以前、「珈琲バカ。のカフェレッスン」をやりますという記事を書いた。
その記事はこちら。
ハンディ焙煎器、「煎り上手」を使って、
自宅で簡単にコーヒー豆を焼ける人になっちゃおう!
という、究極のレッスンなのだ。
煎り上手とは・・・。
カフェレッスンとはいえ、俺の目的は、「自分で焙煎できる仲間を増やす」こと。
焙煎が自分でできる人が増えると、
「●●さんちのコーヒー豆は、ローストが香ばしくていいね〜。」
とか、
「▲▲さんちの豆は、丸い味がするね〜。」
とか、
「どうやったらこういう味に焼けるのか教えてぇ〜。」
とか、そんな風なやりとりができたら楽しいな〜と。
そのためのカフェレッスンなのだ。
前振りが長くなったが、先日、2回目レッスンを開催したわけだけど、
今回のお題は、「ミル」だった。

同じコーヒー豆を細挽きと粗挽きにして、
できる限り同じ条件でドリップし、味の違いを見るという感じで。
普段、よほどのことがない限り、
挽き方が違う豆を同時にドリップする事なんてまず無い。
そういう意味では、今回のレッスンはレアなのだ。
今回の豆は、オーガニックのエクアドルをシティローストに。

こっちが細挽き。

こっちが粗挽き。
わざと超粗挽きにして、味の違いが顕著にわかるようにした。

で、同じ豆の量、同じ水の量でサイフォンを使って同時にドリップ。
さらに、粗挽きの豆の量を1.5倍にしたものも一緒にドリップした。
好みにもよるけど、コーヒー豆は粗く挽いて多めに使って、
サラッと抽出するのが、一番贅沢な飲み方で美味いんだそうだ。
ここでドリップした3種類とも、それぞれに特徴が顕著に出ていて、
細挽きはドッシリとやや渋め、粗挽きはあっさりスッキリ、
粗挽きで豆1.5倍は、スッキリなのに味はしっかりと、それぞれ違いが明らかだ。
だからといって味の好みは分かれるんだけどね〜。
一概に粗挽きだから美味い!とも言い切れない、
そんな奥深さがあるのも珈琲の醍醐味なのだ。
100人いたら100通りの珈琲の味わいかたがあるわけで、
そんな中から自分の好きな味を見つけていけたら、珈琲の楽しみかたがグ〜ンと増える。
このレッスンは、そのきっかけづくりなのだ。
もっと珈琲バカを増やしたいなぁ・・。