実は少し前からギターを習い始めた。
クラシックギター。
はるか昔、バンドでドラムをやっていたんだけど、
ギターは、いつか習いたいと思いつつ、
なんだかタイミングが合わなくて、今までズルズルと・・。
ところが、あるタイミングでギター道の泥沼に浸かることになる・・。
ある日、なんとなく思い立って、
ぼんやりとネットで近所のギター教室が無いかと検索したら、
お店のすぐ近所に、ギター教室があるのを発見。
で、なんとなく問い合わせてみようかなぁと電話したら、
なんだか親切で丁寧な男性のS先生が応対してくれて、
見学&体験に行くことになった。
体験を終え、
「わこうさん、お住まいはどちらなんですか?」
と聞かれ、「ええ、●●です。」と答えたら、
「あ、奇遇ですねぇ。私も●●に住んでたんですよ。●丁目●番●号。」
え・・?
先生が言った住所は、俺の今の住所だった。
「ん?」「ん?」「ん?」
なんと・・
ギターのS先生は、俺が今住んでいる家の、前の借り主だったのだ・・。もうね、俺も先生もボー然・・。
だって、仙台は100万人都市と言われているのに、
初めて会った人が、前の借り主って、あり得なくない?
俺のシンクロも、ついにピンポイントで来たか・・・。
ということで、これは何かのご縁だと、S先生からギターを習うことにしたのだ。
さて、ギターを習うことにしたものの、
クラシックギターなんて持っていないので、
まずはとりあえずヤフオクで、激安中古ギターを1本確保。
しばらくはそれで練習していたんだけど、
ひょんな事からもう1本ギターが必要になった。
もう1本、ヤフオクで激安中古を探してもよかったんだけど、
中古ギターよりも安く、「自作ギターキット」なるものを見つけちゃったりして、
作ってみたい熱がフツフツと・・・。
というわけで、長〜い前振りでしたが、自作ギターに挑戦してみたわけです。わはは〜。

これが、自作クラシックギターキット。
自作とはいえ、ボディーはもうできあがっているので、
ボディーにネックを付け、ブリッジとペグを付ければ、
ほぼ完成という簡単キット。
もちろん、ギターの仕組みを知るのには、とてもいい素材だが、
このキットの醍醐味は、なんと言ってもオリジナルペイントができる点だ。
ということで、ボディーとネックを取り付け、塗装してみたんだけど、
こう・・早く仕上げたくて、なんだか工程を急いでやったら、
塗装を失敗した挙げ句、ボロ隠しにニスを厚塗りしたら、
塗膜がひび割れちゃったりして、も〜最悪。
しょうがないから、ある程度修正したところで妥協した。

ベランダで天日干ししているところ。
ヤマハのギター職人の人のサイトを見ていたら、
「ポイントは塗膜をどれだけ薄くできるか。」なんて書いてあって凹んだ。(笑)
も〜、ここまで来たら開き直るしかないと、
半ばヤケッパチで、塗膜のひび割れをステッカーで隠すことにした。
その後、弦を張ったら、ブリッジが弦の引っ張る力に負けて吹っ飛んでいったり、
接着剤が思いっきりはみ出してるのを知らずに放置して、そのまま固まっちゃったり、
いやぁ〜ハプニングの連続。
そんなこんなで、奮闘しながらも、ステッカーを貼ったりなんかして、
やっと完成にこぎ着けた・・。

こんな感じ。
遠くから見るとかっこいいんだけどね・・。
で、実際に弦を張って弾いてみると、弦高が高くて弾きづらかったので、
サドルをせっせとヤスリで削って、やっとこさっとこ、ある程度の弾きやすさに。
ある意味、このサドルを削る作業が一番楽しかったかもしれない。
そんなこんなで、ただ組むだけだったら、ものの数日でできるキットだけど、
製作期間、実に1ヶ月!
何も予定のない日曜日やお盆休み、そして後半は、朝起きたら毎日ギター。(笑)
まぁ、仕上がりはホントに素人クサイ感じになっちゃったんだけど、
まぁ、自作だし俺としては満足。

前に貼ったステッカー。(カッティングシート)

後ろはこんな感じで。
そのうち、お店に置いておくので、ご来店の時にでも見てやってくださいよ。
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