
先日、1/24のタチコマのプラモを、
ウェザリング(汚し)一切無しでとにかくキレイに作ろうと仕上げた。
その記事はこちら。タチコマの全体的な出来は、まあまあ満足はしているんだけども、
細かいところで腑に落ちない点がいくつかあり・・・
それもあって、次も汚さずにキレイに作るプラモにしようと、
以前買っていた、カーモデルを作ろうと思い立った。
それで今回選んだのが、上の写真のムーンアイズのファニーカーだ。
アメ車に10年以上乗ってきたし、ムーンアイズが好きなので、
見た瞬間「これは俺のためにあるキットだ!」と思った。(笑)

箱のサイド部の完成見本写真。
このキット、アメリカのRevell社のもので、ファニーカーのプラモ自体が珍しい。
本国にはあるのかもしれないけど、日本ではあまり出回っていないレアキット。
そしてさらに、このムーンアイズのファニーカーは、
たぶんもう二度とお目にかかれないであろう、超お宝激レアキットだ。
なので、とにかくキレイに。
代えが無いから、失敗は許されない。
もう二度と手に入らないだろうから。
心して作ろうと、早速製作開始。
キレイに仕上げるわけだし、何と言っても最大のチャームポイントは、

この黄色いカラーリングと、ムーンアイズのでっかいデカール。

まずは、表面処理として、丁寧にペーパーがけを。
途中の写真を端折っちゃうけど、陰影をつけてグラデーション塗装した。
三層塗ったかな。
で、ボディの塗料が乾くのを待ちつつ、エンジンやシャーシを製作。
今回、ちょっと小改造したんだけども、

マフラー出口の穴が浅かったので、リューターでビューンと穴を深くした。
上の写真の左が加工後。右が加工前。
で、エンジンなんかは、
シブヤの兄貴のところにあるアルコールファニーカーと同じ形をしているので、

こんな感じの、シブヤさんとこの写真を参考に仕上げた。
ということで、

エンジンとシャーシ部が完成。
このキット、パーツの合いが非常に良く、そういう意味では不満は無いんだけども、
日本製キットなら常識の、接着面に穴が開いてたりっていうのがほとんど無い直づけなので、
瞬間接着剤は必須だ。
下半身が完成し、ボディにも本塗装して、デカールを貼ったら、

こんな感じに。
いやー、このキット、よくできてるわー。カッコイイ。
そして、この上からクリアーを吹き、コンパウンドで表面を磨いて、
鏡面仕上げにしようと企んでいたんだけども、ここで悲劇が・・・
トップコートしようと思い、クリアのスプレーを吹いたら・・・
デカールが溶けてしわしわに・・・・
ぎゃぁーーーーー!時間が経つにつれて、

もうドロドロの壊滅状態・・・
やめてぇーーーー!何が悪いの?乾燥が足りなかったの?貼り方があまかったの?デカールの性質?
しばらく放心状態が続き、いったん外に出て気を落ち着かせた。
ネットで調べたら、海外のキットのデカールは溶ける場合があるので、
デカールを貼ってから1週間ぐらい置いて、完全に乾燥させましょうと・・
くぉのメリケンがぁ!激レアなお宝キットで、絶対に失敗は許されないと思ったのに、
俺のプラモ歴史上最大の大失敗。
あーあ・・・
さてどうしようかと考えた。
しわしわのまま定着させて仕上げようかとも考えたんだけども、
あまりにも状態がひどすぎる。
なので、しょうがなく、ペーパーがけしてすべて剥がそうと。
泣きたくなるのをこらえながら、400番→800番→1500番→2000番と、
順に目の細かいペーパーを、ひたすらシャコシャコとかけていき、

こんな状態に・・・
MOON EYESの見る影もなく・・・
下地にオレンジを吹いた上からボディ色の黄色を吹き、
グラデーション塗装っぽくしたので、下地のオレンジも顔を出している。
プロポーションも抜群にいいキットだけに、本当に悔やまれる。

このアングルなんて最高にかっこいいべ?

シブヤさんとこのファニーカーの迫力そのまんま。

しかし、そこで思った。
この塗装の剥げた跡は、なんかフレアパターンに見えるなと。
ということで、もう一回色を塗り直して、フレアパターンをエアブラシで書くことにした。

鮮やかな黄色いボディなのにもったいないと思いながらも、
黒でブワーッと一気に塗り上げた。

シャーシにかぶせたところ。
これ、まんまSAKのマシンやん。
カマロだし。
本当は、SAKバージョンにしようかなーとも思ったんだけども、
ひとつ技術的に難しい問題があって断念した。
それは完成したときの記事に書こうと思う。
ということで、基本色の黒を塗ったので、
ここからフレアパターンを書いていくことになる。
さてどうなることやら。
続く。