
今、俺にしては珍しく、一ヶ月もかけてプラモ作品を作っている。
あまり、ひとつの作品に時間をかけたくないから、
今まで、作り始めるとだいたい2〜3日、
かかっても1週間っていうペースで作ってきた。
だけども、今回、自分に新しい風を入れるために、
有名模型雑誌のプラモ選手権に作品を応募しようと思って、
今回はかなり本気で作っている。
何もかも震災のせいにするわけじゃないけれども、
いろーんなことがあって、心がクサクサしていた。
でも、クサクサになっても自分を保つことができたのは、
パートナーであるりえさんの存在と、プラモデルだ。
りえさんとは相変わらず仲いいです。(笑)
そして、精神的ないろんなプレッシャーだとか、責任だとか、
問題が起きてぶん投げたくなる気持ちとか、
そういう諸々の向き合わなきゃいけない現実と向き合うのに、
一日の間に、完全に頭を空っぽにして何かに没頭する時間が必要だった。
頭を、いろんな問題から完全に切り離してオフにできるから、
オンにしたときに、その問題と向き合うモチベーションやパワーが出る。
それが、俺にとってはプラモデルだったわけだ。
ちょうどナイスなタイミングで、
現在応募しようと思っているプラモデル選手権の事を知り、
自分の技量がどこまで通用するのか知ってみたい気持ちもあり、
前述のように、クサクサした自分の気持ちに風穴を開けたかったのだ。
だから本気で作る。
どうせ応募するんだったら、思い出作りの応募じゃなくしたい。
写真での応募だから、プラモの出来もさることながら、
アングルや撮り方にも留意しながら作っている。
上の写真はそのテストショット。
まだ作品が完成していないんだけども、
今週末には完成させて、本チャンの撮影まで完了させたい。
今は、俺が中学校や高校のころに作っていた時代から大きく進歩して、
プラモのキットそのものもいいし、塗料や道具もいいものがたくさんある。
しかも、いろんな人が次々と新しい技法を生み出して、
まーずとんでもない世界だね。
40くらいになってまたプラモを作り始める
「リターンモデラー」。
専用の机とかが無いから、いちいちテーブルに出しては片付ける
「ちゃぶ台モデラー」。
そういう風に言うらしい。わははー。
いい大人が、本気になってプラモ作って、一体何になるんだ?
と、自分でも思うけども、趣味に本気になれることは逆に幸せだ。
そこに何か、理由だの価値だのとくっつけようとするとややこしいことになるし。
とにかく頑張って完成させて応募してみます。
さて、どうなるのかなー。