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2011年02月23日

【プラモ回想録】タンクローリー。


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ここんとこ、出張やらなんやらで、プラモを作る時間がなかなか取れなかったんだけども、
以前から製作中のプラモがやっと完成した。



今回作ったのは、



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AMT社製、1/24 TEXACOタンカートレーラー。

先日、アメリカントラックのヘッドを作った記事を書いた。


あちらのキットは、ヘッドはヘッド、トレーラーはトレーラー、
それぞれ単体でキット化されているので、自由に組み合わせることができるわけだ。


製作日記に入る前に、以前、プラモデルにまつわる話がある場合は、
回想録として書くことにすると書いたが、
今後、そういう記事が増えると思うので、新しいカテゴリ、「プラモ回想録」を作った。

以前書いた、ばあちゃんとトヨタ2000GTの記事もこっちのカテゴリに移すことにする。



今回、タンクローリーのトレーラーを作ったわけだけども、
タンクローリーと言えば忘れられない思い出がある。


俺は昔、トラックの運ちゃんで、トレーラーにも5年乗っていたわけなんだけども、
俺がお世話になった会社に入る前、就職活動で何社か面接を受けたときがあった。

今日はその時の話。



当時俺は、大型とけん引免許、そして、本屋さんで売ってる参考書だけで独学でとった、
乙種4類危険物(危険人物じゃないよ)取扱者の資格を持っていた。


なので、雇ってくれるところがあれば、タンクローリーにも乗れるわけだ。


ちなみに、トラック業界も建設や土木と同じで、
荷主から直接仕事を請け負っている元請けと、子会社、孫会社がある。

どうせだったら、元請けで雇ってもらうほうがいい。


ということで、仙台にある元請けのタンクローリーの運送会社の面接を受けた。


ところが、人事担当の人(たしか人事部長だったと思う)が、
俺の顔を見るなり怒り出した。


当時俺は、ブリーチで金髪に近い髪でリーゼント。
口とあごにひげを生やしていた。24歳くらいだったかな。



人事部長曰く、

「面接にヒゲをたくわえたまま来るなんて何ごとだ!」


と、頭ごなしに言われてカチーンときて、

「雇ってくれるかどうかわからない会社のために、
なんでトレードマークのヒゲを剃らなきゃいけないんですか?」


と、俺。


いやー、生意気だったなー。わははー。


「じゃぁおまえ、ウチが採用したらヒゲ剃るのか?」



「あたりまえじゃないスか。採用されたら髪も黒くするしヒゲも剃ります。
っつーか、なんでおまえ呼ばわりされなきゃねーの?」


と、一触即発の空気。一体何しに行ったんだよ。


他の面接担当者に「まぁまぁお互い熱くなんないで・・。」となだめられた。


いや、元請け、下請け問わず、タンクローリー業界って、
危険物を扱うし、服装や規則とかかなり厳しいんだよなー。


俺は規則とか大嫌い。


当時、バブルははじけたものの、まだ仕事はたくさんあったし、
トレーラーの運転手って少なかったから、大げさに言えば引く手あまただったわけだ。

だから、こんなめんどくせぇ会社じゃなくても他に会社はあるさと、
もう、半ばヤケクソというか、超強気だったんだよなー。


人事部長は、「むぅー・・・。」と言ったまま、面接が終わった。


どうせ落ちると思った。


家に帰ってからも、その人事部長のあまりの横柄な態度に、
ムカムカムカムカ。


っていうか原因は俺なのにね。(笑)



次の日、その人事部長から電話があった。

「昨日は大変失礼いたしました。
今回、わこうさんを採用させていただくことになりました。」



ここで俺の人生は大きく変わることとなる。











「うるせぇ。
誰がおまえみたいなヤツのいる会社に入るか。


バーカ!」



と言って、電話をガチャンと切った。




俺は、「言ってやったぞコンチキショー!」と、清々しい気分に浸っていた。



そしてその後、俺が5年お世話になったトレーラーの会社に
就職が決まったわけなんだけども、
入社当時は配車係の根性試しのようなハードな仕事、先輩のイビリ、
超ハードな仕事でめげそうになっていた。


ある日、会社の先輩に、タンクローリーの会社の採用をけっ飛ばした話をしたら、
ハトが豆鉄砲食らった顔で、食っていた食べ物をポロッと落として、

「おめぇ、バッッッッッカだなー、おい!
あの会社に5年もいたら、
年収800万〜1000万なんだぞーおまえ。

俺のまわりのヤツら、面接受けてもみんな落ちてんのに!

一生安泰の会社だべやー!

いやー、バッッカだな、おい!

マジでバカ!ほんっと救えないバカ!」



と、バカバカ言われた。



「いや、いいんすよ。俺はこれで。」



なーんてかっこつけて返したものの、内心では、













「マジで!

マジで!?


チクショー!

失敗したー!」






と、後悔していたのは誰も知らない。



でも、ものは考えようで、あのときそのタンクローリーの会社に就職していたら、
こうしてBLOGを書くこともなかっただろうし、
まくろび庵も無かっただろうし、
りえさんや現在の仲間に出会うことも無かっただろうし・・


と、思うことにしている。




若いっていいなー。







ということを思い出したキットです。(笑)







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今回、はじめてAMT社のキットを作ってみたんだけども、
デカイからかなんなのか、パーツがねじれていたり反っていたりして、
まぁーずパーツの合いが悪い。

タンクの合わせ目もスカスカ。


なので、しっかり接着するために

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テープを貼りまくって完全に乾燥して反りが直るするまで、1週間くらい置いた。





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シャシーもなんだか歪みまくりで。




ということで、製作開始から2週間以上かかったんだけども、



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なんとか完成。


だけど、細かいところが、やっぱり穴の大きさがあわないとか、合いが悪いとかで、
なんかグチャグチャになってしまった。


遠目に見る分にはかっこいいんだけどね。





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うしろはこんな感じ。






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なにげに苦労した、コックとパイピングまわり部分。





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今回も、ウェザリングマスターを使ってスス汚れや黄ばみを再現。






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そして、トレーラーには、エアホースと電源の3本のコードとソケットがあり、
ヘッドとトレーラーをつなぐわけなんだけども、
当時の記憶を頼りに、真ちゅう線とバネを使って、可能な限り自作して再現してみた。




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ということで、先日作ったヘッドと連結状態にしてみた。


1/24だから全長80センチくらいあるかな。
まーずでけぇ。



DSCN8628.jpg

タバコを置いて大きさを比較してみた。

わかるかな。この写真で。






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ということで、タンクローリーにまつわる昔のことを思い出して、
恥ずかしいやらもったいないやら・・・。


でも、そういう選択をしたから、また人生おもしろいのだよ。うん。


と、自分に言い聞かせてみた。


 
posted by わこう at 20:26| Comment(0) | TrackBack(0) | プラモ回想録。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする