パソコンのOSを
Windows 7にアップグレードして、約一週間。
なるほど、いろいろ便利機能がイッパイで、
Vistaに比べると、使い勝手が格段に上がっている。
インターフェイスはVistaとあんまり変わらないから、
ぱっと見、なんかつまんないなーと思っていたんだけど、
いい意味で期待を裏切られた感じだ。
使い勝手は、そのうちまた別記事で書くことにする。
ところが、Vistaでは動いていたソフトの中で、
一部、Windows 7では動かないものが・・・。
ソフトが起動すらしない。
まいったなー・・。
で、Windows 7の新機能に、OS上で仮想のXPパソコンを別に動かす、
「XPモード」という機能がある。
XPまでは使えていたのに、7では使えないソフトを、
XPの仮想パソコンの中で動かすための機能だ。
ところが、ひとつ問題が。
Windows 7には、バージョンが4つあり、
このXPモードが使えるのは、上位2つのみ。
俺が使っているバージョンは、Home Premiumなので、XPモード非対応なのだ。
困った・・・。
かといって、そんなに使用頻度の高くないソフトを使うために、
わざわざお金をかけてバージョンを上げるのはイヤだ。
そこで、何とかならないものかといろいろネットを探していたら、
いたんですよ!Home PremiumでXPモードを使っている人が。そのBLOG、白黒ニャンコ毛玉団さんはこちら。その記事によると、マイクロソフトのサイトから、
WindowsバーチャルPCというソフトをインストールして、さらに、
新しくできた仮想PC上に、手持ちのXPのCDを使って、XPをインストールするという方法。
すごいねー。
つまり、XPのCDを持っている人は、Home Premiumでも使えるっていうことだ。が、ひとつ注意しなくてはいけないのは、この方法は、
公式ではない、ある意味裏技的なものであるので、自己責任の上行っていただきたい。だから、「XPモード」とはいうものの、
厳密に言えば、
「XPモードのようなもの」ということになるかな。
また、考え方として、バーチャルとはいえ、
一台のパソコンで、Windows7とXPのふたつのOSを入れるということになるので、
インストールするXPのライセンスが必要だ。
ただ、目的は、Windows7にしたが故に、
XPでは使えていたソフトが使えないという問題を解消することだ。
ということで、早速、マイクロソフトのサイトから、
バーチャルPCをダウンロード→インストール。
マイクロソフトのサイトはこちら。ちなみに、使っているOSを選ぶ箇所があるが、
本当は使っていなくても、「professional32ビット版」を選べば、
問題なくダウンロードできる。
で、バーチャルPCをインストールして、起動すると、
下のような画面になる。

もうこの写真は、仮想PCを作ってしまったあとの画面なんだけど、
最初に起動すると、なにも表示されてない。
なので、赤丸がついた、「仮想マシンを作成」をクリックすると、
パソコンを起動した時の画面が出てきて使えるようになるのだ。
そこで、WindowsXPのCDをマウントすると、
Windows 7の画面上の小窓の中で、XPのセットアップが始まる。

こんな感じ。
写真が小さくてわかりづらいが、
中央のブルーの画面が、XPのセットアップをしているいつもの画面。
これは、XPをクリーンインストールするのと同じことなので、
パーティションの作成→ハードディスクのフォーマット→インストールという手順をふむ。
パーティションの容量を、どのくらい割り当てたらいいのかわからなくて、
適当に40ギガにしてみた。
で、俺のマシンの場合、約1時間で、XPのインストールが完了。
無事起動して、

こんな感じに。
おぉ−!なんか変な感じ。
で、仮想のXP上で、普通にソフトをインストールすればいいわけだ。
前述の、ニャンコ毛玉団さんの記事にもあったが、
インストール完了直後は、なんだか動きが重くてガジガジな感じ。
そこで、仮想XP上で、追加機能をインストールしたら、動きがスムーズになった。
その後、Windows 7と、この仮想XPを統合するために、
同じパスワードを設定して統合機能を有効ににすることで、ほぼ完了。
ちなみに、仮想PC上で使うメモリ容量を自由に割り当てられるんだけど、
4ギガあるメモリのうち、最初2ギガを割り当てたら、
逆にWindows 7がガギガギになってしまった。
なので、512Mに割り当て直したら、仮想PCの動きがちょっと重いけど、
全体的なバランスはいい感じになった。
そんなにメモリを食うソフトを使うわけではないので、
このくらいでいいのかなーと。
で、問題の、Windows 7で起動すらしなかったソフトを、
仮想XPにインストールしてみたら、無事に起動して普通に動いた。
やったー!
が、しかし、Windows 7→仮想XPや、
仮想XPからWindows 7のファイルの連携をどうすればいいのかがわからない。
Windows 7上から、
仮想XPが格納されているフォルダを探したんだけど、見つからなかった。
なので、Windows 7とXPのデータのやりとりができないと困っちゃうので、
外付けのHDDを共有することで解決。
メニューバーの、USB→接続で、デバイスが認識され、

こんな感じで使えるようになる。(赤線のところが認識された外付けHDD)
8年間も使ってきた、見慣れたXPのインターフェイス。
こうして、仮想PC上とはいえ、また使えるようになるのはうれしいことだ。
あ、そうそう、仮想PCも、普通のパソコンと同じで、ネットにもつながるし、
ライセンス認証も必要だし、セキュリティソフトのインストールも必要。
ライセンス認証は、なんの問題もなくクリアできた。
古いイラストレーターやフォトショップなんかは、
仮想PC上で動かすには、重くて厳しいと思うんだけど、
普通のソフトだったら問題なく動かせる。
いやー、苦労したけど、取り組んだ甲斐があった。
もし、使っていないXPのCDを持っているのであれば、
トライしてみる価値はあると思う。
古いライセンスの有効活用にもなるし。
うーん・・・いいなー。Windows 7。
なんか楽しい。