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2006年07月26日

許すということ。

あの交通事故から、1年半が過ぎた。

膝の具合は、曲げはだいぶ曲がるようになったものの、
動かしてもまだギシギシ言うし、歩くとき微妙に引きずることもあるし、
階段の上り下りも激痛が走るし、痛くて走ることもできない。


事故〜入院〜リハビリ〜退院〜社会復帰の経緯は、
こちらのカテゴリにすべてあります。




主治医の先生と相談し、後遺障害申請を行ったのが今年の3月。

交通事故の場合、役所に申請する障害手帳の交付申請とは別に、
事故による後遺症が認められた場合に、
損害賠償などを算定するための機関があり、その等級応じて賠償額を決めるのだ。

まだ示談も済んでいないし、損害賠償については、
弁護士さんとじっくり打ち合わせをしながらここまで進めてきた。

俺も弁護士さんも、当然俺の足がこんな状態だし、
後遺障害に認定されて当然だとタカをくくっていたんだけど、
約三ヶ月かかって算定機関から帰ってきた答えは、


「後遺障害とは認められません」


だった。


俺も弁護士さんも、その回答にアゴが外れてしまった。




理由はいくつか挙げられていたが、
要約すると、事実の部分では、膝も曲がってるし、
手術痕も手のひら内に収まるサイズだし、後遺障害には該当しないと。

さらに、「痛い」だの、「苦しい」だのといった、自覚症状の部分は、
基本的には認められないというか、そもそも申請書に書く欄すら無いのだ。

主治医の先生は、
「それでも、将来出てくる後遺症の可能性はできる限り書いたんだけどね・・。」と。


算定機関には、その結果に不服の場合、異議申し立てができるんだけど、
そのあたりからの線で主治医の先生に聞いてみたんだけど、

「あれだけ書いて通らないんだとしたら、異議申し立てをしても、
算定がひっくり返ることはまず無いでしょう・・。」

と。



さらに先生は、

「私も個人的には認定を取らせてあげたいんだけどね・・。非常に残念だ。」

とも。



俺の担当弁護士さんも、この結論にはだいぶ不服のようで、

「まことに心外です・・。」

と。




たしかに、俺もその結論を聞いたときには正直体の力がヘナヘナと抜けてしまった。

1年半も示談をしないで頑張ってきたのは、
ある意味、キッチリと損害賠償をしてもらうためだったし。


事故の相手のタクシー運転手は、
俺が入院中に度々見舞いに来ては、俺の車椅子姿や、
手術痕を見ては泣いて謝っていったので、そんなに恨みはないんだけど、
その相手のタクシー会社の対応、相手の保険会社の担当者の対応には、
ハラワタが煮えくりかえるような思いを何度もしてきた。


去年の今頃は、人間不信に陥って半分引きこもってたし。


で、異議申し立てや、裁判といった争う方向で、
逆転の可能性が全く無いわけではないし、
弁護士さんもその可能性を何とか探ろうとして頑張ってくれた。

俺も最初は全面戦争もアリかななんて最初は思っていた。







しかしですね・・・。





去年の8月から状況が一変して、13うさぎ(ちゃん)と出会い、
9月に突然、我が店「まくろび庵」オープンする運びとなり、
めまぐるしい生活環境や人間関係の変化、
様々なメディアでの紹介なんかで、露出度も上がってきて、
先日書いた記事のように、

「給料いらないから働かせてください!」

という二人の若者の出現、教室の生徒さんたちや、
コアなお客さま方、おふくろをはじめとした身内の人たちの暖かい支援・・。


本当に、喜びや感動の毎日で、
俺はこんなに幸せでいいのだろうかと思ってしまうほどだ。


以前何度か記事にしたことがあるが、
右足が壊れた代償として得た物は、余りあるほどの喜びだ。





本当に涙出ます。





そういう人たちに囲まれて、
しかも、自分の店を持ってやっていくのに多大なエネルギーを使う中、
異議申し立てや裁判といった、「負」のエネルギーは、
正直今は使いたくないというのが本音だ。


さらに大きく考えれば、今まで何回もハラワタを煮え繰り返させられた、
相手のタクシー会社や保険屋の担当者、相手の弁護士などなど、
そんな相手をも許すことができたらすげぇだろうなぁと。




そして今回、後遺障害認定が受けられなかったということも、
ひとつの気持ちの区切りになって、
争わずに相手を許すことにして、示談を進めることにした。


めんどくさいからと、妥協するわけじゃない。

争うのが恐いからと、逃避するわけでもない。

関わるのはもうこりごりと、ナアナアに、うやむやにするわけでもない。





許すのだ。




全面的に許すのだ。











昨日その旨を、こちら側の弁護士さんに伝えた。
たぶん、状況は示談に向けて一気に進んでいくだろう。





もし、相手のタクシー会社の所長や、相手の保険担当者なんかが、
突然俺の店にコーヒーを飲みに来たとしても、
俺は誠意を持って、礼を尽くしてコーヒーを煎れるだろう。



許すっていうことはそういうことだ。







もうすぐ8月。

去年の8月に、今の店の賃貸契約を結んでから、
怒濤のように物事が動き始めた。



あれから一年が経つのか・・・。







先日、ウチの生徒さんが、杉の木(?)の板をくれた。


ウチの店のオモテにかけてある看板も、俺が彫刻刀で彫った手作りなんだけど、
その記事はこちらをクリック。
和室をオープンするにあたって、その木の板も看板に仕立てた。





kanban.jpg
こんな感じ。


約一年前にいろんな事を想いながら、看板に彫刻刀を入れたことを思い出しながら、
またこの杉の板に彫刻刀を入れた。

文字の部分を黒ペンキで塗って塗膜を盛り上げ、
仕上げにニスを塗って、やっと今日完成した。


写真だと平面的でわかりづらいかもしれないけど、
かなりのイイ仕上がりに、自我自賛だ。




自分が許すと決めた想いも、この杉の看板に乗っかっている。

この看板が、ウチの店の第二の顔になっていく。



看板見るたびに泣きそう・・。






さあ!前に進むぞ!



posted by わこう at 02:17| Comment(14) | TrackBack(0) | 突然入院日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月18日

千葉さんち第2弾。

この連休、俺んちの向かいに住むT社長から、
以前も記事にしたことのある、
養蜂家の千葉さんちに泊まりにいくから行くべと誘われた。

去年書いた千葉さんちの記事はこちら。

千葉さんは、相変わらず山奥でLOHASな生活をしている。


土曜日に仕事が終わってから向かったのだが、
仙台からおよそ1時間という、比較的通いやすい場所にあるので、
まだ宴会の佳境に入る前に到着することができた。


夜8時半くらいに着いたんだけど、
千葉さんちの近所で、たてつづけに野生のキツネを3匹見かけた。

月明かりの下、草むらを走り回っているキツネは、何とも可愛かったなぁ・・。



しかも、千葉さんちに到着して、何下に外を見たら、
田んぼにホタルの大群が飛んでいた。


一緒に行った、13うさぎ(ちゃん)やIさんも、
感激して「わ〜!わ〜!」を連呼していた。

俺も、10年以上前にどこかの田舎に行ったときに偶然見た程度だったから、
ホント感激した。


ホタルがいるっていうことは、水がきれいなんだなぁ。


ケータイで写真を撮ってみたんだけど、真っ暗で何も写ってなかった・・。
一眼レフ持っていけばよかったなぁ・・。


それだけでも、十分にワイルドなんだけど、
千葉さんちに着いたら、


「いやぁ〜、せっかくのハチミツを熊にやられちゃったんだよねぇ・・。」

と千葉さん。




く・・熊・・。





しかも、近所の人との会話を聞いていたら、
どこそこにも熊が出て、誰それが猟銃で仕留めただの、
千葉さんちに来たのはまだメス熊だからいいだの、
蜂の巣が全くネバネバしないくらい、
ハチミツをしっかりきれいに舐めて行きやがっただの、
都会で生活していたら、絶対に聞くことのない会話をしていた。


ワイルドだ。



さらに、千葉さんちには、家と隣接した

/media/img_20051012T003630075.jpg
こ〜んな囲炉裏があるんだけど、
先日、この囲炉裏に熊が来て食べ物の残りを物色していたそうで、
千葉さんは、そぉ〜っと隣のリビングのガラス越しにその様子を見ていたんだけど、
ちょっとした物音で、千葉さんを見つけるなり、凄い勢いで逃げていったんだそうな。


いやぁ〜、千葉さんは笑いながら話していたけど、
千葉さんに向かってこなくてよかったよ〜。



ワイルドだ・・。








さてさて、今回も千葉さんちは相変わらず大自然だった。

chiba_16.jpg
千葉さんちの前に広がる田んぼと山。








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夜になると、ホタルが乱舞する小さな沢。









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木イチゴ。T社長や、13うさぎ(ちゃん)は、
とにかくムシャムシャ食っていた。

俺も食べたけど、おいしかった。





そして、夜の宴会には、俺と13うさぎ(ちゃん)共通の親友、
ひよこまめさん が以前イタリアに行ったときに買ってきてくれた、
発砲ワインと赤ワインを、やっと開けることができた。

ひよこまめさんにお土産でもらってから、
俺はこの2本は、絶対にT社長と飲むと決めていたんだけど、
なかなか俺とT社長の都合が合わなくて、延び延びになっていたのだ。



ひよこまめさん!江原さん!
やっと飲んだよ!



chiba_13.jpg
このワイン蔵の菌でしか発泡しないという、白ワイン。
美味しかった。






chiba_12.jpg
さらに、バローロという赤ワイン。


そんなこんなで、本当は熱く朝まで語り合うはずだったのだが・・。









途中で爆睡してしまって、結局なんだがグダグダのまま帰ってきました・・。

他の人たちは盛り上がってたみたいなんだけどね・・。



次回こそは。


ラベル:LOHAS スロー
posted by わこう at 01:01| Comment(0) | TrackBack(0) | Slow Life | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月15日

三回忌の日に。

実の父が逝き、二年が過ぎた。


まくろび庵オープンとかいろいろあって、
去年、一周忌の記事 を書いてからというもの、怒濤のように一年が過ぎてしまった。

と、いかにもあたりまえのように書いてるけど、去年、住職さんに聞くまで、
一周忌の次の年に三回忌だということを知らなかった。(苦笑)

もう、三回忌ともなると、父が死んだ云々とかそんな感じはもう無くて、
ひとつのセレモニーというか、行事といった感覚だ。



で、今日(もう日が明けたので昨日か。)、
三回忌の法要のため、妹と姪っ子の3人でお寺さんに行ってきた。

良いのか悪いのか、今日は真夏日。
一応、俺が墓守だし、ひとつのけじめというか区切りだし、
礼服を着ていったんだけど、いやぁ〜、暑くてノックアウト寸前・・。

住職さんからも、「脱いだらいいっちゃ!」なんて言われたんだけど、
法要中はなんか脱ぎたくなくて、我慢して礼服を着ていた。


そんなこんなで無事法要が終わり、
住職さんやその奥さんとお話をしていく中で、
細木数子さんがテレビで「お墓参り」と言っている影響か、
最近、若い人の中でお墓参りに行く人が増えたという話を聞いた。

何か節目があったとき、例えば進学や就職、報告事があるたびに、
お墓参りをして、ご先祖様に手を合わせるのは、とても良いことだと。


全く同感だ。


父がまだ生きているときは、父が墓守だし、お仏壇も父が祀っているし、
あんまり先祖供養の重要性なんて、正直感じていなかったんだけど、
父が逝ったことで、『先祖供養』が、グ〜ンと身近なものになった気がする。


毎日お仏壇に手を合わせ、報告事をしたりしていると、
じいちゃんばあちゃんや親父と本当に話をしている気になってくるから不思議だ。

こう・・不思議と気持ちも落ち着いてくるし。


特に今は、新しく店を持ったことで、日々の出来事に一喜一憂しているが、
そんなことを報告したりしている。

目を閉じて、手を合わせながら話しかけると、
じいちゃんばあちゃん、親父が、ニコニコしながら話を聞いてくれている、
そんな映像が目に浮かんできて、あったか〜い気持ちになったり。



話は逸れたが、何となく、三回忌が終わると、
次の法要(七回忌)まであと四年あるわけで、
少し気持ち的にも、ひと区切り付いたような安堵感がある。

そんな三回忌の日の朝、実は地元のローカル番組で、
先日ウチの店が取材されたのだが、それが放送された。

詳細はこちらをどうぞ。


いつもは、マクロビオティックの先生をやっている、
13うさぎ(ちゃん)がメインで取材されるのだが、今回は不思議なことに俺がメイン。

お店のBLOGにも、いろんなコメントをいただいたり、
個メールで感想をいただいたり、なんだかいろんな反応があって、おもしろかった。


親父の命日の朝の放映というのにも、
なんだか因縁めいたものを感じてしまうんだけど、
実は今日、わざわざ茨城から、ウチの店で修業というか、丁稚奉公させてくれと、
一人の青年Yくんがウチの店に来てくれた。

まだウチの店は、お給料を出せるような状態じゃないのにもかかわらずだ。


このYくん、13うさぎ(ちゃん)のお友達から紹介されてきたのだが、
ウチの店のコンセプトに共感してくれて、働きながら学びたいのだという。

今日初めて会って、いろいろ話をしていたんだけど、
要所要所で、感動して涙を流すくらい、とても感受性が強くてピュアな青年。


結局Yくんは、仙台にアパートを借りて、引っ越してくる事に決めたらしい。


いやぁ・・凄いことになってきたぞ・・・。


さらに来週、もう一人、
「給料いらないから働かせてください!」という女の子が、長野からやってくる。

彼女はすでに、仙台にアパートの賃貸契約を済ませ、
来週引っ越してくるのだ。



頑張らないと・・・。







父の三回忌の日、何か見えない大きな力が動き始めた。

ラベル: 人生
posted by わこう at 00:50| Comment(2) | TrackBack(0) | 普通の日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月14日

それぞれの居場所。

最近、たんとニャンネタがご無沙汰だったが、久しぶりに。


相変わらず、我が家の3ニャンはバリバリ元気だ。

店を閉めて家に帰るのが深夜になっちゃう日々が続いているので、
以前に比べると、なんとなく親密度が薄くなってしまった気がするんだけど、
まぁ、ニャンたちはニャンたち独自の世界を作ってやっているみたいで、ある意味安心だ。


さて、最近暑くなってきたこともあり、
それぞれのニャンたちの居場所も布団やこたつから、微妙に変わってきた。




7_14_4.jpg
おんつぁんは座椅子の上に陣取っている。











7_14_2.jpg
まるは腹を丸出しで毛繕いをしている。













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きちは、椅子の背もたれの上に陣取っている。













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ついでに、まるは、またアマゾン箱にはまっている。









我が家は平和だ。

ラベル:ニャン
posted by わこう at 01:29| Comment(0) | TrackBack(0) | なぜか猫。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月10日

仙人像とあべさん。

ここ最近、我が店まくろび庵 の和室がオープンしたおかげで、
いろんな小物や、装飾品を物色する日々が続いている。


ウチの店への通勤路に、アジア雑貨のお店があるのだが、
実は以前から気になっているモノがあった。


そのアジア雑貨のお店、「ニル バザール 」の店先に置いてあった、
なんとも味のある人形・・。





先日たまたま、このニルバザールの近くに行く用事があり、
勢い余って、中に入ってみた。


店主の方が言うには、
俺の目的とする人形は、本当は売り物ではないのだという。

「そこを何とかしてもらえないだろうか?」と交渉を続けたところ、
「わかりました。」と。



やった!






そしてついに、わがショップの和室にお招きすることとなったわけです。





その人形とは・・・。














sen_3.jpg
謎の仙人像。
一瞬えびす様かと思うんだけど、微妙に違う。












sen_2.jpg
正面からの図。なんか愛嬌あるでしょ?



ちなみに、この像は、一本の竹を彫ってあるのだ。
たぶん、ベトナムかそのあたりの国で作られたモノだと思う。



とにかく何ともいえない味があって、イイ感じなのだ。





さらに、この仙人様が持っている釣り竿の先の魚は、
二つに分かれて、中にそれぞれ彫り物がしてある。


sen_4.jpg
何が彫ってあるのかは・・・






お店に来て見てみてください・・。(笑)







さて、この仙人像、お顔もとても味があっていいお顔なのだが、


sen_1.jpg


誰かに似ている・・・。








誰だっけ・・・











と思ったら、俺が以前にも書いた 行きつけの店、
あべひげ 」のあべさんに似ているのだ!





どれだけ似ているのかというと、








sen_1.jpg

これと・・・
















abesan.jpg

これだ。








あべさんに会いたくなった。(笑)

ラベル:あべひげ
posted by わこう at 00:12| Comment(3) | TrackBack(0) | まくろび庵 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月06日

KICK!

こないだ、信号待ちで止まったら、とある建物に目が釘付けになってしまった。








kick_1.jpg
窓になんかベタベタ貼ってある。




















kick_2.jpg
キック治療院・・・。









無数に書かれたキックの文字・・。






キック!




キック!





キック!







こ・・恐い・・・。








以上。

ラベル:写真 笑い
posted by わこう at 22:06| Comment(5) | TrackBack(1) | 普通の日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月03日

時計浪漫。

昨日、我がショップに和室ができた記事を書いたが、
実は、とっておきのリーサルウェポンがある。

あえて別記事で書きたかった。





おふくろが、この和室オープンのお祝いとして、
アンティーク時計をプレゼントしてくれた。

IMG_7694.jpg

これ。精工舎の戦前のもので、バリバリ現役の実働品だ。
趣があるでしょ〜。








IMG_7702.jpg

和室に入ってはじめに飛び込んでくる風景。
この中に、この壁掛け時計もある。

上の写真では外しているけど、下にあるオーディオの上に、
i podが装備されるのだ。



戦前の時計と、バリバリ現代の物のコントラスト。
それがLOHASっぽいかなぁと。




こういう、ねじ巻き式の壁掛けのボンボン時計なんて、
自分で所有したことなんて無かったから、思いがけないプレゼントに、なんか興奮した。



IMG_7695_1.jpg

文字盤のどアップ。渋いねぇ〜。
精工舎のトレードマーク、「S」の字に何となく風格を感じる。





IMG_7697.jpg

下の振り子部分。振り子を外すと、「SEIKOSHA」の文字が。

現在の「SEIKO」の元となった精工舎。
社歴を見ていくと、いろいろと分裂しながら、現在の「服部セイコー」になったようだ。



戦前の物にもかかわらず、あまり時間の狂いがない。
ちゃんと、「ボーンボーン」となるし。


で、調子に乗って、この「ボンボン音」を録音してMP3ファイルにしてみた。(笑)
よかったら聞いてやってください。ボンボン音を。

bonbon_1.mp3  (約20秒 ファィルサイズ84k)

上記リンクにカーソルをあわせて、右クリックし、
「対象を保存」みたいなところをクリックすると、保存できます。




しかし、知り合いの時計マニアも言っていたけど、
腕時計も含め、日本製の時計のムーブメントは、素晴らしいそうだ。

この時計も、数十年の時を経て、俺のところにたどり着いて、
まだ現役で動き続けている。


今までどんな人たちにねじを巻いてもらってきたんだろう。






IMG_7700.jpg

そんな浪漫を感じているのを知ってか知らずか、
この時計は今日も時を刻み続けるのだ。

ボンボンと1時間ごとに、「ここにいるぞ!」と主張しながら。



最近は、店に着いて和室の鍵を開けたら、
この時計のねじを巻くのが俺の新たな楽しみになっている。



そんな楽しみをくれたおふくろに感謝。

ラベル:LOHAS まくろび庵
posted by わこう at 21:45| Comment(0) | TrackBack(0) | メカもの。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月02日

LOHASな和室。

我がCAFE、まくろび庵に突然和室ができた。

ウチの店を貸してくれている大家さんが、
特別なはからいで、店の裏の和室を貸してくれることになったのだ。


どんな和室なのかは、ウチの店、「まくろび庵」のBLOGでどうぞ。




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外から見た和室の雰囲気。
なんか昭和な感じがいいでしょ〜。


しかし、ちゃぶ台や電気のかさは、ヤフオクで見つけた新品だ。

これからは、この和室もフルに使って、和カフェをやっていくことにしたのだ。



さて、この和室を飾るものを今回もいろいろとこだわってみた。
とは言っても、たいしたものじゃないんだけど・・。


ウチは、スローライフやLOHASをテーマにしているので、
昭和レトロな感じだけではなく、そういう古い、伝統や風情のあるものと、
バリバリ現代のものを組み合わせたのがおもしろいなぁと。

そういうのがLOHASっぽくてイイじゃない。



まずは、この何ともいえない長屋の縁側のような雰囲気には、なにはなくとも朝顔。

こう・・縁側の前に朝顔のつるが伸びていて、
縁台に座って夕涼みをしながらビール飲んだり・・。


いいでしょ〜。そういうの。




そこで、プランターや、培養土、朝顔のタネなんかを買ってきて、植えた。

朝顔のタネをまいて育てるなんて、小学校以来だ。
なんだか懐かしいような新しいような・・。


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朝顔の二葉が出てきたころ。

もう、このころになると、かわいくてしょうがないのね。(笑)




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そして先日、そろそろつるが出始めたので、少し間引きして、
竹の棒を組んで仕立ててみた。

昨日あたり、早速何本か、つるが絡まり始めていた。


はやくいっぱいにつるを張って、わんさか花を付けないかなぁ・・。




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で、思いがけずホームセンターで見つけた猫バスの植木鉢。
なんだか、まるちゃんみたいだ。(笑)


最近、ジブリ系の小物を探したり使ったりするのが好きだ。


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ステレオの脇には、トトロの蚊取り線香入れだし。(笑)







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で、和室の最大の目玉、i pod。

ついに俺もi podのオーナーになってしまった。
30Gの黒。

i podについては、それだけでいくつも記事が書けてしまうくらいいろいろあるから、
その辺は追々書いていくことにする。



で、このi podにjazzをいっぱい入れて、ステレオにつないでいるのだ。





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おばあちゃんちの縁側みたいな風情だけど、
中からズンズンとjazzが流れている、そんなLOHASな和室。



そんな中で、ゆっくり読書をしながら、珈琲でも。



ホント落ち着くよ。





posted by わこう at 13:46| Comment(2) | TrackBack(0) | まくろび庵 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする