。







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別角度から。







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光ると雰囲気出るなー。



最後に、電飾が全て光ってる様子を動画でアップしたので良かったら見てやってください。



さて、これで浜松ジオラマグランプリにエントリーが終わったわけだけども、
まずは一次審査を通ることを祈る!


どうなるかなー。



posted by わこう at 03:48| Comment(1) | TrackBack(0) | プラモデル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする