昨夜、ちょっとした事件があった。
昨夜は新しい会社の新人Kを家に泊めようと思い、
仕事が終わってから、俺の近所のお店で
イッパイやろうという段取りになっていた。
腹を減らして帰宅し、駐車場に車を停めようと思ったら、
知らない車が停まっていた。
無断駐車だ。
一気に怒りのボルテージが「グォ〜ッ!」と・・・。
「ムキ〜ッ!誰じゃコラァ!」
人は時として、突然全く不条理な場面に出くわしたとき、
一瞬にして理性を失うという事を、身をもって経験した。
も〜、そこら辺のただの通行人が、みんな犯人に見える。
こっちの方をチラチラ見ながらケータイ使ってる人なんて、
何の根拠もないのに
「こいつだ!まぁ〜ちがいない!」
という変な確信を持っちゃったりした。
かと言って、ヘタな行動を起こすわけにもいかず、とりあえず110へ通報。
初めて無断駐車をされたわけだが、110番は、こんな事をしてくれる。
@その土地の最寄りの管轄署を教えてくれる
A最寄りの警察署では、無断駐車車両のナンバーを聞かれる。
B所有者を照合した上、登録の住所に電話をかけてくれる。
C本人不在の場合、家族に事情を話し、速やかに撤去するよう指示してくれる。
一応ここまでしてくれた。
ちなみに、駐車場は私有地なので、レッカー移動などの権限は持たない。
おまわりさんから
「家族の方に連絡が取れたので、2〜30分待ってみてください。」
と言われ、
「腹減ってるんですけど・・・。(怒)」
と、ワケのわからん事をくちばしる俺。
おまわりさんもいい迷惑だ。
なかなか無断駐車した張本人が現れず、
またまた耐えきれず警察署に電話。
家族の方にもう一度連絡を取ってもらったところ、
「今、本人と連絡が取れたそうなので、もうすぐ行くと思いますから。」
いやぁ〜、ありがとう、おまわりさん。
悪態ついちゃってゴメンね。テヘ。
で許してもらった。
「あのね、わこうさん、だいぶご立腹のようだけどね、
きちんと話し合いで決着してくださいね。」
わかってるよ・・・。
しかし、ここまでの時間、約1時間。
腹は減るし、疲れてるし、怒り心頭で後頭部がコリコリ。
ちなみに、俺の住んでるマンションは、仙台の歓楽街のそばにあり、
暴●団関係者や、水商売系の怪しげな男女も多い。
無断駐車したヤツのイメージがどんどん膨らんでいく。
「どんなヤツなんだ・・?」
「ケンカになるかな・・・?」
「もし相手が殴りかかってきたら、こう交わして鼻っツラにワンパン・・・。」
「刃物を抜かれたら、まずKを逃がして・・・。」
も〜、頭の中はネガティブスパイラルぐるぐる。
最悪の戦闘態勢に備え、気が高ぶっていく。
ちなみに、その様子を見ていたKは、
「わこうさん、おっかなくて話しかけられなかったッスよ・・・。」
と、涙ながらに語る。(笑)
約二十分後、現場に現れたヤツは・・・。
「なんだ、普通の真面目そうなお兄ちゃんジャン。」
ちょっと拍子抜けした。
が、やはり、ここまでの時間や労力を考えると、どうしても怒りが収まらず、
「●△▲×■♂▲♀☆●▼ォ!」
と言ってしまった・・。
何かのカタチで責任を取ってもらおうかとも思ったが、
相手のお兄ちゃんが、
「社会人として、本当に恥ずかしいと思います・・。
本当にすいませんでした・・。」
と、誠意を持って謝ってくれたので、
逆にこっちが悪い事した気分になっちゃって、
「もぉ〜いいよぉ〜。行けよぉ〜もう。腹減ったよぉ〜もぉ〜。」
と、モーモー騒いで帰してやった。
その後、
「K、飲みに行くぞ。」
「ハイ!いやぁ〜、わこうさん、暴れないでヨカッタぁ。」
「暴れるワケね〜よ。」
「あれで許すっつーのは、男ッスね〜。」
「・・・・。」
どうやらKは俺に惚れたらしい・・。
※※※ 追記 ※※※
妹から厳しいツッコミが入ったので言い訳します。
無断駐車の犯人は、近くの飲み屋に勤める兄ちゃんだったが、
無断駐車の動機が、
「出勤時間に遅れそうだったのに、
近隣のの駐車場が空いていなかったので、何も考えずに停めた。
朝まで停めるつもりだった。」
という、非常に身勝手なものだったのでチョイ切れしました。
この記事を読んで、不快になった方がいらっしゃいましたら、
深くお詫び申し上げます。
しかし、この事実を記録として残しておきたいので、
記事は削除いたしません。