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2006年12月31日

タイミングと親父。

もうあと数時間で新年。

このBLOGを読んでくださっている皆さん、
今年もお付き合いいただき、本当にありがとうございます。




さて、以前事故の示談が滞っているという記事を書いた。

過去記事はこちら。



その後、弁護士さんを通じて催促をしてもらったり、
直接相手の保険会社の相談窓口に問い合わせてみた甲斐あって、
やっと相手から損害賠償金を含めた示談の申し入れの連絡が来た。

が、その後も弁護士さんと相談したり、額の再検討を要請したから、
年内の示談は、正直無理っぽいと思っていた。


しかし、夏にこちらから示談してもいいですと打診してから、
えらく時間がかかったもんだ。


ここに至るまで、なんでこんなに時間がかかるんだろうと疑問に思っていた。




ちょっと話は変わって、先日の火事で、ウチには直接の被害は無かったものの、
下の階からのいぶしたニオイが上がってきて、
窓を開けると部屋にニオイが充満して頭痛がしたりしていた。

ニオイで洗濯もベランダに干せない状況だったし。


なので、火事のあとになにげに賃貸物件のサイトを見ていたら、
なんかとってもいい感じの物件を見つけた。

実際に車でその物件の前まで行ってみたんだけど、
なんだかとってもイイ感じ。


そこで、ウチの料理教室の生徒さんの中に、不動産の営業をやっている人がいるので、
仲介してもらって中を見させてもらったら、ホントにイイ感じ。





そこで思ったわけですよ。




今回の火事は、引っ越しをしろという、天からのメッセージだと。






ただ、引っ越すって言ったって、お金もかかるし、歳末だし、
そうそう簡単には引っ越しできるもんじゃないよなぁなんて思っていた。



そんな矢先、弁護士さんから、
「相手側から額を再検討した結果が出ました。」と連絡が。


額は、少し上乗せされていて、まぁまぁ妥協できる範ちゅうだったし、
相手の誠意も見えたので、ついに示談をすることにした。



事故から実に、まる二年でやっと示談が成立したのだ。


長かった・・。




ということは、示談が現実になったので、同時に引っ越しも現実になったのだ!


そこで、不動産の営業のYちゃんに、契約する旨を伝え、
そこからトントン拍子に話が進んでいって、
先日、あっという間に契約まで完了してしまった。


すごいスピードだ。



新しい物件は、戸建てなんだけど、実家に近いし、
広いんだけど古いので、家賃は今住んでいるところより安いし、
ペットOKだし、日当たりはいいし、店からも近い。

いいことずくめだ。



火事のあと、この引っ越しを決めるに至るまで、
いろ〜んな組み合わせの妙が働いて、絶妙なタイミングでものごとが進んだ。


示談が今まで決まらなかったのは、
この火事があって、引っ越すためだったのだ。


すごいタイミングだ。



しかし俺は、このタイミングの妙は、
一昨年逝った、実の親父が仕組んでくれていると信じている。


親父が逝ったのが一昨年の夏。


その年の暮れに交通事故に遭い入院し、それがきっかけでそれまでの仕事をやめ、
それがはじまりで13うさぎちゃんと出会い、まくろび庵をオープンし、
示談成立と共に引っ越しが決まる。

たった二年の間の出来事なのに、濃いよね〜。

これは、親父が逝ってから起こり始めた出来事なのだ。


もし、どこかひとつ歯車が違う形でかみ合っていたら、明らかに違う結果になって、
現在のような、こんなに満たさせた気持ちにはならなかったと思う。


親父があの世から仕組んでくれているのだ。





現在のマンションに越してきて3年半。
本当にいろんなことがあって、俺は現在のマンションが大好きだ。

街の中心部にあるという立地条件もいいところだし。



仙台名物の光のページェントも、現在のマンションの真ん前だ。


hikape_1.jpg
今日、ちょっと買い物に出たときに撮った、家の近所の風景。

光のページェントの下に、名物バス、「るーぷる仙台」が停まっていた。
なんだか趣があるので、ついつい一枚パシャッと。


現在の場所も気に入っていただけに、
なんだか、住んでいた土地を離れる寂しさがわいてきた。


でも、新しい土地で、また新しい何かが始まると思うと、同時にワクワクしたりもするのだ。


新しい引っ越し先も、親父が何か理由があってここにしたんだろうから、
親父を信じて、新しい土地での生活を楽しみたいと思う。




入院してから今回の示談に至るまで、たくさんのコメントをいただきました。
皆さん、本当にありがとうございます。

そして、ここまで俺を支えてくれたおふくろや家族と、
あの世からいろいろ仕組んでくれる親父に、心から感謝しています。


皆さん、本当にありがとうございます。


来年も、さらにパワフルに進んでいきます。
よろしくお願いします。


感謝。



ラベル:人生 火事
posted by わこう at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 普通の日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月24日

走るということ。

もうそろそろあの交通事故から二年になる。


まくろび庵オープンやいろんなことがあったから、
本当にあっという間の二年間だった。

やっと示談の目処もついて、すっきりした気分で年を越せそうだ。


結局、膝に入っているボルトの除去手術は、行わないことにした。

主治医の先生に聞いたら、除去手術後、また膝も腫れるだろうし、
靱帯に触るので、もしかするとその影響で、リハビリが必要になるかもしれないと。

それに、思いのほか膝はよく曲がるようになったし、
短い時間だったら正座もできるようになった。


そういう意味では、もう一度入院したり手術したりするのは、
リスクも伴うし、逆に手術の必要性もあまり感じなくなった。



ただ、まだ階段の上り下りにちょっと苦労するのと、
走ることができないのが難点だ。

特に、走れないのは正直しんどい。
今後走れるようになるのかもまったくわからない。




話は変わって、先日、仙台の北部にある色麻町から、
以前記事を書いた、芸術家でもあり豆腐職人でもある伊藤さんが、
突然ご夫婦でウチの店に来てくれた。

伊藤さんの過去記事はこちら。


相変わらず伊藤さんは熱くて豪快なキャラである反面、
とてもピュアな人でもあるので、ついついお互い語り合っちゃう。

そんな話の中から、俺の事故と膝の話になった。


俺は半分愚痴まじりで、

「いやぁ〜、走れなくなっちゃったんだよね・・。」

とこぼしたら、


「走らなくてもいい人生になったんだよ。その方がかっこいいじゃねぇか。」

と。




走らなくてもいい人生。


そんなふうに考えたこともなかった・・。




同じ出来事でも、そう捉えるとポジティブに受け入れることができる。


確かに、普通に歩けるし、車の運転もできるし、自転車やバイクにだって乗れる。
そう考えると、肉体的に走ることにはもう、あまり意味を持たないんだなぁと。

緊急時って言ったって、こないだ火事に遭っても走る必要性はあまり感じなかったし。


それよりも、精神的な部分や、起きる出来事なんかを見ると、
肉体的には走れないけど、俺は充分人生を走っている実感がある。




肉体的に走ることは、俺の人生にはもう必要なくなった。



そう思えばいいのだ。


ラベル:人生 手術
posted by わこう at 00:14| Comment(3) | TrackBack(0) | 普通の日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月19日

新ドリップ法 V60。

久しぶりに珈琲ネタを。


カフェを運営している関係上、
珈琲についてはいろんなドリップ方法を試してきた。

まして、ウチの店では、俺がその日の豆を手焙煎しているので、
せっかく焼きたての豆をドリップするんだから、
いい状態でドリップして、うまい珈琲を飲んでいただきたい。


で、最近、ちょっと気になる新しいドリップ方法が、
ガラスメーカーのハリオから登場した。

DSC00049.jpg
V型透過ドリッパー V60。

詳しくはメーカーサイトでどうぞ。




このドリッパーを上から見るとよくわかるのだが、

DSC00050.jpg
トルネード状に中心に向かって溝がある。

そして、最大特徴は、中心部の穴が大きいので、
お湯を注ぐスピードによって、味を自在に変えることができるというのだ。


大まかに言うと、空気がよく逃げ、コーヒー豆にしっかりとお湯が浸透し、
味がしっかりと出るので、一般的なペーパードリップに比べると、
ネルドリップのテイスト近くなると言ううたいだ。


このハリオというメーカー、以前もサイフォンで記事を書いたことがあるけど、
創業は1921年で、30年前のサイフォンであっても、現在の部品が付けられるという、
広い汎用性を持っている素晴らしいメーカーなのだ。

そのハリオが出した、新しい珈琲のかたち。
も〜、試すしかないでしょ。


デカンタは、メーカー違いだけどいろんなサイズのものを既に持っているので、
今回はドリッパーとペーパーフィルターを買った。



早速、珈琲豆を挽いて、このV60をセットしてみた。


DSC00052.jpg
ドリッパーはハリオ製、デカンタはカリタ製。






DSC00054.jpg
蒸らしをしているところ。


やっぱり、通常のひとつ穴や三穴のドリッパーに比べると、
穴が大きい分、明らかにお湯がジョボジョボと落ちていく。


で、蒸らし完了後、ドリップ開始。





DSC00055.jpg
見た感じ、普通のペーパードリップとあまり変わらないんだけど、
お湯が落ちていくスピードは明らかに違う。

早いのだ。


なので、じっくり淹れようと思ったら、細口ポットから細めにお湯を落として、
ゆっくりゆっくりドリップするしかない。

ちょっとテクニックを要するけど、でもね、俺は逆に燃えてしまった。
こんなに淹れる人間次第で、顕著に味を変えられるドリップ法は無いからだ。


説明書を見ると、スピーディーにドリップすればすっきりテイストに、
ゆっくりドリップすれば、深みとコクのテイストになるのだと書いてある。


今回は、できる限り早く淹れて、すっきりテイストに仕上げてみた。



DSC00057.jpg
はっきり言って、とてもバランスが良くてうまい。


イヤな雑味が無く、すっきりしてとても飲みやすい。
それでいて、味もしっかりと出ている。


確かに、ペーパードリップとネルドリップの中間というか、
いいとこ取りのような感じ。

ネルと違って、ペーパーなので、ドリップ後はフィルターごとポンと捨てられるし、
そういう意味ではとても手軽で衛生的だ。


しかも、ネルドリップのような、しっかりした風味と、
まろやかな甘みが出ているのだ。



これは凄いかも・・・。


まだ一回しかドリップしてないけど、研究の価値ありだな・・。
しばらくV60でのドリップに切り替えてみようかなぁ・・。

ラベル:コーヒー 珈琲
posted by わこう at 01:04| Comment(1) | TrackBack(0) | 珈琲日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月12日

オールドPDA。

実は、先日の火事騒動の時、このBLOGを書いていた。
火事騒ぎも落ち着いたので、その時書いていた記事をアップする。

なんだか、メカものの記事がとても多い感じがするんだけど、
俺がとっても好きな分野なので、また書いちゃいます。



俺はここ数年、PDAを使っている。

ちなみに、PDAとは、Personal Digital Assistantsの略で、
パソコンの一部の機能をコンパクトなボディに装備したもの
と言えばわかりやすいかな。


しかし、長年使ってきた2代目PDAの内蔵電池が、
いよいよもうダメになってきた。


俺の2代目PDAだった、

pd_1.jpg
Compaqの「i PAQ」。

このデザインに一目惚れして買って以来、長年大事に使ってきた。

一番多用していたころは、スケジュール管理はもちろんのこと、
目覚まし時計(凄いでかい音が出る)、音楽プレーヤー、
写真やビデオのビュアー、ボイスレコーダーやインターネット、
簡易ワープロと表計算(ワード、エクセルが使えるのだ!)などなど、
もう、ひとつの簡易パソコンとして遜色ない機能の充実ぶりで、
とにかく使いまくっていた。

しかし、このi PAQは充電式で、内蔵電池が年々劣化していき、
一回の充電で使用できる時間が短くなってきていた。

で、先日ついに、フル充電からゼロまで、一日持たなくなってしまった。
本当は、内蔵電池も交換できるんだけど、今回はしばらく見送ることにした。

なぜかというと、俺の初代PDAを復活させてみようと思ったからだ。


俺の初代PDAは、

pd_2.jpg
今は無き、ハンドスプリング社製、
visor deluxe (バイザー デラックス)。

2000年くらいに購入したので、もう6年選手だ。


これを購入した当時、visorユーザーは俺の周りにそこそこいたが、
この色を持っている人はほとんどいなかった。

それこそ、「ゲェ・・。」なんて引かれたりしたもんだ。(笑)


最近、PDAをフルで使うことなんて滅多になくなったし、
このvisorだって、画面は白黒だしシンプルだけど、機能もそれなりに付いている。

そして、何といっても、乾電池式だから、充電バッテリーの心配をしなくてもいい。



今使うのは、スケジュール管理と、
ちょっとしたメモ代わりくらいで十分なので、ケータイという選択肢もある。

しかしケータイだと、操作が面倒だし、何といってもキー入力がイライラする。
ポケットから落ちて、水没の可能性もある。

そして何といっても、バックアップしたデータを、
他の機種やソフトで開けるという汎用性が無い。

シャープのケータイで取ったバックアップは、
基本的にはシャープでしか使えない。

そのためにいちいちコンバーターなんて使ってられないし。



なので、やはり俺は、PDAなのだ。



で、ケータイなんかもそうだけど、新しいものをずっと追いかけていた人が、
ある日突然、むか〜しの機種なんかを使い出すという、
オールドマニアがいる。

俺も感覚的にはそんな感じだ。


新しいものに比べると、使い勝手に不自由さは感じるけど、
その不自由さが逆に新鮮というか・・。

このPDAに入っている、palm OSは、とてもよくできたOSだ。
世界中にファンが多いのもうなずける。




pd_3.jpg
PDAの新旧交代。

でも、今回の場合は旧型に交代だ。



しばらくまた、このオールドPDAに頑張ってもらうのだ。

ラベル:PDA パソコン
posted by わこう at 15:09| Comment(0) | TrackBack(0) | メカもの。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月09日

究極の選択。

先日の火事につきまして、BLOGやメール、ご来店時に、
たくさんの方からお見舞いのお言葉などをいただき、本当に感謝しております。

本当にありがとうございます。

火事直後の想いに関しては、お店のBLOGに書きました。

今は、一週間経ったこともあり、
ニャンズもだいぶ落ち着いて平和に暮らしています。




さて、以前、究極の選択というのが流行った。
「カレー味のう●こと、う●こ味のカレー、どっちを食べる?」みたいな。(笑)



今回の火事騒動では、騒動の最中は無我夢中で、
とにかくニャンズたちと共に脱出することだけを考えていたんだけど、
後になってからいろんなことを考えると、ゾーッとすることが多かった。

火元の部屋に住んでいた方は、残念ながらお亡くなりになった。
もしかすると、俺もそうだったかもしれないと思うと、ますますゾッとする。


今回、ニャンズを捕獲するのに、きちの捕獲でとても手こずったが、
でも、いろいろあったけど、捕まえることができた。ラッキーだった。


しかし、もし、最後の最後まできちが逃げ回って捕まえなれなかったら、
俺はどうしていただろうと考えると、正直わからない。

そんなこと考えなくてもいいんだろうけど、なんか考えちゃうのだ。





きちだけ部屋に残して、自分たちだけ脱出するのか?

最後まできちの捕獲をあきらめずに、煙で巻かれて全員中毒死するのか?





究極の選択だ。






命は数で計れない。計るものじゃない。

仮に、俺や他の2ニャンが助かったとしても、
「一匹は犠牲になったけど、他は助かったから良かった。」とは、俺は思えない。


そう考えると、究極の選択をする前に、
全員で脱出できたことは、本当にツイているんだと思う。

まぁ、全員無事だったんだから、そんなこと考える必要はないんだけどね。


でも、本当に究極の選択を迫られたとき、俺はどっちを取るんだろう・・・。

答えの出せないことを、ここんとこず〜っと考えている。




その辺に、人生の鍵が隠されている気がしてならない。


う〜ん・・。深い。

ラベル:火事 ニャン
posted by わこう at 16:57| Comment(2) | TrackBack(0) | 普通の日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月05日

きち、ちょっと復活。

火事の記事では、暖かいコメントをたくさんいただきまして、
本当にありがとうございます。

必ずお返事書きますので、もうちょっとお待ちくださいね。



さて、先日の記事で書いた、我が家の3番目のきちだが、
火事から二日経ち、パニックも少しずつ落ち着きを取り戻してきた。

まだ布団の中でパニックを起こしていたとき、
以前、13うさぎちゃんからもらっていた、
バッチフラワーレメディのレスキューというエッセンスがあるのを思いだした。

いったいそれって何だ?という方はこちらをご覧ください。


この、レスキューというエッセンス、まくろび庵オープン準備の時、
俺の足の指の上に椅子が落ちて、爪がはがれてしまうという事態に陥ったんだけど、
このエッセンスを傷口に垂らしてもらったら、信じられないほど素早く、
ス〜ッと痛みが引いて、傷もあっという間に治ってしまったという経験をしてから、
俺も何か緊急の時には、たびたびお世話になっているのだ。

火事の記事のコメントでもいただいていたんだけど、
13うさぎちゃんに相談したら、「レスキューを舐めさせてみたら?」と言われていた。

そこで、俺の指に付けて、きちに舐めさせてみたら、
ハカハカとパニックを起こしていたのに、ス〜ッと落ち着いたようになった。

いやぁ〜、すごいね。このエッセンス。
動物はピュアだから、余計に効果が現れるのが早いのかなぁ。


その後、買い物をしたときに、マタタビパウダー付きの爪研ぎを買ったので、
わざと布団の近くに置いておいたら、なんと、布団から出てきて、
スリスリを始めたではないか!


ちょっとホッとした。



もう、布団からは出てくるようになっていたんだけど、
昨日あたりは、ちょっと物音がしただけでビクビクしていた。


が、いっぱい声掛けをしてあげたり、大好きなブラッシングをしたり、
思いっきりナデナデしてやったりしたら、ビクビクしながらも、
以前のように甘えてくれるようになってきた。



表情がこわばっていたものも、今朝はすっかり落ち着きを取り戻した顔で、
泳いでいた目も、しっかりと視点が定まるようになった。


kaji_kichi.jpg
今朝、出かける前に撮ったきち。



甘えてスリスリしてくれるようになりました。


うれしい・・・。



もう少しで、完璧に立ち直れると思います。
皆さん、心配していただいて、ありがとうございます。


ラベル:ニャン 火事 きち
posted by わこう at 21:07| Comment(6) | TrackBack(0) | なぜか猫。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月03日

火事。

昨夜、俺が住んでいるマンションの、
俺の下の部屋から出火して、火事になった。

俺が住んでいるのは504号室。
出火したのは404号室だ。


夜中、別な話題でこのBLOGを書いていたんだけど、
なんだか焦げ臭いというか、きな臭い匂いがしてきて、
なんだろうと思って外を見たら、煙がモクモクと・・。

下を覗き込んだら、うちの真下の階から煙が出ているようだった。


魚を焼いているにしてはすごい勢いだなぁなんてタカをくくっていたら、
どんどん煙の量がすごくなっていった。


「火事かもしれない・・。」



確認のために部屋の外に出たら、ちょうどマンションの住人の人が来て、

「この下の部屋が火事だ!早く逃げろ!」 と。


もう誰かが通報していたとしても、ダブってもいいやと思い、119番に通報。

後からわかったのだが、俺が第一通報者だった。


で、煙が部屋の中に充満してきて、
これは猫も連れて行かなきゃ中毒で死んでしまうと思い、
あわててキャリーバッグを出し、ニャンコの捕獲を。

ふくとまるはすんなり捕まってくれたんだけど、
きちがパニックを起こして逃げ回って、なかなか捕獲できない。

非常ベルが鳴り、人の叫び声や、消防車のサイレンが鳴り響いて、
煙がどんどん俺の部屋にも充満して、俺もちょっとパニック寸前。

きちが、でっかい本棚の後ろに隠れてしまい、
もう俺も泣きそうになりながらも、本棚を動かして、きちをやっとこさ捕獲。

とにかくニャンズを置いていくわけにはいかないと思って、
も〜、必死だった。

今、これを書きながら思い出しただけで、心臓がバクバクになっちゃう。


一個のでかいキャリーバッグの中に、三匹のニャンを突っ込んで、
重くて持てないから、台車に乗せてゴロゴロ押しながら、
煙の中、エレベーターへ。

エレベーターが止まっていなかったので、乗った。

しかし、4階に降りたところで、火元の部屋にいた404号室の人が、
真っ白になって動かず、エレベーター前で、
救急隊に心臓マッサージをされていた。

「すいません!一度降りていただけますか!」
と、救急隊の人に言われ、エレベーターから降りた。

404号室の人は、救急隊数名に運ばれ、エレベーターを降りていった。


そんなこんなで、やっとの思いで外に出たら、
マンション中の人が外に出ていて、すごい人だかりだった。

道路に出て、やっと一段落した時、ケータイがなっていることに気付いた。
俺の向かいのマンションに住んでいる、昔ながらの親友Tさんの奥さんだった。

「もしもし!」と出たら、

「わこうさん、今どこなの?無事なの?」と、奥さんが泣きながら言っていた。

すぐに奥さんと合流し、そのままTさんの家に避難させてもらった。



kaji_1.jpg
Tさんのマンションに入るとき、振り向きざまに撮った現場の写真。

4階から時折、炎がゴォーッと吹き出ていた。



いやぁ〜すごかった。



Tさん夫婦は、俺が住んでいた部屋が4階だったか5階だったかわかんなくなって、
俺の部屋から出火したかもしれないと、半ばパニックになっていたのだった。


で、ニャンズ共々、Tさんちにお邪魔して、
気を落ち着かせるために、Tさんがビールを飲ませてくれた。


っていうか、その場面でビールっていうのが、俺とTさんらしいのだが。(笑)


その後、第一通報者ということで、警察や消防から、
どんな状況だったのか、いろいろと質問された。

それから小一時間経ったあたりで、
「部屋に戻っても大丈夫です。」とアナウンスがあり、とりあえず部屋に戻った。

消防隊員が土足で部屋に入ったので、足跡が付いていたが、
特に俺の部屋には被害はなかった。

だいぶ部屋は、きな臭いんだけど。





いやぁ〜、とにかくビックリした。




こんなに身近で火事なんて初めてだったし。





ただ、きちが、昨夜のパニックから立ち直れず、
部屋に戻った時に、一目散に布団に潜り込んでから出てこない。

布団の中で、えらくおびえた様子で、
時折、過呼吸の発作みたいな状態になってしまう。


煙の中、逃げ回るきちを、大声で叫びながら捕まえたから、
そのショックがとても大きかったんだと思う。


怯えたきちの姿を見て、なんか号泣してしまった。


一晩経って落ち着いて、俺も緊張が解けて、
安心したら泣けてしまったのだ。


とにかくみんな無事でよかった。


3ニャンは、俺の子供だ。
だれ一人欠けることは、俺が許さない。


早くきちもショックから立ち直って、
一日も早く元の生活を取り戻すことを心から願っている。


とりあえず、みんな無事で元気です。


ラベル:火事 引っ越し
posted by わこう at 15:04| Comment(13) | TrackBack(0) | 普通の日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする