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2014年04月29日

おかげさまで10週年。

2004年から書き始めたこのBLOG、珈琲バカ。


本日でついに10周年を迎えました!



これもひとえに、ひたすら書き続けてきた自分の努力の賜物・・


というきみまろのような冗談はさておき、
この間、たくさんの方々にご訪問いただき、
読者の皆さまに支えられてここまでやってこられました。

本当に本当にありがとうございます。




そもそも、なんでBlogを開設するに至ったかというと、
10年以上前から、コーヒー関係のオンライン通販をやっておりまして、
定期的に、オンラインショップのオーナーさん同志で集まって、
いろんな勉強会をやってたんですよ。


時にはECマーケティング業界でも有名な人を講師としてお招きしたり、
自分たちで自発的に勉強会を開いたり。

まぁ、半分は飲み会目的だったりもするわけなんだけども・・・


もちろん当時は、
サイトはホームページ作成ソフトを使ってHTMLで作るわけなんだけども、
俺のまわりのショップオーナーさんたちは、だいたいみんな自分で作ってたから、

「どうやったらアクセスを増やせるのか」

「どうやったらサイト閲覧から購入までのレートを上げられるのか」

なーんて話を勉強会でいろいろとやりあっていたわけですよ。


でもなかなか、自分が狙ったキーワードで、
Yahoo!やGoogleの1ページ目に自分のサイトを表示させるようにするのが難しい。


特にニッチなキーワードならいいけど、ホットキーワードがあるわけで、
俺も当時から珈琲豆の販売とかをしていたので、
「コーヒー豆」なんてキーワードは激戦区なわけですよ。

それでみんなやっきになってSEO対策をする・・みたいなループ。


そんな中、「BLOGは検索の上位に引っかかりやすい」という情報が飛び込み、

「なにーーー!?」

となったわけです。


とにかくBLOGに、
自分がヒットさせたいキーワードのBLOGタイトルや記事タイトルを織り交ぜ、
記事本文中にもヒットさせたいキーワードをなるべく入れ込んで書く。


そうすると、サラの状態からHTMLで作ったサイトよりも、
BLOGの記事の方が上位に来るんだってよ!

と聞いたもんだから、オーナーさんたちはこぞって

「BLOGじゃー!BLOGの時代じゃー!」


とBLOGを書き始め、俺も御多分にもれず書き始めたという、
下心まる出しで書き始めたんですよ。



最初は!



ところが、書き始めてみると、そうそうそんなにコーヒーの記事なんて毎日書けねーよ。
うんちくとか。


そこで、その日淹れたコーヒーの事を書いたりもしたんだけども、
それだって、どこの馬の骨かもわからない俺が、
今日はブラジル飲んだだの、モカをドリップしただの、うまくいったとかいかないとか、
そんなどうでもいい記事を誰が読むんだっつー話で。


で、そんなうちにネタがあっという間に尽きて、
俺もコーヒーの事を書こうとしてもモチベーションが上がらない。

そこで、苦しまぎれに我が家のニャンたちの事を写真をおりまぜながら書き始めたら、
ニャンの記事を書いた時だけアクセスが増える。


なんだこれは!と。


そこでだんだんとニャンたちの記事が圧倒的に増えて、一時は猫ブログに。

その後、それだけでもなんだかなぁ〜と、趣味の事とか書き始めたら、
だんだんとアクセスも増えて、俺も書くのが楽しくなって・・・


そんなときに思った。


よく10年日記と言うけれども、BLOGを10年書き続けたらスゴイなと。


特に、当時の俺はとにかく飽きっぽくて、一つのことを長く続けることができない。

「BLOGを10年続けた」というひとつのものさしができたら、
それが行動のモチベーションや自信につながるんじゃないかと思ったわけです。


だから、最初はコーヒー器具や豆の販売促進を目的として開設したBLOGだけども、
だんだん当初の目的から離れて迷走しだしたわけです。(笑)

まぁ、結果的に良かったと思ってるけれども。



しかしいろんなことがあった10年でした。

交通事故にあい長期入院したり、とばっちりで傷害で起訴されそうになったり、
火事に巻き込まれたり、開業したり、破産したり、生き方が変わったり、
パートナーが変わったり、大切な人を亡くしたり、身内に大変なことがあったり、
そして、現在は故郷を遠く離れて関西で暮らし・・・


それでもこうして楽しく生きていられるのは、
多くの人たちに支えられてきたから。

もうそれ以外のなにものもありません。


確かに終わってしまった関係の人たちもいるけれども、
でも、お互いに、人生のある時期に、その人たちと関われた事自体は、
無駄なんて何一つ無いし、楽しいこともたくさんあったし、それでいい。


人にだけは恵まれたなぁって本当に思います。


そんな人達も俺のこんな拙いBLOGを読んでくれて、
自分のことのように感じてくれて、支えてくれる。

本当にありがたくてありがたくて涙出ます。


会う人から、

「こないだのあの記事おもしろかったー!」とか、

「あの記事に影響されて俺も始めたんた。」とか、

「あの記事の模型、今度見せてくれ。」とか、

そんな声を聞くと、なんかメッチャうれしいんだよね。



これからもBLOGは20年、30年と目指して書き続けていこうと思います。

そのためには、このシーサーブログさんにも頑張ってもらわないと!


ちなみに、無料でありながら完全に広告を消すことができるというのが、
俺がシーサーブログを選んだ理由だ。

結局、最近は大容量ストレージサービスを利用するために有料プランにしたり、
独自ドメインをBLOGに割り当てたりと、ちょっとだけBLOGに投資してるわけだけども、
シーサーさんはかなりBLOGの機能としては充実してると思うんだよな。



最後に、一番最初にこのBLOGに書いた記事は



キリマン&友人S!

一番最初に書いた記事なのに、出だしが、


朝起きて、キリマンのストレートを入れた。














R0021115.jpg

っていうくらい恥ずかしいな!


ちなみに、この友人Sとは、小学校の同級生の佐賀ちゃんのことであり、
この日生まれたゆうきくんは、珈琲バカと同じ10歳になったということだ。

※ちなみに佐賀ちゃんとは、俺がやっていたお店、まくろび庵の上に住んでいた一家です。


IMG_6303.jpg

これはゆうきくんが何歳のときだっけかなぁー。1歳か2歳かそんくらい。


だから、この珈琲バカは、ゆうきくんと共に成長しているというわけですな!


これからも頑張って書き続けていきますので、
珈琲バカをご愛顧賜りますよう謹んでお願い申し上げます。


ありがとうございます。




posted by わこう at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | BLOG | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月16日

ホームシック。

hagaki.jpg

突然、仙台のおふくろから絵手紙が届いた。


大震災後に脳溢血で倒れ右半身麻痺になってしまったので、
おふくろから絵手紙が届くなんてビックリ!


たぶん左手で一生懸命書いたんだろうなーと。



そして、この絵手紙が届いてからというもの、少しホームシックになってます。

というか、仙台がとても懐かしく、飛んで帰りたい気持ち。


それと同時に、関西に引っ越してきてもうすぐまる二年が経ち、
三年目に入ろうとしてます。


二年前の今頃は、仙台を離れる寂しさで、
泣きながら荷造りしてたっけなー。わははー。




俺は仙台がとにかく大好き。

友人も多いし、勝手知ったる街だから何をするにもラク。



しかし、あの大震災があり、いろんなことが変わった。


関西に引っ越すことにした最大の理由は、りえさんの体調悪化だ。

震災後、とにかく持病の喘息の発作が劇的に増えた。
お手当してもおっつかない。


だんだんやつれていくりえさんを心配していた時に、
突然提案された関西移住。


いやー、ビックリしたさー。


でも、今思えば、あのタイミングで関西移住を決意し、実行したことは、
結果的に本当に良かったなーと実感している。

おかげさまで、りえさんの体調も改善し、今はすこぶる元気。



引っ越しの日は大雨だった。


高速の深夜割を使うために、真夜中に起きて、
4匹それぞれ思い思いの場所にいるニャンたちを捕獲してキャリーバックへ。

そして、どしゃ降りの中、誰にもさよならを言うわけでもなく、
りえさん、ニャンたちと共に芦屋に向けて出発。

友人たちの顔や仙台のあったかさを思い出しては、
こみ上げてくるものをグッとこらえてとにかく走った。


俺はあの夜のことは一生忘れないと思う。




関西に来て二年も経てば、こっちはこっちで友人や知り合いもたくさん増えたし、
居場所もできたし、すっかりこちらの生活になじむ。

今では関西での生活がとても気に入っている。



だけど、不意に届いたおふくろからの絵手紙は、
ノーマークのところにストレートがガツーンと入るような衝撃。

一瞬にして、仙台の空気感や俺が好きだった場所、
大切な人たちの顔がフラッシュバックでバババーッと浮かぶ。


いやー、まいったね。仙台に飛んで帰りたい衝動。


さらに、ネットニュースやFacebookなんかで、
震災復興が遅々として進まないことや、放射能汚染や東電のことなんかを見ると、
心がかき乱されてやっぱり仙台に飛んで帰りたくなる。


だけどもさ。

たとえ俺が仙台に帰ったところで何が起きるわけでもない。



関西移住を決意するに至るまで、
りえさんの体調の他に、移住の理由をいろいろ考えたわけだけども、
一番俺の中で大きかったのは、

「東北の外から東北を応援する」

ということ。


例えばお金ひとつとっても、
東北が潤うためには、東北以外からのお金も要る。


二年経った今でもその考えは変わらない。


俺にできることなんて微々たるもんだけれども、
それでも、そういう志を持つ人が何人、何十人、何百人と増えていったら、
少しだけなにかできるんじゃないかなぁと。


だから、ホームシックになったとしても、
俺にはその大義があるのでブレない。


関西に来て、仙台にいた頃よりも、
自分ができることのフィールドやスケールが広がっているのを実感している。



仙台を愛すればこそ、頑張って自分が関西でできることを精一杯やることが、
ひいては仙台や東北のためになると信じている。


おふくろからの絵手紙は、
自分が関西に来た意義をもう一度考えさせてくれたきっかけとなった。


そして、そんなおふくろに俺はなにができるんだろう・・



そのうちまたおふくろに会いに行くか。



posted by わこう at 02:49| Comment(1) | TrackBack(0) | 普通の日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月09日

1/20 S.A.F.S RACOON。

rac_14.jpg

実に1年以上ぶりにマシーネン作った。
いやー、楽しかった。


去年は、ほとんどバイク模型に費やしたので、
今年は本腰入れてバイク模型を作る前に、
いろいろとやりたくてもあとまわしになっていたことをやろうと、
カーモデル作ったりしてきたんだけども、今回はマシーネンを。


去年、マシーネン関連は、いろんなキットが再販されたり、
新たに新製品が発売されたりと、マシーネラーにとっては話題に事欠かない1年だった。


rac_0.jpg

今回作ったラクーンもその新製品のひとつで、
マシーネンと言えばこれ、独特のタマゴ型の頭をしたアームスーツ、
S.A.F.Sの偵察型という位置づけだ。




このラクーンの特徴は、独特のくちばしに加え、
この手のスーツはだいたいが左手にレーザーガンとかが付いてるんだけども、
左手も普通の手であるということ。

もし、他のスーツで偵察機という設定で作ろうと思えば、
この左手を流用できるということだ。


ちなみに、今までは、左手を普通の手にしようと思えば、

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このナイトストーカーから流用するという手法を見たことがあるけれども、
今やこのナイトストーカーも絶版で、やや入手困難なキットとなっている。


そういう意味では、このラクーンの左手はとても価値があるといえるのではないかと。


と、ニッチな話題ですいません。


ということで製作記です。


rac_1.jpg

いきなりですが、組んでサフ吹いたところ。


個人的には、このS.A.F.S系のスーツは、足が長すぎてあまり好きくない。

なので今回は短足化のために、
ボディの底をくりぬいて足の付根をボディにめり込ませる感じにしたのと、
くるぶしの部分も短くして固定した。


あと、マシーネンを作るにあたり、避けて通れない合わせ目消し。


実は、俺はどうも合わせ目消しが苦手で、
最終的にはなんとかつじつまをあわせるものの、
基本的に合わせ目消しがヘタっぺなんだよなー。


で、いろんな方法を試してきたんだけども、
俺にとってやっとピッタリなものを見つけた。



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シアノンっていう瞬間接着剤。

これは、ナニワ模型界の女王、環さんから教えてもらったんだけども、
環さんは主に、フィギュアの改造や造形をするときに、
盛り上げ系のパテ代わりに、この瞬間接着剤を使っていて、
いつも使いやすいと言っていたので、俺も最近はシアノンを多用している。

盛り上げ系の瞬着だと、WAVEの黒瞬着があるんだけども、
シアノンのほうが気持ち粘度が低くて扱いやすい感じがするのと、
固まったあとに削るとき、WAVEの黒瞬着より気持ち柔らかくて、
コントロールがしやすい感じがする。

あくまでもこれは俺個人の主観です。


で、このシアノンを使って合わせ目消しをすると、
メッチャラクだということに気がついた。

パーツを合わせる前にシアノン盛って、
合わせた時にムニューっとはみ出たシアノンを綿棒で拭き取る。

固まったあとにヤスリがけをすると、本当にキレイに合わせ目が消える。


もっと早くに気づけばよかった・・・


ただ、瞬間とは言うものの、WAVEの黒瞬着みたいに、
これ単体だと固まるのに時間がかかる。


なので、


瞬着硬化スプレーは必須だ。

ただ、このスプレーは本当にヤバイ匂いがする。
有毒物質をいっぱい含んでまっせーっていう、なんとも例えようのない匂いだ。


なので最近は、塗装の時だけじゃなく、このスプレーを使う時も、
塗装用のけっこうゴッツいマスクをしている。


ちょっと話が脱線した・・・







rac_2.jpg

ということで、基本塗装一色目が終わりました。



で、今回は、以前からチャレンジしてみたかった都市迷彩を。



今回は、かなり細かい迷彩柄にしたかったので、この細切りマスキングシートを使った。


1ミリ幅と2ミリ幅のシートが一枚ずつ入ってるんだけども、
これをいろんな長さに切って、ピンセットで一枚一枚シートから剥がして貼っていく・・

という地道で気が遠くなって、俺が最も苦手とする細かくて根気のいる作業だ。


でも、修行と思えばいいのだ。

そう。人生修行修行。死ぬまで修行の連続だ。


あまりに集中しすぎて、6~7時間経っていたのに気付かなかった。

気がついたら、ありえないくらい肩がこっていた。



そんなこんなで



rac_3.jpg

はい。マスキング終わりました。


こんなちっちゃい模型に6~7時間ぶっ通しでやるんだったら、
もっと大きい模型にこのくらいの細かさの迷彩柄を入れるとなると、
はたして何時間、いや、何日かかるんだろうと・・・


まぁ、そんなことはどうでもいいんだけども。



ということで、


rac_4.jpg

2色目塗りました。

今回は、マスキング失敗のリスクを可能な限り無くすために、
エアブラシで塗装。



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はい。マスキングをはがしました。

もっと幾何学的な模様にしたかったんだけども、今の俺にはこれが限界。
でも、雰囲気はあるよなーと。







rac_6.jpg

反対側はこんな感じ。






rac_7.jpg

正面。







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次に、デカールを貼ってこうなりました。








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そしてウェザリング。

今回は、エナメルでウォッシングしたあと、ウェザリングパステルでチョコチョコと。
アルコール落としはしなかった。





rac_10.jpg

小物としてコンクリート片なんかをつくって、
都市を偵察しているというシチュエーションを、できるだけ小さなベースで表現したかった。

別に情景を作りたいわけではなく、あくまでも主役はラクーンであり、
ラクーン単体のビネットでも良かったんだけども、
都市迷彩にした意味付けのためにコンクリート片を置いただけ。


だからグランドワークはせずにあえて木目のまま。

このへんの感覚は理解してもらえないかもしれないんだけども、
俺はそのほうがラクーンが引き立つと思うんだよな。



ということで、




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完成です。









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この文字のデカールを、あえて迷彩柄の上に乗っけてみた。

ここの部分が一番好きかなー。








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左から。

キット付属のデカールの他に、マシーネンの他のキットからもいろいろ流用。






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ちょっとアオリで。






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ななめうしろ。






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汚しは、すこし砂っぽい感じを。






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フロントのエプロンのところに魚のホネのマークを持ってきた。








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コンクリート片は、発泡スチロールにモデリングペーストを塗って盛り固めた。





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腕の部分にもコード類を付けました。








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けっこうこのへんのアングルが好き。










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こんなに小さいビネットです。






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頭部ハッチの脇とうしろのランドセルに、
それぞれナットと真鍮パイプ、ステンレス線を使ってアンテナを自作。





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偵察機なので、通信用の長ーいアンテナを装備しているという設定。







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これはビーム兵器なのかマイクやカメラなのかわかんないんだけども、
ピンバイスで開口しました。




rac_25.jpg

全面にくらべて背面は迷彩が荒いです。





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ランドセルは適度に汚しました。






rac_12.jpg

ということで、1年以上ぶりのマシーネン。
結果は自分的には大満足でした。

やっぱりマシーネンは楽しいなー。


実はこのラクーン、3個も買ってしまったので、
またいずれ違うバリエーションで作ってみたいなと。


以上でーす。




posted by わこう at 02:48| Comment(0) | TrackBack(0) | プラモデル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする