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2012年07月31日

1/144 旧ザクジオラマ製作記。

R0022771.jpg

またまた、ジオラマというかビネットというか、微妙な大きさのものを作った。


今回は、初挑戦した工程もあって写真がとても多くなってしまったので、
製作記と完成品ギャラリーを分けて書くことにする。

ということで、まずは製作記から。



突然だけども、俺は数あるガンダムシリーズの中で、
好きなトップ1〜2に入るのが、MS08小隊だ。

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こう・・恋愛モノっていう部分はちょっとアレなんだけども、
陸戦型の機械の、妙なリアリティっぽさが好き。

こう・・ボロっちいとことか、兵器を兵器以外の使い方をするアイディアとか、
整備していて服がギアに巻き込まれたりするところとか、
なんかこう・・妙にリアルな感じがして好き。

全12話完結で、ダラダラ長くないのも良い。

ただ、ストーリーは思いっきり恋愛路線で、
そこにはまったくリアリティは無いんだけども・・



それに加えて、俺は子供の頃から、旧ザクが大好き。


妙にクラシカルでノスタルジックなフォルムに、
哀愁を感じてしまうんだなー。



なので、いつか旧ザクを使ったジオラマを作ってみたかった。


で、せっかく作るんだから、好きな2つをあわせて、
08小隊のワンシーンを作ってみようと思ったわけだ。


ということで、まずは、そのシーンが入っている動画をどうぞ。



全部見るのが面倒な人は、4分04秒あたりから見てください。



そして、ちょうど5分00秒辺りのところに、


zaku_kiki.jpg

こういうシーンがある。


ザクの3機編隊が川の中を歩いてきて、
それを近くの村に住むレジスタンスが監視している図。


あえて旧ザクが隊長機っていうところがまたニクイな〜と。
旧ザク好きな俺にとって、このシーンは、どストライクなのだよ。



ということで、製作開始。


今回は、


R0022090.jpg

1/144のHGを使用。


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いやー、このキット、同じザクでも、HGの中では発売が遅かったこともあり、
先日作ったビネットのザク2と違って、しっかりと設計されていて、とにかくよく動く。

地味な外見からはわからない設計。
いやー、バンダイスゲーなー。

アマゾンで買うと664円だもんなー。
かなりコストパフォーマンスが高いと思うな。


ということで、今回は基本ストレート組みなんだけども、一部小改造を。


まずはモノアイ部分なんだけども、以前のザク2同様、

R0022092.jpg

こんな感じで、パイプ状のパーツをくっつけて、





R0022094.jpg

裏にキラキラシールを貼ったWAVEのクリアレンズを埋め込み、クリアレッドで塗装。
パイプの縁はシルバーで塗装した。



こんな簡単な改造でも、けっこう効果は絶大で、

R0022096.jpg

こんな感じになる。雰囲気出るよね。


次に、このシーンを再現するためには、
胸のハッチが開いて、コクピットっぽい中身をチラ見させなきゃない。

なので、胸の装甲パーツを切断したあと、
家にあるディテールアップハーツとか、使わない部品なんかを切り貼りして、

R0022112.jpg

こんな感じでテキトーに作ってみた。


あとは、付属の平手は、そのままだと指が曲がりすぎているので、
関節に切込みを入れて、

R0022120.jpg

ちょっと伸ばしました。左が加工後。




あとは、肩のアーマー部分なんだけども、電動ドリルで穴を開けて、

R0022123.jpg

ディテールアップハーツを埋め込んだ。


次に、旧ザクの手のひらに乗るパイロットなんだけども、
鉄道模型のジオラマ用フィギュアが、1/150とスケール的にほぼ同じなので、


R0022125.jpg

こんなのを使ってみました。

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その中の1個にそれっぽく色を塗って、



R0022127.jpg

こんな感じに。


このあと、塗装に入るんだけども、写真撮らないでしまった・・

工程的には、全体的にガサガサにしたかったので、
溶きパテをサフ代わりに塗ったあとに、ファレホで筆塗りして基本塗装完了。


で、今度はベースの制作に入って、
コルク板の上に、スチロールを切ったものを芯にして、


R0022197.jpg

こんな感じに。





R0022203.jpg

イメージが湧きやすいように、目の前にシーンをプリントアウトしたものを貼って作業。



このあと、ベースやスチロールに木工用ボンドで石粉粘土を付けて造形。

手がボンドでベタベタだったし、一気に作業しないと粘土が硬くなってしまうので、
ここも写真が撮れなかった。


で、粘土が乾くか乾かないかのうちに、彩色して、情景用草とかをちりばめて、



R0022211.jpg

こんな感じに。


そしていよいよ、今回初挑戦で、水の表現を。

今回使ったのは、

R0022216.jpg

ジオラマ用のリアリスティックウォーター。
これは、ただ流しこむだけでいいという、超簡単な水表現のツールだ。

なので、ジオラマの縁に、こぼれないように薄いプラ板で囲いをして流し込んだ。


ただ、囲いがカンペキじゃなくて、ダダ漏れしたりなんだり、とにかく難儀した。

そしてこれは、手に付くとベッタベタになって、
水くらいじゃこすってもなかなか落ちないので、扱いには要注意。



で、このジオラマのポイントは、下半身は川に浸かっているので、
使うのはキットの上半身のみ。

今回のジオラマの場合、水が透明だと、下半身が無いわけだからおかしいことになる。


この、リアリスティックウォーターは完全に乾くと透明になるんだけども、
アクリル系の塗料だったらまぜても使えるらしい。


なので、濃い目に塗料を混ぜて、


R0022223.jpg

こんな感じにしてみた。


ある程度触れるくらい硬化するまで3日くらいかかったかなー。



そして次に、波の表現をするのに、

R0022226.jpg

この、ウォーターエフェクトっていうツールを使ってみた。


これは、リアリスティックウォーターよりも粘土が高く、
歯磨き粉くらいの感じなので、これをビュビューッと出して、
爪楊枝とか綿棒とかいろいろ使って、


R0022228.jpg

こんな感じで形を整えていく。完全に乾くと透明になる。






R0022230.jpg

底が見えないくらい濁った川だから、流れもそれなりにあるようなイメージで。


で、右端に、岩陰から監視しているキキを置いてみた。

さっきのジオコレのフィギュアに、ちょっとパテを盛ったり削ったりしてみたんだけども、
小さいし、慣れてないから、なんかちょっと変なんだけども・・・



ちなみに今回のザクのウェザリングは、
エナメルの黒と茶を混ぜたものでウォッシング&スミ入れしたあと、
油彩でハゲチョロやサビをチョンチョンと書き込むだけにした。


また、崖の部分とかがちょっと寂しかったので、木を植えたりして、




R0022260.jpg

こんな感じに。

ウォーターエフェクトも乾いて透明になってきたので、少し川の水に彩色して、





R0022646.jpg

こんな感じにしてみた。



ということで、いよいよ完成となるわけです。



完成写真の記事に続く。


 
posted by わこう at 23:12| Comment(0) | TrackBack(0) | プラモデル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする