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2004年07月20日

やっちまいました。

本日二つ目の記事です。
父が逝った事に関する記事は、これを最後とします。

また、この場をお借りいたしまして、
様々なコメントをいただいた皆様、お電話やメールをくださった皆様に
心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございます。



父の葬儀が終わった。

朝一番の火葬から始まり、葬儀、法要、納骨まで、
不慣れなまま、慌ただしく何がなんだかわからないまま時間が過ぎた。


今日の俺の目玉というか、最大のヤマは、
葬儀の締めくくりの「喪主の挨拶」だ。

葬儀屋さんから文例を渡されたものの、
暗記なんてできないし、紙を読み上げるのも変なので、
とにかくアドリブでその時の気持ちを素直に言おうと思っていた。


昨日の突然の電話にもかかわらず、親類の方や、父の友人、
俺の友人Sや、仕事仲間のダブルTさんが来てくれ、
葬儀が始まると同時に緊張のレベルが上がっていった。


いよいよクライマックス「喪主の挨拶」。

やっちまいました・・・。俺。


え〜、皆様、本日はお忙しい中、またこの暑い中、

故 わこうたかひろ

の葬儀にご参列いただき誠にありがとうございます・・・。



最前列にいた妹から、「違う!違う!」のサイン。

そうです。わこうたかひろとは俺の名前です。


「あっ!」


笑いあり、冷たい視線ありのいろんな反応・・・。
自分を故人にしちゃダメだろヨ・・。


でも、雰囲気が和んだのは確かなので、
自分で「ナイスボケ!」とマルを出すことにした。

甥っ子や姪っ子たちにツッ込まれる前に
「故 わこうたかひろ」と自分から笑いを取る俺。


だって恥ずかしいんだもん。


ラベル: 家族
posted by わこう at 23:52| Comment(1) | TrackBack(0) | 普通の日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

親友Nの言葉。

突然だが、俺は元トラッカーだ。引退して7年になる。
10t車に二年、大型トレーラーに五年乗っていた。

昨日、父が逝った記事を書いたあと、
トラッカー時代の親友Nから電話があった。

ちなみに、俺もNも、当時は非常に気が短く、
Nともケンカをよくしたが、
それ以上にNとタッグを組んでよくケンカした。

職場ではゴールデンコンビと呼ばれ、
Nのあだ名は「顔面凶器」
俺のあだ名は「瞬間湯沸し器」だった。

顔面凶器。

俺とNが組んで仕事をすると、よその運転手とケンカ、
飲み屋でケンカ、荷主とまでケンカしてしまうので、
当時の配車係は絶対に俺たちを組ませなかった。
警察沙汰もしばしばだったし。

Nは、言葉はがさつで乱暴だが、仲間思いで真っ直ぐないいヤツだ。
俺とNは阿吽の呼吸で、お互いに一緒にいることがとても心地よかった。


前振りが長くなったが、昨夜の電話の会話はこうだった。

N「何した?」

俺「オヤジが死んだ。」

N「なぬや!」

俺「突然だったからビックリしてヨォ。」

N「んでもしょうがねっちゃ。親は自分より先に死ぬんだからヨ。
  それが早いか遅いかだけだべ。」


・・・あたりまえといえばあたりまえだし、
とっくにわかっていたことなんだけど、
Nの言葉でなんか頭をハンマーで殴られたような感じがして、

「あっそうか。」

と、一瞬にして腑に落ちた。


それまで、父の死に顔や、逝ったときの状況、
それを知ったときの事などをいろいろ考えてブルーになっていたのが、
あっという間に気持ちが切り替わって、いつもの自分に戻れた。


その後、父が逝ったことをしばし忘れ、
Nと普段どおりの何ともとりとめのない会話を1時間ほどした。
その、Nの思いやりというか、気遣いがうれしかった。

よくよく考えてみると、数年前にNの親父さんが亡くなったとき、
俺もNに同じ事をしていたのを思い出した。


Nはまだ現役バリバリで走っている。

仕事も環境も、お互い大きく変わったが、
Nとのゴールデンコンビはいまだ健在だ。
posted by わこう at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 嗚呼 トラック野郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年07月19日

父 逝く。

俺には二人の父がいる。俺の本当の父と、母が再婚した父。

本当の父が逝った。


妹のところに警察から電話があり、
妹から俺のところに電話が来て父が逝ったことを知った。
早速妹夫婦と俺の3人で父の家に向かった。


父は、母と離婚してからずっと一人で暮らしていた。
父の家のお隣りさんが、先週から新聞が溜まっているし、
部屋の電気やテレビが付きっ放しだったことを不審に思い119通報。

父は一人で死んでいた。
死亡推定は先週の14日とされ、死後5日経って発見されたのだ。



現場に着くと、数人の警察官がいる傍らで、
父がシーツを掛けられて横たわっていた。


父と最後に会ったのは、もうかれこれ1年以上前になるか。
まさかこんな形で父と再会するとは夢にも思わなかった。


ちょっと生々しい話になるが、
この暑さで5日経っていたので、遺体はちょっと腐敗していた。
まだ、父の顔とわかるくらいであったのがせめてもの救いだ。


早速葬儀屋さんを手配し、到着を待ちながら遺品の整理。

父の遺体が横たわり、死臭漂う部屋の中で、
現実を受け入れられないまま時間が過ぎていった。

父が自分で録音した留守電の応答メッセージが
久しぶりに聞いた父の声だった。
それを聞いて、妹は泣いていた。



父と母は、俺が中学の時に離婚。
俺も妹も、母方についた。

離婚当初は小遣いをせびりによく父の家に行っていたが、
大人になるにつれ、父がしてきたことがだんだん許せなくなり、突然一方的に絶縁した。

顔を見ることも、声を聞くこともイヤだった。

絶縁状態が十数年続いたが、
あることをきっかけに、5年ほど前にまた復縁。


その後、年に数回は父と会っていた。
俺の仕事を手伝ってもらったりもした。


父と一緒に暮らした年月より、離婚後の年月が上回り、
いつしか、父がいないことが当たり前になっていたので、
現実、目の前に父の亡骸があっても、
遠い人というか、他人のような気がして、父の死が受け入れられなかった。


葬儀屋さんと相談の上、遺体の傷みが激しいので、
通夜はせずに、明日いきなり火葬から葬儀、納骨まですることにした。


出棺が終わり、遺体が車に乗せられて火葬場へ運ばれていく様を見て、
すこし、「あぁ、父がもうこの世にいないんだなぁ・・。」
という実感が湧き、ちょっと切なかった。



明日の葬儀で喪主を務めることになり、
礼服を持っていなかったので買いに行った。


紳士服屋さんで、店員さんに「礼服をください。」と言ったところ、
「ハッ!」とした感じで「お急ぎですよね。」と一言。
「ええ、父が亡くなって・・。」と言っただけですべてを理解し、
テキパキと手配をしてくれた。

アカの他人の、はじめて会った人なのに、
礼を尽くして接客してくれる店員さんの心配りがうれしかった。


とりあえず、出棺が終わってホッとして、友人に電話をし、弔報を報告。

「大変だったね・・。」

「それはビックリでしょう・・。」

「気を落とさずに・・・。」

「手伝えることがあったら何でもするから遠慮せずに言ってくれ。」

「明日俺も葬儀に行くから。」


様々な声をかけてもらって、
はじめて父が逝ったという実感が湧いた。

妙なことに、父の亡骸を目の前にするより、
まわりからかけてもらった言葉で、はじめて実感が湧いたのだ。

まわりがかけてくれる一言一言が、
「じわ〜ッ」と沁みてきて、ありがたさと、父のいない寂しさが湧いてきて、
礼服を買った帰り道、車を運転しながら一人で泣いた。


父はおとなしく、人付き合いも下手な人だったので、
明日の葬儀はひっそりと、こぢんまりしたものになるだろう。

まさかこの歳で、喪主をすることになるとは、夢にも思わなかったが、
父が安心して成仏できるよう、精一杯務めようと思う。


父は、たぶんこの世にもう執着などないだろう。いい意味で。

ただ、俺の心残りとしては、酒の弱い父ではあったが、
一緒に酒を飲んでみたかった。

一度もないからだ。ただの一度も。


お父さん、来世では一緒に酒を飲みましょう。

お父さん、ありがとう。
ラベル:家族 感動
posted by わこう at 23:42| Comment(12) | TrackBack(1) | 普通の日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年07月17日

俺のコーヒー。

先日、ネットで調べものをしていたら、
たまたま目についた、モノマガジンの「俺のコーヒー」という特集

俺のコーヒー。


即注文。今日届いた。


有名な焙煎豆屋さんが、世界のコーヒー豆と、そのうんちくを
かなり詳しく語っていた。

また、「飛び込め!焙煎道」といううたいで、
「自宅で焙煎」のススメ的な記事も書いていた。


最近、仙台でも大手や個人を含め、喫茶店が乱立しているが、
コーヒーが静かなブームのようだ。

しかも、「自宅で焙煎」をするために、
豆屋さんから生豆で買っていく人も増えているという。

「オォ!流行の最先端か?俺。」

と、勘違い甚だしいが、でも、ちょっとうれしかった。



また、

「自分に合ったコーヒーを見つけるには、
 自分に合った焙煎度合いを見つけること」

といった内容の事が書かれており、
それだけ、珈琲に何かを求めている人が増えているんだと思った。


日常の中で、たかだか珈琲一杯のために、
こだわったり、試行錯誤したり、投資したりして、
一見バカみたいに思うけど、
またそこに「ロマン」や「癒し」や「意義」
を見いだしている人が増えているということは、俺にとってもうれしいことだ。


だからこそ、「カフェロマン」があり、「珈琲バカ。」があるのだ。


世の中に、もっと珈琲バカが増えることを切に願う。

posted by わこう at 21:11| Comment(2) | TrackBack(0) | 珈琲日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年07月16日

キリマンベースのアイスコーヒー。

ここのところ、目新しいコーヒーネタに乏しく、
久しく我が家での珈琲の記事を書けないでいた。
(手抜きしているわけでも路線変更したわけでもありません。)


今日は、久々に我が家のコーヒーネタを。


以前、我が家の自家製アイスコーヒーの記事を書いたが、
先日、カフェロマンを共同で運営している谷口が、

「キリマンベースのアイスコーヒーも美味いんだよぉ〜。」

と言っていたので、早速挑戦してみた。


生豆から焙煎をしてドリップするので、
普通の粉コーヒーではあまり参考にならないが、
今日のレシピは、水720ml(約6杯分)に対して、

キリマン   25g
モカ・ハラー 15g
ブラジル   10g

という割合でブレンドしてみた。

もちろん焙煎はしっかり深煎り、ミルは細挽き。


やはりハラーのおかげで、ドリップ中の香りは最高だ。
冷やすときの氷の分量が多かったらしく、
ちょっとだけ薄目になってしまったが、なかなかイイ色に出せた。


少し冷やして、氷を入れずに飲んでみた。

キリマンベースのアイスコーヒー。

マンデリンベースのアイスコーヒーに比べ、パンチのある苦みには乏しいが、
マイルドなコクと、深みのある甘さ、バランスの取れたほどよい苦みと酸味。

なかなかイイ感じ。

キリマンベースとは言え、酸味が出過ぎるわけでもなく、
ホントに「マイルド」なアイスコーヒーに仕上がった。


ただ、雑味が若干感じられたりもして、
豆のブレンドのバランスは、もうひと工夫必要かもしれない。


うまいアイスコーヒーで、今年の夏もおいしく乗り切りたい。

posted by わこう at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 珈琲日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年07月15日

まるとふくの身に何が起こったのか?

またまた猫記事です。珈琲記事をお読みの方ゴメンナサイ。

我が家の座布団ネタは、もはや恒例になってきたが、
今度はまるがやってくれた。


寝ぼけたまるは、きちと間違えて、ふくに向かってのび〜〜。
しかも両手。
のび〜。

ちなみに、我が家の相関関係はこうなっているので
ちょっかいをかけてもらったふくは、心なしかうれしそうだ。




しかし、しかしである・・・。




あれ?

「あれ?」









う

「う〜ん・・・。」









まちがった?

「まちがった。テヘ。」









ぎゃふん。

「ギャフン!」




もしくは




ぎゃふん。

「間違いかよ!」(三村風に。)



いずれにしても、哀れなり。おんつぁん。
posted by わこう at 17:43| Comment(6) | TrackBack(0) | なぜか猫。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年07月14日

きちの身に何が起こったのか?

もうすっかり、我が家の3匹にとって、
人数分(?)の座布団は、欠かせないものになっている。

今日もきちは、座布団の上でまったり・・・。


ふぅ。
折った前足がなんともセクシーだ。







あっ!

「あぁッ・・・」!











あっ!


「・・・・」









あっ!


「・・・・」










うへぇ〜。

「う○ちに砂かけんの忘れた!」



なんつって。
posted by わこう at 01:23| Comment(9) | TrackBack(2) | なぜか猫。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年07月12日

ダレないでくれ〜。

本格的な暑さの到来に、我が家の3匹もすっかりダレている。
なにせ、俺はエアコンを極力使わないようにしているからだ。

仕事しなきゃいけないのに、
ダレ〜ッとされると、モチベーションが下がる・・・。



と、猫のせいにしてはいけない。


先日実家からもらってきた座布団は、しっかりとお役目を果たしている。

座布団使ってま〜す。
「座布団使ってま〜す」の図。

よしよし。良いことだ。


しかし、おんつぁんはというと、
来客用のテーブルの上でダレていた。


ちょっと!おんつぁん!そこダメだべ!

と言っても知ら〜んぷり。


テーブルの上に敷いている透明のビニールが、
ひんやりして気持ちイイらしい。

カマ?
なんか足の組み方がカマッぽいんだけど。


このポーズを見て、さらに体の力が抜けていく俺。
posted by わこう at 02:02| Comment(4) | TrackBack(0) | なぜか猫。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

人間交差点。

今日は、ここ数日の猛暑よりはいくらかマシだったが、でもやはり暑かった。

一応エアコンはあるが、めったにつけない。

古いからだ。

一度、エアコンを付けた状態で、たまたま電気のメーターを見たら、
恐ろしい勢いで回転しているのを目撃して以来、
来客時と暑くてどうしようもないとき以外はつけない。

電気を食う割には効かないし。

現在住んでいるマンションは、築二十数年。
エアコンは、元々設置されていた。

至るところに古さを感じるが、
ペットOKだし、このマンションを俺は気に入っているのだ。


さて、このマンション、仙台の歓楽街である「国分町」から、
徒歩数分の所にあるので、いろんな人が住んでいる。

飲み屋のママやおねえさまはもちろんのこと、
や○ざ、ホ○トなど、およそカタギには見えない人たちと、
お年寄りや、子供たちと一緒に暮らしている普通の一般家庭が混在している。

飛び降りがあったり、
ケンカの跡のような血痕があったりという、とてもデンジャラスな反面、
駐車場で子供達がキャッチボールや、
ナントカ戦隊ごっこをして遊んでいるという、ほのぼの風景も垣間見える。

いろんな家庭がギュッと凝縮された、
まさに社会の縮図のような、人間交差点のようなマンションだ。


引っ越してきて間もない頃、
近所の酒屋で買い物をし、店主に挨拶をしたところ、

「あぁ、こないだ飛び降りあったとこね。あっ!・・・。」

遅いって・・・。


こんな環境にもかかわらず、長く住んでいる人たちも多く、
部屋が空いたとしても、あっという間に
また新たな住人が入ってくるという、人気の高いマンションなのだ。


俺なりにその人気の秘訣を分析してみた。

1、ペットOK
2、下町情緒がある

と、立地や条件に基づくこともさることながら、

3、メンテナンスが非常に行き届いている。

という事が挙げられる。とにかくキレイなのだ。
これは大家さんの奥さんの貢献のとても大きなところだ。

廊下の蛍光灯が切れれば、次の日には交換されている。
通路にひび割れがあれば、奥さん自らが補修している。
夕方になると、ほうきとちりとりを持って、奥さんが全階掃除している。
ゴミの分別を奥さんがやっている。しかも素手で。

さらに、こんな人間交差点にもかかわらず、
「注意書き」や「規定」が一切無いのだ!

これは素晴しい。

よく、他のマンションに行くと

「エレベーターを汚すな」
「ゴミはちゃんと仕分けしろ」
「騒音を出すな」

など、あちらこちらにベタベタと
注意書きの張ってあるマンションのなんと多いことか。


この大家さんの奥さんのおかげで、
人間交差点の絶妙なバランスが保たれている。

今度ゴム手袋でもプレゼントしようかな。
posted by わこう at 00:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 普通の日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年07月09日

まるへの手紙。

BLOGをオープンしてついに100番目の記事になる。

いやぁ〜、なんでかんで言いながら、我ながらよく書いてきたモノだ。


以前から、100番目の記事にはこの事を書こうと決めていた。
まるへの手紙だ。(手紙とはちょっと違うが・・。)





まるへ。


お前をもらった時、あまりの小ささに驚いた。



母猫に育児放棄され、兄弟猫からもいじめられていたお前。

目ヤニで半分しか開かない目、詰まりっ放しの鼻。
生後二ヶ月だというのに、手のひらに乗っかってしまう小ささ。
来たばかりのころ。

それでもお前は、ひねくれるわけでもなく黙々と遊び、
精一杯生きようとしていた。


病院に連れて行ったとき、先生から

「完全に栄養失調だね。本来は兄弟間の生存競争で
淘汰されてしまう運命の猫だったよ。」

と言われたとき、

「絶対にイッパシの猫に育ててやる!」

って誓ったんだ。


その頃、お前は体調が良くなかったはずなのに、
眼光だけはしっかりとしていたな。
ちょっと良くなったころ。
吸い込まれそうな瞳と、人の顔をじぃ〜っと見つめる、
どこか儚げな、でも絶対的な信頼に満ちた表情は、
いまでも変わらないな。


引っ越すことになり、当時の彼女の実家に一時的にお前たちを預けた八ヶ月。
またお前たちと暮らす日を夢見て頑張ったよ。

離婚して子供と別れたときと同じ痛み。

幾晩も、お前をだっこする夢を見ては、辛くて泣いた。


また再びお前たちと暮らせることになって、引き取りに行ったとき、
ふくやきちは、動揺していたけど、
お前だけはすべてを悟っていたような、待っていたような、
八ヶ月という時間を全く感じさせない落ち着いた態度が、
どれほど俺を安心させてくれたことか。

その時も、いつものように俺の顔をじぃ〜っと見てくれたな。
そして、喜びを体イッパイに表してくれるお前が、
たまらなく愛おしかった。



お前は、わがままで、へそ曲がりで、気まぐれなのに、
ホントは誰よりも甘ったれで、さびしんぼなのはとっくにわかってる。

だからもっと素直になったら?


俺がふくを撫でてると、ヤキモチ妬いてふくに猫パンチ食らわすけど、
ふくと仲良くしてほしい反面、あまりにも顕著なお前のヤキモチが、
妙にうれしかったりする。




お前はもう3歳を過ぎた。
人間の歳で言ったら、そろそろ俺と同じくらいの歳かな。

最近、おばさんのような風格が漂ってるのは、
俺がそういうふうに見ているからなのか?


そのうちお前は俺の歳を追い越して、通り過ぎていくんだなぁ・・。

お前との生活は、永遠じゃないんだよなぁ・・。


お前とお別れするのは、まだまだ先なので、
とにかくみんなで健康で、楽しく暮らそうな。


ただ、ひとつだけお願いがあるんだ。


お前の最後はみとらせてほしい。
さらに言うなら、老衰で、俺の膝の上で逝ってくれ。


お前が天に召されるとき、「ありがとう」って言いたいんだ。
俺はお前のその瞬間を、決して逃げずに受け入れるから。

ベストショット。

だからそれまでは、俺のバカ娘でいてください。
俺もお前のバカ親でいるから。
posted by わこう at 23:53| Comment(8) | TrackBack(0) | なぜか猫。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

元気の出るカレーと珈琲。

二日BLOGを休んでしまったので、挽回記事その1。

先日、仙台MOCALの菅原さん、友人Nちゃんと、打ち合わせがてら、
仙台の隣の名取市にある楽天ハンモックというカレー屋さんに行った。

このカレー屋さん、店内やスタッフの雰囲気の良さもさることながら、
メチャウマなカレー屋さんなのだ。

ここ数日の暑さに、ちょっとゲンナリしていたが、
なんでカレーは熱くて辛いのに食べたくなるんだろう?

体が欲しているんだろうなぁ・・。と、素直にそう思う。


さてこのお店、俺は友人Nちゃんと何回か行ったことはあるが、
菅原さんは初めてだったので、「か〜わいい〜!」と写真を撮りまくっていた。


ここには、野菜カレー、チキンカレー、チキン野菜カレーの
三種類しかカレーがない。

が、完全有機栽培の材料しか使わないというこだわりと、
そのカレーの美味さに、とてもファンの多い店なのだ。


俺はチキン野菜カレーを注文。
チキン野菜カレー。

野菜を素揚げしたものがタップリと入っている。


うまい・・・。


絶妙なバランスの香辛料の香りと、ほどよい辛さ、
どっしりとしたコク、そして、ホクホクの野菜とチキン・・・。

しあわせ〜・・・。


今、書きながらヨダレ出てます。


バテ気味の体に、エネルギーが湧いてくるような感じ。


そして、食後にほんの一口だけのエスプレッソ。

エスプレッソ。

カレーの後って、口の中に香辛料やいろんな味が残ったり、しびれる感じがするが、
あえて「エスプレッソ」というところがニクイ。

口の中のカレーに負けない主張の強さ。しかも一口だし。

もう、エスプレッソの味は、「ウマイ!」としか言えない。

それでもあえて言うなら、
苦みとコクのほんのりした甘さのバランスがとてもいいと言ったところか。


不思議と、体調が良くないときにここのカレーを食べると、
胃腸や体の調子が良くなるのだ。


まさに、元気の出るカレーと珈琲。






posted by わこう at 22:07| Comment(2) | TrackBack(0) | 珈琲日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年07月06日

珈琲生活に欠かせないもの。

BLOGを書き始めて二ヶ月が過ぎ、もうすぐ記事数も100になる。

最近は、本分から外れていろんな事を書き始めているが(苦笑)、
俺にとって、基本的には珈琲あってのBLOGだと思っている。


このBLOGを読んでくださっている方の中には、
「今日は深煎り」だの、「中煎り」だのなんだのって書いてあるのを見て、

「オォ!自分で焙煎してるのか!なんてツウなんだ・・・。」

と、誤解されている方も多数いらっしゃると思う。
俺には焙煎の知識なんて無いのだ。


なので、俺の珈琲LIFEには、これが無いと始まらない。
いきなりコーヒー。
焙煎までできてしまう全自動珈琲マシン「いきなりコーヒー」。

ナマの豆を入れ、焼き具合や挽き加減など、好みで調節できる。
以前、なぜこんなにコーヒーにハマッたか?
という記事を書いたが、
このマシンのおかげで、毎日が楽しい。
「珈琲を淹れるという行為」そのものが楽しい。


ちなみに、母もも使っている。

家族揃って珈琲バカ。


現在、カフェロマンのリニューアル作業をしているが、
上の写真を撮るために、このマシンを磨いていたら、
無機質な機械なんだけど、とても愛おしく感じた。


今日も「いきなりコーヒー」君は、
シャンシャンと軽快な音を立て、一生懸命焙煎してくれている。

と、日頃の感謝とウチのサイトの宣伝。
posted by わこう at 12:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 珈琲日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年07月04日

ストレス解消にガンプラ。

最近、いろいろと考え事が多く、テンパってきたので、
考えるのを忘れて何かに集中したかった。

そこで、先日ガンダムについての記事を書いたこともあり、数年ぶりにガンプラを作ってみた。


数年前に塗料や道具一式を揃えたので、いきなりスタート。


一部、塗料のふたが固まって、開かないものがあったが、
我が家のブラッシング手袋が、
こんなところでも役に立った。(笑)


集中すること半日。
メシも食わず、トイレにも行かず、一心不乱に作り続けた。


ついに完成!
陸戦型ガンダム1
陸戦型ガンダム。


陸戦型なので、塗装のハゲ、砂汚れ、スス汚れなんかも表現してみた。

陸戦型ガンダム2


小中学生のころは、とにかくプラモを作りまくって、
コンテストにも出品してみたりしていたが、
おんつぁんになってあらためて作ったプラモは、
出来はさておき、なんか新鮮な感動だった。

達成感や満足感があったし、
仕事以外で、こんなに何かに集中した事って無かったし。

これはいいストレス解消になりそうだ。


ただ、たぶん猫たちの餌食になるので、
原型をとどめているのは、あと何日なんだろう・・・。(泣)
posted by わこう at 20:10| Comment(3) | TrackBack(0) | プラモデル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年07月03日

UFO?

今日、仙台も日中いい天気で、梅雨なんて何処へやらだった。

夕方自宅に帰り、ベランダからの夕日がとてもきれいだったので、写真を撮った。


しかし・・・





UFO?


ベランダに出るのが面倒だったので、
サッシ越しに写真を撮ったら、部屋の電気がすっかり写り込んで、まるでUFOのようだ。


子供の頃、こんなトリックで撮影した写真を本で見て、

「スッゲェ〜!スッゲェ〜!」

と喜んでいた自分を、可愛いなぁと思った・・。
posted by わこう at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 普通の日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

三枚の座布団。

ここ最近、相変わらず我が家の3匹は、俺の居場所を占拠していたが、
先日実家に行ったときに、いらなくなった小さな座布団三枚をもらってきた。

もちろん猫たちのためだ。
なんて優しい飼い主なのだろう。俺。

な〜んて、俺の居場所確保のためなのだが。


早速、居間にこの3枚の座布団を置いてみた。
さて反応は・・・。

最初は一生懸命ニオイをクンクンと嗅いでいた3匹だったが、
俺は何気ない顔してテレビを見るふりしながら観察。

どうやら受け入れてくれたらしい。

まると座布団。
まるご機嫌の図。



きちと座布団。
きちご満悦の図。

おんつぁんに限っては、うれしさのあまりか、
心なしか気取っているようにも見える。

ふくと座布団。

おんつぁんのくせに・・・。
posted by わこう at 20:08| Comment(4) | TrackBack(0) | なぜか猫。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年07月02日

ケニア NDIMI うっかり。

先日、ケニア NDIMIについての記事を書いた。
バランスの良いテイストは、なかなかイイ感じだ。


先日、間違って焙煎済みの豆なのに、うっかりさらに焙煎してしまった。

一瞬「ヤバイ!」と思ったが、またそれも一興。
そのハプニングを楽しもうと思った。

浅煎りの設定だったので、比較的焙煎はキツくならず、
クセはあるが、なかなかイイ感じに仕上がった。


独特の甘さはそのままに、苦みがちょっと増したという感じ。
心なしか、コクも深くなった感じがした。


ある意味うれしい誤算ではあったが、
ただ、やはりこの豆を買った「がらしゃ」の店主が、

「この焙煎が美味い!」

と、自信を持って売っている豆だと思うので、
ちょっと申し訳ない気がした。

次回は間違えずにドリップしよう。
posted by わこう at 22:08| Comment(2) | TrackBack(0) | 珈琲日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年07月01日

デジカメ講座。

先日、仙台モーカルのデジカメ講座に参加した。

オンラインショップのオーナーさんのための、
商品をカッチョよく撮影するためのテクニックを、
プロカメラマンが指導してくれるという、大変ありがたい講座だ。

しかも、自分の持っているデジカメで指導してくれるので、
家に帰ってすぐに実践できる。

俺は最近購入したキスデジで参加。

目からウロコの「ほぉ〜・・。」という内容で、スゴイ楽しかった。


ちなみに現在、わたくしのカフェロマンをリニューアル作業中。
カッチョエエ写真を撮りたいと思っていたので、渡りに船だ。


早速家に帰って撮影してみた。

ウチのメイン商材である全自動コーヒーマシンと、珈琲豆、
そして、カップから湯気がたつ情景を、官能的に撮りたかった。

う〜ん・・・。

とにかく撮りまくったが、これがベストショットかなぁ・・。
う〜ん・・。イマイチ・・。

もう一度挑戦だ。
posted by わこう at 12:32| Comment(3) | TrackBack(1) | 珈琲日記。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする