俳優の筧利夫さんが、いきなりコーヒーの事を話したらしく(俺は見ていない)、
突然注文が殺到した。
一瞬、大量の受注メールの嵐で、何が起こったのかわからず混乱したほどだ。

焙煎機能がついた、全自動コーヒーマシン、「いきなりコーヒー」。
2003年に、このマシンを販売するためのサイトを立ち上げ、
細々と販売しながらファンを増やしてきた。
なので、今回のフィーバー(古い)は、
「おぉ!ついにいきなりコーヒーに日の目が当たったか・・。」
と、飛び上がるくらいうれしかった。
ひとりひとり、お客様に注文の確認メールを夜遅くまでかけて出し、
在庫数が絶対的に足りないので、メーカーに追加発注のFAX。
ところが・・
テレビ放映により注文が殺到したのが土日。
メーカーが休みなので、納期や在庫を確認できないのが気になっていたが、
今日、確認したら在庫数が足りず、全部は無理だという事だった。
と、同時に、それはいきなりコーヒーの販売が終了することを意味する。
いきなりコーヒーは、もう生産していない商品で、
今回のテレビ放映の影響で、メーカーにも一気に在庫が無くなったためだ。
なので、確保した台数を超えたご注文分に関して、
せっかくご注文をいただいたけど、お断りすることに。
さっき、すべてのお断りメールを出し終わった。
・・・正直、何とも言えない心境だ。
四年前、俺のコーヒー仲間のTさんからいきなりコーヒーを教えてもらい、
自分でホームページビルダーを使ってオンラインショップを立ち上げて、
いろんな試行錯誤をしながら、細々と販売をしてきた。
マニアックな商品だったために、なかなか注文が入らず、
初めてオーダーが入ったときは、本当に飛び上がって喜んだもんだ。
そして、少しずつ、着実にファン(マニア)を増やしてきた。
しかし、やっと社会に認知されるほど知名度が上がったときに、
まさかの販売終了。
残念だ・・・。
非常に残念だ・・・。
お断りメールを一通出すごとに、何かが終わってしまうような、
ひとつずつ何かがもがれていくような、そんな感覚。
でも、これはまた新しい始まり。
これから、少しずつ時間をかけて、サイトをリニューアルしながら、
おもしろい事をやっていこうと思う。
今回、残念ながらお断りせざるを得なくなってしまったお客様に、
心よりお詫び申し上げます。
今回、注文に間に合ったラッキーなお客様は、
今やレアアイテムになってしまったコーヒーマシンですので、
大切に使ってやってくださいね。
そして、四年にわたり販売してきた、いきなりコーヒーに、
今までありがとうと言いたい。続きを読む