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2012年07月19日

いじめについての考察。


最近、連日のように出てくる滋賀県大津市のいじめ自殺問題のニュース。


いやー、毎日毎日うんざりするね。


学校側の反吐が出るような自己保身と弁解、
そして、それと反比例して次から次へとポロポロと出てくる証言や新事実。

デヴィ夫人まで怒っちゃって大騒ぎ。



そしてついに遺族側が、加害者少年を刑事告訴して受理された。

これからどうなっていくのかな。



さて、以前、このブログに記事にしたんだけども、
俺も中学校の時に、大規模ないじめを経験している。


その過去記事。「【回想録】イジメ。」はこちら。


これから書くことは、この記事内容をふまえて書くのでぜひ読んでください。


俺のいじめと今回の事件では、共通している部分と全く違う部分があるので、
一概に俺の考察が当てはまるとは限らないということを先に書いておく。


共通している部分は、加害者側が、「自殺しろ!」とか「死ね!」とか言っていたこと。


俺がいじめにあっていたのなんてもうかれこれ30年くらい前なんだけども、
今も昔も変わらず、「死ね!」とかいうのはあったんだよな。


当時の加害者側の心理はよくわからないけども、
たぶん、もし俺が本当に自殺していたとしても、奴らは本気で喜んだと思う。


だから、「人が死んでるんだぞ!」と加害者に言ったところで、
たぶん響かないと思う。

表面的には反省してます的な態度を取ったとしても、
心の奥底では「ざまぁみろ。」とか思ってるんじゃないかな。


さらに、今回の事件のケースでは、
ネットに加害者の実名や顔写真、親の会社まで晒されちゃって、
反省どころか逆恨みのパターンだよね。

実際、加害者少年の母親が、
「うちの子は被害者だ」っていうビラを配ってたっていうし。



で、俺が何を言いたいのかというと、
もし、現在いじめにあっている子がこの記事を読む機会があったら伝えたいんだけども、
たぶん本当に自殺したとしても、たぶん、加害者側の心には響かない。

つまりどういうことかというと、あてつけで自殺するんだとしたら、
それは逆に相手を喜ばせるだけであって、死ぬだけ損だ。


ただ、俺も経験してるからわかるけども、いじめはとにかくしんどい。

学校のことを考えただけで、胃がキリキリ痛む。
そしてすべてぶん投げたくなる。

死にたくなる気持ちもわかるよ。だけど、もう一回書くけども、
本当に死んだら相手をよろこばせるだけで、死ぬだけ損だ。


だから、とにかく誰かに相談しろ。

特に今、連日のこの報道で、
いじめられっ子に耳を傾けられやすい世の中の風潮になっているわけだから、
その追い風を利用して、とにかく誰かに相談しろ。


もしも、相談できる人が誰もいなかったら、
いろんなところにいじめ相談室みたいのがあるし、そういうんでもいいし。

駆け込み寺でもいいし。

新宿駆け込み寺(東京) 03-5291-5720
国分町駆け込み寺(仙台) 022-395-7740



そこから何かが動き出す。まずはとにかく誰かにSOSを出してみること。

俺は、うちに来てくれていた家庭教師のお兄さんHさんに相談した。

そのHさんが直接いじめに対してな何かしたわけじゃないんだけども、
自分が前に出る勇気を与えてくれたし、うしろでしっかり支えてくれた。


今もHさんには、本当に感謝している。





そして次に、今回のいじめと俺のいじめの全く違う部分は、
俺のいじめだけにとどまらず、担任の先生にまで矛先が向いて大暴走。
学校側が、いじめや集団ヒステリーのような現象を認めざるを得ないくらい表面化したこと。

だから、学校側も総力を上げて沈静化対策を本気で取り組むこととなった。


これが大きかったなー。


今思い返せば、先生方も本気だったもんなー。

あの大津市の先生の、
どうやったら責任回避できるかしか考えてない会見とは大違いだ。


俺のいじめの頃は、ちょうど金八先生がリアルタイムだったし、
時代的にももっとおおらかだった。


だけども、そういう違いはあれど、今の時代だって、
先生方が本気で問題解決に取り組もうと思えばできるはずだ。


俺のいじめの時は、クラス替えによっていじめっ子達を効率良く見事なまでに分散させ、
さらに後々まで尾を引かないような、神の采配のようなクラス編成だった。

だけども、これは日頃から、誰と誰が仲がいいとか悪いとかという、
生徒間の人間関係を把握していないと実現しない。


でも、把握していないんだったら、アンケートでも聴きこみでもして、
これから把握すればいいことだと思うし。


俺の友人や知り合いにも、学校の先生が何人かいる。
みんな熱いソウルを持った人たちだ。


世の先生方は、風潮的にサラリーマン教師とかいろいろ言われることもあるけども、
いやいやそんな先生ばっかりじゃないって。


だから、もし、自分の学校でいじめの気配があるんだとしたら、
今はインターネットがあるから隠蔽したって必ずバレるわけだし、
逆にいち早くいじめがあるという事実を認めて、
学校あげて沈静化に取り組む方が、結果的に一番近道なんじゃないかなー。


まぁ、俺は教員じゃないからあんまりでしゃばったことは言えないけども、
だけども、いじめられた経験と、先生方に救ってもらったという実体験があるわけだから、
そこは認めていただきたい。


とにかく、今回の大津市のいじめ自殺問題は、収まるべきところに収まって、
早期解決することを願って止まない。



過去記事にも書いたけど、俺は中学一年でいじめにあったけども、
応援団が好きで2年生になってもまた応援団を続けた。


応援団って人前に出るわけだから、やっぱり最初はビビったけども、
やってみたら、案外全然平気だった。


いい意味で、自分が思うほど人は自分に気を留めていないっていうことだ。

それがわかってから、本当にラクになった。



で、俺の場合はそのまま中学3年で応援団長になり、
高校に入っても応援団を続けて、ついに団長になった。


いっぱいいろんな出来事があったけども、
根幹には、いじめを超えたという自信がすべての問題解決原動力になっている。

どれだけいろんなことがあったのかはこちらの記事でどうぞ。




とにかくいじめられっ子には、負けないでほしいと思う。

勝たなくてもいいから。


最後に、俺の高校時代の応援団の動画を貼っておきます。




負けるなよ。いじめられっ子。

 
posted by わこう at 17:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 普通の日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする