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2010年04月29日

鞘から抜かずに。


最近、以前からずっと読んでいるマンガ、バガボンドが、
そろそろファイナルに向けて流れだした感があって、すごくおもしろい。

バガボンド(32) (モーニング KC)バガボンド(32) (モーニング KC)
吉川 英治

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言わずと知れた名作だけど、超カンタンに言うと、
宮本武蔵と佐々木小次郎の話だ。


が、武蔵と小次郎、それぞれの生い立ちから、
なぜ剣を振るのか?剣に生きるとは?
ということから、人生観を見ていくという、その内容はとても深い。



ちょっと話は変わって、最近、このBLOGには、
俺がトラック野郎をしていたころの昔話を書き始めている。

けっこう、喧嘩ネタというか、バカ野郎この野郎の世界が多いんだけども、
現在はとても穏やかに日々を過ごしている。


とはいえ、ある日突然、一転して穏やかに日々になったわけではなく、
やっぱりそこに行き着くまで、いろーんな出来事やプロセスがあった。


そのプロセスの過程は、
このバガボンドに描かれている世界とは、スケール感がまったく違うんだけども、
しかし、このマンガに描かれている宮本武蔵像には、とても共感する部分がある。


自分の我欲と野望から、無謀な武者修行を続ける武蔵。

そこで出会う、「剣聖」と崇められる、
柳生石舟斎という、「道を極めた人」の存在。


その出会いから、武蔵の価値観や人生観が大きく変わり始める。


そして武蔵は、70対1の死闘により、足に大ダメージを受け、
それにより、自分の我執と向き合い、手放していく。


井上雄彦先生の描く、このあたりの心理描写は、
見事としか言いようがない。

さすがだ。




そして、順番は違うんだけども、俺がたどってきた過程と、
この武蔵に起こる出来事や心情が、ものすごーく被るんだよねー。



かつては瞬間湯沸かし器と言われ、暴力万歳だった俺。


が、以前から何度も書いているが、交通事故で右膝を粉砕骨折。


その頃から、暴力という最後の砦というか逃げ道が壊され、
半ば強制的に、むき身で丸出しの自分で生きていくことになる。


そして、マクロビオティックという、でっかいスケールの価値観と、
山村慎一郎先生という、我が師とも言える方との出会い。


先日書いた記事の中にある、「負けて勝つ」という価値観は、
山村先生から教えていただいたものだ。


バガボンドを読んでいる人じゃないとわからないネタで申し訳ないんだけど、


・武蔵が「それは理だ」と言っていることが、俺の世界で言う「陰陽」。

・柳生石舟斎が、俺の世界で言う、山村先生。

・そして、同じ右足の怪我がきっかけで、自分の我執と向き合うことになる。

・おまけで、伊藤一刀斎が、俺の世界で言うところのシブヤのアニキかな。(笑)



と、話はかなり脱線したんだけど、
以前のように、すぐに何かに腹を立てて、恫喝したりぶん殴ったり、
そんなことをしないでもいい自分になれたし、そんなことしないで生きていられる。

これは本当にありがたいことだなーと思う。



でも、牙や爪を無くしてしまったわけじゃない。

使わなくていいだけだ。



バガボンド(29)(モーニングKC)バガボンド(29)(モーニングKC)
吉川 英治

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29巻の中で、剣聖、柳生石舟斎の、


「技を極めたなら刀は抜くまでもないもの」

「いかに鞘から抜かずにおくか
そのために我々は死にもの狂いで剣を振っとるのだ」




という言葉がある。


自分の奥深く閉まった、「暴力」という爪や牙は、
もう一生使わないで済むなら、その方がいい。


どれだけ人に優しくできるか。

どれだけ等身大の自分をさらけ出して生きていけるか。
自分を誇張することなく、弱い自分も認め、受け入れた上で。



40を過ぎ、人生の折り返し地点を過ぎた。

残りの人生、どれだけ鞘から抜かずに生きられるのか。


その辺が俺のテーマでもあるような気がするなー。



これからも、昔話でバカ野郎この野郎ネタは書いていくけれども、
俺にとってはすでに過去のこと。

もうとっくに終わっていることなのだ。


なので、今後もその辺をご理解いただいた上で、
このBLOGをお読みいただけたらうれしいです。


実は今日、4月29日で、このBLOGも開設6周年。

今日から7年目に突入します。


これからも、皆さんに愛されるBLOG(?)を目指して精進しまーす。


珈琲バカを今後ともよろしくお願い申し上げます。

 


ラベル:バガボンド
posted by わこう at 02:05| Comment(1) | TrackBack(0) | 普通の日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月28日

CAROLとポニーテール。

今日は、トラックネタとはあんまりかぶらないんだけど、
トラック野郎現役時代の話を。


ケンカにならないようなケンカの話だけど、
そういったのが苦手な方は読むのをお控えください。



その、トラック野郎現役時代にも、俺は一度長髪にしていたことがある。


本当は、スティーブン・セガールを目指して長髪にしたが、
周りからは、「尊師」だの、「トランプの13の人」だのと。

そして、後ろをゴムで束ねても、
横の部分が短くてピンピンとはねていたこともあって、
「婆さん」と言われていたこともあった。


が、結構長い期間伸ばしていたから、最終的には、




None.jpg

こんな感じに。

まぁ、ポニーテールだわな。
俺がやると、「幕下力士」とかとも言われていたけど。わははー。



さて、ある日、当時乗っていた初代アストロを車検に出したら、
その時の代車は、

MA_S004_F001_M001_1_L.jpg

ピンクのマツダキャロルだった。


「うわー・・このナリでキャロルかよー・・。」


あまりに可愛すぎる。



ちなみに、当時の俺の格好と言えば、
髪型は長髪だけども、金のキヘイのネックレスにケンカ指輪(死語)、
金ブチでレンズが日光で色が変わる、いわゆる「ヤクザメガネ」。

そんなナリでキャロルに乗るのだ。


その車で会社に行くと、みんな涙流して笑ってたね。実際。



そんなある日の通勤時。


俺が運転するこのキャロルの前を、
後ろのアオリに「松島」と書かれた、なんか下品な2トンダンプが走っていた。

で、前の車を執拗に煽っている。


「うわー・・めんどくせー野郎だな−・・。」

と、内心思いながらも、最初は我慢して走っていた。



ところが今度は、後ろを走っている俺がターゲットになったらしく、
突然急ブレーキを踏んできたり、蛇行したりと、まーず危ない。



まぁ、


MA_S004_F001_M001_1_L.jpg
こんな車だし、絶対女の子でも乗っているものと勘違いしたんだろうな。



で、急ブレーキや蛇行などあまりにも危ないもんだから、
隙をついて、ぴゅーっとそのダンプを追い越した。

そしたら、それがよっぽとおもしろくなかったらしく、
煽るわ、パッシングしてくるわ、ラッパ鳴らしてくるわ、
まぁーずやりたい放題。


キチガイなんじゃないかと思ったよ。実際。

ヤンキーだってそこまでしないよ。ホント。



俺の乗っていた車を後ろから見ると、

Mazda_Carol_006.jpg
こーんな感じで、(写真は合成です。)
ピンクのキャロルで、しかもポニーテール風のひっつめだったし、
完全に女だと勘違いしている。

まったくバカなヤツだ。



相変わらずラッパ鳴らしたり、煽ったりがエスカレートしていく。


調子に乗りやがってこの野郎・・・。


俺もいい加減堪忍袋の緒が切れた。




で、恫喝してやろうと思って、信号で止まった時に、車の中を見たら、
なぜか鉄パイプが積んであったから、それ持って車から降りた。






pipe.jpg
※写真は合成です。


「さっきから何やっとんじゃゴルァ!

ぶちのめしてやっから降りてこいゴルァ!」




と、恫喝した。


相手は、30歳くらいの、パンチパーマの男だったが、
ハトがマメ鉄砲食らったような顔してたよ。




そしたら、


「なんですか?」



と、いきなり敬語。




「いいから早く降りてこい!ゴルァ!」


と言ったら、



「わかりましたよ。いいですよ。」




と、言いながら、


逃げていった。





お、オーイ・・・。


鉄パイプ持ったまま路上に取り残された俺。






結局アイツは何がしたかったんだろう・・。


15年以上経った今もよくわかんない。




見た目だけで判断しちゃいけないというお話。

ちゃんちゃん。


 
posted by わこう at 00:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 嗚呼 トラック野郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月24日

感謝のものさし。

先日、お友達のカウンセラー、生支州(いしす)さんが、
脳梗塞のために緊急入院した。


が、ここ数ヶ月、かなりしっかりと、マクロビオティックを実践して、
食事制限をしていたから、驚異的な回復を見せて、結局、1週間で退院の運びとなった。

病院の先生もビックリしているんだという。



今日も、病院にお見舞いに行ってきたんだけど、
そこで生支州さんが話していたのは、「感謝」だった。

病院に勤務する看護師さんや先生、職員の方々の賢明さや暖かさへの感謝の念、
そして、ごはんを食べられることの幸せ。

お米一粒にも感謝だと言っていた。


望診法の山村先生が、脳梗塞や動脈瘤には、
椎茸スープがいいとおっしゃっていたので、
りえさんが家で椎茸スープを作って差し入れで持っていったら、
生支州さんは涙を流していた。



そして、俺も、その生支州さんの姿を見て、
こうして健康で日常を過ごせることに、あらためて感謝の念が湧いてきた。



が、しかし、その反面、ネットで衝撃的なBLOG記事を見つけた。

HEAVENさん
「年に600万円も給付されるのにどうして働く必要があるの-英」

※刺激的な広告もあります。


以下抜粋

英ウェールズ北西、アングルシー島に住むデイヴィ一家は、週に815ポンド(約11万7,000円)もの給付金を受けることから、寝室が4部屋ある家で暮らし、7シーターのメルセデスと11人乗りのミニバスを所有。
生活していくには充分すぎるほど給付金が支給されるため、7人の子の父親、ピーターは仕事を辞めました。しかし妻のクレアはまだ(支給額に)満足はしていないそうです。

〜中略〜

しかし、給付金で豊かな暮らしができることについて、彼らは感謝の念をもちません。
「納税者の税金が私たち大家族を賄っているということについては、あまり考えたこともないわ。たしかに給付金がなければ子供の面倒はみられなかった。でも子供たちが望むものすべてが手に入るようじゃなけりゃ、私は自分自身自己中だとは思わないし」
「働いている人たちがいて、私たちが給付金をもらえるっていうのも別にお気の毒って気にもならないわ。だって私たちはシステムの中にいるんだし。たんに資格があるってだけの話よ」


〜中略〜

通信販売のオーダーで20,000(約287万円)ポンドの負債をつくり、1年半前に破産申請したにもかかわらず、クレアは昨年、子供たちそれぞれに誕生日とクリスマスあわせて、1人あたり2,000ポンド(約29万円)ものプレゼントをあげるといってききませんでした。



いや、たしかに理屈で言えばそういうこともあり得るとは思うんだけど、
何かとっても間違っている気がするのは俺だけだろうか。


この記事を読んで、本当にガッカリしてしまった。
子供一人あたり29万円のプレゼントってなんだよ、そりゃ。

決定的に感謝が無いんだな。この人たちには。



かたや、生活苦で自殺や心中を図る人たちだったいるのに・・。


京都の、認知症の母親と心中しようとした、
「京都母子事件」をご存じだろうか。



涙無くしては見られない話だ。

事件詳細はこちら。(長いです。)

結局この事件は、執行猶予3年の温情判決となった。

裁判官も、被告の母への思いに、目を赤くする場面もあり、
法廷は涙に包まれたという。


片桐被告は、母を殺してしまった自責の念はもちろんあると思うが、
温情判決への感謝は決して忘れないだろう。



ちょっと話がずれちゃったけど、
観念的なところから見たら、俺たちが生きている世界は、
国や生活環境、貧富の差などの違いはあるものの、
「この世に生をを受けている」事は、すべて平等だ。

貧乏でも感謝の念で生きている人もいれば、
経済的に豊かでも不満ばっかり言っている人もいる。


ひとりひとり、感謝のものさしが違う。


俺だって欲はあるし、まだまだだなーと思うけど、
小さな事にも、電気が走るように感謝ができるような、
そんなものさしを持ちたい。



今日、生支州さんとの会話の中で、そんなことを考えていた。

 
ラベル:生支州さん
posted by わこう at 01:40| Comment(1) | TrackBack(0) | 普通の日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月22日

T-01A オススメアプリ。

DSCN8943.jpg
現在の俺のケータイ、T-01A を使い始めて半年が過ぎた。

今はお店の電話でほとんどの用事が事足りてしまうので、
以前のようにケータイをバンバンと使うことも無くなった。

だから、片手で操作しなくなっても、そんなに不自由していない。


それよりもむしろ、ケータイとPDAの2つを持ち歩かなくていいのが、とてもうれしい。


以前は、ケータイの他に、

DSC01344.jpg
こんなPDAを持ち歩いていたわけだし。

なんで2個もあるのかはこちらの記事でどうぞ。


さて、T-01Aを使うにあたり、いろいろと改善したいところが出てきたりして、
今までいろいろインストールしたアプリの中で、
俺が気に入っているものを紹介する。


まず、このT-01A、1ギガのCPUを積んでいるとはいえ、
いろんなアプリを起動させたりすると、
タスクマネージャーで細かくアプリを終了しても、やっぱり動きが不安定になったりする。

そんなときは、T-01Aを再起動させるわけだけど、
ボタンが小さくて押しづらい上に、電源を入れる時にはボタンを長押ししたりと、
イラッとくることも多い。


そこで、ただ再起動するだけの、とてもシンプルなアプリがある。


その名も「reset」。


そのまんま。


ちょっと不安定になってきたなーと思ったら、
resetボタンをタップするだけのカンタンアプリ。

使い方やダウンロードはこちらから。
※このページの中盤あたりに、resetのダウンロードリンクがあります。


シンプルだけど、ホント便利よ。これ。



次にオススメなのは、T-01Aには、
縦横を検知して自動で画面表示を切り替えてくれる機能が付いている。

実は、これが親切すぎて逆に厄介な機能で、
電話がかかってきて、あわてて出ようとした時なんかに、
とたんに表示が縦横が切り替わってしまって、受けることができない、
なーんて時がある。

持ち方の角度で、いいところで切り替わってしまうので、
けっこうイラッとくることが多かった。


考えてみると、横画面で使うのは、せいぜいブラウザでネットするときだけだ。

あとはほとんど、縦画面で使っている。



そこで、自分が切り替えたい時に任意で切り替えるアプリ、

SilentRotator。


使い方、ダウンロードはこちら。


もちろん、このアプリを使う時には、縦横を自動検知する、
モーションセンサーをオフにする必要がある。


で、先に書いた、「reset」と、この「SilentRotator」のアイコンを、
スタートメニューの一番上に持ってきておけば、
スタートボタンから、サッと起動できる。

t-01a_soft.jpg
こんな感じで。

この2つのアプリは、特に重宝して、気に入って使っている。




そして次は、俺もりえさんも、いろいろと出かけることが多いから、
天気予報の把握は必須だ。


なので、待受け画面にここ2〜3日の天気を表示させるアプリが欲しかった。

20100422225412.jpg
こんな感じで。

小さなアイコンでも、天気の他に、降水確率や、最低気温と最高気温が表示されている、
なかなか使い勝手のいい天気予報表示アプリ。

そのアプリ、「JWezWM」。

使い方、ダウンロードはこちら。


ホント、これは重宝してます。

天気も、最大5個所まで登録できるから、
仙台の他に、定期便でよく行く山形の天気や、出張で行く新潟の天気など、
サッと起動して、パッと見られるから、ストレスが全くナシ。



最後に、この記事のように、T-01Aに表示されている画面をキャプチャーして使うために、

KTCapt。


使い方、ダウンロードはこちら。



これは、キャプチャー起動を、ボタンに割り当てることができるので、
俺は、シャッターボタン長押しで起動させるように設定している。

キャプチャーした画像は、JpegやBMPで保存できる。

これも、ボタンの割り当てさえ済めば、
ワンタッチでキャプチャーできるから、本当に便利。

キャプチャーしまくりです。



と、今回は、この4つのアプリを紹介してみたけど、
今後また、いいアプリがあったらまたその都度アップしていきます。

あ、もちろん、今回の4つのアプリは、すべて無料です。


いやー、でも、こういう便利なアプリを開発してくれている、
それぞれの開発者の皆さんには、本当に頭が下がる思いです。


本当にありがとうございます。

 
ラベル:T-01A
posted by わこう at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | メカもの。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月21日

爆笑!チンパン気絶。


動画ネタが続いてしまうんだけど、
あまりにおかしくて、どうしてもアップしたかった。

もうすでに公開されて長い動画なんだけど、
チンパンジーが、自分のおしりのニオイを嗅いで、

「うわー・・。」

みたいに気絶してしまう動画。





いやー、笑ったー。



そんなに臭いのかや・・。


 
posted by わこう at 00:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ヒット動画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月20日

感動のプロポーズ動画。


久しぶりに、ジーンとなる動画を見た。


パイロットの彼氏の到着を、空港で待っていた彼女に、
乗客の皆さんに協力してもらって、サプライズを。




パイロットの彼氏が、彼女にプロポーズするために仕掛けた、
粋なサプライズ。


最後、彼女がうれし涙流している姿が、
とてもすがすがしくて、思わずもらい泣きしてしまう。


しかし、パイロットってキザだなー。

 
posted by わこう at 12:42| Comment(0) | TrackBack(0) | ヒット動画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月18日

まんたんMUSIC。


今から16年くらい前、俺がトラック野郎時代、
会社から新車のトレーラーヘッドをあてがわれた。

それ以前のトラックには、AMラジオしか付いていなかったのが、
その新車には、FMラジオが付いていた。

当時は、トラックでFMを聞けるなんて、画期的だった。

と、思う。



だって、深夜にやっているラジオって言ったら、
オールナイトニッポンとか、歌うヘッドライトが定番だったけど、
なんというか、華が無いんだよ。華が。

それが、トラックでジェットストリームとか聞けるのは、
本当にうれしかったし、画期的だった。

まぁ、眠くなるけどね。ジェットストリーム聞いてると。


が、当時はまだ、本当の深夜時間帯のFMラジオ番組なんて無かったところに、
彗星の如く華々しく始まったラジオ番組があった。

それが、「まんたんMUSIC」だ。

まんたんMUSICのWikipediaはこちら。



深夜3時から6時まで、ちょうど運転していて一番眠くなる時間帯に、
日替わりで、女性パーソナリティがけたたましく喋っている、
当時としては、かなり画期的な番組だった。

Wikipediaの説明文にもあるけど、
深夜のAMラジオ番組の対抗馬として、
トラックドライバーをターゲットにした番組だったらしい。


いやー、うれしかったねー。


FMのクリアな音で、深夜のテンションとは思えないほどの勢い、
そして、女性パーソナリティの声。


なんか、真夜中に女の人の声を聞くとうれしいもんだったんだよ。


だから、俺のトラック仲間の間にも、まんたんMUSICのリスナーが、
ものすごい勢いで増えていった。



で、日替わりのパーソナリティの中で、
火曜日担当の、奥井亜紀ちゃんが好きだった。

関西弁と非常に高いテンションで、抱腹絶倒。

それでいて、歌手なので、しっとり系の歌を歌い上げるそのギャップ。


で、ラジオだし、顔がわかんないから、
どんな人なのかイメージがどんどん膨らんで、もー、恋してたね。(笑)


ちなみに、奥井亜紀ちゃんは、大ヒットこそ無いものの、
いろーんな番組のオープニングやエンディング曲に採用されている、
けっこう実力派の歌手。

奥井亜紀ちゃんのWikipediaはこちら。



で、いろんなテーマでハガキやFAXを募集していたから、
夜中の休憩時間中に、俺はよく出先でハガキを書いた。


ペンネームは、「マッドトラック。」(←実話)(笑)


で、たぶん、始まって間もない番組だったし、深夜時間帯だし、
ハガキも少なかったんだと思う。

俺のハガキはよく採用された。



初めてラジオで、

「ペンネーム、マッドトラックさんから・・」

と、奥井亜紀ちゃんが読んでくれたのを聞いた時は、
ゾクゾクッと鳥肌が立ったもんだった。




「うぉー!読まれとるー!」


みたいな。


そして、その、まんたんMUSICでハガキが採用されると、
「まんたんステッカー」なるものが送られてくる。


mantan.jpg

こんなの。

で、奥井亜紀ちゃんのサインが書いてあった。


もー、天にも昇る感じだったね。



それに味を占めて、奥井亜紀ちゃんの火曜日以外にも、
他の曜日にもハガキを出しまくり、いっぱい採用され、
まんたんステッカーがどんどん増えていった。


もちろん、トラック仲間には、俺が夜中にせっせこハガキを書いているなんて、
絶対に内緒にしていた。

俺が「ペンネーム マッドトラック」だということも。(笑)


だって、意外にマメにハガキを書いてるのとか知られるの、
恥ずかしかったもん。

コンビニでハガキを買いだめしたり、突然ギギーッとトレーラーを停めて、
ハガキをポストに投函している姿とか、見られたら恥ずかしくて死んでしまう。



が、しかし、もらったまんたんステッカーは、やっぱり自慢したくて、
トラックのフロントガラスのところに、無線クラブの看板と一緒に飾っていた。



ある日、積み場で一緒になった、よその運転手のおっちゃんが、
俺のまんたんステッカーを見つけ、

「お?これ、まんたんステッカーかい?」

と、訪ねてきた。


「うん、そうだよ。」


「おー、どうやったらもらえるんや?」


「ハガキ書いて。」


「えーなー。それ、くれんか?」

「ダメだよー。」

「じゃあ、売ってくれへんか?」

「ダメだってば。自分でハガキ書いたらいいべや。」



「なんや、売りもせんのか

このガキャ・・。






「ガキとはなんだコラ、

やんのかこの野郎・・。」




たかだかステッカー一枚で、大の大人が本気でケンカ。

まぁ、ケンカの理由なんて、いつもこんなもんです。



結局、そのやりとりを見ていた、別の運転手たちに、


「まぁまぁ、そんなに熱くなんなよ。」


と、なだめられ、ケンカはおさまった。


アホだ。



でもそれだけ、当時、まんたんMUSICはHOTだったんだよ。



その後、パーソナリティの総入れ替えがあり、
なんだかターゲットが変わってきて、番組の雰囲気も変わってしまい、
いつしか、まんたんMUSICも聞かなくなっていき、いつの間にか番組が終了していた。


そういう意味では、ステッカー一枚で本気でケンカしたことも、
一層バカバカしい思い出となってしまったが、
そんな自分がかわいいなーと思う。



と、きれいにまとめてみた。

 
posted by わこう at 00:35| Comment(2) | TrackBack(0) | 嗚呼 トラック野郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月15日

肩乗りまるちゃん。


DSCN9715.jpg

まるちゃんが俺の肩に。


俺の寝ぐせは気にしないように。


 
ラベル:ニャン まる
posted by わこう at 17:20| Comment(0) | TrackBack(0) | なぜか猫。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月12日

許しのプロセス。

先日書いた、俺が受けた屈辱の記事を読んだ方の中から、

「あれだけのことをされて、よく許しましたね。」

みたいなお言葉を頂戴することが。



確かに、自分でもそう思う。

俺が自他共に認める、ドMたる所以でもある。


が、決して、泣き寝入りしたわけでも、妥協したわけでも、逃げたわけでもない。


その件に関しては、完全に許したのだ。



でも、やっぱりそれを咀嚼して、許そうと思うまでには、
いろんな葛藤があり、プロセスがあった。


そのプロセスの元となる考え方には、大きく分けて3つの考え方が入っている。

ちょっと、概念的、抽象的な事が多いから、わかりづらいかもしれないんだけど。



1、許すと決める。

相手が謝ってきたからとか、何をしてきたからとか、誠意が見えたからとか、
そんなこと関係なく、自分が許すと決めるから許すのだ。

だって、どんなに謝られようが、誠意を見せられようが、
許せないときには、どんなことがあったって絶対に許せない。



この考え方を逆手に取れば、俺の対保険屋のケースのように、
相手に謝られたわけでもなんでもないけど、
「自分が許すと決めたから許す。」ということになるわけだ。

感情はさておき、理屈の上では。



決めたら、それを貫く。
決めると言うことは、コミットメントだ。


自分がコミットメントしたことを貫き通す。

ただそれだけのシンプルなこと。



最近、お酒をやめたわけだけど、それだって決めたからそうする。
ただそれだけ。


とてもシンプルなことだ。



許すというコミットメントと、お酒をやめたというコミットメントは、
なんにも代わらない、おんなじようなことだ。



とはいえ、俺だって人だし、感情があるわけだから、
理屈ではそうでも、そういう境地に至るまでには、根拠が必要だ。

そこで、2つ目の考え方が必要になる。




2、負けて勝つ

これは、お世話になっている山村慎一郎先生からも
アドバイスを受けた考え方でもあり、
いろんな場面で使わせていただいている。


その考え方もとてもシンプルで、「相手に勝たせる」のだ。


相手に勝たせることで、状況的には負けたけど、
精神的には優位に立つというか、
回り回って結局自分が勝ったことになるという考え方だ。


ただ、よく言われるような「勝ち組負け組」的なものではなく。


損得だけで物事を観ようと思えば、
どこまで行っても、勝つ事への執着から抜け出せない。


その物事の、もっと奥にある、「人としてどうか」というところから考える。


そうすると、勝つ事への執着をさっさと捨てて、相手を勝たせてやって、
鬼の首を取って喜んでいる相手を、
「よかったねー。勝てて。」と、傍観していた方がよっぽど楽しい。


精神衛生上も、憎々しいエネルギーでいるよりもよっぽどラクだ。



まぁ、相手に勝たせて、半分バカにして見ているような節があるんだけども。

そうすることで、精神的に優位に立った気がするわけだ。




3、理想の自分像

もし、自分が何でもできる人で、欠陥が何一つ無く、自分に自信があり、
深い優しさや、ポジティブな行動力と思考、
財もあり、人望もあり、すべてを網羅している。

そんな自分だったら。


そんな、理想の自分像を、いつも自分の中に持っているイメージ。
これは、心理学系のワークショップなんかでもよく使われる。


平たく言えば、自分が、慈愛に満ちたスーパーマンのような存在だったら。


「もうすでに、自分がそういう理想の自分で在る」というところから見たら、
今回の、保険屋との騒動はどう消化するんだろうか?と考える。


もし、俺が感情にまかせてブチ暴れて、
相手の保険屋をブチ殺したり、大怪我させたりしたら、何が生まれるんだろう?


何も生まれない。



逆に家族を始め、俺のまわりの多くの人々を傷つけるだけだ。


一時の「ザマー見ろ」っていう、
ちょっとの優越感のために払う代償は、とても大きい。



それよりも、理想の自分から物事を見たら、
どういう選択をすることが一番いいのか?ということを考えたとき、
さっさと許して前に進んだ方がいいと、俺は結論を出したわけだ。


だって、確かにその時は大変だったし、ハラワタが煮えくりかえる思いもしたけど、
そんなことにいちいち足を止めてらんない。

足を止めないできたから、今、新たないろんな人との出会いがあり、
それを楽しむことができる。


まくろび庵という店が無かったら、会えなかった人たちだってたくさんいる。
それはすべて、許したからだと思っている。


俺が大切にしているものの1つに、毎月定例で開催している、
自然食を考える男の会というのがあるけど、
もし、俺がケンカ上等のネガティブなエネルギーのまま生きていたら、
この会のメンバーに出会えなかったどころか、
もしかすると仇同士の間柄だったかもしれない。


そんなの絶対にイヤだ。





ただ、そんな俺も、過去から引きずっている出来事で、
世の中に2人だけ、まだ許せない人がいる。


今はまだ許したくないから許さないけど、
たぶんそう遠くない未来、その人たちも許せる時が来ると思う。

それでいいと思う。


許すのは、誰かから促されてするものでもないし、
すべて自分次第。


答えはすべて自分の内にある。




と、なんか抽象的な話になっちゃったけど、
俺が言いたいこと、伝わるかな?

 
ラベル:許し
posted by わこう at 00:13| Comment(1) | TrackBack(0) | 普通の日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月09日

【回想録】BMW。

18歳で普通免許を取ってから現在まで、いろんな車に乗ってきたけど、
生意気にも外車歴の方が長い。


俺を外車好きのドロ沼に引きずり込んだ、罪作りな車。


それが、

14117_1024.jpg
この、BMW 528i(E12)だった。色もこの写真と同じ白。

写真はこのサイトから引用。


当時、本当は別な車を買おうと思って行った中古車屋さんに、
ちょうど下取られてきたばっかりのこのBMWがあった。


その当時ですでに10年落ち。

塗装がはげているところなんかもあって、けっこうボロかったけど、
そのノスタルジックなたたずまいに、一発でノックアウトされてしまった。



その時俺は、21歳くらいだったけど、人生初の左ハンドル、
そして、人生初の外車に、それはそれは胸が躍ったもんだった。


で、純正のアルミホイールを履いていたんだけど、
そのまんまだと、優等生っぽくてあんまり好きじゃなかったから、
スピードスターレーシング(SSR)でホイールを特注してもらって、
深リムでツライチ、そして、引っ張りタイヤでリムがむき出しで乗っていた。


深リム、ツライチ、引っ張りタイヤとは、
su_na6_2_004.jpg
こんな感じで、ホイールの内側が深く、ボディと車輪の面がほぼ一緒の状態、
そして、太いホイールに、わざと細いタイヤを引っ張って履かせることを言う。

上の参考写真は、こちらのサイトから引用させてもらいました。


これをすることで、車が一気にワルっぽくなる。


スカイラインやマークUとかで、深リムでツライチはいっぱいいたけど、
BMWでやっているヤツはほとんどいなかったね。


20年前の事だけど、我ながら先進的だったなーと思う。(笑)



いまどきの車は、4速オートマとか、5速オートマだけど、
この車は3速オートマ。


それなのに、最高速アタックをしたら、200km出た。

たった3速で200km。
BMWのテクノロジーってスゲーなーと思った。


しかも、BMWや他のヨーロッパ車全般に言えることだけど、
とにかく足回りがよくできている。


カーブを曲がるとき、「あ、ちょっとオーバースピードかな・・。」と思っても、
しなやかにクイッと曲がる。

このBMWで、クネクネしたワインディングを走るのは、
本当に楽しかったねー。




ある日、当時勤めていた会社で、宇都宮転勤を言い渡され、
このBMWを宇都宮に持っていって普段の足として使っていた。


ある日、ブレーキパッドが減ったので、交換してもらおうと思って、
現地の電話帳で調べて、「トーコーモータース」という、正規代理店を見つけた。

電話で問い合わせたときの応対も、とても感じがよかったので、
そのトーコーモータースにBMWを持っていった。


俺が乗っていたBMWには、整備手帳が積んであったけど、
まともに見たことなんて無かった。

が、トーコーモータースの人に整備手帳を見せたら、


「あれ?この車、ウチで売った車だ!」


と。


確かに、販売店のところに、「トーコーモータース宇都宮」って書いてある。


いやー、ビックリしたねー。



ぜんぜん知らないで、たまたま持っていったところが、
この車の販売店だったなんて。


宇都宮の人が買った車が、いろんな経緯を経て、
仙台の俺の元にやってきた。


そして、俺が知らないでその販売店に・・・。

なんたる偶然。


トーコーモータースの人と、
「このBMWが引き寄せたんだねー。」なんて話し合った。


そんな不思議なご縁。





話は変わって、その後転職し、トラックの運ちゃんになったわけだけど、
会社が仙台港にあったので、国道45号線を通勤でよく走っていた。


ある日、マフラーのタイコ(出口んとこの消音器)の根っこが錆びて腐って、
タイコの根本からマフラーが折れてしまった。

とりあえず応急で、マフラーが落ちないように針金で吊って乗っていたんだけど、
なにしろ消音器が無いもんだから、すごい爆音。


それに加えて、前述の通り、タイヤとホイールをツライチにしていたもんだから、
もうすっかりヤン車(ヤンキー車のことね)。

ホントは狙ってやったわけじゃないんだけど、結果的にそうなってしまった。



で、話は戻って、ある日いつものように、夜中に出勤しようと思って、
45号線を走っていたら、遙か前方に、赤い明かりがたくさん見えて、
ゆらゆらと左右に揺れている。

「なんだべ?」と思って近づいてみたら、暴走族だった。


45号線は、当時、よく暴走族が出た。



「うわー、めんどくせー。」と思ったんだけど、
とにかく急いでいたので、早くその集団の中を抜けようと思って、
暴走族の列に入っていった。



ところが。



暴走族のお兄ちゃん達が道を空けてくれないんだよ。


「なんだこの野郎・・。」


と、思って1台のバイクと併走したら、
そのお兄ちゃんが、ニコニコしながらこっち見て何回もお辞儀をしてる。

よく見ると、他のバイクのお兄ちゃん達も、俺のBMWを見て、
ニコニコ笑いながらペコペコお辞儀してる。


どうやら先輩かなんかと勘違いされたらしい・・。



「ち、違う!違うから!」


でも、すっかり信じ切ってるお兄ちゃん達は、ニコニコしながらどけてくんない。


あーあ・・。


確かに、引っ張りタイヤで爆音響かせてたら、
仲間と間違われるよな−。そりゃ。




そしたら、45号線沿いの高砂っていうところに、交番があるんだけど、
お巡りさん達が暴走族取り締まりのために何人も待機していた。

で、バシャバシャと写真を撮りまくってんのよ。


当然俺もバッチリ撮られたわけで。





「違う!違うから!」




違うんだってば。おまわりさん。


マフラーは不可抗力なんだよ・。

マフラーは不可抗力なんだってば。



そして、俺はコイツらとは無関係なんだってば・・・。



結局、俺にはお咎めは無かったけど、
なんだか気分悪かったなー。




しかし、今でもあのお兄ちゃん達のうれしそうな顔は忘れられない。

おかしかったなー。



そんなおかしいエピソードのあったBMWも、いろいろとガタが来て、
4年半目一杯乗って、乗りつぶした感じで廃車にした。

いい車だった。


このBMWがきっかけで、外車のおもしろさを知り、
現在のように、外車のドロ沼に入っていったわけだ。


そういう意味では、罪作りな車だなー。


また機会があったらBMWに乗りたい。



と、そんなことを思い出す今日このごろ。

14117_1024.jpg
 
ラベル:回想録 BMW
posted by わこう at 02:33| Comment(2) | TrackBack(0) | 回想録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月08日

ガチャピンの秘密。


俺が大好きなブログのひとつに、管理人パルモさんが書いている、
カラパイアというBLOGがある。


そこで紹介されていた動画なんだけど、久々に動画で大笑いした。

シックスセンスを見たことがある人だったらかなりツボです。


映画の吹き替えを変えて編集してある動画なんだけど、
まーずすごいクオリティ。






笑ったー。


ホントは、別な記事を書こうと思ったんだけど吹っ飛んだ。ありがとうございました。
posted by わこう at 00:22| Comment(0) | TrackBack(0) | ヒット動画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月07日

珈琲バカ6周年感謝祭。

今月で、このBLOGも開設して6周年となります。

最近は、過去の出来事なんかを書き始めて、
自分の心の整理も含めて、いろんなものをアウトプットさせていただいている。

毎日、たくさんのアクセスをいただいて、それが俺の原動力となっています。

本当にありがとうございます。


6周年の振り返りは、またそのうち記事にするとして、
今日は、今週末に行う、イベントのお知らせを。



我が店、まくろび庵のBLOGにはもう公開しているんだけど、
今週末の土日の2日間、6周年感謝祭として、

IMG_3460.jpg
「ワンコインぜんざいDay」

を開催します。


このイベント開催までの経緯は、まくろび庵のBLOGでどうぞ。



有機の小豆を無糖で炊いて、有機のお米で作った玄米もちを焼いて入れてます。

甘味は、特製の黒糖シロップで、お好みで調節できるようにしました。



小豆には排泄を促進させる作用があるので、身体がむくみやすい人にはピッタリ。
腎臓の働きを助けることにもなります。


このぜんざいは、飲み物とセットにして、今月中旬あたりから、
800円のレギュラーメニューにしようと思うんだけど、
今回の2Day'sだけは、







IMG_3460.jpg

ぜんざいとコーヒーのセットで、


4月10日(土)11日(日)

2日間限定で

プレ価格の500円。

でご提供いたします。
※11日は、所用により、16時閉店となります。

すいません、このワンコインぜんざいに限り、
お飲み物はコーヒーと紅茶だけに限定させてください。

※豆乳ラテ系はごめんなさい・・。


ご予約不要です。


すべて1人でやっていますので、混雑時は、多少お待たせする場合がございます。


よろしくお願い申し上げます。




と、思い切り宣伝してみた。

 
posted by わこう at 20:10| Comment(0) | TrackBack(0) | まくろび庵 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月03日

グラストロン。


また、トラック野郎時代の話を。


トラック稼業で一番の悩みは、「娯楽が少ない」ことだ。


今でこそ、ケータイでテレビを見られる時代になり、
いろーんな機械が小型化されて、便利になったわけだけど、
当時はせいぜい5インチくらいのテレビを積むのがやっと。


そんな中で、繁忙期に入ると、とにかく出ずっぱり。

あっちの町、こっちの町へと渡り歩く旅ガラス。


夕方、住宅街を通れば、
晩ご飯の支度をするいいにおいがどこからともなく漂ってきて、
温かそうな一家団欒の灯り。



あー、俺はなんでこんな時間に、こんなところにいるんだろう・・。



なーんて、ちょっとおセンチに浸ることもしばしば。



だからせめて、トラックの中でも、何か娯楽が欲しいと考えた。



過去記事にも書いたが、俺は子供のころから無類のゲーム好きだった。

なんとかトラックの中でプレステができないかなーと。


当時、鉄拳とか、リッジレーサーが好きだった。



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ナムコ万歳!




そこで、トラックの24V電源から、家庭用の100Vに変換するコンバーターを積んで、
プレステをつないだ。


が、当時トラックに積んでいたテレビは、3.5インチくらいのとてもちっちゃいもので、
それでゲームしても、何が何だかさっぱりわからない。






つまんねぇ・・・。






っていうか、画面が小さすぎてかなりストレス。



そこで、当時発売になったばかりでかなり画期的だった、


かぶるだけで目の前に52インチの大画面が!


といううたい文句の、ソニーのグラストロンっていうのを導入!


D-V500.jpg
こんなの。


当時のプレスリリース記事はこちら。(上の写真はここから引用)



いやー、すごかったよ。これ。


まるで映画館にいるような感覚。



で、ヘッドフォンも付いているから、映像と音で、ものすごい迫力!



これで鉄拳をすれば、ものすごい臨場感だったし、
リッジレーサーをすれば、車酔いしそうなくらいリアル。


すっかりハマッてしまった。



で、ゲームだけでは飽きたらず、
車載用のビデオデッキをつないで映画を観たりして。


爆発シーンなんかあると、思わず、

「うぉー!」


と、叫んでしまうくらい。



これでアダルト系を観た日にゃ、それはそれは・・・・。





なので、仕事が終わって一人でいる時間が、とてつもなく楽しみになった。

これで、仙台から遠く離れたところで、独りで過ごす夜も寂しくない。



ちょっと高かったけど、買ってよかったーって思った。





ところで、話は変わって、
トラックの仕事では、荷物を積む順番待ちの時間って結構つらい。


場合によっては何時間も待たされる。



積み込み時間が決まっていたり、
順番が来たら呼びに来てくれる荷主だったらまだいいんだけど、
積み場によっては、寝るに寝られない。


そんなときは、


D-V500.jpg

これよ。



これで、寝ないで時間をつぶせる。


しかも、このグラストロンは、画面の透明度を変えられるから、
うっすらまわりの景色が見られるようなくらいの透明度にしておけば、
順番待ちで並んだ前のトラックが動いても、ちゃんとわかる。


もう、重宝しまくりで、順番待ちの時には夢中になってゲームしていた。




ある日、本当は順番が来ても、呼びに来てくれない積み場で待っていたとき、
いつものようにゲームに夢中になっていたんだけど、
その日はたまたま、積み場のおっちゃんが呼びに来てくれた。





ドンドンドン!

「運転手さーん!順番来たよー!」














D-V5001.jpg

「はーい!」




「ギャーーーー!」






そりゃ驚くよな。

こんなロボコップみたいので返事したら。




おっちゃんに説明したら、腹抱えて笑ってた。



そんな思い出のグラストロン。



今は、役目を終えて押し入れにしまってあるけど、
たまに使ってやろうかな。




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posted by わこう at 19:39| Comment(1) | TrackBack(0) | 嗚呼 トラック野郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月02日

痛車あれこれ。

いろんな意味で(ノ∀`)アチャーな車を痛車という。


痛車とは?Wikipedia。



お友達のいとけんちゃんも痛車好き。


いとけんちゃんが好きな痛車はこんな感じ。




まぁ、日本の正統派のな痛車っていうんだろうか。

しかし、フェラーリまで痛車にしちゃうところがスゲーな。
さすがニッポン。

クオリティ高けぇ。






でも、俺が好きな路線はちょっと違う。


俺の定義する痛車はこんな感じ。



Pimp_My_Ride_Russians_Style_21.jpg


Pimp_My_Ride_Russians_Style_29.jpg


Pimp_My_Ride_Russians_Style_32.jpg


Pimp_My_Ride_Russians_Style_33.jpg


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Pimp_My_Ride_Russians_Style_47.jpg


Pimp_My_Ride_Russians_Style_55.jpg

ソース元はこちら。(他にもたくさん写真があります。)







で、こちらは、本当の意味で2馬力のHAMMER。





ある意味痛車かや。こういうのも。


 
ラベル:痛車 動画
posted by わこう at 15:31| Comment(1) | TrackBack(0) | 普通の日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【回想録】屈辱。

今回は、俺の人生で1、2位を争うほどの屈辱を受けたことを書いてみる。

ただ、本文に入る前に書いておくが、、
俺の中では、もうすでに終わっている事なので、恨みつらみを書き綴る内容ではないです。



このBLOGに、たくさん記事を書いてきたけど、
2004年の暮れに、交通事故に遭い、右膝を粉砕骨折して3か月入院。

地獄のような絶叫リハビリを経て、やっと膝が曲がるようになり現在に至る。

その辺の話は、カテゴリ「突然入院日記」をどうぞ。



話は、まだ入院したての、車椅子に乗っていたころまでさかのぼる。


当時俺は、仲間内で会社を立ち上げ、専務をしていた。


が、突然の入院で仕事はできないし、
だけども借りていたマンションの家賃やらなにやらは支払わなきゃいけない。

警察は、事故の過失は100対0で相手側にあると言うし、
損害賠償や、休業補償の話をしようと思って、相手側の保険会社の担当に電話した。


ところが、俺が会社役員だという理由で、
明確な休業補償額が出せないとかなんとか言って、のらりくらりと会話をかわされる。

ぜんぜんらちが明かないから
一度病院で話をしたいと、相手側の保険の担当者に病院に来てもらった。


が、話の本題は、俺の保証についてのはずだったのに、
保険屋が来て開口一発、


「わこうさんにも過失がありますよね。」


と言い始まった。


で、間髪入れずに、今までの事例がどうだこうだと、
事故の過失割合の話が始まった。


しかも、俺の事故を調べた警察は、
状況的に俺に過失は無いと言っているのにだ。

まぁ、警察が出す事故証明は、保険の過失割合には関係ないみたいなんだけども。


で、その保険屋が主張する、俺の過失の根拠を聞くと、
ホント、メチャクチャな根拠で、当然こっちが納得できるような内容ではない。


とにかく、一銭でも保険金を安く済ませたい意図がありありだった。



さらに、話の要所要所に、こっちが頭に来るような、挑発的な発言を織り交ぜる。


だもんだから、ついに俺も堪忍袋の緒が切れて、
目の前の机をドンと押してしまった。




これが悪夢の始まりだった・・・。



ドンと押した机が、反対側に座っている保険屋の腕にボンと当たった。

すると、その保険屋は、


「暴力をふるいましたね!警察に訴えます!」



と、鬼の首を取ったように病院を出て行った。


暴力も何も、俺はまだ車椅子の状態。

何ができるっつーのよ。


しかも、机が腕に当たったって言っても、軽くボンと当たっただけだ。

怪我なんてするわけがない。



しかし、感情的だったとはいえ、「意図的に暴力行為をした」ことは確かだ。


結局、信じがたいことに、その保険屋は、
そのまま病院に行って診断書を取り、今度は警察署に駆け込んだのだ。


その出来事の数日後、俺が入院している病棟に、
警察署から連絡があり、現場検証におまわりさんが来た。

で、病室で事情聴取された。



もう、病院は大騒ぎよ。


婦長さんからも、

「わこうさん!いったい何をしたんですか!」

と、怒られる始末。



一応、病院側には、事情を説明したら、納得してもらえた。

じゃないと、ヘタすれば強制退院だ。



結局、警察は、俺が退院してからじゃないと埒が明かないと、
俺が退院するまでいったん保留という形になった。


その後、俺の病室に、とある弁護士事務所から一通の文書が届いて、
中には、その保険屋が、暴力行為で俺に損害賠償請求をするという内容が書いてあった。



結局、俺の事故の件を、
この傷害事件を足がかりにして事を有利に運ぶ算段だ。




もう、その時点で怒り心頭よ。


そこまでやるか!と。








で、3か月の入院生活を終え、無事に退院したわけだけども、
早速、俺の暴力行為について、警察署から呼び出しがあった。


俺は、自己弁護のために、朝イチで出頭し、誠意を持ってそれに対応した。


「被疑者」と書いた紙を持たされ、状況を説明するために、
事件当時のことを、おまわりさんに説明し、その都度写真を撮られた。

朝イチの出頭で、途中休憩時間をもらったものの、
事情聴取に丸一日かかった。


でも、俺は自己弁護に繋がるものと信じて、最後まで積極的に協力した。




が、しかし、最後の最後に、担当の刑事さんから返ってきた言葉は、
俺の予想に反する意外なものだった。


「では、相手側の証言とほぼ内容が一致しますので、
このまま書類送検となり、傷害罪で前科一犯となります。」








うそ・・・。



この事情聴取は、俺の状況も聞いた上で公平に判断するためのものではなかった。


あくまでも、俺は訴えられた側であり、
内容はともあれ、診断書という証拠物件がある限り、ひっくり返すことはできないのだ。


最初から、俺は犯罪者という前提ですべて始まっていたのだ。



なんだよー・・。それ・・・。



捜査に協力的だったことや、きちんと出頭したこと、
俺がまだ退院したとはいえ、日常生活がままならない状況だったということで、
拘留はされなかった。


もし、出頭を蹴っ飛ばしていたらどうなっていたんだろうと思うとゾッとするね。




その後、すべての指の指紋を採られ、縦、横、斜めから写真を撮られ、
すっかり犯罪者扱いだ。


その間、写真を撮られるときも、何をされるときも、

「ほら!キビキビ歩け!」

みたいな、蔑むような応対。



もとはと言えば、ただ机が軽くボンと当たっただけじゃねーか・・。
怪我なんてするわけがない。


むしろ、その当時、まだ杖が無いと歩けない状況で、
事故に関しては、俺の方が被害者なのに・・・。



そんな理不尽で屈辱的な出来事に、すっかり精神をやられてしまった。


俺が鬱になって引きこもり始めたのはその頃からだ。





それから約一ヶ月後、今度は検察庁から呼び出しが来た。
今回の事件の詳細を、もっと詳しく聞きたいと。



そこで出会った、O検察官によって、この事件の流れは大きく変わることになる。


O検察官は、

「これはヨォ、本当は事件にもならない、ホントにくだらない案件だな。」

「しかし、相手の保険屋もきたねぇことするなぁ。節操ないな。まったくヨォ。」



ん?なんかこっち寄りな感じ?



「しかしヨォ、オメェも感情にまかせてそんなことすっから面倒くさい事になるんだぞ。」

「短気は損気って言うじゃねぇか。」




ごもっともです・・。


「ところで、オメェ、退院してから相手の保険屋に詫び入れに行ったか?」


「なんで俺が行かなきゃないんですか・・。」


「バカ、おめぇ、詫びに行ったっていう事実を作ることが大事なんだよ。
感情はいろいろあるかもしれねぇが、まずは詫びに行ってこい。」



と、宿題を出された。



そうは言ってもな−・・・。




理屈ではわかるんだけど、考えただけで憤死しそうになってしまう。


なんで俺が謝らなきゃないんだ・・。


という思いが、ずーっと頭の中をリピートする。



結局、O検察官から出された期限ギリギリの日、
菓子折を持って、アポ無し突撃で、相手の保険屋の職場に出向いた。

アポを取ろうと思えば、「弁護士を通じて」とか言って、
絶対に直接会おうとしないからだ。



結局、その保険屋と会うのは、その事件以来約半年ぶりぐらい。

怒りと、理不尽さと、ちょっとだけ恐怖と、いろーんな感情が入り乱れて、
相手の保険会社に乗り込むということは、敵地に単独で飛び込むということで、
ビルに入る前はさすがに心臓がバクバクして、ブルッと震えた。



で、その保険屋は、鳩が豆鉄砲を食ったように、俺の顔を見て、小さく、


「なんで来たんだよ・・。」


ってつぶやいた。



で、俺はとにかく、「暴力行為をしたことだけ」は事実だから、
そこについてだけ、誠心誠意謝った。


結局、持っていった菓子折は突き返され、


「受け入れることはできません。」


と、拒否された。




O検察官に報告すると、


「おー、行ってきたか。菓子折、突き返されたか。
オーケーオーケー、それでいいんだ。」



と。



「とにかく、詫びに行ったっいう事実を作ることが大事なんだから、
それでいいんだ。」




そして、


「次にな、診断書取るのだって金がかかるんだから、
書留で1万円入れて、詫び状を送れ。
たぶんそれも返されるだろうけどそれでいいんだ。」


「そこまでやったら、今回の件を不起訴にしてくれるように、
俺から相手を説得してみるわ。」


と。



その後、何回かO検察官から、相手の保険屋に対して、
何度か説得を試みてくれた。


最初はかたくなに説得を拒んでいたようだったが、
長い期間を要したが、最終的に、相手の保険屋は1万円で示談に応じることとなり、
俺の傷害事件も不起訴となった。



そこに至るまで、事件発生から実に2年。


いやー、長かった。

長い2年だった。



捨てる神あれば拾う神あり。

O検察官には、本当に感謝してもしきれない恩がある。

よくぞ、最後まで俺のことを公平に見てくれた。



世の中には、公平な立場でなければならないのに、
主観や感情が、あたかも正論になって、
総体的な視点から見る公平な判断ができない輩が実に多い。


そんな中、よくぞ俺を、主観や先入観で見ずにいてくれた。

本当にありがたい。





この件で、俺はたくさんのことを学んだ。



暴力は何も生まないことを学んだ。

生まれて初めての、憤死してしまいそうな屈辱も味わった。

でも、ちゃんと見てくれる人は見てくれてるんだということ。

そして、感情だけで相手を見るんじゃなくて、総体的な視野で見ていく大切さ。



その結果、4年前に、相手の保険屋を許すと決めた、
この記事への心境に繋がっていったのだ。



もう、相手の保険屋への恨みは無い。

そんな負のエネルギーから、いい加減解放されたかった。


このハラワタが煮えくりかえるような屈辱的な経験をしたから、
たいていの事は許せるようになった。


そういう意味では、この事にも感謝だ。



そして、やっと今、自分の中で咀嚼し終わって、
この事をBLOGに書くことができる。





それもまた、新しい俺の一歩なのかな。

 
ラベル:回想録 事故 保険
posted by わこう at 03:05| Comment(3) | TrackBack(0) | 回想録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする