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2011年07月24日

コーヒーミルの話。


DSCN9988.jpg

コーヒー豆の通販を始めて以来、ありがたいことに、たくさんの方からご注文を頂戴し、
最近はリピーターの方も増えてきた。

皆さん、本当にありがとうございます。


今日はそれにちなんで、ミルの話を。


一応、ウチのオンラインショップからは、焼いたまんまの「豆」の状態と、
挽いた状態の「粉」を選ぶことができる。


だけど、俺の個人的な思いは、できれば「豆」の状態でご購入いただいて、
ドリップする直前に挽いていただきたいなーと思う。


コーヒー豆は、焼き上がった時から酸化が始まり、どんどん風味が落ちていく。

その人の好みにもよるんだけども、
焼きたての若い荒々しいテイストが好きだという人や、
逆に、焼き上がってから1日〜2日あたりが一番好きだという人もいる。

以前は俺も、焼き上がりのまだ味の落ち着いていない、
ワイルドな感じが好きだったんだけども、
最近は、たくさん飲むこともあって、1日くらい経ったほうが好きかなー。


焼き上がったままの「豆」の状態で、風味を保持できる限界が、
約1週間くらいと一般的には言われている。


ところが、挽いてしまうと、その風味を保持できる限界があっという間に訪れて、
正味2〜3日で味が劣化してしまう。


だから、大手メーカーなどの市販品(特に挽いたもの)は、
なるべく劣化しないように、窒素を封入したり、真空パックにして販売しているわけだ。

とにかく、コーヒーにとって「酸化」が大敵なのだ。


そして、コーヒー豆を挽く、「ミル」にもこの酸化が邪魔をする。



そこで、今回は、俺がオススメするミルをいくつかご紹介してみます。


一般的なミルには大きく分けて3種類ある。

1,カット刃式

2,臼刃式

3,プロペラ刃式


その中で、プロペラ刃式は、挽きムラが出るので今回はこの話から外す。


俺がオススメするのは、カット刃か、臼刃。


俺の店では、メインはカット刃式だ。

DSCN9975.jpg

これです。

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とにかく安定した挽き具合と、メンテナンス性の高さが最大のポイント。




DSCN9989.jpg

こんな感じに挽けます。


ただ、俺も業務用途だからこのミルを使っているけども、
家庭でコーヒーを淹れるためにわざわざ一万数千円の投資は考えちゃう。



そこで、臼刃式のハンドミルとなるわけなんだけども、
臼歯式ミルの代表格として、以前、北海道を舞台とした某有名ドラマの中で、
木製のハンドミルでゆっくりとコーヒー豆を挽くシーンがあって、
木製ハンドミルが大流行したことがあった。


確かに、あの木のぬくもりやデザインには、
ホッとするものがあるし、味があってイイ感じだ。

ポンと台所にあっても、たたずまいがサマになるというか。


しかし、唯一の難点は、

洗えないこと。


メーカーによっては、臼刃の分解すらできないものもある。


なので、前に挽いた粉が刃に詰まって残っていたり、
刃にコーヒー豆の油が染みついていたりする。


古くなったコーヒー豆の臭いって、
こう・・なんとも油くさい独特な香りがするもんだ。

俺はイマイチあの香りが苦手。

せっかくの焼きたて新鮮なコーヒー豆も、
刃に染みついた油臭さで香りや味が台無しになってしまうことがある。


前述の、「コーヒーには酸化が大敵」というのは、
この、古いコーヒー豆の酸化した臭いなのだ。


なので、俺がオススメするミルの大前提は、

分解清掃ができること。




臼刃の性能がダントツにいいのは、


DSCN9976.jpg

これ。

ポーレックス製のハンドミル。

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これは、カンタンに刃の部分を完全にバラバラに分解できるので、
隅々までしっかりと洗うことができる。


しかも、このセラミック製の臼刃はとても優秀で、
エスプレッソに使うような、細かい粉末にまで挽くことができるのだ。


ボディもステンレス製なので丈夫だし、しっかり洗えて衛生的。

アウトドアに持っていってもバッチリ。



しかし、このミルにも欠点がある。


ハンドルは挽くときに装着するわけなんだけども、
使い込んでいくと、軸とハンドルの連結部が甘くなって、
回しているうちにハンドルがビヨーンと外れたりする。


さらに、縦長なので不安定。持って挽くしかない。


しかしそのウィークポイントを差し引いても、
外で使ったり、旅に持っていくのには、これがダントツにいいなー。

とにかく、臼刃がとても秀逸で、挽き上がりもとても安定している。




そして、そのポーレックスのウィークポイントを払拭したものが、

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このミル。

分解清掃できる上に、底に滑り止め用のゴムがあり安定して挽け、
そして、ガラスだから中身もわかり、しっかり洗えて衛生的だ。

アマゾンでのユーザーレビューでもかなり評価が高い。


気になる臼刃の部分は、
ポーレックス同様、セラミック製でかなり精度が高い。


不確定情報だけども、
臼刃の部分はポーレックス製のミルと同じものを採用しているとか・・・


なので、相対的に見ると、このミルがコストパフォーマンスも高く、
一番バランスがいいのかなーと。


現在のアマゾン価格2362円。



と、3つのミルをご紹介したわけなんだけども、
自分の好みにあったミルを、ぜひ見つけていただきたいなーと思う。



何回も書くけど、おいしいコーヒーを飲むポイントは、

ドリップする直前に挽く


ということ。


乱暴に言ってしまうと、ちょっとくらい古い豆でも、
ドリップする直前に挽けば、そこそこおいしくコーヒーをドリップできます!


コーヒー豆の保存方法にはいろいろ言われてるけど、
俺は数日中に飲みきれないなと判断したときは、冷凍で保存しています。

冷凍しても、コーヒー豆は固まってくっついたりしないので、
普通の豆と同様、そのまま挽いて普通にドリップしてます。




と、いろいろ書いたけども、
この記事が皆さんのおいしいコーヒーライフのご参考になればうれしいっす。


コーヒー豆のご注文はこちらからどうぞ。



 
posted by わこう at 17:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 珈琲日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月13日

1/20 S.F.3.D グスタフ。


DSCN9912m.jpg

相変わらず、プラモの製作をしている。

俺の作品が雑誌に載ったことや、他のモデラーさんからの励ましなどがあり、
高め安定でプラモ製作を続けるモチベーションとなっている。


先日、Twitterのフォロワーさんから、
「マシーネンの新作が見たい」とリクエストがあり、
そういえば、最近ぜんぜんマシーネンを作ってないなーと思い、
久しぶりにマシーネンに着手した。


今回製作したのは、旧ニットー時代のS.F.3.Dシリーズのグスタフ。


現在は絶版になっているので、オークションで手に入れるか、

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メルジーネの中に、グスタフのパーツも入っているので、
あえてグスタフに組むか。

ちょっとそれはそれでもったいない気もするんだけども。



さて、メルジーネ、グスタフとも、手足は同じなので、
共通の悩みとしては、腕の関節部や半端なわん曲がかっこわるいこと。


DSCN2372.jpg

以前作った、メルジーネの写真。

なんか腕のまわりがかっこわるいんだよな。




なので、今回は、



C360_2011-07-08 01-26-12_org.jpg

エポキシパテで関節部を作ってみた。

さらに、溶きパテを塗って、鋳鉄っぽい表現を。



さて、組み始めたものの、色をどうするか散々迷ったあげく



DSCN9912.jpg

メタリックブルーを基調にしてみた。
今回は、ミニジオラマ風に、土と草をベースに作ってみた。


マシーネンは戦争兵器という設定だから、戦車っぽい色の作品が多いんだけども、
今回は、少しそういう生々しいイメージじゃなくて、
子供のころに遊んだ、ブリキのロボットのおもちゃのようなイメージで製作。


ただし、使い古しな感じと、
山の中をひたすら歩いて、砂と土で思いっきり汚れた感を出したくて、
今回は思いっきり、これでもかというくらいウェザリング(汚し)をした。

車とかバイクのプラモは、基本的に綺麗に仕上げるのが前提なので、
思いっきりウェザリングができない。

だから、今回は今まで我慢してきたのをぶつけるかのように汚した。(笑)






DSCN9883.jpg

キットのままだと、右手がかっこわるいので、
指を一本ずつ切り離して、パテで形を整えながら作った。





DSCN9884.jpg

ただ、俺にとって、やっぱりフィギュアの顔の塗装が鬼門で、
なかなか思うようにいかない。

今回はこれが限界。


なお、今回は、付属のフィギュアヘッドじゃなくて、
フィギュアセットA付属のパイロットのフィギュアヘッドを使用。





DSCN9887.jpg

アンテナの基部には、スプリングを使って、ちょっとだけカスタム。

メタリックブルー地に、オレンジの帯。


なんとなく、鉄人28号っぽい雰囲気になったので、番号は28。





DSCN9888.jpg

背中は、本当は金網が付いて、中にファンが入っている設定なんだけども、
今回は、バイクのエンジンのパーツを使って、動力部を適当に自作してみた。







DSCN9890.jpg

アップで。

使い古して、泥とサビだらけになった感じを表現。







DSCN9899.jpg

左サイド。

この辺のボリュームが、デザイン的にかっこいいなーと思う。

キャノピーの接合部も、泥とサビで思いっきり汚した。



アップの写真ばっかりだと、大きさがつかめないと思うんだけども、

DSCN9914.jpg

実際はこんなに小さいです。



やっぱり、マシーネンのシリーズは汚すと楽しいし味が出るなー。




C360_2011-07-10 01-41-28.jpg

たまに折々で、マシーネンを作るのもいいなー。


今回は、製作は正味3日ほど。


これからもこうやって、いろいろ楽しみたいな。うん。


 
posted by わこう at 23:31| Comment(0) | TrackBack(0) | プラモデル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月11日

おふくろのリハビリ近況。


おふくろが脳溢血で倒れてもうすぐ3ヶ月になろうとしている。

最近、おふくろの関係者や親戚の中にもこのBLOGを読んでいる人がいるので、
定期的におふくろの進捗状況を書いていくことにする。


また、同じような状況の方に、
何かお役立ていただける情報があればいいなーと思う。




手術直後に先生から、
言語障害および失語症と、右半身麻痺の可能性があると言われ、
やっぱりおおむねそうなった。


倒れる2日前、女川に持っていく支援物資の仕分けを、
汗だくになりながら嬉々として手伝ってくれたのが、
最後に見た元気なおふくろの姿。



現在のおふくろは、だいぶ意識はハッキリしてはいるものの、
やはり言葉も出てこないし、右手も動かない。

性格も、こう・・本能に還っているというか、純粋になったというか、
時として子供のようにわがままになったりする。


人は一瞬にしてこうなってしまうのかと、悲しくもあり、恐ろしくもある。



だけど、たまに調子の良い日は、意識が完璧にしっかりと戻って、
円滑には話せないまでも、倒れる前のおふくろに戻る時がある。

そういうときは、会ったときに目を見るとわかる。



昨日は、おふくろが倒れてから初めて、
小言というか、説教じみたことを言われた。


倒れる前、いつも聞いていたおふくろの小言。


たどたどしく、動きづらい口で、一生懸命小言を言うおふくろを見て、
小言なのにそれがたまらなくうれしく、涙をこらえながら聞いた。



だから、そういう調子のいいおふくろの状態でいられる日が、
多く続けばいいなーと思っている。



現在のおふくろのリハビリは主に3つ。

1,堅くなった筋肉をほぐすためのマッサージ。

2,麻痺した右足は、付け根部分だけ動くようになったので、
装具を付けて杖を使っての歩行訓練。

3,言語聴覚療法士(ST)さんによる言葉のトレーニング。



休みの日は、なるべく日中に見舞いに行って、
おふくろのリハビリを見学するようにしている。

どんなことをしているのかを知っておくと、俺も対応できるし、
少ない言葉でもおふくろが何を言いたいのかがよくわかるからだ。


先日も、STさんからぜひ来てくださいと言われ、
言葉のリハビリを見学してきた。


現在のおふくろの状態は、ひらがなやカタカナはイマイチだけども、
逆に、漢字の単語は読める確率が高いし、理解しているので、
今は短い単語から始まって、ちょっと長めの単語や短文を読む訓練をしている。

今のところ、まだ読めるのは20〜30%くらいだけども、
手術直後、言葉の理解はできないかもしれないと言われたことに比べたら、
格段の進歩だ。


担当の先生も、言葉の理解力はグングンと良くなってきていますと言っていた。


今のおふくろの状態では、たとえばイラストを見て名前を思い出すという作業よりも、
漢字で書いた文字を読むことのほうがいいとSTさんに言われたので、
見舞いに行ったときには、人の名前とか短文なんかを読む訓練をしている。

まぁ、おふくろはそれよりも俺といろいろ話したいみたいなので、
あんまり強要しない程度にやっているんだけども。


その甲斐あって、ここ10日くらいは、「あれ」「それ」「あの人」がちょっとずつ減ってきて、
少し使える言葉や単語が増えてきた。


おふくろが言うには、家族の中できちんとおふくろの話を聞き、
理解して会話ができる人は数少ないと言うので、とにかく根気強く話を聞くようにしている。



歩く練習に関しては、まだ立つ事に慣れていないので、
7〜8メートル歩いただけでとても疲れるらしい。

こないだは、リハビリ中、思うように足が動かないことにヒステリーを起こし、
「アーーーーーーーーーッ!」と吠えていた。

ヒステリーを起こしたおふくろなんて見た事無かったからビックリした。


よっぽど悔しいんだろうな。


でも、逆に言えば吠えるくらいガッツがあるわけだから、
そういう意味ではちょっと安心した。



今のおふくろの状態はそんな感じです。


いずれにしても、長い長い時間が必要。

とにかく焦らず、ひとつひとつ積み重ねていこうと思う。


そういえば、最近のおふくろの口癖は、

「少しずつ少しずつ。」


おふくろの中でも、これが今のマイテーマなんだろう。



少しでもおふくろの状態が良くなるように、
俺もリハビリの手伝いを頑張る。

 
posted by わこう at 19:45| Comment(1) | TrackBack(0) | おふくろリハビリ日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月10日

女川に行ってきました。


昨日の7/9、物資支援のために、後輩の石橋くんと2人で女川に行ってきた。

本当は、お友達のナベさんも石巻で合流する予定だったが、
仕事が目一杯入ってしまって今回は断念。

本当に残念そうだった。



6月は、本格的に仕事を再開し、
仕事の立て直しやおふくろの事ををあれこれやっているうちに、
あっという間に1ヶ月が経ってしまったので、支援はお休みしていたので、
実に一ヶ月以上ぶりの女川行きとなった。


仮設住宅への入居もだんだんと増えてきて、
支援の仕方もだいぶ変わっているので、正直浦島太郎状態。


今回は、現状把握も兼ね、いくらあっても助かるものとして、
Tシャツなどの衣類関係とお米に物資を絞った。


皆さんから募金していただいた支援金の中から、
今回の物資を調達させていただきました。

本当にありがとうございます。


お米に関しては、支援金から購入させていただいたものに加え、
社会福祉協議会から託されたものもあり、合計200キロ超を積んで出発。


また、俺とりえさん共通のお客様でもある、ノエビア化粧品のSさんから、
女性の方用に化粧品のサンプルをたくさん頂戴したので、
まずは、女川で一番大きな避難所でもある総合体育館へ。


はじめて物資支援に行ったときからご縁のあったNさんと、
久しぶりにお会いすることができ、化粧品を無事にお渡ししてきました。

大変喜んでいただきましたよ!Sさん、ありがとうございます。



その後、女川の情報を聞くならまずはあの人だと、
清水地区の阿部さんのお宅へ。


ちょうど、阿部さんの家のすぐ裏に、仮設住宅が80棟完成していて、
入居が始まっていた。

阿部さんは相変わらず、近隣の人たちにマメに声をかけ、気遣い、
分け与えて精力的に動いている。


奉仕の精神の鏡みたいな人だ。


自分の家だって津波で大変なことになったというのに、
とにかく底抜けに明るく、まわりを助けながら生きている。

すげーなーと思う。その行動力には本当に感服する。



阿部さんと話をしているうちに、

「じゃあ、お米、近所の人たちに声掛けして配ってやっから!」

という流れとなり、お米の一部を阿部さんに託してきた。



「夕方の仕事ができたぞ!わははー!」


と、うれしそうに笑っていた。


本当に頭が下がる思いだ。



その後、阿部さんのところを後にして、以前物資を届けた、
野々浜の避難所へ。


野々浜の避難所は、東北電力の寮として使っていた建物なので、
アパートのようになっていて、各家庭毎に部屋は分かれているものの、
皆さんが共同作業をして助け合いながら生活している。


その避難所で、購入した衣類と、お米をすべて受け取っていただいた。


「お米はナンボあっても助かるー!」


と、大変喜んでいただきました。



そこで今回持っていった物資はすべて無くなり、ミッションコンプリート。



今回女川に久しぶりに入って思ったのは、
仮設住宅があちこちにできているものの、けっこう勾配のきつい山の上だったり、
元の市街地から距離的に離れたところに建てているケースが多く、
自転車や徒歩でちょっと用足しに・・とはいかないようなところばかり。


やっぱり車が無くてはしんどい。


仮設住宅は、場所によってまちまちだけども、
30棟のところもあれば80棟のところもあり、
いずれにしても、各家庭に一台車を持つようになるにはまだまだ時間がかかる。

せめて、仮設住宅の集落毎に最低1台くらいは、共用できる車が欲しいところだ。

と、もし俺がそこに暮らす立場だったらそう思う。


仮設住宅は、いろんな地区からの入居なので、
そこでまた1から人間関係を作り、コミュニティを作り・・
という段階をふまなきゃいけないので、
まだ区長さんや班長さんも決まっていないところが多い。


なので、クリアしなければいけない問題もたくさんあるんだけども、
しかし、そんな中でも可能な限りできる支援を続けていきたいと思う。



そして今回、次の車を差し上げる方が見つかりそうなので、
詳細が決まり次第、またご報告します。



こうやって支援活動を続けるにあたり、いろんな意見も聞こえてくる。


偽善だろ、マスターベーションだろ、売名だろ、
自分のことすらできないのに支援活動ってか?などなど。



以前も記事に書いたけど、きっかけは平くんだった。

最初は、平くんが物資を募集していたから、それをサポートしたくて、
俺もまくろび庵に物資を募り、平くんに託そうと思った。

だけど、皆さまのご厚意の物資があまりにもたくさん集まったから、
仕分け作業が増えて逆に平くんの手を煩わせちゃいかんと思って、
平くんに指示を仰いで俺が直接持っていくことにしたのがはじまり。


現地に入って人に会えば、物資を渡してハイ、サヨナラってはいかなくなる。

やっぱりそこでも人間関係ができていく。


そして、またその人に会いたくなる。

「また来てちょうだい!」って言ってくれる。



俺なりに、俺なりのやり方で支援ができないだろうかと考える。


そして、ご賛同いただける皆さんからの、あったかい支援金が集まった。

一緒に支援活動をしてくれる仲間も集まった。



その答えが今の支援活動。



所詮俺だって偽善者だ。

しかし、俺が物資支援で初めて被災地に入る前に、
ある人のBLOGに書いてあった言葉にガツーンときた。


「やらない善よりやる偽善。」


これが、今の俺の支援活動の礎となっている。



ただ、確かに仕事や自分の生活あっての支援活動なので、
より一層ガツガツと仕事して、
仕事や自分を犠牲にしないで支援活動も続ける。

おふくろのリハビリの手伝いもしっかりやる。



いつか、被災地の人たちが普通に生活できるようになって、
たまに仙台に買い物でもしに来たときに、
ついでにウチの店によって、俺のコーヒーを飲んでいく。

わざわざ来るんじゃなくて、「ついでに」だ。


それが、俺が考える復興というか、平和の象徴。


聞こえてくるいろいろなご意見も、
今後の事を考えるいいきっかけとなった。

本当に感謝しています。


ありがとうございます。




これからも、皆さまのご支援・ご協力をお願いいたします。


そして、コーヒー豆も買ってください。



よろしくお願い申し上げます。


===================
 【支援金振込先】
 
ゆうちょ銀行 18180−2−15362301

他の金融機関から振り込む場合
 店名 八一八 店番 818  普通  1536230
ホンマ リエ
 ==================

 
posted by わこう at 14:07| Comment(1) | TrackBack(0) | 東北大震災日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月06日

土曜に女川に行きます。


今、俺たちは被災地支援の活動として、


1,物資支援

過去の活動内容はこちら。


2,津波などで車を失ってしまった方に、
皆さまからの募金で車を購入し、プレゼントするプロジェクト

過去の活動内容はこちら。



3,日曜大工レベルで直せるものは、直接伺って直すプロジェクト

過去の活動内容はこちら。


の、主に3つの支援を柱に活動しています。



震災からもうすぐ4ヶ月。

はじめて支援のために被災地に入ってから、だいぶ状況も変わりました。


正直、地域によって、というか、個人レベルで状況が多様化していることに加え、
とにかく情報がありすぎで、逆にわけがわかんなくなっちゃうのが本音です。

目まぐるしく変わっていきます。


なので、どこの地域に、何を持っていけばいいのか、何をすればいいのかを、
今一度自分の目で見て確かめるために、
今度の土曜日(7/9)に、俺たちの活動の原点でもある女川に行ってきます。


本当は、皆さまからのありがたいご支援により、募金が集まったので、
車をプレゼントしたい方がいらっしゃったんだけども、
タッチの差でご自身で車を手配されたようなので、宙ぶらりんになっちゃった。

なので、物資支援をしながら、次の車をプレゼントする人を探しに行ってきます。


今回は、もう夏なので、Tシャツ等の下着類はナンボあってもいいと思うので、
皆さまからの募金の一部を、衣類を始めとした物資の購入に充てさせていただきます。



支援活動開始当初、このBLOGにも書きましたが、
支援活動は、とにかく長くコツコツと続けて行こうと考えていますので、
皆さまからの長期的ご支援をお願いしします!


支援金をご賛同いただける場合は、俺のパートナーである、
(株)YUKINEの雪音りえさんが会計・監査役なので、
雪音さんの口座へのお振り込みをお願い致します。



車の購入代金ならびに、
今後の支援活動資金のご支援をお願い致します。


先日、俺のパートナーである、(株)YUKINEの代表取締役、雪音りえさんが、
お金でご支援いただくために、口座番号を公開しました。

直接振込プロジェクトの概要記事はこちら。


===================
 【支援金振込先】
 
ゆうちょ銀行 18180−2−15362301

他の金融機関から振り込む場合
 店名 八一八 店番 818  普通  1536230
ホンマ リエ
 ==================

一口1000円で、何口でもかまいません。

また、まくろび庵の店頭にも募金箱を設置いたしました。


車の購入代金、名義変更・登録や陸送にかかる費用、
プロジェクトをにかかる材料費や経費、支援物資の購入資金などを、
支援金の中から使わせていただきます。


収支は雪音さんに管理していただいて、会計報告をいたします。


よろしくお願い申し上げます。

 
posted by わこう at 18:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 東北大震災日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月04日

すげぇモカが入荷しました。

DSCN9880.jpg

子供の頃に半年間だけ住んでいた場所で、
夕方になると決まって何かを焼いている香ばしい香りが漂っていた。


外で遊んでいると、その香りは一層顕著に感じることができた。


子供の頃は、それがなんの香りなのか全くわからなかった。




それから25年以上が過ぎ、俺も立派な珈琲バカになっていて、
おいしい珈琲豆を売っている噂を聞けば、あっちこっちに出かけたもんだった。

そんなとき、まさに、俺が住んでいた場所のそばに、
とんでもなくうまい珈琲豆を売る店があると聞き、
その店に初めて入ったときに、すべてがわかった。


俺が子供の頃に嗅いでいた香ばしい香りは、
この店で焙煎した珈琲豆の香りだった。


駅前あたりで売っている珈琲豆に比べると値段は高かったけど、
以来、俺はその店の珈琲豆のファンになった。


俺がお気に入りだったのが、モカブレンド。


モカは、なんつったって、香りがバツグンにいい。

「モカは酸っぱいから苦手だ」という人もいるけど、
その店のモカは、全然酸っぱくなくて、それはそれはうまかった。


大げさに言えば、俺の珈琲人生は、モカから始まったと言っても過言ではない・・・・






なーんて、ちょっと回想録的に気取って書いてみたけど、
この記事タイトル通り、



すげぇモカが入荷しました。






ヤバイです。





うますぎです。




ウチのお店には、珈琲豆の仕入れルートがいくつかあるんだけども、
仕入れ先の社長さんに、うまいモカがありませんかと聞いたところお勧めいただいたのが、

DSCN9880.jpg

UTZ CERTIFIEDという認証を取った、
スペシャリティモカ。



こちらから買えます。



生産者、環境、品質に最大限の配慮をした、非常にクオリティの高いコーヒーだ。


その仕入れ先には、他にもUTZの認証を取ったコーヒーがあるんだけども、
まずは、俺がモカを飲みたかったもんだから、モカを仕入れました。




なんと言っても、もうね、うれしくて顔がゆるんでしまうくらいのいい香り。

力が抜けてしまう。いい香りすぎて。わははー。



これを、シティローストくらいで焙煎して、焼きたてを一気にドリップ。


挽き具合は中挽きで。




焼きたてだから、モコモコモコっと豆が生きているみたいに膨らんで、
フルーティーないい香りが・・・・




アツアツをカップに注いで、はやる気持ちを抑えつつ一口・・・















hyoryu2.jpg

うめぇーーーッ!




と、俺はこうなりました。


いい香りに加えて、ちょっとだけ深く煎っているので、いい感じで酸味が消え、
ほろ苦さと甘味が引き立ってバランスがバッチリ!



200gで1750円と、ちょっとお高いですが、それに見合った満足感がありますよ。



仕入れ先に在庫がある限りは販売します。


ご購入はこちらからどうぞ。



1ロッドずつ、氣を入れて焼いてます。


わこう流焙煎の極上のモカ、ぜひご賞味ください。


 
posted by わこう at 18:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 珈琲日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月02日

1/12 Z750RS Z2。


DSCN9829.jpg

中学生の時、エアブラシなんて持ってなかったから、作るプラモの塗装はすべて筆塗り。

ガンプラはもちろん、バイクやカーモデルまで、すべて筆塗りしていた。


先日、FX750のプラモを作ったが、
これは、外装、フレーム、マフラー、ホイールなどは、エアブラシで色を塗った。


だけども、あれから25年以上経って、
プラモの技術もあの頃よりは少しは上達したかなーというのと、
細かいパーツのひとつひとつをエアブラシで塗るのがちょっと面倒になっちゃって、
タンクなど外装パーツ以外は筆塗りでバイクプラモを作ってみようと、もう1個作った。


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それがこれ。

カワサキの名車、Z750RS、通称ZU(ゼッツー)のカスタム。




DSC_0046.jpg

FXを作ったときの記事に、最後に載せた写真は、このZUのタンクの写真。


筆塗りした以外は、FXの時とほとんど変わらないので、
今回は制作途中の写真は割愛する。




ところが・・・




完成間際に、明るいところで細かいところをチェックしようと思ったら、
あろうことか、床に落っことしてしまって、



C360_2011-06-28 02-31-17_org.jpg


ギャァァァァァァァァァー!



って感じに。




一瞬、心が折れそうになったんだけども、
一晩寝て、心を落ち着かせ、気を取り直して、修復&仕上げを。



やっとこさ完成して、



DSCN9837.jpg

こうなりました。



今回は、ZUの雰囲気をあまり崩さないように、
オイルクーラーは付けずに、セパハン、バックステップもナシ。

アップハンドルとノーマルステップにこだわった。




DSCN9834.jpg

こんな感じ。

今回も、少し使い古した感じを出すために、ウェザリング(汚し)を。




DSCN9835.jpg

リアビュー。

ZUの象徴でもある、ビューンと反ったテール。
カッコイイぜ。しかし。





DSCN9842.jpg

マフラーは、今回は黒のショート管にした。
このキットのまま組むと、角度が水平に近い感じになるんだけども、
俺は、ちょっとだけマフラーのケツが上に上がった方が好きなので、
ちょっとだけ改造して、マフラーエンドの角度を変えた。



プラモデルが復活して、バイクプラモ2台目だから、
ちょっと慣れたフリして作っていたら、今回は大きい落とし穴があったよ・・・






DSCN9843.jpg

タンクのデカールがシワシワになっちゃった・・・

何回も修正しようと試みたんだけども、やればやるほどおかしくなって、
しまいにはデカールがちぎれる始末。


あーあ・・・



落っことしたことに加え、デカール失敗だったもんだから、
モチベーションがひゅーんと下がっちゃった・・・



だけども、他の部分は頑張って仕上げましたよ!







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筆塗りのマフラーのエキパイ。

今回は、少し焼けた感じを出すために、うっすらと赤いパステルで汚してます。







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遠目で見た感じでは、あまり失敗か所も目立たないし、
全体的な雰囲気は、イイ感じでしょ。


近くで見ると、ツッコミどころ満載なんだけども・・・







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で、先日作ったFXと2台並べてみた。

いやー、カッケーなー。







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カワサキを代表する、角Zと丸Z。



ライダーの1号と2号って感じだ。


今後、この時代のカワサキを、可能な限り作って揃えたいな。うん。


しかしこうやって、チマチマとプラモを作って欲求を満たそうと思ったけど、
ダメだね。


やっぱり実車に乗ってみたくなっちゃう。





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いつか本物のオーナーになる日を夢見て、精一杯頑張るのだ!


と、心に誓ったのだった。



それまでは、プラモをいっぱい作るぞ!

っと。


 
posted by わこう at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | プラモデル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする